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 バーニング・オーシャン 

マーク・ウォルバーグ、カート・ラッセル、ケイト・ハドソン、ジョン・マルコビッチ。

マイク・ウィリアムズ(マーク・ウォルバーグ)は、トランスオーシャン社の石油探査プラットフォーム、
「ディープウォーター・ホライズン」の技師長。
妻(ケイト・ハドソン)と小学生の娘としばしの別れ。
これから3週間のディープウォーター・ホライズン暮らしとなる。

娘の宿題の「パパの仕事」という作文で、マイクの仕事が説明され、缶コーラを使った逆流防止の説明がされる。
(一応伏線)

ディープウオーター・ホライズンは、船位保持機構を備えた半潜水式の台船で、海面に浮かんだまま深海の掘削ができる。
石油探査を目的とした調査船。

2010/4/10、マイクは、船長のジミー・ハレル(カート・ラッセル)、掘削調査依頼主であるBP社
(ブリティッシュ・ペトロリアム)の幹部2人らとともにヘリコプタ―でディープウォーター・ホライズンに向かう。
この時点で作業は43日遅れていた。

ディープウォーター・ホライズンはメキシコ湾上、66km沖にに浮かんでいた。
マイクやジミーがヘリポートに着くと、入れ替わりに作業員が帰っていく。

ジミーは、テストの様子を聞こうとしたが、ヘリの爆音でよく聞き取れなかった。
石油の試掘前に必要なセメントテストが行われたかどうか、ジミーはマイクに確認を指示するが、
どうもテストは行われていないようだった。
BP社の現場責任者、ビドリン(ジョン・マルコビッチ)が作業の遅れを理由にテストの技術者を帰してしまっていた。

ビドリンは試掘を指示するが、ジミーは負圧テストの実施を譲らず、ドリルラインの負圧テストが行われた。
その結果、異常な高圧が検知され、ジミーは作業中止を宣言する。
しかし、ビドリンは、計器の故障だとしてキルラインでの負圧テストを要求する。

ジミーはマイクと相談、キルラインの負圧テストを実施する。
その結果、一旦圧力は上がったものの暫くすると0になった。

ビドリンにせっつかれたコントロール室のオペレーターは、ジミーにテスト正常と報告、
作業が開始される。

しかし、一定量採取して止まるはずの泥水は全く止まらず、ラインから泥水が一気に噴き出してくる。

さらに泥水は噴出し、機材の破片が飛び散り、天然ガスが噴出して機関室に回る。
そしてついにはガスに引火、大爆発を起こす。

その後、爆発はさらに拡大、未曽有の被害の始まりとなる。

果たしてディープウォーター・ホライズンの乗員たちは無事に脱出できるのか。

**

冒頭、缶コーラに金属パイプを刺してはちみつで噴出を止めたものの、やがて噴出してしまう部分は
事故を示唆していたものと思われるが、鑑賞中は意味が解らなかった。

エンドロール。
マイク・ウィリアムズや、ジミー・ハレル本人、それに亡くなった(行方不明の)11人の顔写真が示される。

映画の心証的には、BP社のジョン・マルコビッチ演じる現場責任者の独断が事故原因かの様に見える。
確かに、安全より利益を優先させる態度とか、大丈夫だろうと高をくくってテスト不十分なまま作業を進めたことが、
事故を誘発したことは間違いないが、果たしてマルコビッチが悪いだけなのかどうかはよくわからない。

劇中では、事故はマイクやジミーの到着日か翌日くらいに起こったような感じだが、実際には4/20に発生しており、
もし彼らの出発が本当に4/10だとすると、到着して1週間以上経っていることになる。
だからどうということはないが、警報装置やらセンサーやらもう少し対策ができていたのではないか。
それともそれもこれもどうしようもないほど故障が多かったのか。
なお余談だがディープウォーター・ホライズンは現代重工業製だったらしい。

爆発のすさまじさや、火災の激しさ。
126人もの作業員がいて、よくぞまあ11人だけの犠牲で済んだな、というのが正直な感想だった。

はっきり言って事故の凄さだけが見どころであり、人間ドラマは薄っぺらい。
愛する妻や子も良くも悪くも何もできないわけで「状況がわからず、ただおろおろするだけ」

事故は当時世界的なニュースになり、事故そのものよりもその後延々と続いた原油の流出のほうが悲惨だった。
原油の流出は70万キロリットルになり、BP社の民間への補償金和解金は1兆円規模、
自治体や政府への和解金は約5兆円で、一部分割払いで、その支払いは2030年代まで続くそうだ。

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