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  ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ 

ジョシュ・ブローリン、ベネチオ・デル・トロ、キャサリン・キーナー、イザベル・モナー。

メキシコ国境近く密入国者を警戒中のヘリが発見し追い詰めるが、一人は警官を巻き込んで自爆する。
遺留品からはムスリムが礼拝の時に使う敷物が出てきた。

場面は変わってカンザス州のコストコで3人の男が次々と自爆。女子供を含めた大勢が犠牲になる。

一連の犯行はイエメンの過激組織がメキシコ経由で侵入したと見たCIAは
マット・グローバー(ジョシュ・ブローリン)に指示して、ソマリアで過激派のアジトを急襲。
イエメンからメキシコへのルートにメキシコの麻薬カルテルの船が使われたとの確証を得て、
CIAは麻薬カルテルがテロ犯をアメリカ国内に送り込んでいると断定し、反撃することになった。

マット・グローバーは対立する2つのカルテルを戦わせ自滅させるため、
コロンビアのアレハンドロ(ベネチオ・デル・トロ)を仲間に入れる。

まずはメキシコシティで一方の麻薬カルテルの弁護士を襲い射殺する。
そして、反対勢力のボスの娘イザベル・レイエス(イザベル・モナー)を拉致しテキサスに移送する。

さて、同時進行する話に密入国ビジネスを手掛けるメキシコの組織が出て来る。
アメリカに住むミゲル・ヘルナンデス(イライジャ・ロドリゲス)は、悪仲間に誘われ密入国組織に入る。

メキシコ警察と麻薬カルテルがつながっているシーンが展開されるのも伏線。

アレハンドロらは、偽装工作でイザベルを救出したように見せかけ、恩を着せてメキシコに帰すことに。

しかし、メキシコ入りしてすぐ、護衛のはずのメキシコ警察に襲われ、警察は皆殺しにしたものの、
イザベルに逃げられてしまう。
マット・グローバーはイザベルの追尾をアレハンドロに任せ、部隊の残りを急遽アメリカに帰還させる。

アレハンドロがイザベルを見つけ助けることはできるのだろうか。
一方、基地に戻ったマット・グローバーに下された意外な命令とは。

**

前作では非情なCIAエージェント(ジョシュ・ブローリン)と一匹オオカミのコロンビア人(ベネチオ・デル・トロ)の
違法な作戦に、戸惑い翻弄されながらも利用されるFBI捜査官(エミリー・ブラント)の目を通して、物語を紡いでいった。
ある意味、エミリー・ブラントの物語でもあった。
不完全燃焼の部分を残さずきれいに終わったので、この3人での続編はありえないと思っていた。

今作には、エミリー・ブラントは出ず、非情な二人が主人公だが、アレハンドロ(ベネチオ・デル・トロ)の過去が明らかになる。
その意味でもベネチオ・デル・トロの物語であったと言えるかもしれない。

話によれば「三部作」として考えられているようなので、次はジョシュ・ブローリンを掘り下げた物語になるのかもしれない。

非情さは相変わらずだが、表現は若干毒気が薄れたような気がする。

知ってか知らずか、相変わらずの不法移民(密入国)とそれらに紛れ込んだテロリストがいるのは
アメリカ大統領の代弁であるかのようだ。

展開に若干無理がなくはない。
イスラム過激派との戦いをメキシコの麻薬カルテル壊滅作戦に持っていくのはややこじつけ感がなくはない。
前作で対立組織の一つをつぶしてチャンチャンと思ったけどダメだったところから始まるという点では筋が通る。

アレハンドロやマットがイザベルを生かそうとした理由はよく理解できない。
アレハンドロが言っていたように「イザベルが組織に殺される」方が、CIAの思うつぼだ。
「子供に罪はない」「女子供は殺さない」としても、前作では非情にも撃ち殺していたではないか。

なお、ヘリの飛行音はかなりうるさい。
都市中心部であっても数キロ先のヘリの音はよく聞こえる。
車に乗っていたらわからないのか、低空飛行によってどの程度、音が小さくなるのかはよくわからないが、
あれだけ何もない荒野なら、逆にかなり遠くまで音が響くと思われる。


 

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