2006/1-4 鑑賞
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1月:4本(3)、2月:4本(2)、3月:6本(5)、4月:3本(1)、計17本(11)
 

カッコ内は試写会
  Vフォー・ヴェンデッタ 

マトリックスのウシャウスキー兄弟の脚本。
マトリックスのエージェント・スミス、ヒューゴ・ウィービングが仮面とマントに身を包んで、
反政府活動をする。

単なる勧善懲悪映画ではない。おそらく、好みのわかれる映画。

VENDETTAとは、復讐。
字幕では「血の復讐」vengeance(ヴェンジャンス=復讐)だ、と台詞でも言ってたね。

語彙からすると元はイタリア語か。「Vの復讐」てなとこですな。

第3次大戦の結果、超大国アメリカは没落し、イギリスの植民地に成り下がっていた頃。
(アメリカの名が出てくるのは実はここだけ。物語とは直接絡み無し。)

舞台はロンドン。市民に対する監視が行われている。

ある夜、エヴィー(ナタリー・ポートマン)は夜間外出が禁止されている中出かけるが、
途中で警ら隊に襲われる。
彼女を救ったのは、仮面の男「V」だった。

「V」は、TV局に押し入り自分の主張を放送させたり、裁判所を爆破する。

また、「V」は政府の要人を一人、また一人と殺害していく。

その中でエヴィーも「V」の行動に巻き込まれていく。

また、その不可解な行動。「V」は果たして政治犯なのか、異常性格者なのか。

そこには単なる反政府テロリズムではない、陰惨な過去の記憶があった。

「V」の秘密も明らかにされる。

語りが多いので、英語がもっとちゃんと判ればなあ、とつくづく思いました。

"Remember, remember, 5th November"

意味は通じるがちょっと字幕に違和感のあるところも。

「マスクの男に正体を聞くのかね」
「テロリストにテラー(恐怖)とはどういう意味か教えてやるのだ。」などなど。
字幕:雨宮健

ちょっぴり変かな、と思ったところ、

・時間経過の割りに髪の毛が伸びてない。

・あれだけの物量、金はどこから出ているんだ。

 

 


 ファイヤーウォール  

ハリソン・フォード主演のサスペンス。

ファイヤーウォールはご承知の通り、ITセキュリティの要で、外部からのアタックを防御するもの。

もちろん実際には外部との接点だけでなく、
社内のネットワークにおいても何重にもファイヤーウォールが設定されています。

(引き合いに出すのもなんですが)「ソードフィッシュ」のように外部から厳重なセキュリティを突破して、
と言うストーリーではありません。

また、全米公開の際、セキュリティがあまりにもお粗末との批判がありましたが、
それほど気になりませんでした。

セキュリティの強固さはストーリー上大して意味がないからです。

どんな強固な鍵でも鍵を作った人間には開けられてしまう、程度の意味合いです。

さて、支店が27程度の小さい地方銀行のITセキュリティ担当である、ジャック(ハリソン・フォード)。
支店が1200もある大手銀行との合併話に追われていた。

そんなある日、借金の取り立て屋が10万ドル近い借金を払えと言ってくる。
銀行のセキュリティが破られ、個人情報が盗まれたのか。

怪訝なジャックに、銀行の上司、ハリーがスポンサーのビルと独立話を持ちかける。
合併を機に銀行を辞め、ITセキュリティ会社を興そうというのだ。

ビル(ポール・ベタニー「ウィンブルドン」で落ち目のプロテニス・プレーヤー)は、
実は、ハリーを利用してジャックに近づいていた。

彼の狙いは銀行預金。

ジャックの家に押し入り、家族を人質にジャックに強盗の片棒を担がせようと言うのだ。

そしてその方法は強奪ではなく、ITセキュリティを逆手にとったジャックがいなくてはできない方法だった。

大手銀行のやり手幹部にT2のT−1000、ロバート・パトリックが出ている。
チャーリーズ・エンジェル・フルスロットルでもずいぶん老けたなと思ったが、
まだ50前なのに、しわくちゃだ。

敵役のポール・ベタニーは35歳、ハリソン・フォードは63歳。
スーパーヒーローでなく、ごく普通のサラリーマンもやるときゃあやるぜ、でも普通人だから辛いよね、
と言う演技なのだが、「辛そう」が演技に見えないところが見ていて悲しい。

ITセキュリティがテーマのような題名のつけ方だが、個人情報を盗むにの盗撮やらごみあさりやら、
手法がずいぶんと古典的だ。

最大の欠点は、犯人一味が単なる金目当ての集団だということ。
もし、あれほど用意周到に訓練され、組織され、役割分担して(=互いを信用して)行動するのなら
もっと確固とした結びつきがいるだろう。

そうでなければ、犯人の親玉にものすごいカリスマ性があるか、だ。

今回の設定程度の結束なら、一人が殺られた段階で残りの何人かは逃げるよ。

 

 


  トム・ヤム・クン  

映画は、「マッハ!!!」をごらんになった方なら判ると思うが、
CGなし、ワイヤーなし、代役なし、早回しなし、のスーパーアクション映画。

マッハのときは、村に伝わる仏像を探しに行くが、今度は動物の象。

象使いの家に生まれたトニー・ジャーは子供の頃から象と仲良し。
小象とも兄弟のようにして暮らしていた。

「水かけ祭り」の日、王に献上する象を選ぶため、村の名士に象を預ける。
しかし、そこには象泥棒の一味がいた。
象を預けるのを止めようとするが、小象もろとも連れ去られてしまう。

トニー・ジャーは、象の親子の行方を追って単身オーストラリアへ。

場所はシドニーのタイ・タウン(チャイナ・タウンのタイ版)
中国マフィアも暗躍する地域で、動物の密輸入が行われているらしい。

温情家のタイ人警官、強権捜査のオーストラリア人警部、タイやくざも絡んで、
トニー・ジャーの象探しは果たしてうまく行くでしょうか。

ストーリーは一応ちゃんと出来ていますが、ストーリーを楽しむ映画ではありません。
とにかくアクションはすごい。
絶対誰か怪我してる。
それも擦り傷や打ち身といった生易しいものではなく、
脱臼、捻挫は当たり前、骨折している人も大勢いるのでは。

ムエタイ、エンドロールではマーシャルアーツと出てたけど、
三角飛び、バク中、飛び蹴り、等々ものすごい空中殺法。
そこまで出来るか。

大勢対トニー・ジャー、倒した相手が復活しないように
関節技てんこ盛りで敵が立ち上がれないようにします

トニー・ジャーは、国分太一の背を高くしてタイ人にしたような風貌。
悪役にロナウジーニョ、カルーセル麻紀によく似た人が出ます。

 

 


  寝ずの番   

邦画、コメディ。

日本映画の父、マキノ省三の孫に当たる津川雅彦がマキノ姓を名乗って監督した作品。

落語家の師匠、長門裕之、元芸者でその妻、富司純子。

一番弟子、笹野高史。
息子で二番弟子、岸辺一徳、その妻、土屋久美子。
その下の弟子で主役、中井貴一、その妻、木村佳乃。
若手の弟子、木下ほうか、と、田中章、その妻、真由子。
ちなみに真由子は、津川雅彦、浅岡雪路夫妻の愛娘。

師匠、長門裕之は手術の甲斐も虚しく、死期が迫る。
弟子が、最後の望みを聞くと「そ、そそが見たい。」と言う。

「そそ」は京都弁で女性器のこと。
一計を案じた笹野高史は若い女性のオソソを、と木村佳乃に白羽の矢を立てる。

中井貴一に説得され、覚悟を決めた木村佳乃は、病床の師匠に「オソソ」を見せるが、
師匠は「そとが見たいというたんじゃ、あほ。」と言い残して死ぬ。

通夜の席、妻と弟子とその妻たち、それに落語作家の石田太郎、親戚の蛭子能収が集まって、
師匠の昔話に花が咲く。

褒め、けなし、泣き、笑い、けんかし、仲直りし、
終いには師匠の遺体を担ぎ上げて、落語の「らくだ」よろしく死人(しびと)のかんかん踊りまでやる。

通夜の寝ずの番は文字通り、寝ずの番となって、朝まで続くのだった。

しかし、話はこれで終わりではなかった。

続いて、一番弟子の笹野高史が脳卒中(くも膜下出血)で死んでしまう。

通夜には、桂三枝、笑福亭鶴瓶、浅岡ルリ子、米倉涼子、中村勘三郎、らもやってくる。
そこの寝ずの番でも弟子たちの寝ずの番が続く。

しかし、さらに不幸は続き、三度泣き笑いの「寝ずの番」が執り行われるのだった。

開場は初っ端から笑いの渦。
かなり下ネタ満載で未成年には向かないけれど、若い女性も馬鹿笑いしてたな。

笹野高史の通夜の弔問客(上記5名)のシーンはもっとさらりと流した方がよかった。
特に勘三郎と米倉涼子の名をわざわざ呼ぶ必要は無い。

そのほかにも少し間延びしているシーンもないことはないけど、
悲しいけれど可笑しい、可笑しいけれど哀しい感がよく出ていた。

富司純子、「冨司」だと思っていたが「富司」になっている。変わった?もともと?
いい歳だけど、仕草は可愛いね。ツボを知ってるって感じ。

中井貴一、木村佳乃、土屋久美子、富司純子は三味線がちゃんと出来るようだ。
中井貴一の歌がうまいのにはびっくり。

それに比べて堺正章。登場人物の中で最も関西弁が変。抑揚がなってないし、喋りが遅すぎ。
最初は広末涼子みたいに関西ではなく四国訛りなのかと思ったくらい。
さらに三味線ができてない。弾けないのならせめて持ち方(左手)位ちゃんとせよ。

なお、蛯子能収は標準語で関西弁はしゃべりません。

 

 

 

  プロデューサーズ   

ミュージカル・コメディ。

1968年の同名映画のリメイクで、2001年以来のロングラン・ブロードウェイ・ミュージカルの映画化。

「ゴジラ」「ラストショット」のマシュー・ブロデリック、もともと舞台で有名なネイサン・レイン、
「キル・ビル」「ペイチェック」のユマ・サーマン、「エルフ」「奥様は魔女」のウィル・フェレル、他。

ウィル・フェレルの身長は190cmとも192cm、196cmと書いてあるところもある。
(6ft3in〜4ないし5in)
ユマ・サーマンは178cmから183cmと書かれている(5ft10in〜6ft)

マシュー・ブロデリック(173cm)、ネイサン・レイン(ほぼ同じ)の2人がチビに見える。

ブロードウェイのプロデューサー、マックス・ビアリストック(ネイサン・レイン)は、
最近落ち目で芝居が全く当たらない。今日も老婦人から小切手を巻き上げて凌ぐ生活だ。

会計士のレオ・ブルーム(マシュー・ブロデリック)は帳簿をチェックするうち、
当たらないほうが儲かることもあると気づく。
それは金を集めるだけ集め、わざと芝居を失敗させ、金は使いきったことにして配当を返さず、丸儲けすること。

もちろん帳簿をごまかすのだが、レオにはとてもそんな度胸は無い。

しかし、会計事務所勤めが嫌になり、プロデューサーになりたい野望に負けて、マックスと組むことに。

ナチかぶれのウィル・フェレルの書いた最低の台本を、
ゲイ(ホモと陽気の両方の意味有り)で最低の演出家ロジャー(ゲイリー・ビーチ)の演出で、
ブロードウェイで上演することに。

突然事務所にオーディションにやってきた、長身のスエーデン美女ウーラ(ユマ・サーマン)も採用し、
後はマックスが老有閑マダム達から金をせしめるだけ。

その後オーディションなどが有り、結局ヒトラー役はウィル・フェレルになり、舞台は初日を迎える。

と、ここまでは予定通りだったが、
景気付けの「脚を折れ=Break your leg」でウィル・フェレルが本当に脚を折り、ゲイリー・ビーチが代役に。

開演、案の定観客の反応は最悪、早々と席を立つ客も出る。
しかし、ゲイリー・ビーチの登場で客の雰囲気は一変、舞台は大成功になる。

すっかり思惑が外れたネイサン・レインとマシュー・ブロデリック、ウィル・フェレルも怒鳴り込んで大騒ぎ。

この後どうなるのか、結局は大円団となるのだが、二転三転有り最後まで楽しめる。

ユマ・サーマンってあんなに可愛かったか。細身で長身で、さすが元ファッションモデル。
本当にスウェーデン出身って知らなかった。
ロング・トール坂下千里子(胸はずいぶん違うけど)に見えなくも無い。

マシュー・ブロデリックって優男(やさおとこ)だと思っていたけど、結構胸板は厚そうだ。

歌がアフレコで、ちょっとばかり口と合っていないところが無きにしも非ずだけど、
みんな歌も踊りもいけますね。

ウィル・フェレルもちっとも浮いてなかったし、ゲイリー・ビーチもロジャー・バートもよかったね。

久々に楽しい映画で、開場は笑いに包まれた。
エンドロールの最後まで楽しめました。
絶対に席を立たないこと。

ところで最後の最後に出てきたのは、オリジナルの脚本家でこの映画のプロデューサー、メル・ブルックス?

 

 


オリジナル(1968) 

  サウンド・オブ・サンダー  

タイムトラベルを主題にしたSF。

まず、この種の映画の場合、タイムパラドックスが生じてしまうことが多いのですが、
この映画でもその矛盾に答えていません。

幾つか突っ込みどころはもちろんあるのですが、それはそれ、どんな映画でもあることですし、
制作費8千万ドル、アメリカ国内興行収入2百万ドル、1週目こそ百万ドル稼いだものの、
その後の落ち込みが激しく、2週間で9割の館が上映を止めたほどひどいとは思えません。

松竹も買ってはみたもののアメリカでのあまりの惨状に上映をためらっていたのではないでしょうか。

時は2055年のシカゴ。

マイノリティ・リポートの1年後にしては、車がダサい。
交通はすんげえ危ないし、轢かれたり事故ったりしないか心配になった。
電車も普通。
とても50年後とは思えん。

建物のデザインは結構斬新ぽいが、これも今とあまり変わらず、高いだけと言えなくもない。
(似た建物は今もある)

それはともかく、タイムサファリ社はタイムトラベルを実現し、恐竜ハンティングを事業としている。

ん?
過去へ行って恐竜をハンティングするなんて過去を変えることそのものじゃん、と思ったあなた。
そこはちゃんと考えてあります。

まず、殺す恐竜はハンティングしないでも、すぐ後に死ぬ運命にあったものを選び、
しかもその直後に火山の爆発があって火砕流で恐竜もろとも燃え尽きてしまうような場所。

さらに、ツアーは毎回同じ場所同じ時刻へ遡って同じ恐竜を撃つことにしている。
(実はこれにはストーリー上、決定的な矛盾があるが、気づかないことにして目をつぶってね)

弾は液体窒素弾で、金属などが残らないようにしてあります。
土にも触れなくて済むようになっている。

ところがある日、準備中に担当者のミスで銃に液体窒素がかかり、回路がショート。
気づかないままタイムトラベルし、あわや恐竜にやられそうになる。

クライアント、メンバーとも危うく難を逃れるが、戻ってきた翌日いやに暑い。
その後もタイムウェーブとともに段々とひどくなる異常。

果たして何が起こったのか、何か過去に影響を与えたのか、
そしてそれは元に戻すことが出来るのか。

あまり深く考えないで見るといいかも。

 

 

 

ナルニア国物語 第一章:ライオンと魔女(とワードローブ)

時は第2次大戦の真っ只中、ドイツ軍の空襲に晒されているイギリス(たぶんロンドン)
父親が出征しているぺペンシー家では、4人の子供を田舎へ疎開させることになった。

長男のピーター、長女スーザン、次男エドモンド、末っ子の次女ルーシーの
疎開先は親戚ではなく気難しい家政婦マクレィディのいるプロフェッサーの邸宅だった。

このあたりは多分強制疎開で政府等の指定で疎開先が決まっているのだと思われる。
クーム駅(COOMBE HALT)クームって峡谷の意味もありますが、関係あるかな。

翌日は雨。
気を紛らわせるために始めたかくれんぼで、ルーシーがたんすの奥に見つけたのは、
雪に覆われた世界だった。
ルーシーはヤギの下半身を持った半身獣フォーン(Faun、ファウヌス、牧神)に会い、
部屋に戻ってそのことを兄弟たちに告げるが、誰も信じない。
もちろんたんすには何もない。

その夜、次男のエドモンドはルーシーの後を追ってたんすに入り、雪の世界へ。
ナルニアの女王を名乗る白い魔女(ティルダ・スウィントン)に会い、
兄弟を連れてくれば王にしてやると言われる。

次の日、4人は外でクリケットをしていて、窓のステンドガラスを割ってしまう。
マクレィディに叱られると思った4人は、焦って「例のたんす」に隠れ、
奥へ行こうとして雪の世界に出てしまうのだった。

ここまでで、何分くらいだったかな。
とにかく第1章でもあり、丁寧に背景の説明がなされます。

そしてここから冒険が始まるわけですが、後は映画館でご覧ください。

*

4人兄弟姉妹、可愛いところもありますが、基本的に美少年美少女ではありません。
4人の活躍は良いとして「4人とも、、、」は、ちょっと違和感がありますが、
C.S.ルイスは自分の孫達をイメージしたようですね。
あの結末では、普通なら後々絶対けんかになると思いましたが、
ファンタジーなので良しとしましょう。

アスランはアスロン(Athlon)かと思っていたら、Aslanだそうで、ライオンですね。
声はリーアム・ニーソンです。

ティルダ・スウィントンの憎たらしさが光ります。
コンスタンティンの天使ガブリエルですね。
大天使ガブリエルと同じ名のハーフ・ブリード、とキアヌ・リーブスに言われます。

広大な撮影現場は相変わらずニュージーランドですね。
これだけ豊かな自然があるのはうらやましいです。

さまざまな想像上の生き物が出てきます。
ケンタウルスやミノタウルスも出てきます。

また、キャラクター(クリーチャー)だけでなく、
武器や防具、よろいなども大変手間隙掛けて作られていて、
公開前は制作費の多さ(1億8千万ドル)に他人事ながら心配したものですが、
余計なお世話だったようです。

原作は7部作なので、続編が楽しみです。

 

 


 イーオン・フラックス   

ジャスコのイオン、英会話のイーオンとおなじスペルですが、何の関係もありません。

主人公の名前です。MTVの短編アニメからきています。

イーオンに扮するのは、アカデミー女優、シャーリーズ・セロン。
自慢の金髪を真っ黒に染めての熱演です。

監督は日系女流のカリン・クサマ。どうりで、女性陣がやたらかっこよく描かれています。

物語は、軽く背景の説明から入ります。
2011年、ウィルスによって人類の99%が死亡。
トレバー・グッドチャイルドが開発したワクチンによって残り500万人が生きながらえる。
人類は、汚染された外界から隔離されたブレーニャに住むことになる。

ン? ユアン・マクレガー、スカーレット・ヨハンソンのあの映画の設定と少し似ているような気も、、、

400年後、トレバー・グッドチャイルド8世(マートン・ソーカス)の統治するブレーニャでは、
人々は自由を奪われて暮らしている。
政府を倒し、自由を獲得しようとする反政府組織、「モニカン」の戦士、イーオン・フラックスは、
政府のモニカン監視装置を破壊するが、妹のユーナがモニカンと勘違いされ警察組織に殺されてしまう。

1年後、内部のスパイからの情報をもとについにイーオン・フラックスにトレバー暗殺の命が下る。
イーオンはシサンドラ(ソフィー・オコネドー、足が手に改造されていてキモい)とともに暗殺に向かう。

イーオンはトレバーを暗殺する絶好の機会になぜか不思議な感情に襲われて暗殺に失敗、逮捕される。
トレバーも自分を狙う暗殺者を殺さず監禁するだけ。

そこにはボローニャの歴史に隠された秘密があったのだ。
そしてこの暗殺計画には、陰謀も仕組まれていた。

イーオン・フラックスは果たして暗殺を成功させることが出来るのだろうか。
ボローニャ、そしてトレバーやイーオン自身にも隠された秘密とは。

ということで、シャーリーズ・セロンが、背中にハンドガン、妖しげな衣装で敵地に乗り込み大活躍。
日系監督だからでしょうか、掘りごたつ(風)のテーブルや、番傘、忍者っぽい装束、武器も忍者っぽい。

ラスト近くの乱射シーンは、Mr.&Mrs.スミスをちょっと思い出した。

かっこいい強い女性にあこがれるヤングレディにお勧めかも。

 

 


 ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!    

2006年第78回アカデミー賞長編アニメ部門受賞作品。イギリス映画。

発明家ウォレスと忠犬グルミットは畑を荒らすウサギ対策会社を経営して暮らしている。

顧客の菜園にウサギが出ると警報が鳴り、ウォレスとグルミットが車で駆けつけウサギを退治する。

とはいってもウサギを殺したり食べたりするわけではなく、捕まえて自宅地下室で飼っている。

町では年に一度の巨大野菜コンテストのために、人々が家庭菜園で精魂込めて野菜を栽培している。

あと数日でコンテスト開催と言うそんなある日、
コンテスト主催者のレディ・トッチントンのお屋敷に大量のウサギが出現。
ウォレスは新兵器で全てのウサギを確保する。

あまり多くのウサギを捕まえてしまい、餌も大変!なので、
ウォレスは発明品でウサギを野菜嫌いにして、めでたしめでたし。

と思ったら、その夜、正体不明の巨大ウサギが出現、そこらじゅうの畑を荒らしまくる。

ウォレスは、グルミットに手伝わせ、新兵器でこの巨大ウサギを捕まえようとするが、
そこには意外な事実があった。

さて、ウォレスはこの巨大ウサギを退治することは出来るのだろうか。
そして、巨大野菜コンテストは無事に開催できるのだろうか。

トッチントンの財産を狙うビクターも絡んで物語りはハラハラドキドキの展開を見せる。

吹替えの声、ウォレス:萩元欽一、レディ・トッチントン:飯島尚子、ビクター:大川透、他

クレイの動きはすばらしいが、表面に筋(へらの跡?)が目立つ。
それはそれで味なんだろうけどね。

キャラの顔つきはどれも可愛くない、それもまた味なんでしょうけど。

原題は、「WALLACE & GROMIT IN THE CURSE OF THE WERE-RABBIT」

WERE-RABBITとはウサギ人間(WEREは狼男などの「男」に相当する言い回し)です。
「ウサギ男の呪い」てなところですな。

 

 


 ジャーヘッド  

ジャーヘッドは海兵隊員のこと。ジャーの頭(ヘッド)の様に丸く刈り上げているから。

ジェイク・ギレンホール、ピーター・サースガード、ジェイミー・フォックス、クリス・クーパー。

大学へ行くか海兵隊に入るか迷った挙句海兵隊を選んだスオフォード(ジェイク・ギレンホール)
新兵訓練ではしごきまくられる。

ペンドルトン基地に配属になり、サイクス曹長(ジェイミー・フォックス)の指揮の下、
60名の中から狙撃兵8名を選ぶことになり、訓練はますます過酷になる。
訓練中死亡するものも出る。

狙撃役は確認役とのペアのチームを組む。8人とは4チームだ。
スオフォードとトロイ伍長(ピーター・サースガード)もその8人に選ばれる。

スオフォードの射撃の腕前はピカイチ、百発百中だった。

1990年、基地内で「地獄の黙示録」を見ていた兵たちに突然放送で告げられたのは、
イラクのクウェート侵攻に対抗するアメリカのサウジアラビア派兵だった。

どうせ、1、2週間で片がつくと軽い気持ちで砂漠に乗り込んだスオフォードら5000人。

すぐにも戦争が始まりそうだったが、国際交渉のため、彼らはサウジアラビアで待機させられる。
待ちの間は訓練ばかり、仮想の標的に手榴弾を投げ、仮想の地雷を除去し、無人の砂漠を偵察する。

時間ばかりが過ぎ、スオフォードたちの苛立ちが増していくとともに派遣された兵の数も増えていく。
11万、39万、そして57万人。

ついに、オペレーション・デザート・ストーム(砂漠の嵐作戦)が開始されるときが来た。
イランとの開戦。

砲撃を受ける中、進行が始まった。
味方の誤爆を受けたり、らくだを連れたアラブ人一行と出合ったり、おびただしい数の焼け焦げた車と死体。

イランの油田への放火の中、黒い油の雨を受けながら進む。

どこまで行っても敵はいない。ただ歩き進むのみ。

そして、4日目についに中佐(クリス・クーパー)からの直接の指令が下る。
空港管制塔にいる敵の将校の狙撃命令だ。
トロイとスオフォードは敵前に接近、そのスコープの中に敵の将校を捕らえるが。

訓練で死亡する新兵や、黒焦げの死体は出てくるが、戦闘で死ぬ場面は出てこない。
訓練され良くも悪くも期待を募らせて戦場に赴いた狙撃兵は結局一人も殺さないまま帰国する。

しかし、帰国して歓迎されてもなお、孤独感はぬぐえない。

アンソニー・スオフォード自身の書いた実録小説「ジャーヘッド-アメリカ海兵隊員の告白」の映画化。

字幕に若干ケチをつけると、

ひとつは部隊名などのアルファベットをフェネティックコードで呼んでいるのに、字幕は混在していた。
例えば、台詞が"Alhpa-Golf-Echo"のところ、字幕は「アルファGエコー」のようになっていたが、
「アルファ、ゴルフ、エコー」とするか「AGE」あるいは「A−G−E」とするのが正しい。

このフェネティック・コード、無線で「A(エー)」と言ったのでは「エー」なのか、「ケー」なのか。
聞き間違いを防ぐため、Aはアルファ、Kはキロというように言い換え方が決まっている。

この言い換えは日本語にもあるよ、「アサヒのア」「イロハのイ」「ウエノのウ」などと決まっている。

もうひとつは、階級の呼び名。
これは字幕が正しいのだが、日本には海兵隊がないし、軍隊の階級になじみが薄いので、
その階級がどの程度の位置にあるのか判りにくい。

例えば、Private(字幕は新兵、これはこれで正しいが)、新兵は階級らしくない。
自衛隊なら三等(陸海空)士になるのかな。
三等兵くらいにしとけば(意訳になるけど)いいかも。

ジェイミー・フォックスは、Staff Sergeant(=三等曹長)自衛隊で言えば三等(陸海空)曹だろうか。
Sergeant(=軍曹)のひとつ上である。

なお、「プライベート・ライアン」のプライベートも階級のことだが、こちらは陸軍なので新兵ではなく兵。
下から2つ目なので、自衛隊ならニ等陸海空士といったところか。

 

 


 シリアナ   

主演は誰?

ジョージ・クルーニーでもマット・デイモンでもクリス・クーパーでも、ジェフリー・ライトでもない。
じゃ、アレクサンダー・シディグ、マザール・ムニールでもないし、
結局主役はいないと言うか、みんな主役?
そんな映画です。

アラビア語が飛び交い、実はアラビア語以外の言葉も飛び交うのだが、違いすら判らん。
みんなヒゲで白い服のため同じように見えるし、
さらにイラン人、エジプト人、パキスタン人の違いも判らん。
腰をすえて人物を追わないと判らない。

エピソードが入り組んでいるので、
実際の映画のストーリー順とは若干前後しているかもしれない。

CIAのアラブ工作員、ボブ(ジョージ・クルーニー)は、
ミサイル2本の取引で1本はテロリストとともに爆破に成功するが、
1本は持ち去られてしまう。

アラブ某国のペルシャ湾での石油採掘権を中国と争い、
敗れたアメリカの石油メジャー(コネックス社)は、
カザフスタンでの採掘権を得た小石油会社(キリーン社)との合併を目論んでいる。
これには、アメリカ司法省がキリーン社による不正があったとにらんでいて、
その摘発とコネックス社との合併は阻止したいと考えている。

ベネット(ジェフリー・ライト)は企業の顧問弁護士で、
合併を成功させるために司法省と裏取引を画策している。

一方、中国に採掘権が移ったおかげでパキスタンからの出稼ぎ労働者は職を失い、
エジプトの金持ちに拾われて、自爆犯の告白ビデオを見たりしながらそこで働く。

アラブ某国の王子、長男のナシール王子は改革派。中国に利権を売った張本人。

ブライアン(マット・デイモン)はエネルギーのアナリストでTVの経済番組への出演に辟易していた。
ナシール王子のパーティに参加して事故で息子をなくし、その代償にナシール王子のコンサルタントになる。

弟のメシャール王子は親米派、ナシールに反目し、トップになりたいと考えている。
ベネットのボスで中国から利権を取り戻したいホワイティング(クリストファー・プラマー)は、
メシャール王子を裏で後押しし、後継者に仕立て上げようとする。

淡々と物語は進む。

エジプトの金持ちは単にお情けでパキスタン人を雇ったのではなく、
冒頭に出てきたミサイルを手に入れていて、彼らを自爆要員として育成していた。

ボブはいったんデスクワークに着くが、ナシール王子の暗殺を指令され、アラブに向かう。
しかし、裏切り者の現地工作員にだまされ、暗殺に失敗、CIAからも見捨てられ、
ナシール王子に陰謀をばらそうとする。

ナシール王子は、アラブの民主化を進め、男女平等、開かれた政治を目指し、
そのために石油をメジャーから取り戻し利用したいと思っている。

ベネットと司法省の裏取引はうまく行き、コネックス・キリーン社が誕生、
王にうまく取り入り、メシャール王子を立てて、中国から利権を取り戻し、
CIAはナシール王子の暗殺計画をあきらめていなかった。

そして、ボブとナシールとブライアンが出会うところには、何がある。
さらに出稼ぎパキスタン人は、どうするのか。

物語は連綿と続き、世の中は何事もなかったかのように続いていくのだ。



マット・デイモンの妻役はアマンダ・ピート、「隣のヒットマン」などに出ている。
ぱっと見、バック・トゥ・ザ・フューチャー(2、3の)ジェニファー(エリザベス・シュー)かと思った。
エリザベス・シューの方は、ずいぶんほっそりして、「ハイドアンドシーク」で殺されてしまう。

 

 


  アサルト13 要塞警察  

「テイキング・ライブス」で異常性格の犯人をやったイーサン・ホークと、
「マトリックス」のモーフィアス、ローレンス・フィッシュバーンの共演。

初っ端、ヤク中でヤクの売人としてイーサン・ホークが出てくる。
あれっ良い役じゃなかったっけ、と思っているとこれは囮捜査だった。
しかし、それはばれ、銃撃戦で仲間の刑事2人を死なせてしまう。

8ヵ月後、イーサン・ホークは巡査部長として13分署に勤務している。
老朽化した13分署は年末で閉鎖され、署員は21分署に移ることになっていた。

ローレンス・フィッシュバーンは教会で私服刑事からの提案を断り、殺されそうになるが、逆に殺す。
しかし、教会を出たところで捕まり、大晦日に監獄に護送されることに。
つまり、ローレンス・フィッシュバーンは悪い奴という設定です。

おりしも最後の日の13分署では、ローニック巡査部長(イーサン・ホーク)のほか2人の警官とお色気事務員が、
後片付けと新年を迎える準備をしていた。

その夜はすごい吹雪で、護送のバスが先へ進めなくなり、13分署で待機することになり、
容疑者3人とビショップ(ローレンス・フィッシュバーン)を留置場に入れる。

13分署の3人と護送バスの運転手と護衛役の2人の警官、
さらに吹雪で車がエンコしたセラピスト(マリア・ベロ、シークレット・ウィンドウのジョニー・デップの妻)が、
新年を迎える頃、外部からの侵入者があり、早速1人の警官が射殺される。

それはビショップを救出に来た彼の仲間ではなく、殺しに来た武装警官だった。
なぜ、警官が警察署を襲うのか、容疑者を抱えて圧倒的な武力を持った敵と対峙したローニックらは脱出できるのか。

と言うことですが、まずまずでしたね。(但し、台詞は下品で、fuckin'の連発)

ところで、要塞警察とはピンボケな副題ですね。
冒頭に書いたように13分署は老朽化して廃止(閉鎖)になるのに、要塞のはずがない。
何度も何度も簡単に侵入されるが、これを何とかぎりぎりのところでかわして行くと言う筋なんです。

原題は、"Assault on Precinct 13"「13分署への攻撃」と言ったところでしょうか。まんまやんか。

 

 


 

 フライトプラン  

よかったんだか、悪かったんだか。

ジョディ・フォスターの鬼気迫るまでの演技は見事でした。
ショーン・ビーンもよかったな。

ピーター・サースガードは前半はよかったけど、
筋書きが観客に発表されてからはいまいちだった。

もう一度みたい!とは思いません。一度で十分。

ネタばれになるので細かくは書きませんが、
最後の対決シーンの後のあのスイッチは押してはいけません。
証拠隠滅になりますし、だいいち犯罪行為です。

派手なシーンがひとつもないとまずいと思ったのでしょうか。

最後までわからないのがやはりなぜ娘がいなくなる必要があったのか。
旦那はともかく、娘を巻き添えにする必要はなかったのでは。

それから、こういう映画の場合、
謎が解けた、真実はこうだったんだ、あの人はああだったんだ、
まではいいのですが、

あれだけのことをしておいてなぜ罪に問われないんでしょうか。
目的が正しければ何をやっても良いわけではないでしょう。

最後にもう一言「君こそあのアラブ人に謝りたまえ。」

 

 


  ミュンヘン  

スティーブン・スピルバーグが監督した問題作。

「トロイ」のヘクトルとしてブラピのアキレスと一騎打ちを演じたエリック・バナが、
イスラエルの特殊部隊モサドの暗殺隊のリーダー、アヴナーを演じる。

5人の暗殺チームは、リーダーのエリック・バナのほかに、
「ロード・トゥ・パーディション」「トゥームレイダー」のダニエル・クレイグ、
「トゥームレイダー2」「オペラ座の怪人」などの大御所、キアラン・ハインズ、
「クレムゾン・リバー」「ゴシカ」のマチュー・カソヴィッツ、
「二人のロッテ」などのハンス・ジシュラー(ハンス・ジッヒラー)。

モサドの幹部に「パイレーツ・オブ・カリビアン」などのジェフリー・ラッシュ。

物語は、1972年のミュンヘン・オリンピック選手村。
何人かの男が塀を乗り越えて選手村に入り、イスラエル選手を人質にする。

このあたりは、(たぶん本当の)TVニュースなども織り交ぜて語られる。
当時の西ドイツ政府は、要求を呑んだ振りをして逃亡用の飛行機を用意。
空港で犯人を全員射殺するが、人質9人も全員死亡してしまう。

イスラエル政府はこのテロを計画した11人を特定し、特殊部隊モサドでチームを編成し、暗殺を画策する。

5人はイスラエルから金銭的支援は受けながら、身元の保証も安全保障もなく、ターゲットを殺していく。

最初は銃を撃つのをためらって(結局は撃つのだが)殺害に手間取っていた彼らも、
徐々に慣れるとともに、逆に人間性を失っていくのだった。

CIAやKGBも絡んで、暗殺チームの任務はいったいいつまで続くのか。
また、パレスチナも報復を行い、報復合戦となる。この戦いに終わりは来るのだろうか。

久しぶりにシリアスな映画を見ました。
「そんなこと無いやろー」と突っ込めるような部分はなかったです。

射殺、流血などの残酷シーンや爆破、撃ち合いのシーンもありますが、
全体に派手な演出ではなく淡々と事実を見せている、風に作られています。

「シンドラーのリスト」「プライベート・ライアン」がチラシに取り上げられていますが、
(スピルバーグ映画ではないが)「戦場のピアニスト」のリアリティに近い物を感じました。

ただ、このいがみ合いはわれわれが一朝一夕に論じたり理解できるものではなく、
どちらがいいとか悪いとか、正しいとか間違っているとか言える代物ではありません。

スピルバーグは、殺し合いでは解決しない、ということを言いたかったのでしょうが、
平和ボケの日本で通じるかどうかは難しいところです。

この映画が全てではありません。
事件の背景を知れば知るほど辛くなる映画です。

なお、日本赤軍岡本公三らによるテルアビブ空港乱射事件も関係しています。
気になる方は、モサド、PFLP、ミュンヘン事件、テルアビブ事件などで検索してください。

 

 


 ナイト・オブ・ザ・スカイ   

KNIGHT of THE SKY のつもりなのでしょうが、原題はフランス語なので、ピントがずれているかどうかすらわからない。

出だしはイギリスでの航空ショーなので英語の台詞ですが、本体はフランス空軍の物語ですから、
ほとんどの台詞がフランス語でもっぱら字幕が頼りでした。

監督は「TAXi」のジェラール・ピレスということですが、よく知りません。

主役のブノア・マジメル、見たような気もするし、と思ったら「クレムゾン・リバー2」の若手刑事、レダだそうで。
ヒゲのせいか、髪型のせいか雰囲気違うね。

準主役のクロヴィス・コルニアックはローワン・アトキンソンに雰囲気が似ている。

物語ので出しは、イギリスで行われた航空ショー。

各国の軍事関係者や武器商人の前で、フランスのミラージュ2000が、会場から飛び去り姿をくらます。
おりしも訓練飛行から帰投中のマルシェリ(ブノア・マジメル)と、ヴァロワ(クロヴィス・コルニアック)が捜索開始。

程なく、ミラージュ2000を発見する2機だが、ミラージュ2000はヴァロワを攻撃しようとする。
ミサイル発射を寸前で検知、マルシェリはミラージュを撃墜する。

しかし、パイロットはフランス空軍のベテランで防空システムをチェックするためのおとり行動だったというのだ。

その頃、フランス空軍基地にアメリカ人女性パイロット2名が訓練のためにやってくる。
一人は、マルシェリの「元カノ」。

マルシェリとブァロアは訓練は続けるものの、結局ミラージュ2000撃墜の責任を取らされ除籍になってしまう。

しかし、それはフランスとアメリカの戦闘機の中東輸出のためのデモンストレーション飛行(競争)を行うため、
特殊部隊が策略で除隊させたのだった。

除隊後、遊覧飛行で生計を立てていた2人にこのデモ飛行のパイロットのお誘いが来た。

名誉回復のため、参加を決意するが、それは新たな陰謀の罠だったのだ。

実際の航空機にカメラを持ち込んで撮影したらしい。
ちょうど車の「ドライバーズ・アイ」てなところですな。
CGに比べカメラアングルが限定されてしまうが、リアリティは増す。

平行して飛ぶ機からの撮影(と思われる)映像も迫力。
排気が渦を巻くところなどはCGではこうは行くまい。

ステルスのただ目が回る飛行よりはよほど真実味がある。

しかし、迫力はともかく、時間の経過がわかりにくかった。

1年以上の長い時間経過の中で、陰謀が仕掛けられ、それが暴かれ、さらに事態が進展していくのだが、
映画を見る限りそんな長い時間が経ったと思えない。

ほんの1、2ヶ月のことのようだ。季節の移り変わりが表現されてなかったからかもしれない。

シーンの切り替わりで特に不自然な(つながっていないような)感じがした。

フランス語が判ればもう少し時の流れが感じられたかもしれないが、
「私は日本人です、フランス語はしゃべれません。」位しかしゃべれないので残念ながら判りません。

それと会場の特性かどうか知らないが、スクリーン中央のピントが甘く、ぼけていたのが残念だった。

一応「よく出来ました」にしておくがちょっと微妙。

 

 


 THE 有頂天ホテル   

三谷幸喜監督脚本。オールスター総出演。フジTVと東宝の共同制作。

大晦日のホテルを舞台にさまざまな人間模様を同時並行的進行で描いていく。
「グランドホテル方式」というらしい。

1932年の同名映画「グランドホテル」がその緒となっている。

役所広司、松たか子、佐藤浩一、香取慎吾、篠原涼子、戸田恵子、麻生久美子、YOU、オダギリジョー、
西田敏行、伊東四朗、唐沢寿明、生瀬勝久、津川雄彦、石井正則、原田美枝子、川平慈英、寺島進、そのほか。


大晦日のホテルアバンティ。

恒例のカウントダウンパーティのことしか頭に無い総支配人(伊藤四朗)とてんてこ舞いの副支配人(生瀬勝久)。

もう一人の総支配人、新藤(役所広司)は、数々のトラブルに巻き込まれる。

ホテルをうろつくコールガール(篠原涼子)。
汚職国会議員(佐藤浩一)とそれを狙って集まるマスコミ。
パーティ出演芸人たち(YOU、寺島進、榎木兵衛、他)とそのプロダクション社長(唐沢寿明)。
こんなときに限って汚れた部屋を整理する羽目になる客室係(松たか子と堀内恵子)は、
入った部屋に来た実業家(津川雄彦)の息子(近藤芳正)に父の愛人に間違われ。

マン・オブ・ザ・イヤーの授賞者(角野卓造)の妻(原田美枝子)は新藤の別れた妻だったりして。

うろうろしていた総支配人はホテル内で迷子になるし、芸人の相方もアヒルは逃げる。

筆耕係(オダギリジョー)やホテル探偵(石井正則)などの裏方も表にひっぱり出し、
落ち込んでる演歌歌手(西田敏行)の対応に、この日で辞め田舎に帰るベルボーイ(香取慎吾)も駆り出して。

果たしてカウントダウンパーティはうまく行くのか。
数々のトラブルはうまく収集できるのだろうか。

そして、失意の人々に明るい新年はやってくるのだろうか。

面白かったし、各役者がそれぞれ良い味出してました。

役所広司もなかなかでしたし、香取慎吾も、やるじゃん、て感じでした。
なかでも西田敏行は存在感が一味違ったですし、佐藤浩一も良かったですよ。

 

 


 スパイモンキー   

物語は、1994年、アラビア砂漠を行くミンキーの姿から始まる。
ミンキーは相棒のスパイ、マギンズ(クリス・ポッター)を救出し、
テロリストのミサイルの破壊に成功する。
2人(いや、一人と一匹)はスパイ稼業を引退。

マギンズは子育てに専念。ミンキーは希望の仕事に転職する。

10年後、マギンズは保険屋、ミンキーはサーカスの人気者になっていた。
マギンズの娘、アメリア(エマ・ロバーツ、ジュリア・ロバーツの姪)
は、ヨウ素酸化レーザードリルの発明で科学功労賞を受ける。
(ケミカル・オキシジンと言ってたような気が、ヨウ素じゃないのでは)

そこには、アメリアの尊敬するファーレー博士(リチャード・カインド)と
アムール博士(ミュゼッタ・バンダー)が来るはずだったが、
アメリアはファーレー博士に連れ去られてしまう。

マギンズは娘を取り返すべくミンキーとのコンビを再結成、
アムール博士を探し出し、ともにファーレー博士の基地に乗り込んでいく。

このファーレー博士の基地が槍ヶ岳にあり、謎の忍者(故パット・モリタ)の
協力も得て、ミンキーたちはファーレー博士の陰謀を阻止する大活躍を見せる。



10年経ってるのにチンパンジーは子供のまま。
まあ、大人のチンパンジーなんか危なくて使えやしませんけど。
ストーリーにも無理難題いっぱいありますが、
大体チンパンジーがスパイだと言うところで無理は承知。

おかしいところは目をつぶりましょう、ファミリー・コメディです。

アムール博士(ミュゼッタ・バンダー)の英語の発音の下手なこと。
南アフリカ出身らしいけど、10年以上前からアメリカ映画に出てるのに。
英語は発音じゃないね、リズムですね。

忍者や組織の使う日本語が面白い。発音も変だが、言い回しがね。
今は亡きパット・モリタ(ベスト・キッドなど)の日本語も楽しい。
「頑張ります。助けて、助けて、助けて。」

 

 

 

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