2006/5-8 鑑賞
ホーム 映画の感想 最新鑑賞映画 最新DVD/BD 全米ベスト10 劇場/映画館 試写会当選 映画SP-extra 第89回アカデミー賞 第37回ラジー賞 2017年に見たい映画 第74回GG賞
 
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5月:4本(2本)、6月:4本(2本)、7月:5本(2本)、8月:6本(4本) 計19本(10本) カッコ内は試写会
 
 スーパーマン・リターンズ  

スーパーマンといえば、1978からのシリーズのクリストファー・リーブが有名ですが、
今回の、ブランドン・ラウス(191センチ、6’3”)は、顔立ちだけでなく、
体格もクリストファー・リーブ(193センチ、6’4”)のイメージを引き継いでいます。

レックス・ルーサーのケビン・スペイシーもはまり役。
極悪非道の権化というほどではなく、この程度の悪人振りがいいのでしょう。
ちなみに前シリーズではジーン・ハックマンでした。

さて、私の中にあるロイス・レインといえば、面長で長身、いわゆるスレンダー美人、
髪も(ブロンドでなく)ブルーネットで、はっきりした性格で芯の強い女性といった印象、
まさに、スーパーマンのマーゴット・キダーそのものでした。
178センチのロイスと193センチのクラーク、見映えのバランスもよかったです。
(「奥様は魔女」の、ニコール・キッドマンとウィル・フェレルと同じですな)

ケイト・ボスワースは、小柄に見えるけど170センチ、
それでも191センチのブランドン・ラウスから見るとやや小さい。
かわいい系の顔立ち、ブロンド、でちょっと印象が違います。

なお、前シリーズと同じ配役として「マーロン・ブランド」が出ています。

物語は、スーパーマンの天敵、レックス・ルーサー(ケビン・スペイシー)が、
出所して大金持ちの老婦人の遺産を手に入れるところから始まる。

また、5年間行方不明だったスーパーマン(=クラーク・ケント、ブランドン・ラウス)も
地球に帰ってくる。

レックス・ルーサーは、スーパーマンの北極の基地を発見し、クリスタルを盗む。
このクリスタルのパワーで、事故が起こり、
ロイス・レイン(ケイト・ボスワース)が死に掛けるが、
スーパーマンが登場して危機を救う。

クラーク・ケントは、デイリー・プラネット社に再雇用されるが、
ロイス・レインは編集長の甥、リチャード(ジェイムズ・マーズデン)
と結婚して子供ジェイソン(トリスタン・レイク・リーブ)がいる上に、
「世界はなぜスーパーマンを必要としないか」の記事で、ピューリッツァー賞まで撮っていた。

人間の危機を救う作業は続けながらも孤独感にさいなまれるスーパーマン。

一方、レックス・ルーサーは、博物館からクリプトナイトを含む隕石を盗み、
クリスタルのパワーを利用したたくらみを考えていた。

ちなみにクリプトナイトは、スーパーマンの故郷クリプトン星の残骸で
スーパーマンのスーパーパワーを奪う鉱物。

映画は2時間30分を超える長いものでしたが、スーパーマンの魅力てんこ盛りです。

単なる勧善懲悪、正義のヒーローの大活躍だけではなく、
人間じゃないけど人間的なスーパーマンの苦悩も描かれて、よかったです。

前シリーズ(クリストファー・リーブのもの)は4作作られましたが、
第3作、第4作は「失敗作」で、今作も第2作の続きの位置づけになっているそうです。

 

 

 

 X−MEN ファイナル・デシジョン  

X-MENシリーズ第3弾。原題は「X-MEN THE LAST STAND」

ヒュー・ジャックマン、ハル・ベリー、ファムケ・ヤンセン、
イアン・マッケラン、パトリック・スチュアート、
等々、主要なキャストは前作と同じ。

DNAに関連して、子役でキャメロン・ブライトが出ているが、
ウルトラ・ヴァイオレットでもおんなじ様な役どころだった。
「サンキュー・スモーキング」、「記憶の棘」にも出る。
実はこの4本では「記憶の棘」が一番古い。

20年前、若いジーン・グレイ(ファムケ・ヤンセン)をエグゼビア・スクールに誘った
マグニートー(イアン・マッケラム)と
チャールズ・エグゼビア(=プロフェッサーX、パトリック・スチュアート)

10年前、息子ウォーレンのミュータント変異に気が付いて
治療薬を開発しようとするワージントン博士。

そして、近い将来、エグゼビア・スクールで訓練指導に打ち込む、
ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)やストーム(ハル・ベリー)。

本来ならサイクロップス(=クリス・サマーズ、ジェームズ・マーズデン)が指導すべきだが、
前作でジーン・グレイが死に、その痛手から立ち直れていない。

ジーンの死んだ湖に誘われるように来たスコットは、ジーンの復活を目撃する。
しかし、スコットはジーンの計り知れぬパワーの影響を受ける。

ジーンは一旦はエグゼビア・スクールに連れ戻されるが、フェニックスの人格が現れ、逃走。
連れ戻そうとするプロフェッサーと仲間にしようとするマグニートー、
ジーンの強大なパワーは、ついにプロフェッサーをばらばらに引き裂いてしまう。

一方、ワージントン博士は、ついにミュータント変異停止薬=キュアを発明、
政府はミュータントの治療に着手する。

キュアの接種は任意(台詞ではボランティア、ボランティアとは自発的にのこと)と言っていたが、
マグニートーを逮捕しようとする一環でミスティークに武器としてキュアを使う。

人間はミュータントを抹殺しようとしているとして、
マグニートーのブラザーフッドはジーンを味方にして対決の準備を始める。

X−MENはこれを阻止すべく、人類に側に立ち、ブラザーフッドと対峙する。

果たして戦いの行方は、X−MENの運命は、ジーンは、スコットは、
プロフェッサーは、マグニートーは、、、

ものすごいCG。特に水の表現がすばらしい。前2作はここまでやったか?

戦闘の激しさはミュータントのパワーのすごさを具現化している、はっきりいって並じゃない。

マーベル・コミックスのX−MENとは若干各ミュータントの設定が異なるようだが、
ミスティークの「素の姿」やジーン・グレイの「真のパワー」が見れる。

The Last Stand という原題、ファイナルデシジョンと言う邦題、
ともにシリーズ最終作(コピーも最終章)を思わせるが、まだ続くかも知れない。

なぜそう思うかは見てのお楽しみ。

 

 

やっぱり出ました 
3作セット

  キンキーブーツ  

実話に基づく、イギリス映画。

チラシの写真、3人の中央の主人公のチャーリー役のジョエル・エドガートンは
イギリス訛りがひどいなと思っていたら、実はオーストラリア人、
「スター・ウォーズ」にも出てるらしい。

右の男はキウェテル・イジョホー(なんて読み難い!)
役どころはドラッグ・クィーン。
麻薬(drug)の女王ではなく、オカマ(drag)バーのスターのこと。

スペルはドラッグ&ドロップのドラッグと同じ。

舞台はイングランドのミッドランドにある田舎町ノーサンプトン。
ミッドランドの中では南に位置し、ロンドンまでは電車で一時間ほどのところ。
「町」としてはイングランドでも最大。「靴工業の町」として知られる。

スペルは、Northampton

NorthがあったらSouthもあると思うのが人情だが、たしかにあり、
Southampton、サウサンプトンはタイタニック号が出発したことでも知られる港町。
昔はサザンプトンと呼んでいたと記憶するが、実はどっちでも良いらしい。

ついでに言うと、イギリス≠イングランド で、
イギリス=イングランド+ウェールズ+スコットランド+北アイルランド です。

伝統的製法でしっかりした紳士靴を作るプライス社。

社長の息子チャーリーは子供の頃から跡取りとして育てられてきた。

一応靴職人としての修行は積んでは来たものの、靴作りは嫌。
結婚を機にロンドンでマーケッティングをして暮らすつもりでいた。

ところが、先代社長である親父が急死、図らずも工場を継ぐことになってしまった。

社長になってびっくり、実は取引先がつぶれ、延々と納める当てもない靴を作っていたのだ。

以前にも靴を引き取ってもらった知り合いの会社を訪ねるが、在庫が一部はけただけ。

やけで飲んだ帰りに喧嘩に巻き込まれ、オカマバーへ連れ込まれ、ローラと出会う。

翌日からは従業員にクビを言い渡すチャーリー。

逆切れした一人が言い放った「Change Products」

これだ!

男=オカマが履いても壊れないしっかりとした女性ものブーツだ。

ローラの手を借りて、オカマ用「キンキーブーツ」にのめりこんで行くチャーリー。

しかし、多くの従業員、婚約者の心はチャーリーから離れていく。

果たして工場は、チャーリーは、、、

もっとお下品なオカマコメディだと思っていたがまともな映画でした。

ストーリーにさしてひねりはありませんが、それなりに面白かった。

オカマのキウェテル・イジョホーの演技(艶技?)歌もなかなかよかったしね。

婚約者役のジェミナ・ルーパー。
どっかで見たことあると思ったら、「サウンド・オブ・サンダー」のツアー会社の一人。

 

 


 

 マックス!!!鳥人死闘篇 

YAMASASI武道編といったところでしょうか。

コピーには「これが噂の−ヤマカシ武道!たった7人でアジアに殴りこむ!」とあるが、
どう見たって6人しかいない。

あとの一人は誰?

冒頭は、タイでパーティの最中、マフィアの顔役の宝物(赤竜の置物)を狙うヤマカシ風の技を使う男女、
結局は失敗したとして、仲間が指を詰めたりしてしまう。
この一味を「チンピラ一家」としておこう。

さて、場面は変わり、YAMAKASIの1人が、タイで道場を開くことに。
いろいろ個別事情はあるが、結局6人でタイに行くことになる。

道場を開いて街中でもトレーニングしていると、冒頭出てきた「チンピラ一家」とけんかになる。
実は、この一家のリーダーの男とタイで道場を開くといった男は顔見知り。

道場を潰されないために、この男にちょっかいを出すヤマカシ一味。
「チンピラ一家」はやくざの跡目抗争に加担していたがヤマカシに邪魔されて失敗。

中国マフィア、日本やくざの両方から追われる身となる。

ヤマカシ、チンピラ一家、やくざ、マフィア入り乱れての大抗争となる。

もひとつでした。

テーマがアクションなのか、武道なのか、人間ドラマなのか、中途半端です。

ヤマカシのフランス系は別として、タイ、日本、中国、そのハーフが入り乱れて、
貧乏や偏見から逃れるため戦う、というとなんか聞こえはいいがよく判りませんでした。

日本人(中国とのハーフ?)役のキタノだったかな、日本語、中国語、フランス語を喋る設定だが、
日本語と中国語は明らかにアテレコ。
まあ、へんてこりんな日本語を聞かされるよりは良い。

でも、純日本人のやくざ役の俳優の日本語、滑舌がよろしくなく、台詞がはっきりしない。
いけませんなあ。

最後の方でキーとなっている日本刀はどう見ても小刀、ちゃんと大刀を使ってください。
日本人やくざの刀の挿し方も変ですよ。
この辺はクエンティン・タランティーノに聞きましょう。

クライマックスもすごいんだけど、何でXXXなのって感じだし、終わり方もよく理解できない。

すごいといえば「トム・ヤム・クン」の方が単純明快でした。

 

 


 グエムル〜漢江の怪物  

韓国映画、角川ヘラルドの配給。

漢江(ハンガン)の河川敷で売店を営むパク一家。

店を切り盛りするオヤジ、ヒボン(ピョン・ヒボン)と
店番のだらしない長兄カンドゥ(ソン・ガンホ)。
次兄ナミル(パク・ヘイル)は大卒だが、就職浪人中。
長女ナムジュ(長兄から見れば妹、ペ・ドゥナ)はアーチェリー選手だが今一歩でトップになれない。
一家の自慢の孫娘ヒョンソ(長兄の娘、コ・アソン)は中学生。

数年前の米軍のホルムアルデヒド不法廃棄により、
漢江の魚(なまず?)と思われる生物が異常を来たし、巨大凶暴化する。

この「怪物」に気が付いた人がものを投げたことから、激情したのか突然上陸して人を襲い、
カンドゥが反撃するが、ヒョンソほか何人かを飲み込んで逃走。
一家は悲劇のどん底に。

また、この怪物から危険なウィルスに感染するらしく、カンドゥが隔離される。
ところがそこへヒョンソから電話が入り、「下水溝にいる」と告げて切れる。

娘はまだ生きている、病院から脱出して一家でヒョンソを救出に向かう。

果たして、ヒョンソの運命は、一家の行く末は。

ホルムアルデヒドのせいでああはならないと思うけど、まあ何らかの理由が要る、ということで容認。

テーマは家族愛ですな。

「間」に違和感が無いのと、展開に緩急があった。

ストーリーはそんなにびっくりするようなものではないが、なかなか面白かった。

怪物が人に知られると同時に凶暴性を発揮するのではなく、

最初は、怪物を見た人が出たが、誰も信じない、
怪物の正体を確かめようとして人気(ひとけ)のないところで食われてしまう。
怪物は人の味を知り、次々と襲うようになり、そしてついに凶暴性を発揮。

とした方がそれらしい、と思うのは、「ジョーズ」式展開にならされているからでしょうか。

また、アメリカ的映画の結末とは違っているところが意外性があるというか、感性の違いかも。

シリアスな中にも笑えるシーンも多かった。 

 

 


 ゲド戦記   

スタジオジブリ作品。宮崎駿の息子、吾郎が監督した作品。

多くのジブリ作品がそうであるように、3DCGを使わず、手書きの味を出している。

特に背景や遠景は塗りつぶしすら本当の手書きではないかと思える。

声は主人公のハイタカ(ゲド)に菅原文太。
王子アレンに岡田準一。

顔に火傷の痕(色が違うだけ)のある少女テルは手嶌葵。
テルを養うハイタカの知人の女性テナーは風吹ジュン。

そして敵役の魔法使いクモは田中裕子。

原作は、アーシュラ・K.ル・グインによって、1968年から実に30年以上もかかって書かれた、
(今のところ)全5巻と短編集の外伝からなる。

映画のシナリオは、原作をなぞったものではなく、
第3巻、第4巻、第5巻のストーリを混ぜて、原作とは異なる展開に書かれたもののようだ。

原作者をして「私のゲド戦記ではない。」と言わしめた作品。

冒頭は、竜同士の争いが人間界で起こるなど、世界に異変が起こっていることを示す。

エンラッドでは、王の息子アレンが王を刺し殺して、剣を奪い逃走する。

世界のバランスを崩す原因を求めて旅をするハイタカと出会ってともに旅をする。
アレンは、何かにおびえているかと思えば、激しい気性を現したりもする。

2人が立ち寄った背徳の港町、ホートタウンでアレンはテルに出会う。

ハイタカは、城の兵に捕らえられ奴隷にされそうになったアレンを救い、テナーの家に行く。
そこには、テルも住んでいた。

一方、ホートタウンの影の支配者クモは、アレンをそそのかし、ハイタカを倒そうとする。

果たして、ハイタカ(ゲド)の運命は、アレンとテル、テナーの行く末に待つものは。

絵は多分に絵画的で叙情的。

細かいところまできれいに書かれてはいるが、なんとなく違和感。
空と雲の描き方が今までと違うからか、建物や街の書かれ方と牧歌的風景の描き方に差があるからか。

質感は明らかに「絵」。

竜のうろこなんか、いかにも絵の具で塗ってるって感じだ。

口の動きは、大半が顔の輪郭を固定し、せりふと関係ないパクパク調。
顔の動きまで再現する最近のアニメとは一線を画す。

時間が無かったのか、金が無かったのか。

絵はともかく、手嶌葵の歌声は良い、監督が惚れ込んだのもわかる。しかしそれだけ。

ストーリーでは、竜の位置づけがやや不鮮明で、テルの秘密のばらし方などは唐突。

歌のシーンも、あれだけ反発していて、なんで急に仲良くなれるのと思ったし。

また、クモは公式ホームページによれば「男」である。
魔女だと思っていた。
同じ魔女でも「荒地の魔女」とは見た目正反対だなと思ってましたから。

見終わった感想は、「うーん、どうかな。」「これなら、ハウルの方が良かった。」だったが、
時間が経つにつれて、自分の中で評価が下がっていく作品。

監督の意図するところは「生と死と再生」にあるらしい。
とすればそれはそれで十分に伝わった。(ただし、台詞で)

他人様のご意見でなるほどと思ったものを紹介しよう。
「おっさん、畑仕事なんかしとる場合か。」

 

 

 

 ウルトラヴァイオレット 

ミラ・ジョボビッチの主演。

近未来、ウィルスに感染してファージ(超人)となった少数人と普通の人間との戦い。

ファージは人間を感染させるべく汚染した血液をばら撒こうとし、
人間は兵器でもある少年をファージとの戦いに利用しようとする。

兵器でもある人間といえば「最終兵器彼女」を思う人もいるかもしれないが、まったく違います。

人間から奪取した兵器が、「少年」(要は子供)だったことを知り、バイオレットは少年をかばう。

このため、人間からもファージからも追われる身となって、壮絶な戦いの中に飛び込んでいく。

はっきり言って、アクションだけの映画。

重力コントローラー(名前は忘れた)でビルの壁面をBMWのバイクで走るところとか、
すごくかっこいいのだが、筋はよく理解できん。

というのも、ファージが実はヴァンパイアで、せりふでは「vampire」が何度も出てくるのだが、
字幕ではファージにされているから。

このウィルスは感染力が強く、血液感染して「吸血鬼病」を起こし、定期的に輸血をしないと死ぬこと。
「吸血鬼病」は光に弱くなり、牙(犬歯)が伸びるが、身体能力が増し、回復力も増すということなどが、
「ファージ」という言葉でごまかされているため、もやっとしてしまっている。

ヴァイオレットも感染したが、どういうわけか、光には強いタイプで逆に暗闇には弱い。

と、ここまで位はチラシにでも書いといてくれれば筋が理解できたのに。

その意味では配給会社の戦略の失敗といえます。

ミラ・ジョボビッチが好きでなければ見ないだろう映画です。

顔の部分だけ画像処理がされていて、透明な膜を張ったように見える。

そのせいかどうか判らんが、ミラ・ジョボビッチがやけにきれいに見えた。
ストレートのロングヘアーもなかなか良いしね。
もう30なんですね。

設定はまるでシャーリーズ・セロンの「イーオン・フラックス」で、ガン・アクションも酷似。

クリスタナ・ローケン(T3のT−X)の「ブラッド・レイン」も同じ路線。

ケイト・ベッキンセールの「アンダーワールド」もその範疇に入れて良いと思います。

 

 


 

 釣りバカ日誌17   

定番のお盆映画。

ご当地の紹介や毎回ヒロインが出てきて恋物語があるなど、まったく寅さん映画とおなじジャンル。

シリーズ19作目で、番号は17。

途中に「釣りバカ日誌スペシャル」(7作目)「花のお江戸の釣りバカ日誌」(12作目)がある。

主人公、ハマちゃんこと釣りバカの平社員浜崎伝助(西田敏行)と
スーさんこと鈴木建設社長鈴木一之助(三国連太郎)の
でこぼこコンビが織り成すコメディ。

主要なキャストはいつものとおり。

例によって、運転手の前原(笹野高史)が社長(三国連太郎)を迎えに行くところから始まり、
笹野のおとぼけ話で早くも笑いが起こる。

鈴木建設では、退職者の再雇用制度が始まり、元社長秘書で寿退社の沢田弓子(石田ゆり子)が登場。
配属先が「営業3課」というだけで、またも会場には笑いが。

ご存知、営業3課には浜崎伝助(西田敏行)という能天気社員がいるのだ。

3高のエリート社員と結婚したはずの石田ゆり子だったが、実はアパートでの一人暮らし。
(本人はマンションとおっしゃってました)

気晴らしに行った船釣りの帰りに、西田敏行に離婚したことを告げる。

しばらくして、法事で輪島に帰省した石田ゆり子、
兄夫婦(片岡鶴太郎、宮崎美子)の勧める縁談を断り、離婚の痛手が大きいことを示す。

一方、提案が採用されて建設候補地選びで能登を訪れていた西田敏行、例によって仕事の後は釣り三昧。
石田ゆり子とばったり出会い、ご当地映画の真髄、名所旧跡名産品紹介の一環として、「輪島塗」を紹介。

この後、石田ゆり子とハマちゃん、スーさんは東京と能登を行きつ戻りつ、

向かいのアパート(隣接、せりふではマンション)の、村井(大泉洋)との恋、
いつもの釣り船大田屋の八郎(中本賢)の横恋慕などを絡めて話が展開する。

定番映画の強み、次長(谷啓)、課長(増岡徹)、カミさん(浅田美代子)、スーさんの妻(奈良岡朋子)、
重役連中などもいつもの面々。

ハマちゃんのいつも行く釣具屋のオヤジにヨネスケ、料亭の女将に富士真奈美、
珠州市職員にダンディ坂野、釣り人に道場六三郎、金沢のホテルの女将に松原千恵子などが出演。

前作の16が展開がだらだらしていたのに比べると、切り替えがはっきりしてメリハリがよかったように思う。

なお、釣り船太田屋は金沢八景に実在する。

 

 


 ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男  

原題は、「Stoned」

ブライアン・ジョーンズはローリング・ストーンズを
キース・リチャード(正確にはリチャーズ)、ミック・ジャガーらとともに立ち上げた男
(これも正確には、ミックとキースに誘われて入った)

1969年6月音楽性の違いからストーンズを脱退し、そのわずか1ヵ月後に謎の死を遂げている。

ストーンズのメンバーといえば、やはり初期の5人(先の3人に加え、ビル・ワイマン、チャーリー・ワッツ)

映画では、酒と女と麻薬にのめり込んで自堕落になっていくブライアンを描いている。

1963年、ロンドンでライブハウスの出演にこぎつける駆け出しの頃のローリング・ストーンズ。
ブライアン・ジョーンズは、リーダーとしてストーンズを引っ張っていく。

1969年7月、自宅プールで溺れたブライアン・ジョーンズは、アンナとジャネットの介護もむなしく死亡。

映画はこの間を事件に直接関係した最後の3ヶ月とブライアンの6年間の遍歴をミックスしながら展開する。

専属のマネージャをつけ、めきめきと人気の出たストーンズ。
ドイツ人の女優でブライアンに近づいてきたアニタのせいで麻薬に手を出し始める。

その後も人気の上昇とともに野放図さに磨きがかかり、ついには、アニタをキースに取られてしまう。

事件の3ヶ月前には、マネージャの紹介でキースの家の改築をしたフランク・ソログッドに改築をさせる。
当時、ブライアンの家は、「クマのプーさん」の作者、A.A.ミルンの元持ち家だった。

金遣いは荒い割りに金払いの悪いブライアン。
フランクに小間使いのようなことまでさせ、友達かアシスタントのような扱いもする。

フランクも徐々にブライアンにかぶれて、仕事も手抜きになっていく。

ブライアンは、その前後も多少作曲はするし、演奏もすることはするのだが、
肝心のところで、酔っ払ってレコーディングができなかったり、リハーサルにも顔を出さない。

ついに1969年6月に、キース、ミック、ビルの3人がブライアン宅を訪れ、ストーンズから「首」を宣言。

落ち込んだブライアンだったが、気を取り直し静かな環境で音楽を取り戻そうとした矢先、
1969年7月に事件は起こった。

果たしてその事件の真相はどうだったのか。

具体的には書きませんが、エンド・クレジットでは、
1993年にその真相が関係者によって明かされたとある。

本当でしょうか。

メンバーは本物(本人)の雰囲気がよく出ている。

ミック・ジャガーなんかも、若き日のミックはさもありなん、てくらい雰囲気は出ているが、
せりふがほとんどない、芝居は下手なのか。
ビル・ワイマンやチャーリー・ワッツ役もせりふがないけど、ミックがしゃべらないのは違和感でした。

予想通りかなりニッチな映画で、ストーンズを知らないとちと苦しいかも。
その点では「ロード・オブ・ドッグタウン」に似ていなくもない。

皆がよく知っている実際の出来事の「隠されていた真実」に、大胆に仮説を立て
(あるいは本当のことを暴露)したという点では、「JFK」や「ヒンデンブルグ」「タイタニック」。
うーん、この比喩はやはり少し無理があるか。

なお、麻薬に手を出しても良い音楽は作れませんし、演奏もうまく出来ません。

本人は、最高の音楽、最高の演奏のつもりでも、録音は聞くに堪えなかった、なんて話は山ほどある。

 

 


 パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト  

パイレーツ・オブ・カリビアン、第2作。

ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイと前作と同じキャスティング。

それだけではなく、キーラ・ナイトレイの親父、元彼、ブラック・パール号の主要な海賊たちも同じ。
猿も出る。

さらには、キャプテン、おっと、これは映画を見るまでの秘密にしておこう。

キーラ・ナイトレイとオーランド・ブルームが晴れて(雨だけど)結婚することになったが、
式の当日2人は「キャプテン・ジャック・スパロウを逃がした罪」で捕らえられてしまう。

ただし、ジョニー・デップの持つ「北を指さないコンパス」を奪ってくれば許されるという。
そのコンパスであるものを探し出すのだという。

ジョニー・デップもそのあるもの=デッドマンズ・チェスト=死人の箱を探していた。

デッドマンズ・チェストには、フライング・ダッチマン号の船長で
溺れた者を海の底に引きずり込む魔物デイビー・ジョーンズの「物」が入っている。

デッドマンズ・チェスト、そしてその中身は、キャプテン・ジャック・スパロウの運命は。

あっという間の2時間半。

批評家はどのように言われるか知りませんが、とても面白く、老若男女が楽しめる。

出来れば見る前に、前作をおさらいしておくとなおよいでしょう。

そうそう、前後に出るディズニーのロゴが変わってました。きれいです。

多くの人が「フライング・ダッチマン」を「空飛ぶオランダ人」と書いているが、
この世界的に有名な永遠に海をさまよい続ける幽霊船は、

以前から「さまよえるオランダ人」と呼ばれている。

一種の日本語化した固有名詞のようなもので、
幽霊船のことを言う場合は、ぜひ「さまよえるオランダ人」と呼んでいただきたい。

なお、「フライング・ダッチマン」という名前は多くのものにつけられていて、
有名なものだけでも競走馬の名前、サッカー選手の愛称、バンド名、曲名、ヨットの艇種などがある。

 

 



第1作 

 M:i:V  

トム・クルーズプロデュース、ミッション・インポシブル第3弾。

主演のイーサン・ハントはもちろん、トム・クルーズ44歳。

仲間に、前作にも出ていたヴィング・レイムス、
モデルで香港女優だがアメリカ/ベトナムのハーフ、マギー・Q、
私生活でいろいろ物議をかもしているジョナサン・リス=メイヤース、

IMFの上司マスグレイブにビリー・クルダップ、その上の局長にローレンス・フィッシュバーン。

イーサン・ハントの妻で一般人の看護婦、ジュリアにミシェル・モナハン。

敵役は、予告でもおなじみ、「カポーティ」でアカデミー主演男優賞を取った、フィリップ・シーモア・ホフマン。

冒頭、
フィリップ・シーモア・ホフマン演じる闇の商人、オーウェン・デビアンに捕らえられたイーサン・ハント。
目の前の新妻ジュリアに突きつけられた銃。

「10数えるうちに『ラビットフット』を渡さないと、女の命はないぞ、1、2、3、、、、」

そして、「10」で、オープニング・タイトル、という度肝を抜く始まり方。

現役から退いてIMFの教官になっていたトム・クルーズ扮するイーサン・ハントは、
ジュリアとの結婚を目前にした婚約パーティの最中、マスグレイブから呼び出しを受ける。

内容は彼の教え子でデビアンに張り付いていたリンジー(ケリー・ラッセル)の救出指令だった。

スティックル(ヴィング・レイムス)、ツェン(マギー・Q)、デクラン(ジョナサン・リス=メイヤース)
と組んで、リンジーの奪還に成功はするが、彼女は何かをイーサン・ハントに伝える前に死んでしまう。

持ち帰った壊れたPCから「ラビットフット」が鍵になっていることを知り、デビアンの拉致を計画する。

一旦はデビアンを拉致するも敵に奪取され、ジュリアもさらわれる。

リンジーの知りえた秘密とは、ラビットフットとは、
ジュリアそしてイーサン自身に迫る危険から逃れられるか。

ドキドキはらはらの2時間6分ですが、ノンストップ・アクション・ムービーではありません。
見せる場面もあります。

一般人に対して秘密を明かせないエージェントの苦しみ、悲しみ、そして怒り。

ふてぶてしいまでに余裕綽々の悪党役、ホフマンの態度との対比で人間イーサン・ハントを演じています。

また、アクションもすばらしく、スタントマンなしの危険なシーンも満載。
さらには、走る走る、そこまで走ったら息が持たんぞ。

IT機材を駆使しての侵入や変装の説明シーンもいいですな。あれなら現実に存在しててもおかしくない。

マギー・Q、良いですね。
高島礼子をぐんと若くして細くしたような感じ、167センチとモデルとしては小さい方だがスタイルは抜群。
ラッシュ・アワー2にも出てたらしい? 後で確認しとこう。

 

 



前2作 

  TRICK 劇場版2  

美人天才マジシャン、山田奈緒子:仲間由紀恵、その母、山田里見:野際陽子、
天才物理学者、上田次郎:阿部寛、

頭部に秘密を持つ刑事、矢部健三:生瀬勝久、その部下、秋葉原人:池田鉄洋
も出るが、はっきり言ってどうでもいい役。

今回の敵役は、霊能者、筐上佐和子:片平なぎさ、
一番弟子、佐伯周平:上田耕一、2番弟子に「よろしくねっ」のユートピア
その筐上佐和子に10年前に拉致された少女、西田美沙子:堀北真希、



「花やしき」での魔術のアシスタント(メインはマギー司郎)に失敗し、
金のない山田奈緒子(仲間由紀恵)は、上田次郎(阿部寛)に誘われて、
10年前に富毛(ふもう)村から筐神島に拉致された西田美沙子(掘北真希)の救出に向かう。

そこでは、巨岩を一瞬にして海岸から崖の上に持ち上げたなどの超能力を出す
筐上佐和子と彼女の教団が暮らしていた。

大掛かりながら単純なトリックで人々の目をくらます超能力者、筐上佐和子。
山田奈緒美と上田次郎は、難関をくぐり、西田美沙子を探し出し富毛村へ連れ帰る。
今度は西田美沙子を奪還すべく富毛村へ筐上佐和子が乗り込んでくる。
筐上と山田/上田コンビの対決は舞台を山間の村に変えて続くのだった。

果たして、2人は、この戦いに勝利できるのだろうか、
筐上、西田、そして富毛村に隠された秘密とは。



難しい映画ではなく、TVの延長線上で笑って観る映画。
とにかくばかばかしい限りで(ほめてます)ビールでも飲みながら観た方が面白かったかも。

村長、赤松丑寅の綿引勝彦は重要な役だが、
村人の中に猿岩石の有吉弘行、工事現場監督に温水洋一などあちこちに見た顔。
「なすび」が出てたらしいが気がつかなかった。

野際陽子と仲間由紀恵の直接の絡みはないが、小物が微妙に謎解きに絡む。
といっても単純ですけど。
ネタも筋書きもそんなに複雑ではなく、逆に現実っぽい。(あっ、悪魔の実とかは別ね)
TVに突っ込んでしまう人にはお奨め。
その他の人も深く考えず、お気楽にご覧下さい。

 

 


前作

  カーズ    

当初はPIXAR最後のディズニー映画になる予定だった映画。

この後、ディズニー独自で製作した「チキンリトル」はアメリカで135M$とそれなりにヒットしたが、

「ファインディング・ニモ」にも「トイ・ストーリー」「トイ・ストーリー2」にも
「モンスターズ・インク」にも「バグズ・ライフ」にも及ばなかった。

これが影響したのかどうかは知らないが、結局、PIXARはディズニーに買収されることになり、
「あの」スティーブ・ジョブスがディズニーの取締役に納まることで決着した。

念のため言っておくと、PIXARの会長であるスティーブ・ジョブスは、
アップル・コンピューターの創始者の一人でありながらアップルを追われた身だが、
その後、業績不振が続くアップルのトップに復帰、今日のアップル復活の立て役者である。

さて、「カーズ」はまだまだPIXARに一日の長ありと思わせるにふさわしい出来となっている。
ストーリーは判りやすいが、細かい展開はとても子供向きとはいえない深いものとなっている。

主人公ライトニング・マックィーン(声:オーエン・ウィルソン)は、ルーキーの大人気レーシング・カーで
ベテランでチャンピオンのキング・ストリップ・ウェザース(声:リチャード・ぺティ)と
ラフなレースをするチック・ヒックス(声:マイケル・キートン)とピストンカップの優勝争いをしていた。

3車が同点で迎えた最終レース。
首位を独走していたマックィーンは、ピットの指示に従わずタイヤ交換をせずにピットアウト。
最終ラップにタイヤをバーストさせ、よろよろ走るうちに後続に追いつかれて、3車が同着となり、
再レースが1週間後にLAで行われることとなった。

それでも自信満々、嫌味で高慢、わがまま邦題のマックィーンはピット・クルーを全車辞めさせてしまう。

トレーラーのマック(声:ジョン・ラッツェンバーガー)に乗って高速でLAに向かう途中、
マックィーンは誤ってトレーラーから落ち、焦ってマックを探すうち、
ルート66の途中の田舎町、ラジエーター・スプリングに迷い込んでしまう。

心ならずも町を散々荒らしたマックィーンは囚われる。
なぜかレースカーを毛嫌いするドック・ハドソン(声:ポール・ニューマン)に追放(=釈放)されそうになるが、
サリー・カレラ(声:ボニー・ハント)の雄弁で道路の修理を命じられる羽目になる。

いろいろに車がひっそりと住んでいるこの田舎町にはいったいどういういきさつがあるのか。

牽引車のメーター(声:ラリー・ザ・ケーブルガイ)にからかわれながらも早くLAに行きたいマックィーン。
果たして道路修理はどうなる、レースには間に合うのか。



「レースのルール」「ペース・カーの意味」を知らないと盛り上がる場面でドキドキが半減します。

フェラーリはミヒャエル・シューマッハらしいですが、声からはわかりませんでした。

大人が見ても面白いし、車好きならなおさらです。

とても子供向けの映画には思えません、小学生以下のお子様にはお勧めしません。
子供がどうしても見たがるなら、よほど英語のわかる子以外は「吹き替え版」にして下さい。
それでも多分子供には面白くないでしょう。

 

 


 

 トランスポーター2   

製作・脚本、リュック・ベッソン、ジェイソン・ステイサム主演、「トランスポーター」の続編。

ただ、いくら続編だからといって、ルール1、契約厳守。ルール2、名前は聞かない、、、はないでしょ。
それは前作の決め台詞で、本作と直接の関係はない。

第一、契約厳守じゃなくて、契約は変更しない(Don't change the deal)だし。



運び屋のフランク(ジェイソン・ステイサム)。
普段は請けない仕事だが、この一月ほどはマイアミで金持ちの子供、ジャックの学校の送迎を引き受けている。

母親のオードリー(アンバー・ヴァレッタ、ヒッチ(最後の恋の始め方)のセレブ女性社長)から、
土曜の検診への送迎も頼まれる。

ところが、そこにはいつもの看護婦といつもの先生ではなく、ジャンニ(アレサンドロ・ガスマン)の一味と、
いかれた殺し屋ローラ(ケイト・ノタ、予告で出るあの女)が待ち伏せしていた。

いったんは危うく難を逃れるが、再びローラに追いつかれ、ジャックがさらわれてしまう。

「単なる誘拐ではない」と睨むフランクだが、
旦那のジェファーソン(マシュー・モディーン)は彼を誘拐犯の一味だと信じて疑わない。

警察からも追われながら、ジャンニの計画の全容を暴き出し、その「解決策」を手に入れようとするフランク。

フランスからマイアミに遊びに来ていたタルコーニ警部(フランソワ・ベルレアン、前作にも登場)を
巻き込んで、ジャンニとその一味に迫る。



「ジェイソン・ステイサム、かっこいい」に尽きる。

ありえない展開で、数えたわけではないが本当なら10回は死んでいるでしょう。

アウディはものすごく丈夫ですし、オープンのランボルギーニも出てきますが、
前作に比べて、カー・アクションはやや大人しい気もします。

その分、ジェットスキーや飛行機での格闘シーンも登場して全体のパワーは増大。

アクションシーンも前作のバス、油まみれの展開に勝るとも劣らない見せ場ふんだんで、
トム・ヤン・クンも真っ青。

帰り道、アクセルのふかし過ぎにはご用心ください。

 

 


やっぱり出ました
1・2パック

 日本沈没   

原作はSF小説の大御所、小松左京の同名小説。1973年にも映画化されている。
しかし、すべては忘却の彼方で、観たかどうかすら完全に忘れている。
したがって、前作との違いはまったく判らず、指摘すらできない。

草g剛、柴崎コウ、そのほかには、石坂浩二、大地真央、豊川悦司、及川光博など。

2時間15分の長さを感じさせない「日本映画」でした。



静岡県を襲った大地震。
たまたま地震に巻き込まれた小野寺俊夫(草g剛)は、
生き残りの少女(福田麻由子)を助ける過程でレスキュー隊の阿部玲子(柴崎コウ)と出会う。

この地震は、日本列島がわずか5年位で沈む前兆だとアメリカの調査隊が報告。
山本総理(石坂浩二)は、危機管理大臣を文科大臣である鷹森沙織(大地真央)に任命。
日本人救出作戦を立案させる。

鷹森の元夫で地球科学の専門家、田所雄介(豊川悦司)は独自の調査で、
日本沈没が1年以内に起こると推定、早急な対策を首相に要求、
また北海道と九州から始まる沈没の過程を予言する。

果たして、諸外国へ日本人受け入れ要請に飛び立った山本総理の飛行機が地震に伴う火山爆発で墜落。
田所の予言どおりの沈没が始まった。



そんな大地震がありゃあ、何十万人も死んですごいことになるぜ、と思ったら、
いきなり北海道と九州が割れて、何百万もの人が死ぬ。

結局、人口の1/3、4千万ほどの日本人は死ぬ。
実際なら、混乱はあんな程度じゃすまないだろうが、ディープ・インパクトにしろ、宇宙戦争にしろ、
混乱はあるにせよ、ほとんどの人々は静かに整然と避難していくんでしょうか。
その先が安全かどうかも判らないのに。

それこそ日本列島が割れて沈むくらい、人智を超えたとてつもない力が働くので、
土砂崩れや、ビルの崩壊や、津波や溶岩流や火砕流、
そのすさまじさは、「ポセイドン」や「デイ・アフター・トゥモロー」をはるかにしのぐ。

「デイ・アフター・トゥモロー」は地球規模なのでもっとすごい気もするが、
極東の島国に局所的に起こる地殻変動のほうがすさまじいというのは、
所詮、大気など地球表面にへばりついたわずか10キロの気体に過ぎないからなのか。

数キロから数十キロの厚みのプレートが、数百キロの深さでマントルに沈み込む、
このときの地球表面に与える影響といったら、こりゃすごいわ。

ラブ・ストーリーあり、どうせ死ぬなら俺はここで死ぬ的な刹那感あり、
日本人って(その発祥はともかく)結局、土着民族なんだなと思う一本でした。

草g剛のどこか飄々とした演技が物悲しくも真実味がありましたし、
柴崎コウも豊川悦司もよかった。

子役の福田麻由子はどっかで見たと思ったら、結構CMやTVに出てるらしい。
TVドラマは見ないもんで知りませんでした。
なんとなく、田中麗奈の子供の頃を髣髴とさせる顔立ち。

ミッチー(及川光博)は少し太った?
吉田日出子、柄本明もいい味出してたし、
ピエール瀧やキッチュ(松尾貴志)なんかも出てる。

そのほかにも草g剛の実家が酒蔵で和久井映見が杜氏だったりするところなど、
ゆっくり見れば面白い場面もいっぱいあるのだが、ゆっくり見る余裕はなかった。

東京消防庁、自衛隊(救護関係装備も大披露)JAMSTEC全面協力。

人間模様も日本的ですが、ちゃんと書かれて「ポセイドン」の100倍面白い。

なお、もともと小松左京氏が書きたかったこの後の物語が再映画化を機に小説になるらしい。

最後に一点だけ。
東大地震研が監修しているらしいが、あの程度であの結末は無理でしょう。
もしできるとしても、中台韓が大反対するのではないでしょうか。

 

 



オリジナル(1973)

 ポセイドン   

1972の「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイク。

オリジナルは、
大晦日のパーティでにぎわう1400名を載せた豪華客船ポセイドン号が海底地震の大津波で転覆、
生き残ったものの中から10名が上下さかさまになった船底に上っていき、
結局6名が救助される、というもの。

10名は、牧師、刑事夫婦、雑貨商、中年夫婦、姉と弟、歌手、ボーイ。
牧師であるジーン・ハックマンが脱出のリーダー役、居残り組みにも牧師がいて議論になります。
「神」についての考え方の違いも問う作品になっていたようです。

基本的な設定はオリジナルと同じ。
しかし、小難しい宗教談義は全くなく、人々に議論を吹っかけるシーンもありません。
残りたいやつは残れ、逃げたいやつは逃げる、そういう感じです。

冒頭は、ポセイドン号の豪華さと生き残りを賭けることになる登場人物の紹介に費やされます。

オリジナルであった船長と船主の確執や運行の危険性といったものは一切省かれます。
船の安全性の問題ではなく自然の前に人工物など無力であり、説明は不要、というところでしょうか。

地震についての説明もなく、いきなり津波がやってきて、回頭する(船首を波に直角に向ける)間もなく、
強烈な横波を食らって一気に転覆します。

乗客は4000名、最初の一撃で9割近くが死亡。

阿鼻叫喚のホールから逃げ出そうとするのは、ギャンブラー、
ディラン(ジョシュ・ルーカス、「ステルス」)
消防士出身の元NY市長ロバート(カート・ラッセル)も娘を探すため同行を決意。

バツイチ婦人、マギー(ジャシンダ・パレット)とその息子コナー(ジミー・ベネット、「ホステージ」)
自暴自棄になりかけていた老人、リチャード(リチャード・ドレイファス、「ジョーズ」の海洋学者)
そして、船のボーイ(フレディ・ロドリゲス)が同行。

階下(さかさまなので上)のディスコにいた人の中では、
ロバートの娘ジェニファー(エミー・ロッサム)とその彼クリスチャン(マイク・ボーゲル)
無賃乗船のエレナ(ミア・マエストロ)
そしてギャンブラーのラッキー・ラリー(ケビン・ディロン)

合わせて10名が船底のプロペラ孔からの脱出を試みることに。

あとは、沈没しつつある客船の中を迫り来る海水に追い立てられながら、船底に向かって進んでいく。
果たして何人が生き残れるのか、どうすれば無事に脱出できるのか。

98分とオリジナル(117分)よりも短くなっていて、
人間模様は多少描かれているものの、人生観、宗教観の対立と言ったものはなく、
ひたすら逃げる、非常に判りやすい映画になっています。

愛や勇気や決断力で生命を救えるかというと、そんな甘いもんではないな、と思いました。
船の構造と火災などの災害に対する知識、それに体力と幸運がないととても助からんでしょう。

 

 


オリジナル(1972)
 

  ダ・ヴィンチ・コード  

ご存知の通り、キリスト教教会を敵に回して、ソニー製品の不買運動をするとまで言わしめている作品。

同名の小説の映画化だが、この小説が従来にない全く新しい説を唱えているわけではなく、
「レンヌ=ル=シャトーの謎」などからも影響を受けているといわれる。

キリスト教関連の物語ではよく出てくる
「聖杯(Holy Grail)」と「マグダナのマリア」の秘密がテーマです。
「聖杯」は「インディ・ジョーンズ最後の聖戦」にも出てきますが、あんな単純な話ではありません。

このほか、「シオン修道会」「オプス・デイ」「テンプル騎士団」
そして最も重要な「マグダナのマリア」などが、この謎解きのキーワードです。

ルーブル美術館館長ジャック・ソニエール(ジャン・ピエール・マリエル)が、
修行僧シラス(ポール・ベタニー、「ファイヤー・ウォール」「ウィンブルドン」)に撃たれる。

学会でフランスに来て館長と会う約束をしていた、ロバート・ラングドン(トム・ハンクス)は、
ベズ・ハーシュ警部(ジャン・レノ)に呼び出され、事件現場に行く。

そこでは、ダイイング・メッセージとダ・ヴィンチの絵の図形の中に館長が全裸で横たわっていた。

現場に暗号解読班のソフィー・ヌヴー(オドレイ・トトゥ)がやってきて、
ひそかにラングドンに事情を告げる。

実は、自分は本当はソニエール姓で、館長の孫であること、
ハーシュ警部はラングドンを犯人と決め付けて逮捕しようとしていること、
そして、消されたダイイング・メッセージの中に「ラングドンを探せ」とあったこと。

ヌヴーとラングドンの2人はルーブル美術館から逃げ出したように見せかけ、
館に残り謎解きを始める。

ダイイング・メッセージは「モナリザ」を示し、
「モナリザ」に記された暗号は「岩窟の聖母」を示していた。
そして2人は、白百合の紋章のついたタグを見つける。

オプス・デイの僧侶マヌエル・アリガローサ(アルフレッド・モリーナ、ドック・オク)は、
シラスを使って、聖杯へとつながるキー・ストーンを探させていた。

謎解きに大金持ちの歴史研究家、リー・ティービング(イアン・マッケラム、ガンダルフ)が絡み、
驚愕の事実へとつながっていく。

キリスト教的背景がないと少し判りにくいかもしれない。
ボイコットが悪いかどうかは別として、教会が文句言うのも判らないではない。

謎解きは小説を読んでいたほうが面白いのだろうが、映画だけでも十分楽しめる。
まあ、時間の制限があるから、ややあっさり解けてしまう感はあるが、、、。

これで終わりか、と思うとまだ話しが続き、最後の最後まで謎解きが続く。

映画と直接は関係ないが、DNA鑑定で親子関係などを調べる一つの手として、
ミトコンドリアDNAの分析がある。

しかし、ミトコンドリアDNAは基本的に女性の遺伝子が伝わるので、
父系の先祖へは辿れないことを言っておく。

 

 


  ピンクパンサー 

ご存知の通り、クルーゾー警部と、ピンクのダイヤ(ピンクパンサー)をめぐるコメディ。
映画をきっかけに、ピンクパンサーと言うキャラが一人歩きして、独立したアニメになったのは有名。

今までクルーゾー警部は、何人かが演じています。
最も有名なのはピーター・セラーズですが、彼は1980年に亡くなりました。

今回は、ジャック・クルーゾー警部にスティーブ・マーチン。
相棒刑事ポントンに、ジャン・レノ、ドレフュス警視にケビン・クライン。

秘書のニコルにエミリー・モーティマー、容疑者の一人ザニアにデスチャのビヨンセ。

クルーゾー登場のきっかけとなる事件の被害者でピンクパンサーの持ち主、
フランスサッカーチームコーチに、「トランスポーター」シリーズのジェイソン・ステイサム。

レストランでスパイのフレーズを使う自称エージェント006に
「キング・アーサー」のクライブ・オーエン。

結構目立つ役なのに、2人ともエンド・クレジットに名がない、何で?

7回もメダル・オブ・オナー候補になりがら一回も受賞できないドレフュス警視(ケビン・クライン)は、
フランスチームのサッカーコーチの殺人と彼の持つ巨大ダイヤ、ピンクパンサーの盗難事件を利用して、
今年こそ、メダル・オブ・オナーを手にしたいと考えていた。

彼の考えは、おバカな無能刑事にドジを踏ませている間に事件を解決して喝采を浴びるというもの。

そこで、フランス一のおバカ警官、クルーゾー(スティーブ・マーチン)を警部に昇進させ、
特命で事件を担当させる。
お目付け役に代々警官をやっているポントン(ジャン・レノ)をつけておいた。

クルーゾー警部は、ドレフュス警視の思惑通り、ドジばっかりやるのだが、
全く行き当たりばったり思いつきの捜査が意外と核心をついていたりして、捜査はあらぬ方向に。

果たして、大観衆の目の前で「殺人とダイヤ盗難」という大胆な事件を起こした犯人は?
クルーゾー警部は、お間抜け捜査の繰り返しで事件を解決できるのだろうか。

フォックスジャパンの公式ページでは、
「メダル・オブ・オナーに7回も輝いた」
「ミスがあっても責任が及ばないように」とあるが、いずれも間違い。
この感想に書いた筋書きが正しい。

ピーター・セラーズのピンクパンサーシリーズは、
「ピンクの豹」(The Pink Panther)1964
「暗闇でドッキリ」(A Shot in the Dark)1964
「ピンクパンサー2」(The Return of The Pink Panther)1974
「ピンクパンサー3」(The Pink Panther Strikes Again)1976
「ピンクパンサー4」(Revenge of The Pink Panther)1978
「ピンクパンサーX」(Trail of The Pink Panther)1982
   の6作品。

原題はなんとなく別のシリーズを思い起こさせますなあ、偶然でしょうか。
(Return of The Jediも当初は Revenge of The Jediだった)

「ピンクパンサーX」はピーターセラーズの死(1980)後、総集編の形で作られ日本未公開だそうな。

これ以外に、
「クルーゾー警部」
 (Inspector Clouseau クルーゾー警部にアラン・アーキン)1968
「ピンクパンサー5 クルーゾーは二度死ぬ」
 (Curse Of The Pink Panther=ピンクパンサーの呪い)1983
「ピンクパンサーの息子」
 (Son of The Pink Panther)1993
   の3作品もシリーズと呼んで良いのでしょうか。

「5」は、ロジャー・ムーアがクルーゾー警部だからこの邦題だろうけど、ピンボケ邦題の一つでしょう。
なお、「007は二度死ぬ」1967 の007は、ショーン・コネリー、日本が舞台です。

 

 


 

ピーター・セラーズ
出演作の完全版
 

  アンダーワールド エボリューション 

続編。
ストーリー自体が前作の続きですので、前作を見ていないとよく判らないかも知れません。

セリーン(ケイト・ベッキンセール)、マイケル(スコット・スピードマン)は前作と同じ。

アンダーワールドは、闇の世界、黄泉の国、裏社会、などの意味がある。
そういえば「ティム・バートンのコープスブライド」でもあの世をアンダーワールドっていってたっけ。

冒頭は1202年、最初のバンパイアと最初の狼男となったマーカスとウィリアムの兄弟。
自己が制御できなくなったウィリアムは父に捕まり、生涯幽閉されてしまう。

現代に戻って、

前作で休眠からよみがえったバンパイアの長老ビクターが、
実はセリーンの一家皆殺しの張本人だと知って、
セリーンはビクターを殺すわけだが、
そのためセリーンはマイケルとともに一族から追われる身となっていた。

もう一人のバンパイアの長老、マーカスは追っ手の血でよみがえり、
セリーンとビクターのいきさつを知る。

マーカスはなぜか、マイケルを追い、彼が持っているペンダントを狙う。
セリーンもそのペンダントには遠い微かな記憶がよみがえってくる。

果たしてペンダントの謎は、マーカスの狙いは。

そして、セリーンやマーカスたちの惨殺の後始末をするアレキサンダーの正体は。

前作に増して暗く、血だらけ、スプラッタになっています。

みんなヒゲ面で眼にカラーコンタクトをしているせいか、誰が誰かわかりにくい。

ちょっと狼男の姿は異様だったなあ。
特に立ち姿は、狼男と言うよりはエジプトの犬神、アビヌス神のようでもあった。

バンパイアも見た目は醜いし、いずれもすぐ噛むしね、入り込めん。

前作には無かった(と思う)ケイト・ベッキンセールの濃厚な濡れ場もあります。
ボカシがはいるくらいのシーンでケイト・ベッキンセールの裸体が拝めます。

ケイト・ベッキンセールは、前作同様、黒のワンレンで眉間にしわ寄せて口は半開き、
例の黒いぴったりのレザースーツで華奢な体つきがすごく強調されてます、細いよね。

 

 


前作 

 

 

 
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