2010/7-9鑑賞
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この期間に鑑賞した映画の本数  
7月:7(2)[1]本、8月:5(1)[1]本、9月:4(3)[3]本、計:16(6)[5]本 。 ( )は試写会/招待券
[ ]は邦画
今年の累計:52(22)[14] 本  
1−3月期:16(10)[2]本 、4−6月期:20(6)[7]本、7−9月期:16(6)[5]本、10−12月期:0(0)[0]本  
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 REDLINE(レッドライン )     

木村拓哉、蒼井優、浅野忠信。

未来。
車がタイヤを捨ててエア・カーとなって久しい時代。
しかしいまだに、車輪を駆ってレースに明け暮れる者たちがいた。

その最高峰はレッドラインをゴールとするレッドライン。
イエローラインはその予選のレース。

そのイエローラインの一つを戦っているソノシー・マクラーレン(声:蒼井優)やJP(声:木村拓哉)
トップを爆走するソノシーに対し、最後尾から追随するJP。
最終クォーターで、じりじりと順位を上げるJPを訝しげに見守るギャングのボスとメカニックのフリスビー(声:浅野忠信)。

最終クォーターでトップに立ち、ソノシーとの大接戦の末、2位に終わるという筋書きだ。
このまま勝ってしまうんではないかとのギャングのボスの心配をよそに、JPは激走。
ゴール寸前、フリスビーの手元のスイッチでJPの車はバーストし、大クラッシュして2位に終わる。

これで、ソノシーがレッドライン出場。
JPは病院の別途で寂しくそれを眺める図、と思いきや、レース会場がロボワールドだと知って出場辞退した選手が出て、
JPが繰り上げで出場することになった。

レースの準備はロボワールドのすぐ隣の星。
武器搭載も許されるレース規約の中、スピードだけの勝負にこだわるJPは、愛車に最強のエンジンを積む。

ソノシーはそれを忘れてはいるが、実はJPにはソノシーと過去の出会いがあったし、
このレースに賭ける思いはおんなじだ。
ここでソノシーとJPの子供のころのいきさつとか、ほのかな恋心とか人間模様が描かれる。

さて、ロボワールドは軍事国家。
レース会場にされ、軍事機密が放映されることを阻止するため、レース参加者を抹殺する気でいた。

いよいよレース当日。
ソノシー、JP他、強豪がそろう中、レースが開始される。
いつも通りの八百長をしくむフリスビー。
いざというときには爆弾でJPの車を吹っ飛ばす作戦も仕組んでいた。

ロボワールドの兵の攻撃もかわしながらレースは続く。
途中ロボワールドの未完成の秘密兵器が作動して、レース参加車は大破。
かろうじてマシンヘッドとJPの車だけが助かる。

JPは狭いコクピットにソノシーを同乗させ、ゴールのレッドラインに向かって爆走する。

激しい競り合いの中、JPを負けさせろと迫るギャングのボスを振り切ってフリスビーはJPに勝利を託す。
果たして最後の最後、ゴール直前でクラッシュしたJPだが、コクピットを突き破ってソノシーとともにマシンヘッドを下す。

タッチは独特。
加速時の表現など、とても面白かった。

確かにスピード感はあったし、大画面でこそ感じられる迫力もあったけど、ストーリにそれほど深みはなく、
レース以外の展開を楽しむ映画ではないのかもしれない。

 

 

  

 蛮幽鬼    

ゲキ×シネ。
堺雅人、上川隆也、稲森いずみ、早乙女太一、他、劇団☆新感線。

ゲキ×シネとは、劇団☆新感線の舞台を映像に撮り、それを劇場で流すことにより
舞台の良さと映画の良さをミックスしようと考えた映像手法で、劇団☆新感線の舞台を映画化したもの。

昔々、大陸の東に位置する島国、鳳来国は、4人の若者を大陸の大国、果拿の国(かだのくに)に送り、先進的な考え方を学ばせていた。
間もなく鳳来国に帰ることになったある星降る夜、これを吉兆と見るか凶兆と見るかの、師匠の問いに、
音津空麿(おとつのからまろ、粟根まこと)と稀浮名(きのうきな、山内圭哉)は凶兆と読み、
伊達土門(だてのどもん、上川隆也)は、吉兆と見た。
師匠の覚え宜しき伊達土門に空麿と浮名は身分のことで嫌味を言うが、帰国すれば、妹の美古都(みこと、稲森いずみ)が、
土門の妻となる親友、京兼調部(きょうがねしらべ、川原正嗣)は土門を庇う。

しかし、その直後、調部は何者かに胸を一突きされ絶命、近くにいた土門が犯人として逮捕されてしまう。
当然土門は無実を訴えるが、空麿と浮名は調部が妹との結婚に反対していたと言い、
土門の部屋からその旨を記した調部の手紙が出てきて土門は有罪にされ、監獄島に幽閉されることとなる。

蛮教布教の認可を得た空麿と浮名は鳳来国に帰国、それを足掛かりにのし上がっていく。

10年後、監獄島に幽閉され、狂人となった(ふりをする)土門。
看守の目を盗んで、抜け穴を掘り、地下道に監禁されている男を解放する。
男は殺し屋でサジ(匙)と名乗り、土門に加勢して看守を皆殺しにする。
土門は囚われていたハマン王朝の姫、ペナン(高田聖子)も助け、一緒に島から脱出する。

さらに1年後の鳳来国。
空麿は学問頭、浮名は左大臣となり、父で大連(おおむらじ)の稀道活(きのどうかつ、橋本じゅん)は右大臣の座を狙っていた。
そこへ西国から蛮新教が広まりつつあるとの噂に、浮名は蛮新教排斥に動く。

蛮新教の布教所。
恫喝に訪れたはずの浮名に対し、蛮新教の教祖、飛頭蛮(ひとうばん)は財宝で懐柔。まんまと許可を得てしまう。

次いで匿名の高貴なお方(稲森いずみ)が登場し、蛮新教と蛮教の違いを聞く。
そこへ大君(帝)が登場、高貴なお方=美古都が大君の妻だと分かる。
大君は蛮新教と蛮教の教義問答を行うと言い残して去る。

暫くして、大君の寝室。
忍び込んだサジは大君に遺言書を書かせ、達観したかのように覚悟する大君を殺害する。
サジは逃げる途中、美古都の警護の刀衣(とうい、早乙女太一)に見つかるが、土門の援護で逃げおおせる。

翌日、大君の葬儀の日。
美古都は、刀衣から蛮新教が大君殺害犯だと聞き、覚悟を決めて大君の遺言(実はサジが書かせた)通り女帝大君になる。

やがて教義問答の日。
果拿の国から師匠を呼び、自分が蛮教正当伝承者であることを証明する空麿。
しかし、飛頭蛮の部下の女性が体に巻きつけた伝説の××の目を通して経典を読み解き、自分たちの教義が正しいことを示す。

美古都の父の左大臣、京兼惜春(きょうがねせきしゅん、千葉哲也)は蛮新教の勝利を宣言するが、
美古都は蛮新教の噂をもとに退去を命じ、惜春はやむなく、道活の謀反を証し逮捕する。
その際、浮名の妻が割って入って惜春に斬殺され、美古都は惜春に諌められて、自分の判断が下せなくなる。

飛頭蛮(実は土門)は、移送中の道活を襲い、略奪。
恨みを果たそうとしたが、仲間割れで、浮名、空麿、道活は相次いで死ぬ。
復讐を果たしたはずが何か満たされない土門。
しかも、もともとのきっかけである調部の殺害実行犯は闇の中のままだ。

そこへ美古都の手のものが現れ、飛頭蛮の仲間を皆殺し、怒り狂う飛頭蛮は、美古都の屋敷に乗り込んでいく。

一方、サジは惜春の屋敷に侵入。すべてが惜春の策略であることが観客に明かされる。
すなわち、邪魔になる息子の調部をサジに殺害させるべく策略し、その罪を土門にかぶせて排除。
美古都を大君に嫁がせて傀儡化を画策していた。
結果、惜春は逆にサジに殺害されてしまう。

飛頭蛮は、美古都の屋敷に火を放ち、美古都を斬りに来た。
守る刀衣と土門の旧友である遊日蔵人(あすかのくらんど、山本 亨)、一旦は覚悟した美古都。
土門の誤解は解けるが、そこへサジも現れ、事の顛末一切が明らかになる。

飛頭蛮とサジの死闘は激闘の末、サジは倒れるが、飛頭蛮は土門ではなく飛頭蛮として美古都に討たれることで都に平成をもたらす。

**

3時間2分。
途中に休憩が入る。

17台のカメラを駆使した撮影だそうで、アップ、ロング、キャストの表情、汗の滴りまで見て取れる。
また、客席をも映しこむアングルで一体感をあおる演出は成功といって良いだろう。

しかし、芝居は芝居。
好き嫌いは別として芝居様式の美、観客との双方性など、映画とは根本的に違うものを感じた。

 

 

 

 十三人の刺客    

刺客は「しかく」と読むが、小泉郵政選挙の時に多くのマスコミが「しきゃく」と呼び、かなり一般化してしまった。
今では「しかく」も「しきゃく」も常用されているようだ。
尚、本来は「せっかく」と読む。MSIMEでも「せっかく」でちゃんと「刺客」と変換される。
「客」を「かく」と読む例はたくさんあって「論客」「主客転倒」など。
「月日は百代の過客にして行きかう年もまた旅人なり」とは徒然草の書き出しである。

さて、物語は次期老中職と目される、時の将軍徳川家慶(いえよし)の弟、明石藩藩主松平斉韶(なりつぐ)の暴挙に対し、
老中土居利位(としつら)が隠密裏に斉韶の暗殺を指示、13人の侍が刺客となってこれを討ち取ろうとする物語である。

オリジナルは1963年の東映映画、片岡千恵蔵、嵐寛寿郎、丹波哲郎、里見浩太朗、月形龍之介ら錚々たるメンバーが大挙出演。

オリジナルと、今作のキャストを比較しておこう。

13人の刺客
  • 島田新左衛門:片岡千恵蔵=役所広司
  • 島田新六郎(新左衛門の甥):里見浩太朗=山田孝之
  • 倉永左平太(御徒目付組頭):嵐寛寿郎=松方弘樹
  • 日置八十吉(倉永配下の御徒目付):春日俊二=高岡蒼甫
  • 大竹茂助(倉永配下の御徒目付):片岡栄二郎=六角精児
  • 石塚利平(倉永配下の足軽):和崎俊哉=波岡一喜
  • 三橋軍次郎(倉永配下の御小人目付組頭):阿部九州男=沢村一樹
  • 樋口源内(三橋配下の御小人目付):加賀邦男=石垣佑磨
  • 堀井弥八(三橋配下の御小人目付):汐路章=近藤公園
  • 平山九十郎(島田家食客浪人・剣豪):西村晃=伊原剛志
  • 小倉庄次郎(平山九十郎の門弟):沢村精四郎=窪田正孝
  • 佐原平蔵(浪人・槍の名手):水島道太郎=古田新太
  • 木賀小弥太(山の民):山城新伍=伊勢谷友介

明石藩

  • 藩主松平左兵衛督斉韶:菅貫太郎=稲垣吾郎
  • 鬼頭半兵衛(明石藩御用人千石):内田良平=市村正親
  • 間宮図書(明石藩江戸家老):高松錦之助=内野聖陽

幕府

  • 土井大炊頭利位(江戸幕府・老中):丹波哲郎=平幹二朗

尾張藩

  • 牧野靭負(尾張家木曽上松陣屋詰):月形龍之介=松本幸四郎
  • 牧野妥女(靭負の息子):河原崎長一郎=斎藤工
  • 牧野千世(妥女の嫁):三島ゆり子=谷村美月

その他

  • 芸妓お艶:丘さとみ=吹石一恵
  • 三州屋徳兵衛(落合宿庄屋):水野浩=岸部一徳

今から160年ほど前、明石藩主松平斉韶の暴君ぶりは広く知られていた。
明石藩江戸家老、間宮図書は切腹して老中に直訴。
しかし時の将軍徳川家慶は腹違いの弟松平斉韶を老中に取り立てることを決めており、事を穏便に処理せよと指示する。

老中は困り果てた末、御目付島田新左エ門に暗に斉韶の暗殺を示唆、役職を解いて計画を練らせる。
老中土居利位は、斉韶に息子夫婦を惨殺された牧野靭負などを島田に引き合わせ、斉韶の非道さを思い知らせる。

島田新左エ門は、自家の食客平山九十郎、友人の倉永左平太、その配下の三橋以下5人、それに足軽を計画に加える。
平山は、門下の若者小倉、槍の名手佐原を加えるよう進言。
放蕩者の島田の甥、新六郎も芸子お艶に別れを告げて、一行に加わる。

一方、新左エ門の旧知で明石藩御用人、鬼頭半兵衛は、斉韶の悪行に辟易しながらも主君を守ることを第1義とし、
新左エ門の計画を阻止しようとする。

新左エ門一行は、参勤交代で斉韶が明石に帰る道中に襲撃することとし、
中山道を行く行列を尾張藩の牧野と結託して、明石藩の木曽通行を禁止、木曽を迂回させるよう仕組んだ。
そのまま東海道を西に進めば、牧野に気圧されて逃げたとなるため、再び木曽路に戻ると読み落合宿を決戦の場と決めた。

先発隊が落合宿の宿場町全体を買い上げ、決戦のための仕掛けを用意した。
新左エ門は鬼頭一派の待ち伏せに逢い、馬を捨てて山越えし、途中小弥太を仲間に入れ、総勢は13名となる。

牧野の斉韶の通行阻止は成功したが、牧野は切腹して果てる。
斉韶は鬼頭を引き連れていったん迂回する。斉韶の護衛はおよそ75騎。
しかし、その後斉韶一行は消息を絶ち、新左エ門一行との我慢比べとなる。

果たして新左エ門の思惑通り、斉韶一行は落合宿に現れるが、総勢は200名を数えるまでに補強されていた。
そして宿場に入ったとたん、新左エ門らの攻撃が始まる。
火薬や木組みを使った分断作戦、弓矢による屋根から攻撃などで相手を倒していくが、所詮は多勢に無勢。
徐々に仲間を失っていく。

ついに、新左エ門らは斉韶を鬼頭他数名までに追い詰めるが、新左エ門の仲間も新六郎だけになってしまう。
そして鬼頭と新左エ門の一騎打ちは新左エ門の勝ち。
残る家臣も倒され、斉韶と新左エ門の一騎打ちで、斉彬は討ち取られるが、新左エ門も息絶える。

一人残された新六郎は累々たる死体の山の中を一人どこかへ去っていく。
(ここで途中で死んだと思われた小弥太が出現するが、山へ戻ってしまう)

**

時代劇の名作の一つとして知られる「十三人の刺客」。
集団抗争時代劇と言う東映時代劇末期の一ジャンルを築いたことで知られるらしい。

オリジナルの公開されたのは、1963年12月。
翌年に東京オリンピックを控え、開発盛んな時代。
舟木一夫の「高校三年生」がヒットし、TVアニメ「鉄腕アトム」が放映開始された年である。
「アップダウンクイズ」や「がっちり買いまショウ」などの視聴者参加番組も生まれ、TV人気が急速に伸びたころだ。
年間観客動員数は、1960年の10億人超から5億人強と半分近くに落ち込み、危機感を抱いていたものと思われる。
時代劇オールスター総出演の豪華さと、TVでは実現できないリアリティあふれる映像が作り出された。

しかし、この後も映画の凋落傾向は続き、年ごとの凸凹はあるものの、1972年には2億人を切り、
1996年には1億2千万人を切ってしまった。
(その後少し盛り返し、ここ数年は1億6千万から1億7千万人で推移している)

 

 

 特攻野郎Aチーム THE MOVIE  

リーアム・ニーソン、ブラッドリー・クーパー、クイントン・ジャクソン、シャルト・コプリー、ジェシカ・ビール

80年代に一世を風靡したTVシリーズの映画化。
4人組で各キャラの名前や設定は、ほぼTVシリーズを踏襲していると思われるが、事件などは時代を反映。

以下の章立ては勝手に書いたもので映画本編上はありません。

第1章:Aチームの結成
1人目:メキシコのある場所で悪徳将軍の一派につかまった男。猛犬をけしかけて兵隊たちは去っていく。
男は隠し持った道具で処刑は免れ、その場を脱出する。

2人目:メキシコの別の場所。警察の追跡を逃れて自動車工場に逃げ込んだ男。
バンを取り返すため、工場の荒くれをなぎ倒し、車に乗って去る。
そして砂漠走行中、一人目の男に出会い、無理やり3人目の救出を手伝わせられる。
途中ともにレンジャー部隊出身であることを知る。
1人目の男は、ジョン・”ハンニバル”・スミス(リーアム・ニーソン)、
モヒカンが特徴の二人目は、B.A.(クイントン・ジャクソン)

3人目:色男。悪徳将軍逮捕に向かったが、将軍の妻を寝取り逮捕され、火あぶりになる寸前。
件のバンが突っ込んできて、危機は免れる。名前はフェイス(ブラッドリー・クーパー)
3人は、砂漠の米軍病院へ逃げ込む。

4人目:ハンニバルに撃たれた(かすり傷)B.A.の傷を縫合した医師は、いかれた言動で、B.A.とフェイスを怒らせる。
しかし、ハンニバルが救急ヘリを操縦させるために仲間に入れ、そこから脱出。
ヘリで追ってきた将軍との空の追走劇が始まるが、うまく逃げ、将軍を米国内まで侵入させ、軍に撃墜させる。
男はマードック(シャルト・コプリー)医師でパイロット。

第2章:Aチームの栄光と挫折
8年後、4人はAチームとして米軍の数々の作戦に参加、大きい功績をあげていた。
撤退間際のイラクで、フェイスの元カノで軍犯罪調査局のソーサ大佐(ジェシカ・ビール)が、偽ドル原版の話を持ち込む。
CIAから偽ドル原版の奪還依頼が来るが手を出さないようにと。
これはソーサ大佐の「釣り」情報でAチームがそれに乗るように仕掛けたものだった。
果たしてCIAのリンチ捜査官がその話を持ち込んでくる。
ハンニバルは、モリソン将軍にパイクのチームに代わって、作成遂行の許可を取る。
作戦はハンニバルの計画通り進行、原版と大量に印刷された偽ドル紙幣を奪取、基地へ運ぶことに成功する。
モリソン将軍が、確認に近づいた途端、将軍の乗ったジープは爆破され、コンテナも爆破され原版は何者かに奪われる。
事件はAチームが、パイクとぐるになって仕組んだものだとされ、Aチームは逮捕され、
軍事法廷の結果、別々の刑務所に10年収監されることになる。

第3章:Aチームの反撃
半年後、別々の刑務所に収監されている4人。
ハンニバルの下にCIAのリンチが訪れる。
バイクと謎のアラブ人が、原版をドイツから持ち出そうとしているとハンニバルに告げる。
刑務所でおとなしくしていると思われたハンニバルもその情報を知っており、脱獄のシナリオを持っていた。
リンチから差し入れの毒入り葉巻で一時的心停止に陥って死亡と判断されたハンニバルは火葬寸前で脱出、脱獄に成功する。
別の刑務所にいたフェイスを脱獄させ、移送中のB.A,も護送車から救出する。
ソーサもハンニバルらの動きを察知して、マードックの入院している精神病院へ行くが、
間一髪ハンニバルが先んじてマードックを救出、軍用機で逃亡する。
追う無人攻撃機は振り切れず、軍用機は墜落するが、乗せてあった戦車に乗って、これまた無茶な行動で脱出に成功する。

ドイツのある駅。
パイク一味を追うソーサ。リンチに待ち伏せされ、狙われるがフェイスの機転で脱出、事なきを得る。
この時フェイスはケータイをソーサに渡す。

ドイツのとある銀行のパイクとアラブ人が集う特別室。
Aチームは強行突入、原版と謎のアラブ人を強奪し、パイクの攻撃をかわして何とか脱出に成功する。
パイクは、ソーサが逮捕するが、リンチが「引き渡し命令」を持って連れて行ってしまう。
湖のほとりの隠れ家で、ハンニバルは謎のアラブ人の正体がモリソン将軍であると知る。
愕然とする4人に対し、将軍は事件はリンチが偽ドルを独り占めしようとしたから、パイクと組んで1芝居打ったと暴露。
激怒する4人だが、そこへリンチの仕向けた軍用機が爆撃を仕掛け、4人は助かるが将軍は死んでしまう。

リンチに復讐すべく、ハンニバルはリンチに聞かれているのを承知でソーサに交渉を持ちかける。
つまり、モリソン将軍が生きていると見せかけ、無罪放免を条件に原版と将軍をLAのコンテナ埠頭で引き渡すというもの。
直後フェイスは、前に渡した(盗聴されない)ケータイで真相と別の作戦を伝える。

当然リンチとCIAの仲間も迎え撃つ準備をする。
コンテナから現れた、ハンニバルとモリソン将軍。
コンテナで陽動してリンチを捕まえる作戦が、リンチに寝返ったパイクの攻撃を受けて作戦は頓挫する。
しかし、4人は協力してパイクを倒す。

リンチは、ハンニバルを追い詰め、同行していたモリソン将軍(本物は死んだので実は別人)を射殺、
ハンニバルを倒そうとしたその時、すべてを聞いていた軍犯罪捜査局がリンチを逮捕する。

すべてめでたし、めでたしなのか。
そこへ、CIAの別のリンチが登場し、もとのリンチを連れ去ってしまう。
Aチームは、脱獄で逮捕され、移送されることになる。
万事休す、と思われたが、別れ際にフェイスにキスしたソーサが、手錠のカギを口移しで渡していた。

予告ではいきなり、10年収監する、脱獄して復讐だ、みたいになってますけど、そこに行くまで長かった。

いわゆる娯楽大作で、ホントにこんなことがあったら大変だけど、あり得ないことでも許せてしまうのが娯楽大作。

笑わせるシーンも多くあり、大爆笑ではなく、ニヤニヤ~ぷぷぷ、くらいの物がたくさん散りばめられていた。
湖でのばあさんとかね。

ジェシカ・ビールが出ているとは知りませんでした。
ちゃんと見れば予告にも出てました。

シャルト・コプリーは「第9地区」のヴィクス・ファン・デ・メルヴェ。

ブラッドリー・クーパーはラブコメにも多く出ているが「ウルトラ I LOVE YOU」(All About Steve)のスティーブ。
「ハンゴバー」あっ、邦題は「ハングオーバー」でしたね。その男友達の一人、フィル。

クイントン・ジャクソンは、力自慢の役柄が多いようです。

当たればシリーズ化、を考えていたかどうかはわかりませんが、たくさんの金をつぎ込んで、
アメリカ国内では制作費分の興収も上げられなかったのでは、続編は難しいだろうと思っていたのに、
続編が計画されているようです。

 

 

 魔法使いの弟子  

ニコラス・ケイジ、ジェイ・バルチェル、アルフレッド・モリーナ、モニカ・ベルッチ。

**

物語の始まりは、2700年ほど前。(AD740)
魔術師、マーリンは、3人の優秀な弟子に魔法のすべてを教え込んでいた。
その3人はバルバザール・ブレーク(ニコラス・ケイジ)、マキシム・ホバース(チラシではホルヴァート、アルフレッド・モリーナ)、
そして、ベロニカ(モニカ・ベルッチ)。

一方、悪の魔女モルガナ・ル・フェイは、マーリンの宿敵で、死者を蘇らせる魔法で世界を支配しようとしていた。
マーリンとモルガナの対決では、ホバースの裏切りでマーリンが倒されるが、ベロニカがモルガナを自身の体内に同化して閉じ込め、
グリムホールド(マトリョーシカ)に閉じ込める。

マーリンは、バルバザールにドラゴンの置物を託し、それがマーリンの後継者を探す手がかりだと伝えて息絶える。
バルバザールは、モルガナの子分たち、そしてホバースもグリムホールドに閉じ込め、世界を旅して後継者を探し続ける。

さて、物語の設定を理解した所で、第2幕に移ろう。
2000年のニューヨーク。
10歳のデイブ(ジェイク・チェリー)は、クラスメートのベッキー・バーンズ(ペイトン・リスト)に好意を抱いている。
遠足でメモに「友達か彼女になって」と書いて渡すが、ベッキーの返事を書いた紙は風にあおられて飛んでいく。
メモを追って入ったところは怪しい骨董店。
現れたバルバザールがドラゴンを差し出すと、それはデイブの指に巻きついて指輪になる。
バルバザールは、デイブに渡そうと魔法の手引書を取りに行っている間に、指輪の力でグリムホールドが開きホパースが現れる。
バルバザールとホパースは魔法合戦を繰り広げ、10年閉じ込められるという骨董の壺に二人とも入ってしまう。
デイブはグリムホールドを捨てて逃げるが、先生に見つかって叱られ、みんなには幻覚を見てお洩らししたとバカにされてしまう。

と言うことで、第3幕はその10年後。
物理オタクでテスラコイルに凝っているデイブ(ジェイ・バルチェル)はベネット(オマー・ベンソン・ミラー)とルームメイト。
講義の助手をしていて、偶然ベッキー(テレサ・パーマー)と再開するが、小学校時代のトラウマで誘えず、ベネットにバカにされる。

10年経ったので、件の壺が開きホバースが抜け出す、そしてバルバザールも。
ホバースは、デイブの居所を突き止めグリムホールドを返すよう迫り、狼をけしかける。
バルバザールは、エンパイアステートビルの飾りのワシに乗ってデイブを助け、嫌がるデイブに魔法を教えようとする。
一旦は断ったデイブだが、グリムホールドから出たサン・ロックとドラゴンを魔法で倒し、バルバザールに弟子入りする。

デイブは再びベッキーにアタックする。
ある日、ベッキーはひったくりに襲われるが、デイブが魔法で撃退、バッグとブレスレットを取り返す。
これを機にデイブとベッキーは付き合い、テスラコイルで音楽を聞かせるなどして急速に親しくなる。

ベッキーを研究室に誘ったある日、デイブは部屋を魔法できれいにしようとしてミッキーの魔法使いの弟子然となって大失敗、
ベッキーを追い返してしまう。

その後なんだかんだあって、ホバースはグリムホールドを手に入れて、解放した魔法使いのパワーを利用して、
さらにその中のグリムホールドを解放していく。
そして、ベッキーを誘拐し、その見返りにデイブからドラゴンの指輪を手に入れ、その力を使ってモルガナを解放する。

モルガナはこの時点ではベロニカの姿をしている。
モルガナはビルの屋上のパラボラアンテナを使って魔方陣を描き、死者を蘇らせる魔法を実行する。
デイブはベッキーにすべてを語り、パラボラアンテナを動かすよう指示、そのおかげで魔方陣は崩れ、モルガナは倒れる。
モルガナはベロニカの体から抜け出し、ホバースとともにバルバザールを倒す。

しかし、ドラゴンの指輪を使わなくても魔法が使えるようになったデイブが反撃し、ホバースを倒し、ついにはモルガナを破壊する。

バルバザールは心停止だったがデイブのプラズマパワーで息を吹き返すことができた。
めでたし、めでたし。

さすが、ジェリー・ブラッカイマー。
ベタで大した中身のないストーリーを面白く見せるのはうまい。

最後はあっさりでしたけど、CGはなかなか面白かった。

ドラゴンの指輪は巻きついたら取れないのかと思いきや簡単に抜けるし、「魔法使いの弟子」のシーンは違和感満載だし、
肉球大戦争ですら「地球最大」なのに、魔法大戦争がNYが冠とは、壮大な物語の割にはちょっとしょぼい。

ニコラス・ケイジは髪型の違和感なく、結構決まっていた。
モニカ・ベルッチは相変わらず豊満で美しいが、やはり少し年取ったなと言う感じでした。

ジェイ・バルチェルはへたれを絵に描いたよう。
同じへたれ役でも「トロピック・サンダー」のケビン・サンダスキーはよかったけど。

テレサ(テリーサ)・パーマーは「呪怨 パンデミック」や「ベッドタイム・ストーリー」に出てるらしいがいずれも未見。
高所恐怖症や異常事態に遭遇しての涙目はなかなか良かった。

**

オマー・ベンソン・ミラーは「セントアンナの奇蹟」のトレイン上等兵。
デイブの子供時代のジェイク・チェリーは「ナイト・ミュージアム」「同2」の息子ニック。
ペイトン・リストは、「幸せになるための27のドレス」で、ジェーン(キャサリン・ハイグル)の子ども時代など、
主役級の子供時代の役柄が多い。

 

 

 キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争   

警察犬のディッグスは、先走ってドジばかり、失格の烙印を押され施設へ送られることになる。
犬の秘密組織では、ボスのルーがディッグスの勇気を買い、組織に入れることを決め、
ベテラン・エージェントのブッチが誘いに行く。

犬の秘密本部(英語字幕では、Dog World Headquarters)では、キティ・ガロアが全猫に対して発信した信号をキャッチ、
ガロアが、衛星から「野生の呼び声」を地球上の犬に向けて発射、犬を狂わせて施設に送り込むと言う恐るべき計画を知る。
そして、ハトのシーマスがキティ・ガロアの秘密を知っていることを突き止め、シーマスを探すことをブッチとディッグスに指令する。

そのキティ・ガロアは子犬に化けてNASAの施設に潜入、衛星のコード(制御用の暗号)を盗み出して逃亡していたが、
やはり、計画の秘密を知るシーマスを探していた。

さて、シーマスを発見確保しようとしたが、シーマスを負う猫との争奪戦となる。
猫の名前はキャサリン。ガロアの一味かと思ったが、猫の組織であるニャオン(Meow)のスーパー・エージェントだった。

こうして、犬の組織と猫の組織にハトも協力し、ガロアの計画阻止に奔走する。
そして鳩の知っている秘密=衛星に電波を送信するパラボラアンテナの設計図を発見し、ついにガロアの居場所も知る。

それはプレイランドのマジシャン、チャックのトレーラー・ハウス。
ガロアは必要な電子部品を集めてメリーゴーラウンドを密かに改造、衛星への送信機としていた。

ついに、ディッグスとキャサリンは協力の上、ガロアを阻止することに成功した。

ディッグスの担当警官だったシェーンは、ディッグスを探していた。
無事に任務を終えたディッグスはシェーンのもとへ帰る。
既にダメ警察犬の烙印を押されていたディッグスは警察に戻されることはなかったが、
今日も犬の組織からの指令で本部に急行するのだった。

**

オープニング・タイトルは明らかに007をイメージしている。
007へのオマージュで、猫の組織のボスの声はロジャー・ムーアになっている。

今作の直接の悪玉ではないが、前作の悪玉Mr.ティンクルズは囚われの身となって、まるでハンニバル・レクター然として登場。
言葉で他の犬猫たちを混乱させる。

一応縦方向の演出を意識しているようで、後から3Dではなさそうだが、あまり3Dの効果はない。
多くの館では+200円ないし、300円ではあるが、それだけの価値があるのかはも何とも言えない。

製作側の都合を考えてみると、3D化のために余分に掛かる費用=製作費増と、
3D化で高く設定できる入場料=興収増との兼ね合いは微妙かもしれない。
さらに、子供向け映画の場合は、支出増を避けて、親(大人)の数を減らす観客が多ければ、かえって興収が減る可能性もある。

 

 

 ヒックとドラゴン    

DreamWorksの3Dアニメ。

日本国内公開の3Dは吹替え版のみ。字幕は2Dのみ。
英語版の声は、ジェイ・バルチェル、ジェラルド・バトラー、アメリカ・フェレーラ、など。
ジェイ・バルチェルは「トロピック・サンダー」のひょろっとした兵隊、「魔法使いの弟子」のデーブ。
アメリカ・フェレーラは「アグリー・ベティ」

バース島。
古くからこの島に住み、島ではヒツジも飼っているバイキングの一族。

古くから住んでいる割には家々は新しい。
と言うのも、島を襲い家畜をさらうドラゴンの群れが、吐き出す炎で家を焼いてしまうからだ。

ドラゴンは何種類もいてそれぞれに特徴がある。
最も恐れられて、しかもその正体を全く知られていないのはナイト・フューリーと呼ばれる稲妻を吐く種類だ。

今夜もまたドラゴンが島を襲う。
果敢にドラゴンに立ち向かう族長のストイック(声:ジェラルド・バトラー、吹替:田中正彦)は、
ヒック(声:ジェイ・バルチェル、吹替:田谷隼)の父で、ひ弱な息子に少し失望している。

そのヒックは鍛冶屋のゲップ(声:クレイグ・ファーガソン、吹替:岩崎ひろし)の下で働いているが、
いつか自分もドラゴン退治に参加したいと考えている。

バイキングの劣勢に、ゲップも反撃に参加。
残されたヒックは密かに作ったダブルボウガンを持ち出して、現れたナイト・フューリーを狙う。
ダブルボウガンから放たれたボーラ(複数の石をロープでつないだ投擲武器)はみごとナイト・フューリーに命中。
しかし、その場面は誰も見ておらず、その後の失態で他のドラゴンたちまで逃がしてしまう。

ストイックは、ドラゴンの巣を破壊しなければ村の存続はないと考え、男たちを従えて船で出発する。
残されたヒックは他の若者とゲップの下でドラゴン退治の訓練に引き出される。

中で最も訓練に長けているのはアスティ(声:アメリア・フェレーラ、吹替:寿美菜子)最低はもちろんヒック。

ヒックは、自分が撃ち落としたはずのナイト・フューリーを探しに森の中へ。
そして墜落跡を見つけ、ボーラに絡まって動けなくなっているナイト・フューリーを発見する。
ヒックはナイフをかざし、ナイト・フューリーにとどめを刺そうとするができず、ロープを切って逃がしてしまう。

しかし、ナイトフューリーは尾翼の片方を失っていてちゃんと飛ぶことができず、窪地の湖から逃げ出せない。
ヒックは、ナイト・フューリーに魚を与え、ナイト・フューリーもそれに応えて、何となく互いに信頼感が生まれる。

ヒックは、亡くなった尾翼の代わりに手製の尾翼を作り、ナイト・フューリーに取り付けると、
ヒックを乗せたまま大空高く舞い上がったが、手製の羽が閉じてしまうとバランスを崩してよく飛べない。
ヒックは、鞍やあぶみや羽の開閉ロープなど作りこみ、ナイト・ヒューリーを手懐けることに成功する。
そしてうまくコントロールして飛ぶことも。

一方、ナイト・フューリーを通じて、その好物や嫌いなものや弱点や好きなことを知り、
訓練でそれを生かして、ドラゴンを傷つけずに制御できるようになる。

そしてついには訓練でアスティを凌いで1番になる。
アスティはヒックの秘密を探ろうとしてナイト・フューリーを見つけ、一旦は襲われそうになるが、
ヒックにほだされて、一緒にナイト・フューリーに乗り、ヒックとドラゴンを見直す。
その時、たまたまドラゴンの群れに遭遇。
一緒にドラゴンの巣に入っていき、強大なドラゴンのボスを目撃する。
ドラゴンたちはこの巨大ボスの餌を取るためにヒツジなどを襲っていたのだ。

やがて、ドラゴンの巣探しに失敗、多くの仲間を失ったストイックが帰還する。
ストイックはヒックがドラゴン訓練で1位になったことを素直に喜び、バイキングになる儀式に出させる。
それは、ドラゴンを殺すこと。
競技場に引き出されたドラゴンは凶暴なモンスター・ナイトメア。
ヒックは殺さずに手懐けようとして、うまくいきかけたとき、襲われると思ったストイックたちがドラゴンを怒らせる。

ヒックの声を遠くから聞きつけたナイト・フューリー、この時点ではトゥースという呼び名をつけられていたが、
ヒックを助けに競技場にやってきて、逆にみんなに取り押さえられてしまう。

ヒックは、トゥースがドラゴンの巣を知っていることをしゃべってしまい、
ストイックはトゥースを連れてドラゴン退治に出かけてしまう。

ヒックはアスティに諭され、他のドラゴンを手懐けて訓練仲間と一緒にストイックの後を追う。

ドラゴンの巣の島では、ストイックたちが上陸し、断崖を突き崩した。
多くのドラゴンが逃げ出し、バイキングが勝ったと思いきや、巨大ドラゴンが出現する。

ヒックたちは、乗ってきたドラゴンで立ち向かうが、巨大ドラゴンは船を一瞬で焼き尽くし、トゥースも海の中へ。
トゥースを縛り付けていた金具はヒックの力では到底外れない。
そこへストイックがやってきてトゥースを放す。

ヒックはトゥースにまたがり、他の仲間の力も得て、巨大ドラゴンをおびき寄せ、最後の反撃を試みる。
上空から急降下、作り物の尾翼も焦げてぼろぼろになる中で、最後の一撃は巨大ドラゴンの弱点を突く。
見事巨大ドラゴンは倒すが、ヒックとトゥースもドラゴンの炎に包まれる。

しかし、ヒックはトゥースが身をもってカバーし、重症ながらも命は助かった。
やがて、島に帰り、ヒックが目を覚ますと、左足首は失われていたが、そばにはトゥースがいた。

そして島では多くの人がドラゴンをペットにし、乗りこなし、共存していた。
そして、ゲップの作った左足の義足はトゥースのコントロールに支障はなかった。

こうして、島には平和が戻ったのだった。

**

奥行きを意識した画面構成になっていて、3Dが効果的。
ピントもぼかし方、合わせ方もなかなか効果的でした。

ヒックのサラサラの髪に大人たちの毛糸のようなゴツイひげ。
素材の質感と言い、表情などもよくできていたと思う。

水、特に海面の様子は実写じゃないかと思うことしばしば。
その実写にも見える海面を船の切る波、ウェーキ(航跡)も見事でした。

原語では台詞に顔や口の動きを合わせていると思うが、吹替えもほとんど違和感なくマッチしていた。
口と明らかに合わないのは「Go」と「行け」くらい。

非常にわかりやすいストーリー展開で、ファンタジー物の王道、ある意味ベタだが、違和感やとってつけた感はない。

キャラの顔つきはどちらかと言えば欧米人っぽくなく、これまた親近感を持たせる。

ヒックはHiccupとつづり、ハイカップと発音されているが、これをヒックとした点、
また、Astrid(アストリッド)をアスティ、Gobber(ゴッバー)をゲップとするなどは、
親しみやすくなっていてよかった。

しかし、トゥースはもともとToothless(歯無し)であり、歯が猫の爪のように出たり引っ込んだりするので、
ヒックがドラゴンに歯が無い(toothless)と勘違いするところからきている。
ドラゴンに名前を付けるシーンがないので、いきなりトゥースと言われても、ね、と言う感じはあった。

アメリカでの興収は、ドリームワークスのアニメとしては「シュレック」シリーズを除けば、
「カンフー・パンダ」をわずかに抜いてトップ(シュレックシリーズが4本で実際には5番目)
続編(2013年公開)の話が出ている模様。

 

 

 

 借りぐらしのアリエッティ   

スタジオ・ジブリ作品。

志田未来、神木隆之介、三浦友和、大竹しのぶ、竹下景子、樹木希林、藤原竜也。

**

こぎれいなおばあさんの運転するベンツ、助手席には若い少年、翔。
翔は手術を待つ1週間の間、おばあさんの家に暮らすことになっていた。
別荘風の入り口を入ってすぐのところに軽が止まっている。
おばあさん(=貞子、声:竹下景子)は車を降りて「ハルさん」を呼びに行く。

翔(声:神木隆之介)は車を降りて庭に入り、ほんの一瞬、小人を見る。

身長10cmほどの小人の正体はアリエッティ(声:志田未来)、庭にシソやローリエの葉を取りに行ったのだ。
アリエッティは父(=ポッド、声:三浦友和)と母(=ホミリー、声:大竹しのぶ)の3人暮らし。
お屋敷の床下に住み、人間の世界から必要なものを少しずつ「借り」て暮らしていた。

人間の男の子が増えたらしい。
上の家に病弱な少年が来たことは父も知っていた。

その夜、アリエッティは父と一緒に初めての「借り」に出かける。
釘や糸のはしごや階段、昇降装置を伝い、壁と壁と隙間から人間の住む部屋へと進んでいく。
釣り針を使ったフック、粘着テープなどを駆使して、母に頼まれた角砂糖を手に入れた。
アリエッティは待ち針も手に入れた。
そして、また壁裏を抜けて別の部屋に行き、ティッシュペーパーを取るため、ベッド脇のテーブルに乗って、、。

その時、アリエッティはベッドにいた翔と目が合う。
そして、びっくりして逃げる途中、角砂糖を落としてしまう。

何も借りれなかったと母に語る父。
しかし、翔が、アリエッティに気づいたことだけは確かだった。

翌日、翔は角砂糖を床下の換気口の前に置く。
アリエッティと家族は当初それを無視するが、
何日かのち、アリエッティはついに意を決して翔に角砂糖を返しに行き、翔と話をしてしまう。
父はアリエッティの行動を叱責し、引っ越しをしようと考える。

翔は、自分の部屋にあるドールハウスが、曽祖父が子供のころに見た小人のために用意してあると聞き、
床下にあるアリエッティの家を探し当て、その台所をドールハウスの台所と置き換えてしまう。

翔の行動はアリエッティの家族の存続を危うくした。
父は引っ越し先を探しに行ってけがをし、小人仲間のスピラー(声:藤原竜也)と出会う。
引っ越し準備の中、アリエッティは翔に会い、翔のせいで引っ越しすることになったと告げる。

その時、翔の行動を訝しく思っていた家政婦のハル(声:樹木希林)が床下から母を見つけ、捕まえてしまう。
アリエッティは翔に協力を求め、ハルの裏をかいてビンに閉じ込められた母を助け出す。

翔もドールハウスの台所を元に戻す。

ハルはネズミ駆除業者に小人の捕獲を依頼するが、すでにアリエッティの母は逃げ、
ドールハウスも元に戻されており、貞子は表向きはハルの言うことを信じない。

アリエッティの一家は夜、荷物をまとめてスピラーの待つ小川まで行く。
アリエッティは、お屋敷の飼いネコの手助けで翔と別れのあいさつを交わすことができた。

やかんの船で小川を下り、新しい家に向かうアリエッティ一家とスピラーだった。

**

絵は相変わらずきれいで、手書きなりの良さがある。
登場人物の動きもなめらかで、髪の動きや仕草も自然。

喋るときは口だけではなく、顔の輪郭もちゃんと動いてはいるが、
基本的には台詞にかかわらず、口は同じ調子でパクパクなのは残念だ。

植物や静物が自然なのに比べ、人間の髪や服の塗りがベタで平坦なのはもったいない。

また、人は良いとして、これだけ自然のものが自然に描かれているのに猫は不自然。
太っているのは良いとして、白目はあんなに多くない。
ジブリの猫はいつもあんなだけど。

**

屋根裏や床下に「何か」が住んでいるはなしはよくあることで、大抵は非人間だが、
今回それが小人になったということ。

おとぎ話に出てくる小人と言えば、人間と対峙対立することはあっても、
基本的にはお互いを認識しながら共存している立場である。
しかし、この物語では人間から隠れて暮らしていながらも、実は一方的に人間に依存している。

ストーリーに大したひねりはなく、多少、翔とアリエッティのふれあいはあるが、
基本的には小人族のサバイバル劇であり、表現は悪いが(彼らから見た)巨人族から
生活物資をくすねるために、いろいろと苦労しながら暮らしている。

おとぎ話だからそれが悪いとは言いませんが、滅びるのはどっちだ、なんてご大層なお話ではありません。

 

 

 インセプション  

レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙、キリアン・マーフィー、ジョセフ・ゴードン=レビット、マリオン・コティヤール、
ピート・ポステルスウェイト、トム・ハーディ、エレン・ペイジ、マイケル・ケイン。

クリストファー・ノーラン監督

**

冒頭は、城っぽい邸宅のある海岸に打ち上げられた男(ディカプリオ)
日本語を話す護衛らしき男たちに、主人らしき老人(渡辺謙の老けメイク)のいる部屋に連れられていく。
老人は「ずっと昔、若い頃に会ったような気がする。」と、男は何者か、そして老人との関係は、、、。

場面は変わって、どうやら中東。窓の外では爆弾が破裂している。
男3人(ディカプリオ、渡辺謙、ジョセフ・ゴードン=レビット )が眠る傍で、別の男が心配そうに外の様子をうかがっている。

別の世界では、3人が食事をしている。

サイトー(渡辺謙)はコブ(レオナルド・ディカプリオ)とアーサー(ジョセフ・ゴードン=レビット )の提案を断る。
コブとアーサーはサイトーの味方のふりをして秘密を盗もうとしていた。
そこにコブの妻であるモル(マリオン・コティヤール)が現れ、アーサーの足を撃つ。
ここは夢の中、死ねば目覚めるだけ、痛みは夢の中で続く、と言いながら。
(この夢から覚めるきっかけを「キック」と呼ぶ)
コブは、すきを見てアーサーを撃ち、アーサーは目覚めさせる。
先ほどの食事のシーンは3人の夢の中だった。

外の爆破はどんどん近づいて、夢が崩れていく。
コブは崩れゆくサイトーの夢の中で金庫を探り当て、秘密文書を読もうとする。

外の爆破はますます近づく。
傍の男はコブを浴槽の中に突き落とし、夢の中のコブにはサイトーの屋敷が壊れて大量の水が降ってくる。
そして、コブは目覚めるが、サイトーも目覚め、格闘となる。
サイトーは床に打ちのめされ、絨毯を見て偽物と見破り、だからまだ夢の中にいる、と断じる。
傍らの男はモニター役で今回の夢の設計者だった。
ばれた、失敗だとコブは設計者を罵る。
その時、暴徒が部屋に侵入、そのショックで、コブとアーサーが本当に目覚めると、そこは新幹線の中だった。

日本でのコブとアーサーの仕事は失敗に終わった。
コブは、米当局から違法なアイデア抜き取りの罪で追われていた、国に2人の小さい子供を残して。

アーサーとコブは日本を去ろうとするが、そこへサイトーが現れ、仕事の逆提案をしてくる。
それはアイデアの盗み出し、抜き取り(extraction)ではなく、アイデアの植え付け、埋め込み(inception)だった。
成功すれば、アメリカに無条件で入国できるようにしてやるとのサイトーの言葉にコブは仕事を受ける。

コブは相棒のアーサーに加え、チームを編成することにした。
フランスに飛び、義父のマイルズ(マイケル・ケイン)の協力も得て優秀な夢設計士にアリアドネ(エレン・ペイジ)、
変装の名人イームス(トム・ハーディ)、そして強力な睡眠薬の調合士ユスフ(ディリープ・ラオ)を加える。

そしてサイトーも一行に加わる。

ターゲットは、大企業の病身の社長(ピート・ポステルスウェイト)の息子ロバート・フィッシャー(キリアン・マーフィー)
その巨大複合企業の分解をロバートに使命と思わることが目的だ。

夢は3階層で設計された。
父への反発による離反ではなく、死にゆく父との和解をもたらす遺言が最下層に用意されているという設定だ。
仕掛けに必要な時間は10時間。
夢の中では20倍に時間が延びるので、第1階層では1週間、第2階層では半年、第3階層では10年の出来事になる。

コブは精神に問題を抱えていた。
かつてコブは愛する妻のモルとともに夢の世界で自分たちの永遠の世界に浸っていた。
何年も何十年も二人だけの世界。
しかし、やがてモルは現実と夢の区別がつかなくなり、現実の世界すら夢だと思うようになる。
そして夢からさめなければならないと言う強迫観念にとらわれ、ビルから飛び降りて死んでしまったのだ。
しかも、夢のつもりでコブを犯人に仕立て上げていたため、コブはモル殺しの罪を負って逃げる身となったのだ。

やがて、社長が死に、ロバートがその遺体とともに帰国することとなった。
自家用ジェットは整備中で使えなくし、サイトーが押さえた航空会社の便を使わせるのに成功。
CAやパイロットなど全員がサイトーの配下になるようにした。

いよいよ仕掛け開始。
ロバートをうまくごまかして睡眠剤を飲ませて夢に誘導。
全員で夢を共有して、ロバートをだましにかかる。

まず第1階層は土砂降りの雨の中。
ロバートを誘拐し、金庫の番号を喋らせるというシナリオだ。
しかし、そこに武装した男たちが現れ、コブたちを攻撃する。
ロバートは(抜き取りが一般化した世界なので)抜き取りに反撃するよう夢を操作する訓練を受けていた。

一旦は銃撃を逃れ、ロバートをアジトに連行するが、サイトーが撃たれ重傷に。
イームスが化けた重役のブローニング(トム・ベレンジャー)も捕まって拷問を受けたことにする。
ロバートは、身代金の提供など取引を持ちかけるが、犯人(コブたち)は応じない。
ブローニングは金庫の中に「好きなようにやれ」の社長の遺言があると語る。
ロバートは、社長の最後の言葉は「お前に失望した」だった、と返し、遺言のことは信じない。

やがてロバートの手先が追ってくる。
一行はアジトを離れ、キックの設定場所まで車で逃げていく。
この間、ロバートの手下と激しい銃撃戦、そしてカーチェイス。
ドライバーでモニター役のユスフを第1階層の夢の中に残し、一行は第2階層の夢へと落ちていく。

第2階層はホテルのバー。
金髪女性と飲んでいるロバートにコブがセキュリティ担当だと偽って近づく。
そしてこれは夢の中で、誰かがロバートの秘密を盗みだそうとしている、と告げる。
最初は信じないロバートだが、第1階層の夢のカーチェイスの影響で、重力がおかしくなり、ここが夢であると分かる。
そこへ、無傷のブローニングが現れ、ロバートはブローニングを疑う。

コブは、ブローニングが何かを隠しているとして、仲間(アーサーとアリアドネ)と一緒にブローニングの夢を探ろうと提案。
一行は第3階層の夢に入っていく。

第3階層は、雪山の要塞。そこに金庫がある設定。

山岳兵の装備で一行は要塞を目指す。
イームスが囮とカバー、サイトーとロバートが崖の外壁から侵入を試みる。

その時、第1階層の夢では、ぎりぎりで難を逃れたユスフが、攻撃を受け続け、キック開始の合図をアーサーに送る。
そして、車で橋の壁を突き破って、川へとダイブする。

予定より早いキックの知らせ。
アーサーが第2階層でキックの準備を始める前に車はダイブを開始してしまった。
そのため、第2階層は無重力になってしまう。

一方、第3階層では、第1階層で壁を破ったショックで雪崩が起き、外壁からの侵入に失敗する。
アリアドネが用意していた通気口を使って、ロバートとサイトーは内部に侵入する。

襲ってくる敵を排除し、アーサーの援護を受けて、ロバートと重傷のサイトーは金庫室まで到達する。
しかし、そこにモルが現れ、ロバートを撃ってしまう。
強力な鎮静剤によって眠ったまま、撃たれても目覚めないロバートは、さらに深い階層へと落ちて行った。

外からモルを狙撃したコブはアリアドネとともに金庫室へ行く。
もう第1階層のキックまでの時間がない。
作戦は失敗か、
いや、さらに深い階層へと落ちて時間を稼ぎ、ロバートを探し、キックすると言う手があった。

第2階層では無重力の中、夢を見ているみんなをキックすべくアーサーの奮闘が続く。
第1階層では、ユスフと夢を見ているみんなを乗せた車が河に落ちていく途中だ。

コブとアリアドネは、かつてコブが作った世界の中に落ちて行った。
そのあとずっと放置され崩壊が始まった世界。

コブはアリアドネにモルの自殺の真相を語る。
現実と夢の区別がつかなくなり、夢からさめなくちゃならないと思い込んだのはコブの「インセプション」によるものだった。

夢に入り浸っているモルを起こすため、インセプションで「夢からさめなくちゃならない」と思いこませたのだ。
しかし、その思いは夢から覚めても、頭から離れずに増殖し、ついには現実を夢と思い込むようになってしまった。

ロバートはモルと一緒にいた。
コブを引き留めようとするモル、説得するアリアドネ。
アリアドネはロバートを窓から突き落とすことでキックする。

モルがコブを刺そうとした時、アリアドネはモルを撃つ。
コブはモルにもう十分だ、二人はもう十分一緒に生きたと告げる。
戻ろうとするアリアドネにコブはサイトーが第3階層で死んでこの世界に来るからと残る。
アリアドネはビルから飛び降りて自分をキックする。

第2階層では、イームスがそのタイミングを計って、AEDでロバートにショックを与え蘇生させた。
ロバートは金庫室に入るとそこには瀕死の社長がベッドに横たわっていた。

社長はロバートに最後の言葉を残そうとしていた。
「わかっているよ、お前には失望した、お前は私を超えられないっていうんだろ。」
「いや、違う、お前に失望したのは私のまねをしているからだ。お前は自分のやりたいようにやれ。」
そういって金庫を指す社長。
第1階層でロバートがでたらめに言った数字が金庫の暗証番号だった。
金庫を開けると遺言書の下の段に置いてあったのは、かつてロバートが子供のころに作った風車だった。
ロバートが大事にしていた父との2ショットに写っていたあの風車。
ロバートは父の愛情を感じ、和解を確信した。

第3階層ではアーサーが要塞に仕掛けた爆薬を爆破、要塞の崩落とともに、イームス、アリアドネ、ロバートは覚醒する。
覚醒した先は第2階層。
そこでは、アーサーがエレベータに爆薬を仕掛け、全員をキックすることに成功した。
覚醒した先は第1階層。
車は川に突っ込み、目が覚めて車から脱出したロバートはブローニングに父の意思がわかったよ、と告げる。

一方、コブはどこかの海岸に流れ着いていた。
護衛に連れていかれた先には老人となったサイトーがいた。
老人は「ずっと昔、若い頃に会ったような気がする。」と。
コブはサイトーに帰ろうと促す。そして、約束を果たせ、と。
サイトーはコブの銃を手に取る。

CAがコブに間もなく着陸です、と告げる。
今起きたらしいサイトーは慌ててどこかに電話するのだった。

入国審査官はコブを怪訝な目で見ているようだったが、スタンプを押し「Welcome home Mr. Cobb」と告げる。
出迎えに来たのは、モルの父であるマイルズだった。
コブは帰宅し、念願の子供たちの顔を見ることができた。

しかし、どこか不安のあるコブは自分のトーテムであるコマを回したのだった。

(注)トーテムとは、夢か現実かを識別する特別な道具で、夢の中では自分の思い描く動きをするため物理法則に反する動きをする

**

ラストは、夢か現実かの判断を観客に委ねた形。
現実であったと思いたい。

巷間言われるほど複雑ではありません。
多少矛盾はあるかもれしませんが、設定もよくわかるし、展開もよくわかります。
何らかの方法で夢が共有できたら、、、と言う設定もそんなに突拍子もないわけではない。

夢の中で夢か現実かを判断するのは難しいし、夢を夢だと認識しつつ夢を見ていることも経験があります。
夢から覚めた夢は、たとえば、朝ぎりぎりで起きて、焦って支度をしてる夢を見ながらまだ寝てたなんてのが。

それらが階層構造をなしているとか、夢の設計者がいるとか、夢と知りつつ行動して記憶して現実に戻すってのは新鮮ですが、
夢落ちを逆手に取ったと言えるかもしれません。

**

ディカプリオの演技、設定などは「シャッター・アイランド」を彷彿とさせた。
こちらは最初から設定を明らかにし、分かりやすくなっていたため、苦悩の様子がむしろよく表されていた。

渡辺謙はなかなかの存在感でした。かなり重要な役だったし。

ジョセフ・ゴードン=レビットはずいぶん印象が違った、もう少し小さい華奢男だと思っていた。

マリオン・コティヤールははっきり言って好みではない。
演技はうまいんだろうが、キルスティン・ダンストと同じく、どうもねって感じです。
トム・ハーディはキアヌ・リーブスが太ったらこんな感じだろうなと言う風貌でした。
(どちらもファンの方、ゴメン)

 

 

 エアベンダー   

キャストについてはほとんど知らない。
分かるのは、火の国の王にクリフ・カーティス(「コラテラル・ダメージ」「正義のゆくえICE特別捜査官」)と
その王子にデブ・パタール(「スラムドッグ$ミリオネア」)くらいか。

世の中は「気の国」「水の国」「土の国」「火の国」から成っていた。
それぞれの国に、ベンダーと呼ばれるそれぞれの要素を使いこなす達人がおり、
世界にはたった一人、4つの要素のすべてを使いこなすアバターがいて、各国の均衡を保っていた。

ところが100年ほどの間、このアバターが行方不明になり、その間に火の国が反乱を起こして各国を占領し始めていた。
そんなころのお話。

南の水の国では、半人前の水のベンダーであるカタラ(ニコラ・ペルツ)とその兄のソッカ(ジャクソン・ラスボーン)がいた。
ある日狩りに出て、氷の下に何かを発見。
それは大きな氷の球で、衝撃を加えると光とともに少年が現れる。
少年はアン(ノア・リンガー)不思議な刺青を全身に施した気のベンダー(エア・ベンダー)だった。

その光を見た火の国のズーコ王子(デブ・パタール)は、叔父のアイロー(ショーン・トウブ)とともに村を襲い、アンを連れ去る。
王子はかつてドジを踏んで父、オーザイ王(クリス・カーティス)の逆鱗に触れ、アバターを見つけるまでは国に帰れないのだった。
カタラは自分たちにアンを助ける責任があると言い、ソッカとともに後を追う。

アンは、ズーコ王子の軍艦内でテストされて、アバターであることがばれ、監禁されそうになるが、気を操って脱出する。

そして、カタラ、ソッカとともに気の国の寺院に行くがそこはすでに100年も前に火の国に攻め落とされていた。
アンはアバターではあるが、訓練途中で逃げ出し、まだ「気」しか操ることができなかった。

アンは瞑想し、ドラゴンに北の水の国に行け、と言われ、覚悟を決めて、カタラとともに水の修行に励む。
途中、火の国に攻め落とされた諸国を解放しつつ、北の水の国に着くと、そこは女王ユオ(セイシェル・ガブリエル)が統治する国で、
月と星の精霊によって守られていた。

しかし、火の国の攻撃は激しく、水の国は劣勢を強いられる。

火の国の将軍ザオ(アーシフ・マンドゥビ)は、精霊を殺すことで水の国を征服できると言うが、アイローは反対する。
結局、精霊(鯉)は殺され、月は血に染まり、水の国はほとんど負けの状態。

しかし、ユオは精霊からもらった命を精霊に返すことにし、精霊はユオの命と引き換えに蘇り、水の国に力を与える。
この時点で水の国で水のベンダーとしての能力を身に着けていたアンは、壮大な水の力を使って火の国の軍艦を押し戻し、
水の国に勝利をもたらす。

一方、火の国ではズーコ王子よりも強力な火のベンダーである妹のアズーラ(サマー・ビシル)に新たな指令を出すのだった。

続く。

**

TVアニメ、「アバター 伝説の少年アン」(Avatar: The Last Airbender)の映画化。
第1章(1stシーズン)「水:Water」の部分になる
続いて「第2章、地:Earth」「第3章、火:Fire」と3部作のはずだが、果たしてどうなるでしょうか。

というのも、1シーズン分を1本に収めたためか、端折り感丸出しで、面倒なところはナレーションで補完し、
話がどんどん進んでいくのでダイジェスト版を見ているよう。
主要登場人物の年齢設定と言い、どう考えても大人向けのファンタジーではない。

「ライラの冒険〜黄金の羅針盤」のようにならなければいいが。

北の水の国の女王ユオは生まれたときは黒髪で、精霊から命を吹き込まれてプラチナブロンドになった、との設定。
キャストのセイシェル・ガブリエルは撮影当時は18歳くらいの子供子供した可愛い子。
地毛は茶色らしいが、プラチナブロンドだとより可愛く見える。

個人的には、このプラチナブロンドに弱い。
例えば「スパイダーマン3」でブライス・ダラス・ハワードを見たときはこんな魅力的な人がいるのか、とびっくりしたが、
「ターミネーター4」ではあまりの変わりようにがっかりしてしまった。
「スパイダーマン3」の時の感覚はどうもこのプラチナブロンドのせいだったようだ。
普通のブロンドではそれほどでもないんですけどね。

 

 

 

 ソルト   

アンジェリーナ・ジョリー、リーブ・シュライバー、キウェテル・イジョホー、ダニエル・オルブリフスキー。

2年前、北朝鮮にアメリカ人スパイとして逮捕され拷問を受けていたイブリン・ソルト(アンジェリーナ・ジョリー)、
諦めかけていた彼女をスパイ交換で救ったのは、上司のテッド・ウィンター(リーブ・シュライバー)ではなく、
昆虫学者のマイク・クラウズ(オーガスト・ディール)の嘆願だった。

やがて、二人は結婚、ちょうど結婚一周年を迎えたその日。
「リンク石油」(実はCIAの隠れ蓑)に勤めるイブ(イブリン)は、早めに仕事を切り上げて帰ろうとしていた。
その時、部下が重要な情報を持ったロシア人が出頭してきた、と告げる。

イブはやむなく尋問を行う。
男は、オルコフ(ダニエル・オルブリフスキー)と名乗り、自分は癌で余命いくばくもないとして、あるスパイについて語り始める。
ロシアには幼少期からアメリカ人として育てられたスパイが大勢いて、折を見てアメリカ人に成りすまし、潜入する。
そして時が来れば行動を起こすのだ、と。

そして、その中の一人に、チェンコフという女の子がいて(女の子なんだから、チェンコワだろうが)、
当時ロシアに滞在していたアメリカ人一家の交通事故に付け込んで、アメリカに入り込んだ、と言う。

オルロフは、ガセネタだと決めつけるソルトに、アメリカ副大統領の葬儀にロシアの大統領が参列するが、
スパイはロシアの大統領を暗殺する、と告げる。
そしてそのスパイの名前は、イブリン・ソルト、だと言う。

イブは、自分はロシアのスパイではないが、オルロフが自分を知っていたとすると旦那の命も危険と考えるが、連絡がつかない。
オルロフの話はでたらめで濡れ衣だとするテッドに対し、
国家安全保障局(?)のピーボディ(キウェテル・イジョホー)は、とにかく調べるの一点張り。
ところが、オルロフは連行中に捜査官を倒して逃走。
ソルトも逃走を図り、セキュリティが堅いはずのCIAビルからまんまと抜け出してしまう。

ソルトは旦那の身柄を確認するためアパートに戻るが、旦那は行方知れず。状況からすると誰かに連れ去られたらしい。
ソルトは短時間のうちに必要なものをそろえるが、ピーボディたちが到着、強行突入する。

既にソルトは逃げた後、しかし路上でテッドに見つかって、ピーボディに追い詰められ、万事休すと思った瞬間、
橋の上からトラックに身を投げ、飛び移って逃げてしまう。

ソルトは髪を染め、文字通り目の色を変えて、偽名を使い副大統領葬儀の教会近くに宿泊する。
翌日、副大統領の葬儀。
アメリカ大統領の弔辞に続いて、ロシア大統領の弔辞が述べられる。

ソルトは地下鉄車内で起こした混乱に乗じて飛び降り、地下道を通って教会の地下に入り込む。
万全なはずの警備の裏をかいてソルトは警備員を倒し、ロシア大統領演説の床を爆破、大統領を地下に落下させ殺害する。
ようやく追いついたピーボディに、ソルトは抵抗せずに逮捕される。

しかし、ソルトは連行される途中、同乗の警官を排除、パトカーを事故らせ、混乱に乗じて逃亡する。

ソルトは、停泊中の船にオルロフを訪ねる。
そこにはソルトと同窓のスパイたちが大勢いた。そう、イブリン・ソルトは本当にチェンコフの娘だったのだ。
オルロフはソルトの本心を確かめるためわざとCIA本部に行き、旦那のマイクも誘拐したと言う。

そこには、マイクも囚われていた。
そしてオルロフはソルトの目の前でマイクを射殺させてしまう。
ソルトは平静を装うが実は激怒、その後オルロフは、ソルトに新しい作戦を伝えるが、ソルトはすきを見てオルロフを射殺、
残るスパイたちも殲滅してしまう。

次の作戦は、NATO軍将校に化けていた幼馴染のシュナイダー(コーリー・ストール)とともに、
ホワイトハウスの地下にある大統領の核攻撃指令室に潜入し、アメリカ大統領を暗殺することだった。

顔を変え、髪も切って、シュナイダーの補佐官としてホワイトハウスに入ったソルト。
シュナイダーは自分にとってこれが最後の作戦でこの後は家に帰るんだ、と言いつつ、
ソルトを突き飛ばして、銃を乱射、そして自爆してしまった。

ロシアからの攻撃だと考えた大統領と護衛官たちは地下司令室に向かうが、テッドは変装していた女がソルトだと確信する。
地下8階への移動、ソルトはエレベーター・シャフトを伝って追走。
護衛を排除しつつ先へ進む。

地下司令室では、大統領が例のカバンを使用して核攻撃の準備をしていた。
そしていつでも攻撃準備に掛かれるとなったとき、ソルトの侵入に備えるべきだとするテッドと護衛官で口論となり、
テッドはやにわに銃を乱射、大統領を除いて護衛官、補佐官まで殺してしまう。

テッドは大統領を殴り倒し、核攻撃の目標を中東のイスラム各国に変更する。そこへ、ソルトが到着し、テッドの目的を知る。
ソルトは司令室の中へ入れるよう頼む。しかし、指令室のTVがロシア大統領の帰国を伝える。
そう、ソルトがロシア大統領を殺害したのはフェイク。
マイクの飼っていた蜘蛛の毒をソルトに注射され、一時的心停止になっていただけだった。

テッドはソルトの裏切りと見て核攻撃の設定を続行、強行突入してきたソルトと乱闘になり、核攻撃は回避されるが、
その後突入してきた武装兵により、ソルトは撃たれる。
しかし、防弾チョッキを着用していて助かる。
すきを見て連行されるソルトを殺そうとするテッドは逆にソルトに殺されてしまい、真相を知る者はいなくなる。
(大統領が知っとるだろうが)
事件の捜査はFBIの管轄となるがヘリでの移送中の15分だけがピーボディに委ねられる。

最初はソルトの話を信じられないピーボディだったが、ロシア大統領襲撃シーンでのソルトの対応を思い出し、
密かにソルトの手錠を外し、ソルトはハドソン川に飛び込み、脱出する。
そしていずこかへと消えてしまった。

***

当初はトム・クルーズ主演で企画された映画らしい。
アンジェリーナ・ジョリーがジェームス・ボンドみたいなアクションがやりたいと永いこと言っていて、
それなら、とお鉢が回ってきたらしい。

1時間40分の中にアクションが詰め込まれ、今までの自分の映画よりもリアルなアクションだったとアンジーは言うが、
007の新シリーズやジェイソン・ボーン・シリーズのリアルさにマトリックス的あり得なさも加味されたという印象。

また、その行動は無駄がなく、卒がなく、臨機応変。
とはいえ迫力は大したもので、スタントシーンには感服いたしました。

「敵」を簡単に殺してしまうこともあれば、痛めつけるだけのこともあり、さらっと流されているので気づかないが、
実は結構意味があったり、そのほかにも説明はくどくないが、いろいろと布石があるので目を凝らしておきたい。

続編も可能なような設定だが、組織を離れた場合、情報源をどうするのかは毎回気になるところ。
実行者としての高い能力はわかるが、情報の収集、分析、提供、また武器や機材、場所(アジト)、資金などをどうするのか、
個人では限界があると思うがどうだろうか。

 

 

 ベスト・キッド   

ジャッキー・チェン、ジェイデン・スミス、タラジ・P・ヘンソン

**

ドレ(ジェイデン・スミス)は母シェリー(タラジ・P・ヘンソン)の転勤でデトロイトから北京に引っ越す。
生活習慣の違い、英語のできない人々に囲まれ戸惑うが、すぐに友達もできる。

しかし、公園で見かけたバイオリンを持った可愛い子メイイン(ハン・ウェンウェン)にちょっかいをだし、
カンフーを使うチェン(ワン・ジェンウェイ)にのされてしまう。

翌日、初めて通う北京中学には、メイインもいたけど、チェンとその仲間もいてドレはいじめられるが、力では到底かなわない。

強くなりたいと街で見かけたカンフー道場に入ってみたが、そこはスパルタ教育で相手をとことん叩きのめす方針、
しかも、チェンとその仲間もいてドレはがっかりする。

ある日、ドレは下校時にチェンに仕返しをして追いかけられる。
何とかアパートにたどり着いたものの追いつかれ、ボコボコにされる。

さらにチェンがドレを痛めつけようとしたとき、
アパートの管理人でさえない老人だと思っていたハン(ジャッキー・チェン)が助けてくれる。
ハンはチェンたちをたちまちのして追い返し、ドレを治療してくれる。

カンフーは悪くない、悪いのは教える人間だというハンとともに、ドレはカンフー道場にいじめを止めるように言いに行く。
道場の師範代リー(ユー・ロングァン)は謝るどころか、ドレに戦いを挑むが、ハンはカンフー大会での対決を約束する。

ハンは、ドレに本物のカンフーを教えると言いながら、丸太に棒を挿したものを使って、
上着を掛け、取り、着て、脱いで、落とし、拾い、掛けを繰り返させるだけだった。
不満ながらも来る日も来る日も上着を掛け、取り、着て、脱ぎ、落して、拾い、を繰り返すドレ。
大会まではいじめないと言う約束でいじめられずにはすんでいる。

余りにも単調な訓練に嫌気がさし、ついにやめると言い出すドレ。
しかし、ハンはその動きがカンフーの体の使い方の基本になっていると諭し、ドレは自然と防御攻撃の動きを体得していたことを知る。

ハンは、魔法の水があると言う険しい山の寺院にドレを連れて行き、修行者の鍛錬の様子も見せる。
そこからはハンとの新しい猛特訓が始まり、ドレはたちまちのうちに力をつけていく。

やがて七夕まつりの夜、ドレはメイインを誘う。
シェリーはそのことを知らずに、ドレとハンとともに七夕祭りへ行く。
ドレはメイインの音楽学校への入試(実技試験=オーディション)に行く代わりに、カンフー大会に行くとの約束をする。

ハンは、自宅の部屋の中で車を修理していた。
ほとんど修理が終わったころ、ドレはやり過ぎはいけないと言ってけいこを休む。

ドレは翌日に実技試験を控えて落ち着かないメイインをリラックスさせようと学校をさぼって連れ出すが、
突然試験がその日になり、メイインはぎりぎりで試験に間に合う。
実技はまずまずだったが、そのことでメイインの両親に嫌われ、娘と付き合うなと言われる。

ドレが訓練に向かうとハンは飲んだくれて、せっかく修理した車をボコボコにしていた。
何年か前、妻と息子を乗せて雨の中を走行中、些細なことから口論となり、運転を誤って2人は死亡。
ハンは心に深い傷を負った。
ドレはハンを慰め、悲しみから立ち直れるのは自分の心だけだと知らせるのだった。

ドレは、ハンに頼んでメイインの父へ謝罪の言葉を中国語で語り、許しを得ることができた。

大会当日。
白いチャイナ服に身を包んだドレは、順当に勝ち進んでいく。

一方のチェンも順当に勝ち進んで決勝に。
ドレの準決勝の相手は、チェンと同じカンフー学校の生徒。
リー師範の指示はも負けてもいいから怪我をさせろと言うものだった。
生徒は理不尽と思いながらもどれの足を執拗に攻めて反則負けになる。

もう十分だというハンに、ドレはまだチェンへの恐怖心に勝ててないと言い、秘伝の技で痛みを取ってもらう。

決勝戦。
ポイントは2−1(3点先取)でドレ有利。
しかし、リー師範はチェンにドレの痛めた足を狙えと指示、チェンは足を攻撃してポイントは2−2。

もうドレも立ち上がるのは無理と思えたが、あの寺院で見た蛇拳を思い出し、片足で構えを取る。
そして、チェンの一撃を交わした延髄蹴りが見事に決まり、ドレが優勝した。

チェンとその道場仲間もドレの勇気とハンの教えに心を打たれ、全員がドレとハンに敬意を表すのだった。

めでたし、めでたし。

**

設定は大きく変えているが、全体の流れは1984年のオリジナルのベスト・キッド(Karate Kid)と同じようだ。
でも、今度は空手じゃなくカンフーじゃん、と突っ込むお方も多いのではないか。
しかし、それは製作側もちゃんとわかっており、母とドレの会話の中で次のように語られていた。
「空手がやりたかったんじゃないの。」
「ママ、空手じゃないよ、カンフーだよ。」
「いいじゃないの、空手でもカンフーでも似たようなものよ。」

ジェイデン・スミスは、音楽の才能にも長けているらしく、この映画の挿入歌である「Never say never」にも参加している。

ジエイデン・スミスの初主演映画ということになるんだろうか。
オープニングタイトルのプロデューサーに、ウィル・スミス、ジェイダ・ピンケット=スミスの名前を見た時点で、
思ったとおりの映画だった。
12歳にしてこの処遇。逆に先々心配だ。

ジェイデン・スミスありき、だからしょうがないが、悪がき連とジャッキー・チェンの対決はやや無理があるように感じた。
ジャッキー・チェンはどこかでかっこよくなるのかなと思ってみていたが最後までしょぼくれだった。
まあ、それはそれでいいけど。

ちなみにジェイデンの次回作は2012公開の「Amulet」
東京出身のキブイシ・カズという作者のグラフィック・ノベルの実写化で、妹のウィローも出る。

映画全体の流れには関係ないが、デトロイトから車の仕事で北京に転勤。
母親の職種、職位は何なんだろう。
シングルマザーとはいえ単身赴任できないわけで、2、3年の赴任ということでもなさそうだし。

 

 

 トイ・ストーリー3   

PIXARの3DCGアニメーション。
声はトム・ハンクス、ジョン・ラッツェンバーガー、ジョーン・キューザック、ティム・アレン、マイケル・キートンなど。
吹替えは、唐沢寿明、所ジョージ、松金よね子、大塚周夫など(英語の声優と対応していません)

ウッディ(保安官、唐沢寿明)やバズ・ライトイヤー(宇宙戦士、所ジョージ)などと楽しく遊んだアンディももう17歳。
大学入学で家から出ることになり、持ち物を片付けるように言われる。

仕分け方は、・大学へ持っていくもの ・屋根裏にしまうもの ・要らないものの3種類。

アンディは悩んだ末、ウッディを大学へ持っていくものに選び、残りをすべて黒いビニール袋に入れてしまう。
捨てる? と思いきや、屋根裏にしまおうとしたのだが、たまたま妹のモリーが、バービーなど保育園に寄付する荷物を運んできて、
アンディがそれを手伝おうとするうちに、母親が捨てるものだと思って道に出してしまう。

ウッディは焦って、ごみ収集車に運ばれる前に助けようとするが、一足早く、ごみ袋は運ばれてしまう。
しかし、みんなは間一髪で抜け出しており、保育園に行く荷物に入り込もうとする。

捨てたわけじゃないとのウッディの説得もジェシー(カウガール、日下由美)らには、全く聞きいられない。
結局、ウッディも乗せたまま、車はサニーサイド保育園に行き、おもちゃたちは保育園に入る。

そこでは、クマのぬいぐるみのハグ・ベアが親切に対応してくれる。
子供たちが外で遊んでいる間、バグ・ベアはおもちゃたちを一つのクラスに誘導する。
ウッディは一人アンディの下に帰ろうと保育園を脱出するが、みんなは残る。

ウッディは、逃げる途中で木に引っかかり、ボニー(女の子)の家に連れられていく。

そこでは、トロロや他の人形たちが幸せに暮らしていた。
しかし、ウッディはサニーサイド保育園の恐ろしい話を聞かされる。
かつて、持ち主と外出し忘れられてしまったハグベアは、ビッグ・ベビーらとともに持ち主に家に戻るが、
時すでに遅く、持ち主の手は新しいハグベアが。

失意のうちにサニーサイド保育園にたどり着いたハグベアは、やがて保育園を牛耳るようになっていた。
新しいおもちゃたちが入れられたのはまだ小さい子供たちの部屋。
とてもバズやジェシーとまともに遊べる年齢ではない。
ハグベアらはそれを知っていて、おもちゃが壊れてしまうのを承知でその部屋に送り込んだのだ。

無茶苦茶な扱いで痛めつけられたアンディのおもちゃたち。
バズはハグベアに申し入れようとしたが捕まり、リセットされDEMOモードにされてハグベアの手下となる。
ポテトヘッドがなくした目でアンディがみんなを探していることを知り、ウッディの話が本当だったと分かるが、
逃げ出すどころか、ケージに入れられてしまう。

事情を知ったウッディはバズたちを助けようと再び保育園に乗り込んでいく。
逃げる方法はただ一つ。壊れたおもちゃが出ていくごみ投入口。

なんとかかんとか、ごみ箱の寸前まで来たウッディたちだったがハグベアに発見される。
しかし、ハグベアの反撃でみんなごみ収集車に回収されてしまう。

ごみ収集車はごみ焼却場へ。
ベルトコンベアのクラッシャーのトラップは交わし、もう少しで焼却炉へ。
非常停止ボタンをハグベアに託すウッディだが、ハグベアはみんなを見て捨てて逃げていく。
ついに火がみんなに迫る。
覚悟を決めたその時、3つ目のエイリアンたちが、クレーンでみんなを救出した。

なんとかかんとかアンディの家までたどり着いたおもちゃたちは体をきれいにして、
再び要らないものの箱に入る。
ただし、今度はウッディの書いたメモを箱に張り付けて。

そこにはおもちゃをボニーにあげてほしいとあった。
アンディはおもちゃをボニーに上げるために持っていく。

喜ぶボニー、アンディは次々とおもちゃを出すがウッディを見つけたとき、激しく躊躇する。
アンディにとって一番大切なおもちゃ、ずっと一緒だったウッディ。
しかし、アンディは結局は、大事に一緒に遊んでくれる?と、ウッディもボニーに託すのだった。

**

映像の素晴らしさは語るまでもないが、3Dを大上段に振りかざしたものではなく、殊更に3Dを意識させるものではない。

途中のストーリー展開もベタながら、おもしろく見ることができる。
そして最後のアンディとウッディたちの本当の別れはしんみりとさせる構成だ。

ボニーのおもちゃの中にトトロがいる。
エンドクレジットには、宮崎駿と鈴木敏夫にたいするスペシャル・サンクスが記されている。

 

 

 レポゼッション・メン

ジュード・ロウ、フォレスト・ウィテカー、リーブ・シュライバー。
他にもたくさん出ていますが、この3人だけわかれば十分。

レミー(ジュード・ロウ)は、ユニオン社で働く回収屋(Repo man レポゼッション・マン)。
人工臓器のローン代を払わないクライアントから、臓器を強制回収する仕事をしている。
臓器の強制回収とは、すなわちクライアントの直接間接的死を意味する。

途中まで、回収屋の仕事現場が何度も映し出されるが、かなりえぐい。

妻のキャロル(カリス・バン・ホーテン)は、外回りの仕事を辞めて販売係などの内勤を希望している。
同僚のジェイク(フォレスト・ウィテカー)とは幼馴染の腐れ縁。
レミーが回収屋を辞めることには否定的だ。

しかし、レミーは妻の強い意向を受けて、上司のフランク(リーブ・シュライバー)に異動を願い出る。
そして最後の回収相手は、音楽家のT・ボーン(RZA)で、回収臓器は人工心臓。
観念したT・ボーンにAED(除細動器)を当てたところ(注:人工心臓はAEDのショックで停止する)、
AEDがショートし、レミーは感電して吹っ飛んでしまう。

病院で目覚めたレミーは、自分の心臓が感電で焼けてしまったことを知る。
人工心臓の移植を当初は拒否するが、結局は受け入れて、自分自身がユニオン社のクライアントとなる。

ローン代金はべらぼうに高く、支払うには回収屋を続けるしかない。
しかし、回収の作業中、自分の体から臓器を取り出される恐怖に苛まれ、回収ができなくなってしまう。
あっという間にローン支払い猶予期限の3か月が過ぎ、もう一週間以内に支払わないと自分が回収されてしまう。

逃げようとはしつつも、半ばあきらめ気味でいたレミーだが、かつて回収に赴いた廃墟に隠れ住む一団の中に、
以前バーで見かけた歌手、べス(アリス・ミラーガ)を発見、助け出して介護する。
最初は反発するベスだったが、レミーが回収対象であると知り徐々に打ち解ける。

レミーは、照合不能の回収臓器を手入力で操作する方法で、ベスの未回収臓器情報を削除しようとして、
ユニオン社に潜入するが途中でばれ、情報改ざんに失敗、ベスとともに逃げる。

廃墟に戻り、隠れているレミーとベスの下に回収屋がやってくる。
レミーはこれを倒し、ユニオン社に再び潜入して、未回収情報を削除するようフランクに迫るが、
レミーが先に情報の不正削除したことがもとで本社のピンクドアと呼ばれる一室に操作が一括されることになったという。

レミーは、未回収臓器のセンサーのジャマーを盗んで、ベスとともに海外脱出を図るが、
ひざの臓器が故障して流血したベスの治療で足止めを食らい、臓器未回収がばれてしまう。

そして、ついにジェイクが追手に加わる。

ベスは逃亡者の一団にひざの手術をしてもらうが、ジェイクを含む回収屋軍団に発見され、レミーとともに必死に脱出を図る。
そしてついに、ジェイクとの対決となる。

ここでジェイクはレミーに秘密を明かす。
ジェイクはレミーを回収屋に留めるため、AEDに細工し、レミーに人工臓器を埋め込んだのだった。
レミーは殺されるところだったと怒り、ジェイクと殴り合いになり、ついにジェイクを刺す。
ジェイクのレミーへの反撃の一撃、その寸前、ベスの放った銃弾がジェイクを倒す。

おびただしい数の回収された人々の死体。
レミーは、本社に乗り込んで未回収情報を消すしかないと考え、フランクを誘拐、本社に入り込む。
ピンクドアを目指して、警備員を倒し、臓器を持ち寄っていた回収屋も倒して、ついにピンクドア到達する。

ドアの開閉は回収臓器そのもので行う。
ベスの目を利用してピンクドアの中に入ったレミーとベス。
そこには、操作用キーボードがなく直接人工臓器のコードを読ませるしかない。
体にメスを入れ、リーダーを直接体に差し込んでコードを読ませ、回収したことに見せかける。
この作戦はうまくいき、レミーの10個もの人工臓器の未回収情報を消していく。

そして、それもあと一つになったとき、フランクとジェイクが部屋に突入。
レミーの必死の姿に感動したジェイクは、レミーの処分を指示するフランクを逆に殺し、
サーバーを爆破して、レミー、ベスとともに脱出する。

こうして未回収情報を抹消したレミーとベスは、ジェイクとともにユニオンのない南の島に逃げおおせ、悠々と暮らす。
逃亡中にレミーが息子に託したレホゼッション・マンの原稿は「レポゼッション・マンボ」として出版され、一行の暮らしを支えていた。

と、いうのは、レミーの夢。
レミーは廃墟での格闘で、ジェイクの一撃を受けて、脳に損傷を受け、ユニオン社の新しい脳維持装置で夢を見ている状態になっていた。
レミーの臓器の未回収分、そして新装置の費用もジェイクが負担する考えだ。

ベスはまだ息があったが、ジェイクの回収対象となってしまった。

**

体の外部からの非接触読み取りが可能なのに、抹消だけは接触読み取りというのはちょっと変な気もするが、まあいいでしょう。
人工肝臓で総支払額60万ドルくらいだったように思うけど、臓器移植を思えばむしろ安いかもしれない。
自己細胞によるクローン臓器でも同じくらいの価格がするんでしょうな。
ダメになった体の部分をパーツとして交換できればというのは、思いつくことではあるし、一見良さそうだけど、
バラ色のおいしい話ばかりではなく、何か陰の面があるはずで、例えばこういうこともあり得るのかな、と。

ジュード・ロウの妻、キャロル(カリス・バン・ホーテン、ドイツ語読みではファン・ハウテン)は
「ワルキューレ」でトム・クルーズの妻、ニーナ・フォン・シュタウフェンベルク。

一緒に逃げる歌手のベス(アリス・ミラーガ)は「アイ・アム・レジェンド」で生き残った母と子のお母さんだったアンナ。

ジュード・ロウの息子のピーター(チャンドラー・カンタベリー)は「ノウイング」でニコラス・ケイジの息子役のケイレブ。

回収屋、この映画の場合は、借金取り立て屋より、自動車ローンや住宅ローンが払えなくなったケースを考えると分かりやすい。
その場合、ローンの担保は自動車や住宅であり、所定の手続きを経て差し押さえ、ないし強制回収となるわけだ。
アメリカでは合法的な強制回収の場合、自宅や仕事先や買い物に出かけた先で車を回収されることもあるらしい。

ただし、鍵のかかったガレージに侵入することは違法のようだから、映画のように住居に押し入っての強制回収が許されるとは思えない。
何より、臓器回収=債務者の死亡がそのまま許されるとは思えない。

また、通常は債務残高が担保回収によってチャラになることは少なく、回収手続き費用も含めて債務が残ることが多いはずだ。
(車を取り上げられて借金だけが残るとか、家を失ってローンが残るということ)
ローン踏み倒し死亡保険みたいなものがあれば、残金を死亡保険金で賄う手もあろうが、回収が多いと保険会社がたまらないから、
何らかの仕組みが必要だ。

 

 

 踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ

織田裕二、深津絵里、内田有紀、小栗旬、柳葉敏郎、小泉孝太郎、甲本雅裕、伊藤淳史、小泉今日子。

寺島進、ユースケ・サンタマリア や3アミーゴス(北村総一朗、小野武彦、斉藤暁)も出る。
水野美紀は出ません、いろいろと事情があるらしい。

**

舞台は警視庁湾岸署。
旧庁舎からセキュリティを強化した新庁舎への一斉移転の真っ最中に事件が起こる。
引っ越しの責任者に青島係長(警部補、織田裕二)。

署員の健康診断、どこかへ行ってしまった青島のズタボロコート、故和久平八郎(いかりや長介)の甥の和久伸次郎(伊藤淳史)、
青島に執拗に医師との連絡を迫る魚住課長(佐戸井けん太)、呼ばれてもいない用もないのにうろうろする真下正義(ユースケ)、
引っ越しに合わせた新署長就任の噂、などなど、いろいろ布石が打たれるが、大した布石になっていないものもあるから、
あまり深い意味は追わないように。

さて、引っ越し業者に紛れ込んだ5人組が、引っ越しのどさくさに紛れて新庁舎に侵入し、あっさりと拳銃3丁を盗む。
盗まれた拳銃は、中国からの研修生、王明才(滝藤賢一)、恩田すみれ(深津絵里)、そして青島のものだった。

事件は3アミーゴスの知るところとなるが、神田署長(北村総一朗)はどうせ新署長になるし、
青島君のせいにしようと知らんぷりを決め込むが、ネットの書き込みですぐにマスコミの知るところとなる。

そして、東京湾の船上で紛失した拳銃を使った射殺事件が起こってしまう。
本庁からもスタッフが乗り込み、湾岸署新庁舎におかれた捜査本部で会議が行われ、所轄と本庁で揉めるが、
鳥飼管理補佐官(小栗旬)が調整、事件の捜査が始まる。

射殺された男がネットゲーム・フリークであると分かり、交渉課の小池課長(小泉孝太郎、ユースケの後任の設定)が、
犯人一味と接触に成功する。

しかし、ハンドルをノライヌと名乗る犯人は9人の服役囚の釈放を要求する。
犯人が要求してきた9人はすべて青島が過去に逮捕した者ばかりだった。
(ドラマシリーズなどで犯人役を演じたキャスト、クドカンや古田新太も写真だけ登場)
9人のうち、5人はすでに釈放されていて、野口(伊集院光)は精神を病み、鏡(稲垣五郎)は釈放を拒否、
増田(岡村隆史)と日向真奈美(小泉今日子)の釈放へ向けて室井慎二(柳葉敏郎)他、警視庁幹部、政治家の駆け引きが行われる。

そして、交渉の過程で恩田の拳銃を使った2番目の殺人が行われてしまう。
このころ、最初に出てきた健康診断の結果から、青島は肺癌を疑われ、余命いくばくもないとをみんなに思われていた。
2人目の被害者は爆弾犯だったが、青島は半分やけになって爆弾の解除に成功する。

ところで、日向は入獄しながらいまだに信奉者を抱えていた。
青島と鳥飼は日向に面談、日向の線が怪しいとにらんだ捜査本部はカウンセラーの一人をノライヌだと推定する。

そして、ノライヌを追い詰めようとしたが、逆に相手は期限を切って無差別殺人を強行すると脅してきた。
青島と鳥飼、そして木島(寺島進)らは、ノライヌのアジトを急襲するが、鳥飼が負傷してしまう。

一方、交渉の過程で新湾岸署に武装兵を突入させるとのノライヌの脅しにセキュリティスタンバイをかけようとした和久らは、
すり替えられたマニュアルに沿って、新湾岸署をロックしてしまう。

鳥飼は、日向と増田を一時的に釈放して、旧湾岸署前で射殺する案を提示、2人は釈放される。
護送には、室井の指示で青島が同行。
護送車内での駆け引きによって、青島は日向の計画を知る。

ノライヌは、ネットカフェから海外経由で小池との交渉に応じていたが、栗山(川野直輝)の挑発に乗って、
犯人の一人が書き込んだチャットから居場所が割れ、結局逮捕されてしまう。

青島は日向の殉教計画を阻止、爆弾から救い出して再び逮捕、事件は解決した。
しかし、鳥飼は逮捕せず射殺すればよかったとつぶやくのだった。

さて、新庁舎完成記念の式典、新署長として壇上に立ったのは何と真下正義だった。
3アミーゴスはどうなってしまうのでしょう。

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犯人一味がその一部を排除するために射殺する展開はよく使われる手段だが、
これが効果的だったのは「ダークナイト」くらいで、あれだけ重要な役回り(IT操作と爆弾製造)をやらせておいて、
証拠もふんだんに残したまま、あっさり射殺するのは、ちょっとよく心情が理解できない。

最初からその計画で、殺してしまうことなんか微塵も見せず信用させ、結局自分達を始末する拳銃を盗ませるわけだから、
信用させるための別のシナリオがあるわけで、中心となる3人はその表裏のシナリオを知っているはずなのに、
あんなノー天気な仲間だったらすぐばれてしまう。

コートはどこで効いてくるのか、犯罪にどうかかわってくるのかかなり気になったが、全く意味がなかった。

杭で殴りつけるシーンは見せ場だが、演出上の効果は薄かった。

あれだけ頑強なセキュリティと言っているのに、ブレーカー落としたら全部パーってのはちょっといただけない。
UPSなり、自家発なりがないとおかしい。

とはいえ、エンタメ映画としてはなかなかよくできていたと思うが、もし、次回作を作るとするとキャスティングはどうするの。

 

 

 ダブル・ミッション  

ジャッキー・チェン、アンバー・バレッタ、

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ボブ・ホウ(ジャッキー・チェン)は、冴えないペンの輸入業者に化けた中国のスパイで、現在はCIAで働いている。
隣のバツイチで3人の子持ちのジリアン(アンバー・バレッタ)と恋仲になり、スパイを辞める気でいる。
しかし、問題は3人も子供たちで長女ファレンはそろそろ思春期、長男イアンはオタクでもてないことを気にしているし、
次女のノーラは4歳でいたずら盛り、揃いも揃ってボブを嫌っており、ジリアンの再婚には反対だ。

ボブはジリアンにスパイ稼業だということを打ち明けようとするが、タイミングが悪く、話せない。
そこへロシアのスパイ、ボルダーク(マグヌス・シェービング)が石油精製工場を狙っているという連絡が入り、
仲間のコルトン・ジエイムス(ビリー・レイ・サイラス)とともに侵入して、あっさりとボールダーク確保に成功。
これを最後の仕事としてスパイから足を洗う。

ボブは何とか子供たちと親密になりたいと思っているが、うまくいかない。
ジリアンの父が急に入院することになり、ジリアンが見合いに行く間、子供たちの面倒をボブが見ることに。
家事一切が不得手なのに、いきなり3人のやんちゃを面倒見ることになり四苦八苦。

そこへコルトンらか連絡が入り、ボルダークが護送中に逃亡したことと、暗号化ファイルを見つけたので見てほしいと告げられる。
子供たちはボブのあら探しをしようとボブの家に潜入、例のファイルをコンサートの海賊版と思ってダウンロードする。

しかし、それがもとでボルダーク一味に狙われることとなり、ボブと3人の子供に危険が迫る。
ボブは何とか切り抜けて、ジリアンを呼び戻し子供たちを返すが、嘘と子供を危険にさらしたことでジリアンの怒りを買う。

対決の中で、CIAでの上司だったグレイズ(ジョージ・ロペス)が裏切り者だったと分かるが、
ボブを慕い始めたファレンとイアンを巻き込んでの格闘となり、ボブが敵を倒す。

事件は解決したが、ボブを許さないジリアンに、3人の子供が揃ってボブを擁護、ジリアンも折れて結婚と相成る。

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毒はないが安直でありきたり、筋書きも結末も予想通り。
子供がいたからか、アクションにはかなり気を使ったようだが、ワイヤーアクションはいかにもって感じで安っぽい。

ハリウッド映画の子役には、すごい子が多く、この年でこれかよ、と驚かされることも少ないない。
ところがこの映画では、3人の子供だけでなく、子役全体にレベルが低い。
長女ファレンはちょっと小さいころのアナソフィア・ロブを思い起こさないでもないが、イアン(撮影時、多分10歳)は大根。

ポルダーグ(マグヌス・シェービング)はお笑い担当というか、おバカな敵の役回りだが、服装のギャグはちっとも笑えない。
クリール(キャサリン・ボーチャー)のあまりにもひどいロシア訛りとともに全体を盛り下げる。

コルトン役のビリー・レイ・サイラスは、マイリー・サイラスのお父さん。
「ハンナ・モンタナ ザ・ムービー」で、見事今年の第30回ラジー賞助演男優賞に輝いている。

 

 

 

 

 

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