2017/04-06鑑賞
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今年の累計:15(1)[3] 本 ( )は試写会
[ ]は邦画
1−3月期:12(1)[3]本 、4−6月期:3(0)[0]本、7−9月期:0(0)[0]本、10−12月期:0(0)[0]本  
4月:3(0)[0]本、5月:0(0)[0]本、6月:0(0)[0]本  
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 バーニング・オーシャン 

マーク・ウォルバーグ、カート・ラッセル、ケイト・ハドソン、ジョン・マルコビッチ。

マイク・ウィリアムズ(マーク・ウォルバーグ)は、トランスオーシャン社の石油探査プラットフォーム、
「ディープウォーター・ホライズン」の技師長。
妻(ケイト・ハドソン)と小学生の娘としばしの別れ。
これから3週間のディープウォーター・ホライズン暮らしとなる。

娘の宿題の「パパの仕事」という作文で、マイクの仕事が説明され、缶コーラを使った逆流防止の説明がされる。
(一応伏線)

ディープウオーター・ホライズンは、船位保持機構を備えた半潜水式の台船で、海面に浮かんだまま深海の掘削ができる。
石油探査を目的とした調査船。

2010/4/10、マイクは、船長のジミー・ハレル(カート・ラッセル)、掘削調査依頼主であるBP社
(ブリティッシュ・ペトロリアム)の幹部2人らとともにヘリコプタ―空港からディープウォーター・ホライズンに向かう。
この時点で作業は43日遅れていたが、BP社の幹部は大して気に留めているようでもなかった。

ディープウォーター・ホライズンはメキシコ湾上、66km沖にに浮かんでいた。
マイクやジミーがヘリポートに着くと、入れ替わりに作業員が帰っていく。

ジミーは、テストの様子を聞こうとしたが、ヘリの爆音でよく聞き取れなかった。
近くには、試掘穴から噴き出した泥水を(分析のために)採取して運ぶ貨物船が待機していた。
ジミーは、作業着に着替えるより先にセメントテストの結果を確認するようマイクに指示をする。

石油の試掘には、プラットフォームから垂直に海底までパイプをつないでいき、さらにそこから海底を掘削する。
石油掘削のドリルの穴は逆流抑止装置で蓋をして石油の噴出を抑え込んでいる。

石油が噴出する際の大圧力で穴が破壊されないよう、穴には筒状にセメントを注入して固めることになっている。
この強度が十分かどうかのセメントテストがきちんと行われたかどうかの確認だ。

調べた結果、どうもテストは行われていないようだった。
BP社の現場責任者、ビドリン(ジョン・マルコビッチ)が作業の遅れを理由にセメントテストの技術者を帰してしまっていた。

ビドリンは作業の遅れをなじり、すぐにも試掘を指示する。
ジミーは負圧テストは絶対やるとして譲らず、ドリルラインの負圧テストが行われた。
その結果、異常な高圧が検知され、ジミーは作業中止を宣言する。
しかし、泥水が排出されないことからビドリンは、計器のある部位で部分的に高圧となっているか、計器の故障だとして、
キルラインと呼ぶサブのラインを使って負圧テストを行うべきと主張する。

ジミーはマイクと相談、ビドリンにも一理あるため、キルラインの負圧テストを実施する。
その結果、一旦圧力は上がったものの暫くすると0になった。

本来、キルラインとドリルラインの圧力は同じになるはずだが、ビドリンはドリルライン側の計器異常だとし、
コントロール室のオペレーターに圧力をかける。

オペレーターはジミーに負圧テスト正常と報告し、ジミーは泥水採取を許可する。
徹夜が予想されたため、ジミーは自室でシャワーを浴びようとする。

ヘリで同行したBP社の幹部が呼びに来て、ディープウォーター・ホライズンの7年間連続無事故を表彰。
作業員一同は表彰を喜び、ジミーはその後自室に戻る。

その頃、一定量採取して止まるはずの泥水は全く止まらず出続ける。
ドリルのオペレーターはラインから泥水がしみだしているのに気づき、逆流抑止装置の作動を指示するが、
間に合わず、泥水が一気に噴き出してくる。

さらに泥水は噴出し、近くにいたビドリンも泥まみれになり、コントロールルールにも機材の破片が飛び込む。
ドリルラインからはやがて天然ガスが噴出し、それが換気口から船内に入り込み、機関室に回っていく。

PCでテレビ電話中のマイクに対し、妻のフェリシアはマイクの部屋の電気が急に明るくなった、と言う。
可燃性のガスを吸い込んだ発電機が異常燃焼し過電圧となっていたのだ。

そしてついにはガスに引火、大爆発を起こす。

シャワー中のジミーは吹っ飛び、ガラスの破片を浴びてダイハード状態。
マイクも吹っ飛ばされて失神する。

ブリッジでは異変に気付いた航海士のアンドレア・フレイタス(ジーナ・ロドリゲス)が、メーデーを発信しようとするが
航海長が権限がないとして阻止する。

しかし、爆発は続き、ディープウォーター・ホライズン全体に火災が回り、乗組員全員に退避命令が発せられる。

泥水を運ぶために近くにいた運搬船から消防機関に緊急連絡を入れる。
近くの船からも次々と火災の連絡が入り、ヘリの出動指令が下るが、到着までには30分以上かかる。

気が付いたマイクはけが人を助け救命ボートへ誘導しつつ、ジミーを探す。
ジミーは激しく傷つきながらブリッジへ向かう。

逆流抑止装置を起動し、原油の流出を止めるためだ。
しかし、電源を喪失し、ディープウォーター・ホライズンは定位置を保つのも難しい。
マイクはもう一人の乗員とともに、予備の電源室に行き、非常電源を起動するがすぐに断。
再び起動してジミーが逆流抑止装置を起動するも原油噴出圧力に負けて破損。
ドリルパイプが折れるのを抑止するために定位置を保持しようとするも、再び停電となり、
プラットフォームは静止させられず、結局はパイプが折れてしまう。

マイクはジミーとアンドレアを連れて救命ボートに向かうが満員で救命ボートは離脱してしまう。
ジミーは乗せられたもののマイクとアンドレアはライフラフトにも乗れず、取り残されてしまった。

下のほうが危ないとみたマイクはアンドレアとヘリポートに移動し、海面へのダイブを試みる。
急に怖気づいてこわばるアンドレアを海へ突き落し、自身も海面にダイブしてアンドレアを助けて
救助船に引き上げられた。

傷だらけで救助された乗員、しかし、11名が行方不明となった。

事故検証委員会に呼ばれたマイク。
息子や夫を亡くした家族から詰め寄られるもどうすることもできない。
家族と再会するも泣き崩れるしかなかった。

**

冒頭、缶コーラに金属パイプを刺してはちみつで噴出を止めたものの、やがて噴出してしまう部分は
事故を示唆していたものと思われるが、鑑賞中は意味が解らなかった。

エンドロール。
マイク・ウィリアムズや、ジミー・ハレル本人、それに亡くなった(行方不明の)11人の顔写真が示される。

映画の心証的には、BP社のジョン・マルコビッチ演じる現場責任者の独断が事故原因かの様に見える。
確かに、安全より利益を優先させる態度とか、大丈夫だろうと高をくくってテスト不十分なまま作業を進めたことが、
事故を誘発したことは間違いないが、果たしてマルコビッチが悪いだけなのかどうかはよくわからない。

劇中では、事故はマイクやジミーの到着日か翌日くらいに起こったような感じだが、実際には4/20に発生しており、
もし彼らの出発が本当に4/10だとすると、到着して1週間以上経っていることになる。
だからどうということはないが、警報装置やらセンサーやらもう少し対策ができていたのではないか。
それともそれもこれもどうしようもないほど故障が多かったのか。
なお余談だがディープウォーター・ホライズンは現代重工業製だったらしい。

爆発のすさまじさや、火災の激しさ。
126人もの作業員がいて、よくぞまあ11人だけの犠牲で済んだな、というのが正直な感想だった。

はっきり言って事故の凄さだけが見どころであり、人間ドラマは薄っぺらい。
愛する妻や子も良くも悪くも何もできないわけで「状況がわからず、ただおろおろするだけ」

事故は当時世界的なニュースになり、事故そのものよりもその後延々と続いた原油の流出のほうが悲惨だった。
原油の流出は70万キロリットルになり、BP社の民間への補償金和解金は1兆円規模、
自治体や政府への和解金は約5兆円で、一部分割払いで、その支払いは2030年代まで続くそうだ。

 

 

                  

  ゴースト・イン・ザ・シェル 

スカーレット・ヨハンソン、ビートたけし、ピルー・アスペック、ジュリエット・ビノシュ。

近未来(原作の設定では2029年)、体の一部を義体とよぶ機械パーツと交換することが一般的になっている社会。

一人の女性、ミラ・キリアンの脳がハンカ・ロボティクス社の研究所に運び込まれ、
プロジェクト2571と称する研究の一環で義体の中に埋め込まれる。

研究主幹はオウレイ博士(ジュリエット・ビノシュ)。
脳と義体との接合は成功し、ハンカのCEO、カッター(ピーター・フェルディナンド)は、ミラをエージェントとして訓練すると決める。

1年後。
ミラは少佐と呼ばれ、サイバー犯罪やテロ対策の専門部隊、公安9課所属の捜査官となっていた。

ハンカ社の幹部とアフリカのある国の大使が料亭で会合を開いていた。
立体ホログラム広告があちこちに見られる街中のそのビルの屋上で、会議の様子をモニタリングしている少佐の姿があった。

静かに進行しているかに見えた会合にテロリストの集団が接近する。
少佐は上司である荒巻(ビートたけし)から、バトー(ピルー・アスペック)やトグサ(チン・ハン)OK到着を待てと、
指示されるが、テロリストの突入が迫っているとして、会合の席に突入する。

会席で、給仕をしていた芸者ロボットの1体が、ハンカ社の幹部の研究者にドッキングしてハッキングする。
少佐はテロリストらを蹴散らして、芸者ロボットを破壊するが、ハンカ社の幹部は死ぬ。

芸者ロボットは壊れる直前に「ハンカ社と手を組むものは破壊される」と男の声でしゃべる。
男はテロリストの首謀者で「クゼ」

公安9課はクゼの行方を追っていたが、なかなか居場所がつかめていなかった。
今回、芸者ロボットのデータからクゼの所在を突き止めようと考えたが、ロボットの破壊がひどく、解析は容易ではなかった。

そこで少佐はダイブと呼ぶロボットの意識の中に入り込んでクゼの所在を探ることにした。
「深く」ダイブすることは、かなり危険を伴うが、少佐は意識の中に取り込まれそうになりながらも脱出し、クゼの所在をつかむ。

少佐とバトー、トグサはクゼが潜んでいるナイトクラブに行くが、ガードマンのやくざ連に少佐が拉致されて、
電波の届かない部屋に軟禁される。
しかし、少佐が逆襲、バトーとトグサも合流してやくざを一掃し、クゼのいる部屋に入る。
しかし、クゼは直前に爆弾を残して逃げ、その爆破のあおりで少佐の体は半壊、バトーは目を失う。

少佐は体を修理、バトーは目を多機能なレンズ型義眼に入れ替え、捜査に戻る。

その後、またハンカ社の幹部で研究者の一人が殺され、持っていたメモリドライブから同社の研究者を狙った連続殺人テロで、
次はオウレイ博士が危ないとわかる。

その頃、オウレイ博士の車をゴミ清掃車が襲う。
現場に急行した少佐らが追うレス博士を保護、ゴミ清掃車の運転手を確保する。

運転手は記憶を操作されており、少佐の尋問を受けた後、自殺してしまう。
トグサが遂にクゼの所在を突き止め、急行する。

遂に少佐はクゼと対峙するが、クゼにやられて捕まる。
少佐はクゼの胸に散々「バグ」とされた幻覚に現れていた小屋のタトゥーを見つける。

クゼは自分もプロジェクト2571の犠牲者で、少佐も記憶を操作されていることや、
少佐がバグ対としてもらっている薬が本当の記憶を消していること、そして、
その黒幕がハンカ社のカッターだと言うのだ。

少佐はオウレイ博士にプロジェクト2571のことを問いただす。
オウレイ博士は、少佐の前に98人の失敗例があったこと、
テロの被害で両親が死に少佐だけが救出されたことは全部嘘だった、と語る。

少佐はがっかりして公安9課を離れるが、バトーだけは味方になると言ってくる。

しかし、ハンカ社CEOのカッターは少佐を拉致し、オウレイ博士に少佐の記憶を消し、リセットするよう命じる。
オウレイ博士は応じるふりをして、少佐に電子メモを渡して逃がす。

カッターはオウレイ博士を射殺、公安9課には少佐がオウレイ博士を殺して逃げたと報告する。

少佐は、メモに書かれた住所に行く。
そこは、古い高層アパートで、示された部屋番号にはハイリ(桃井かおり)という高齢の女性がおり、
少佐と同じ年代の娘がいたが、家出した後、警察から死んだと連絡があり、位牌が届いた、という。

少佐は自分がその娘、草薙素子だと直感するが、ハイリには告げず部屋を後にする。

少佐は事の次第を荒巻に報告、荒巻はカッターの逮捕を信玄氏に官邸に向かうがハンカ社の特殊部隊を襲われる。
しかし、これを撃破してしまう。

少佐は、素子が恋人のヒデオとサイボーグ反対運動をしていたという現場に行くと、
そこは「バグ」として幻覚で見た小屋そのものだった。

そこにクゼが現れ、クゼこそが、かつての恋人クゼ・ヒデオだとわかる。

そこにハンカ社の多脚戦車(セリフはスパイダー・タンク)が現れて二人を攻撃、
クゼはやられて死ぬが、少佐はタンクのハッチをもぎ取り、内部に手りゅう弾を投げ込んで破壊する。

クゼは瀕死の状態で素子に自分たちのネットワークに融合するよう訴えるが、素子は拒否する。
ハンカ社の攻撃ヘリが接近、クゼは破壊されて死ぬ。

現場に急行していたサイト―(泉原豊)が攻撃ヘリを狙撃して墜落させ、少佐は難を逃れる。

一方、荒巻はカッターの確保に向かうが、カッターは応じるふりをして反撃しようとして、荒巻に撃たれて死ぬ。

少佐は素子の墓を訪れ、墓参に来たハイリと再会。
もう墓は要らないといってハイリと抱き合う。

少佐は再び、捜査現場に戻り、今日もその能力を生かしてテロ対策に活躍するのだった。

**

士郎正宗の世界観は好きで「アップルシード」も「エクスマキナ」もDVDを持っている。
しかし「攻殻機動隊」はもちろん名前は知っていたが、未見。

原作は原作、映画は映画、なので、原作との違いは特に気にならないというか、気にしない。
キャストが何国人かも私にとってはどうでもいいことだ。

しかし、それでもなんだかな、って感じでした。
爽快感も達成感もない。

テンポがいまいちなのと、あのシリコンスーツがとにかく見た目が良くない。
腕を動かさずにややうつむき加減に歩く姿はT−1000(ロバート・パトリック版)に見えた。

街の雰囲気や佇まいは原作に近いというかそのままなので、しょうがないと言えばしょうがないが、
どう見ても近未来の日本ではない。

昨今のハリウッドのSFでは脳などの根幹部分を移植したサイボーグもありふれているし、
相手の脳(機械脳を含む)内意識に入り込んで、記憶なり意識なりを共有する、あるいは
捜索する手法は最近の流行ですらある。

その意味であまり目新しくは感じなかった。
また、成功例の前に累々たる失敗の積み重ねがあるのは科学的には常識で、主人公が知らなかったのは、
(設定とはいえ)無知に過ぎる。

桃井かおりの出演は知らなかったのでびっくりした。
英語のセリフは違和感なく、日本語よりうまいかもしれないと思ったくらい。

ビートたけしの日本語もしかり。セリフは英語でよかったんじゃないのか。

 

 

                 

 

 ハードコア 

ヘイリー・ベネット、シャルトー・コプリー、ダニーラ・コズロフスキー、ティム・ロス。

オープニングタイトルで散々残酷なシーンが描かれる。
単なる残酷さのアピールかと思いきや、実は主人公のヘンリーが食らったものだった。

ここから先は主人公の視点(POV)で物語が展開する。
シューティングゲームのようなストーリーなので、FPSムービーとも呼ばれている。

手術台で目が覚めた男。
左手は肘から先がなく、左足もふくらはぎから先がない。

美人女医、エステル(ヘイリー・ベネット)が、主人公をヘンリーと呼び、自分は妻だという。
エステルはヘンリーに腕をつけ、足をつけ、人造皮膚でカバーしていく。
ヘンリーには過去の記憶がなく、まだふらふらしている。
エステルに連れられて別室に行くと科学者らしき男二人がいる。

まだ声が出せないので、人工声帯をつける準備で、どういう声がいいかを選んでいると、
金髪の念動力を操る怪しげな男エイカン(ダニーラ・コズロフスキー)が現れ、科学者を脅し、
ヘンリーが戦闘で瀕死の重傷を負い、サイボーグ化されたことがわかる。

エイカンは科学者を撃ち殺し、ヘンリーはエステルとともに逃げる。
しかし、逃げて逃げて行き止まりの先は空中。
そう、ここは飛んでいる飛行機の中だった。

脱出ポッドが2つあるというが、ひとつは科学者が乗って逃げ、エステルはヘンリーをポッドに入れる。
ヘンリーは咄嗟にエステルを引き入れ、ポッドは2人を乗せて降下する。
しかし、パラシュートを開くのが遅れ、ポッドはハイウェイに激突。
すぐにエイカンの部下が車でやってきて、エステルが拉致される。

ヘンリーはすきを見て逃げ、ハイウェイから飛び降りて車の下に隠れる。
男(シャルトー・コプリー)が現れ、敵を排除、ジミーと名乗ってヘンリーを研究所に連れていくというが、
敵にやられてしまう。

ヘンリーは逃げ、バスに乗ると、ホームレスのような男(シャルトー・コプリー)が乗り込んできて、
ヘンリーの左腕にドライバーを突き刺し、小さい装置を取り出す。追跡装置らしい。
ヘンリーの電源装置はパワーが弱く、ビルの一室にいる男の心臓の下にある電源装置を取って来いと言われる。

男が、外を見ると、銀色の服の男が突然バスに向かって、火焔を放射。
ヘンリーは窓から逃げるが、ホームレスは焼け死ぬ。

ヘンリーは逃げ、指示されたビルに行き、結局は心臓から電源装置を抜き取って逃げる。
途中、別の男との乱闘、橋の鉄骨場を駆け抜けたり、エスカレーターで格闘し一般女性を巻き込んで大混乱、
やっとの思いで捕まえた男は狙撃されて、頭が吹っ飛ぶとか、いろいろある。

結局ヘンリーは指定されたロシアン・ピンクパブに行き、ジミーを見つける。
そこにいたジミーはジャンキーで、装置を渡すと暴れまくって部屋を出ていき、科学者風のジミーがやってくる。
ジミーはヘンリーを連れて研究所に行こうとするが、エイカンの手下が現れて銃撃戦となり、
ピンクパブのオーナーの女性2人も参戦して大混乱となる。

ヘンリーはジミーの車で逃げ、敵を攻撃、さらには敵の車に飛び移って手りゅう弾で爆破、
ピンクパブオーナーのバイクに飛び移ってと、大暴れ。

エイカンは念動力が使えるのでヘンリーは触れることもできない。
なんだかんだで、ヘンリーは脱出し、ジミーの研究所とされる場所に着くが、出てきたのは擬態したジミー。
研究所の中には車いすのジミーがいて、エイカンに言われてサイボーグ軍団を作っていたが、
不十分な成果で怒りを買い、念力で何度も床にたたきつけられたせいで背骨が折れ、下半身不随になった。

エイカンを倒すため、多くのクローンを作って、ヘッドギアリモコンでコントロールしているとのこと。
ジミーはヘンリーを改造して強化しようと考えたが、ヘンリーのPOV映像がエイカンに送信されていることがわかり、
ジミーは激怒するも、思い直してヘンリーを連れて逃げようとする。

研究所の外は廃ビルで、予想通りエイカンの手下がやってくる。
ヘンリーとジミーは、乱射、爆破、ぶっ飛びの連続で敵を倒していくが、遂にはエイカンに捕まる。

そして、エイカンによって明かされた事実とは、実はエステルとエイカンはラブラブで、ヘンリーは利用されただけ。
ヘンリーの記憶を移植されたクローン軍団は全員がエステルとの恋愛感情を持って、敵に向かっていく。

そして、その知識を植えられた数多くの白服のクローンがヘンリーに向かってくる。
まるで、マトリックスのエージェントスミスとの対決の様に無数のクローン軍団と戦うヘンリー。

エイカンに迫るが、念動力に跳ね返される。
そして倒れるが、鉄条網を手に巻いてエイカンに立ち向かい、エイカンの手に鉄条網を食らわせる。
エイカンはヘリで逃げようとするが、ヘンリーも追い、さらに攻撃、遂には頭を切断してエイカンを殺してしまう。
ヘリにはエステルがいて、エイカンはどこよ、と詰め寄る。
ヘンリーはエイカンの首を見せ、エステルが攻撃してくるが反撃してヘリから突き落とす。
エステルは、開口部にぶら下がり、ヘンリーに助けを求めるが、ヘンリーは無慈悲にシャッター扉を下し、
エステルの指は砕かれて落下する。

完全一人称バイオレンス映画。
主人公ヘンリーは発声装置がつけられる直前に襲われるので声が出せない、つまり一切セリフはないという設定も面白い。
終盤に一瞬だけ、ヘンリーが倒されて、顔が金属板に映るが、薄汚れた金属板でまともに見えない。

スタントは実際にやっているし、撮影は顔の前につけたGoPro。
もちろん合成はしているだろうし、ワイヤーなども使っているだろうが、それにしても・・・の徹底ぶり。

シャルトー・コプリーが何度も出てくるのは面食らった。
中盤に種明かしがあるが、ヘイリー・ベネットの立ち位置とかも含め、単なるFPSではなく、
ドラマ性というかサスペンス性があるのも(バレバレだけど)面白い。
実際のところストーリーはないと思っていただけに、一応それらしき展開になっているのは好印象で、
ラストの無慈悲さもなかなかいいですな。

エイカンはユアン・マグレガーかと思ったが、ダニーラ・コズロフスキー。
素の顔はユアン・マグレガーと似ても似つかないのに、映画では見紛うばかり。

エステルのヘイリー・ベネットは「イコライザー」でクロエ・モレッツの仲間の娼婦。
「マグニフィセント・セブン」では、デンゼル・ワイントンに殺しを依頼するエマ。
実際には、この映画のほうが「マグニフィセント・セブン」より先に作られている。

邦題は、どうして「ハードコア・ヘンリー」にしなかったのか。
確かにヘンリーという名に特別の意味はないかもしれないが、外す必要もなさそうなのに。

*

舞台がロシア、あるいはロシア語圏とは知らなかった。
最初から主要メンバー以外はロシア語を話してはいたが、たまたまロシア内を通過中のなのかと思った。
そのままヨーロッパ経由でアメリカへ行くのか、なんて勝手に思ったわけで、見事に空振り。

途中から作りが「ナイト・ウォッチ」「デイ・ウォッチ」っぽいな、とは思った。
バイオレンスの描き方がそれっぽいなと思ったのかもしれない。

 

 

                

 

 

 

 

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