2018/07-09鑑賞
ホーム 上へ 2020/01-03鑑賞 2019/10-12鑑賞 2019/7-9鑑賞 2019/04-06鑑賞 2019/01-03鑑賞 2018/10-12鑑賞 2018/07-09鑑賞 2018/04-06鑑賞 2018/01-03鑑賞 2017/10-12鑑賞 2017/07-09鑑賞 2017/04-06鑑賞 2017/01-03鑑賞 2016/10-12鑑賞 2016/07-09鑑賞 2016/04-06鑑賞 2016/01-03鑑賞 2015/10-12鑑賞 2015/07-09鑑賞 2015/04-06鑑賞 2015/01-03鑑賞 2014/10-12鑑賞 2014/07-09鑑賞 2014/04-06鑑賞 2014/01-03鑑賞 2013/10-12鑑賞 2013/07-09鑑賞 2013/04-06鑑賞 2013/01-03鑑賞 2012/10-12鑑賞 2012/7-9鑑賞 2012/4-6鑑賞 2012/1-3鑑賞 2011/10-12鑑賞 2011/7-9鑑賞 2011/4-6鑑賞 2011/1-3鑑賞 2010/1-3鑑賞 2010/7-9鑑賞 2010/4-6鑑賞 2010/10-12鑑賞 2009/10-12鑑賞 2009/7-9鑑賞 2009/4-6鑑賞 2009/1-3鑑賞 2008/9-12 鑑賞 2008/5-8 鑑賞 2008/1-4 鑑賞 2007/9-12 鑑賞 2007/5-8 鑑賞 2007/1-4 鑑賞 2006/9-12 鑑賞 2006/5-8 鑑賞 2006/1-4 鑑賞 2005/9-12 鑑賞 2005/5-8 鑑賞 2005/1-4 鑑賞 2004/7-12 鑑賞 2004/1-6 鑑賞 2003/7-12 鑑賞 2003/6以前鑑賞 BD/DVD鑑賞8 DVD/BD鑑賞(7) DVD/BD鑑賞(6) DVD/BD鑑賞(5) DVD鑑賞(4) DVD鑑賞(3) DVD鑑賞(2) DVD鑑賞(1)
 

 

 
今年の累計:42(6)[9] 本 ( )は試写会
[ ]は邦画
1−3月期:16(1)[2]本 、4−6月期:13(5)[3]本、7−9月期:13(0)[4]本、10−12月期:0(0)[0]本  
7月:4(0)[1]本、8月:5(0)[2]本、9月:4(0)[1]本    (本数は短編を除く)  
−−−−−−−−−−−−*−−−−−−−−−−−−  
  散り桜  

岡田准一、西島秀俊、麻生久美子、黒木華、池松壮亮、緒方直人、新井浩文、富司純子、石橋蓮司、奥田瑛二

物語は享保年間(1716〜1736年)の出来事。
今の富山地方にあったとされる扇野藩で藩政を揺るがす不正を告発した瓜生新兵衛(岡田准一)の訴えはうやむやのうちに処理され、
新兵衛は失意のうちに藩を抜け、妻の篠(麻生久美子)とともに京に移り住んだ。

しかし、なおも刺客が新兵衛を襲う。それらは返り討ちにされるものの新兵衛の心は休まらない。
最愛の妻、篠は病に倒れ、新兵衛に「散り椿を見てほしい」と言い残して死ぬ。

散り椿は、ただ椿が散ったものではなく、普通の椿のように花がぼとっと落ちる種類ではなく花びらが一枚一枚と落ちる椿。
「五色八重散り椿」というらしい。

ここで、物語の背景、新兵衛が藩を出たいきさつをおさらいしておく。

扇野藩は藩主の親家が高齢であることを良いことに、城代家老の石田玄蕃(奥田瑛二)が庶子を世継ぎにすることを画策、
藩の特産品和紙の独占販売を田中屋惣兵衛(石橋蓮司)に任せることを条件に毎年収めさせる上納金を世継ぎ工作に利用、
嫡男である政家(渡辺大)を失脚させようと企んでいた。

新兵衛が訴え出た当時、平山道場に藩でも有名な四天王と呼ばれる剣豪がおり、その一人が瓜生新兵衛だった。
残りの3人は、現在は側用人である榊原采女(西島秀俊)、馬回り組頭、篠原三右衛門(緒方直人)、
そして訴え内容の責任を問われ切腹した坂下源之進(駿河太郎)だった。

一方坂下家の長女、篠は采女と恋仲であったが、采女の養母、滋野(富司純子)が猛反対し破局したのち、
篠は新兵衛と結婚した経緯がある。

采女の養父である榊原平蔵は、不正の中心人物とされていたが、お咎めなく過ごしていた。
しかし、ある日、何者かに襲われて非業の死を遂げている。
滋野は不正が源之進の切腹で幕引きとなったことに腹を立てた新兵衛の仕業だと思い込んでいる。
何より藩を出たのがその証拠ではないかと考えていた。

坂下家は、源之進の切腹でそれ以上の責は問われず、長女の篠が新兵衛と結婚したのは前述通りだが、
次女の里美(黒木華)と弟の長男、藤吾(池松壮亮)はそのまま家にいる。
藤吾は源之進の死は新兵衛のせいだと思って、恨んでいる。

もう一つ藩の権力構造についても触れておく。

石田玄蕃が賄賂を利用して世継ぎ争いを画策していることはすでに書いたが、石田玄蕃派は藩特産和紙を藩財政に利用し、
政家は新田開発に注力したいと考えている。

藩は石田派と政家派の勢力争いで、新兵衛らはそれに巻き込まれたと言えなくもない。
映画では、原作にある石田派による庶子跡継ぎ候補で江戸詰めしている刑部一派の工作資金という一面は語られず、
もっぱら石田一派が汚職で私腹を肥やしていることになっている。
刑部の部分がすっぽり端折られているが、尺の関係上と物語の簡略化単純化のためにやむを得ないものと思われる。

さて、物語は篠の死後、扇野藩に新兵衛が戻った所から再開される。
見回り組の藤吾と宇野重蔵(新井浩文)は、暴れ馬を簡単になだめた新兵衛に会い、
藤吾は関わりを持ちたくないとと考えるが、宇野重蔵は玄蕃に注進する。

新兵衛は平山道場に向かった後、坂下家に向かい、篠の遺言である「散り桜」が見たいという。
しかし、季節は椿が終わったばかりで散り椿までは1年近くある時期だった。

新兵衛が藩に舞い戻った真意を計りかねた玄蕃と采女。
玄蕃は新兵衛を排除しようと考え、采女は真意を探ろうとする。

采女は城内で会った藤吾に新兵衛を訪問するようことづけ、新兵衛と藤吾は榊原家に行くが、滋野に罵られる。

一方、藤吾によれば、非業の死を遂げた篠原平蔵の斬り口は、四天王しか使えないとされる
「かげろう切り」(陽炎、蜻蛉)と見られ、それも新兵衛犯人説を強く示唆するものであった。

藤吾は新兵衛を疎ましく思い、恋仲である美鈴の父で源之進とともに四天王とうたわれた篠原三右衛門にも相談するが、
明確な答えは得られなかった。

季節が進むにつれ、剣の稽古に励む新兵衛の姿は次第に藤吾の心にも響き、いつしかともに稽古をする仲となる。
時折、新兵衛を襲う集団も現れるもののあっさり返り討ちにされるなどでやはり四天王は強い。

そのうちついに政家が帰国。三右衛門が護衛して城に入る。
政家は新田開発に協力する采女を信用して重用する構えだったので、玄蕃はそれを阻止しようと考えていた。

一方、田中屋惣兵衛は和紙の独占販売の代わりに上納金を収める約束を記した「起請文」(きしょうもん、誓約書)を
持っていたが、証拠隠滅のため玄蕃が起請文を奪うのではないかと怖れ、新兵衛に用心棒を依頼した。

果たして、新兵衛が田中屋に詰めている夜に賊が入り、惣兵衛が襲われたが、偽の起請文を盗まれただけですんだ。
新兵衛は惣兵衛を助ける際に本物の起請文を預かることにした。
しかし、奉行所が吟味のためと称して早々に死体を持ち去ってしまったため、賊の正体はわからずじまいだった。

里美は新兵衛の荷物を整理していて采女から篠に宛てた恋文を読んでしまう。
その内容もさることながら、篠がその手紙をずっと大事に持っていたことに驚く。

そして、采女を訪ね、滋野に罵られながらも、篠の手紙を読んで新兵衛が不憫だと采女に告げる。

そのころ、玄蕃は政家を襲う計画を立てた。それは政家の藩内視察の際に銃撃する計画だった。
十数騎で視察に向かう政家。開けたところで止まっていると突如銃声が起こり、政家は足を負傷。
篠原三右衛門は胸部に銃弾2発を受けた。

瀕死状態で三右衛門は藤吾に真実を語る。
それは、篠原平蔵を斬ったのは自分であると言うことだった。
源之進の死後、平蔵は、護衛役の采女と三右衛門を従えて行動していたが、自分も始末されるのではないかと
疑心暗鬼に陥って錯乱、采女に斬りつけようとした。
采女は抵抗しなかったが、一瞬早く三右衛門が平蔵を斬り、采女を現場から立ち去らせ、何者かに斬られたと届け出たのだ。

藤吾にくれぐれも美鈴を頼むと言い残して三右衛門は絶命した。

政家は軽傷ながらも傷を負ったことで、玄蕃は采女の不始末を叱責、采女に自宅に軟禁される。

丁度季節は散り桜。もともと坂下家の屋敷は今は篠原家の屋敷になっており、新兵衛は散り桜を見に采女を訪ねる。
そこで、篠に散り桜を見るとともに采女を助けてほしいと頼まれたと明かす。
篠が采女を慕っていたのは知っていたが、それで篠が一生苦しんでいたことは許せないとして采女を斬ろうとする。
しかし、そこは四天王。
実力は互角で真剣のやり取りにも互いに譲らない。
新兵衛は戦いを止める。
采女は新兵衛が死ぬ気だったと悟り、馬鹿野郎と怒鳴りつける。
采女は篠からの返信の手紙を見せ、陰になり新兵衛に一生ついていくとの意の短歌が返事であった、
篠は新兵衛が自分が死んだら後追いするのではないかと心配し、采女を守ることで生きよ、と託したのだと諭す。

新兵衛はすべてを悟り采女と和解する。

そのころ見回りをしていた藤吾は宇野重蔵に捕まり、玄蕃の手に落ちる。
玄蕃は新兵衛に手紙をよこし、起請文と引き換えに藤吾を渡すと伝えた。
新兵衛が現場の屋敷に着くと玄蕃が起請文を渡すように言うが、藤吾と引き換えに采女に渡したと告げる。

玄蕃も「底が割れた」と諦め、新兵衛と藤吾を帰す。

再び新兵衛と采女が会っていると藤吾が玄蕃が「上意討ち」と称して襲ってくると報告。
新兵衛はこちらから乗り込むとし、采女は藤吾に起請文を託し、政家に届けるよう言う。

登城しようとする藤吾に宇野重蔵が立ちはだかる。
しかし、重蔵は新兵衛と鍛錬していた藤吾の敵ではなかった。
藤吾は直ちに政家の起請文を届けた。

そのころ、玄蕃一派が集結している寺に乗り込んだ采女と新兵衛は次々と現場の配下を斬り捨てていく。

そして、あと少しで玄葉と言うところで、采女は陰から狙う弓に倒れる。

怒り狂う新兵衛。
弓の射手はもちろん、残る武士を皆殺しにし、最後には現場をも斬り殺した。

政家も一件の落着に満足した。

一方、新兵衛はいつの間にか坂下家を離れ、浪々の身となろうとしていた。
里美は必死で後を追い、とどまるよう説得するが、新兵衛はそのまま立ち去るのだった。

「剣岳 点の記」などの木村大作監督。
氏は撮影監督、カメラマンとしても有名で、CG嫌いともいわれる。
本作もオールロケで、監督自身も撮影を手掛けている。



散り椿とは単に椿の花が散ったものではなく「五色八重散り椿」という種類で、
花弁が一枚一枚と散っていく種類だそうだ。

椿と言えば、花が全体がぼとっと落ちるものだとばかり思っていたから驚き。
椿を扱った映画はなんといっても「椿三十郎」もうすぐ四十郎だがな、ですが。

政家襲撃の後、玄蕃が采女に処罰を申し付けるシーンがある。
処罰名ははっきり覚えていないが、「蟄居」か「閉門」だったようにも思う。
しかし、その後采女が自由に庭を見ていたりすることから、「蟄居」(屋敷内の特定の部屋から出られない)ではないし、
新兵衛が采女に会いに昼間家に入っていることから「逼塞」(日中の出入り禁止)でも「閉門」(出入り禁止)でもない。
せいぜい「遠慮」(家から出ない)にしかならないが、「遠慮」は自発的に行うものらしいから、不適切かも。

なお、「閉門」は重いわりに結構簡単に言い渡されていたらしい。

時代劇を見る場合いつも気になるのが、武士の移動、旅行。
江戸時代、関所を通過するのに通行手形が要ることはよく知られているが、武士の移動、特に浪人の移動は簡単だったのか。
本作の新兵衛は扇野藩(富山辺りを想定)から京都に移り住み、思い立ってまた扇野藩に戻っている。

比較的自由にというか、手形が要らない旅行/移動としては伊勢神宮に参る「おかげ参り」と大名などの「参勤交代」がある。
しかし、「13人の刺客」では大名行列が他国の領地を通るのに先陣部隊が領地通過の許可を得るようにしていたと思うし、
通行手形は大名自身が出すものだから、手形の発行が云々されるとは思えない。

「敵討ち」も全国が回れるはずだが、幕府の許認可を得て「仇討ち免許状」を持っていなければ諸国を回れないはず。

しかしながら、赤穂浪士の例えば大石内蔵助は赤穂(現赤穂市、兵庫県南部の岡山県に隣接)から京都山科に移動しているが、
この時は赤穂退去が幕府の指令だから、移動も公的な許可はあったと思われる。
しかし、その後江戸本所(現東京都墨田区)へ移動したときにはすでに浪人になっているはずで、
京都から江戸まで関所破りし続けるとも思えないので武士の移動は比較的容易だっのかもしれない。

原作は葉室麟。
ラストは原作通りなんだろうが、別のラストはなかったのか。

もともと原作とは異なるのが映画の常で、原作と違う展開にすることに異はない。
例えば原作に出て来る刑部が省かれているようだし、政家の父で現君主の親家も
姿を現さない、などなど、人物相関も端折られるのはしょうがない。



しかし、いくつか気になったことがあった。
それは終盤近く、新藩主の政家が、藤吾に対し、
「篠原家を絶やすわけにはいかぬ。お前が美鈴の婿養子になり篠原家を継げ」というもの。
(聞き間違いで、実は采女の「榊原家を絶やすわけにはいかぬ」なら話は変わるが)

続けて、「坂下家は一旦絶えるが、息子を坂下家の養子にするがよかろう」と言うと
藤吾が男児が二人必要だ、と答え、政家が「励め」と言って笑いに包まれるシーン。

この藤吾を篠原家の養子とし坂下家を一旦絶やすやり方はちょっと納得がいかない。

仮に篠原家を藤吾に継がせるとしても里美を坂下家の戸主(女戸主)にできるはずだ。
ただ、女戸主の場合いろいろとややこしいことがあると思われ、藤吾を坂下家の戸主にしたままのほうが
都合が良いだろう。

では、その場合、篠原家はどうするか。
篠原三右衛門が亡くなって美鈴が藤吾の家に身を寄せた時、台詞はなかったものの
男の子がいたではないか。
幼いながらもその子に篠原家を継がせれば、篠原家は安泰で藤吾は坂下家の戸主でいられる。

子供の髪形に記憶がないが、元服前のいわゆる前髪ではなかったような気もするので、
十分に跡目相続ができたであろうし、元服していなければ元服させればいい。
さらにそれでは、篠原家が心配であれば姉婿になる藤吾を後見人にすればよろしい。

それともあの子は全くの赤の他人で篠原家とも坂下家とも関係がないのか。



で、問題のアナザーエンディングだが、
里美は新兵衛を追って断られたが、そのままついていく、と言うのはどうか。
新兵衛も里美に篠を見た、などと言っているのだから、里美がごり押しすれば、
娶るとは言わないまでも、傍で世話をすることは認めてもらえたのではないか。

坂下家をいったん絶やそうが、藤吾に継がせようが、里美がどこへ嫁ぐかには
さほど影響がないと思われる。

里美もその覚悟があれば、旅支度をするなどして新兵衛を追うのはダメか。
(断られ無理やりついていく場合に備え柄本時生(役名失念)を連れて行けばよい)

ただ、原作や映画の感想で里美、藤吾、美鈴、あるいは篠原家、坂下家に触れた意見が
全く見られないことから、この部分は大した意味はないのかもしれない。

それでも気にはなった。
 

 

    

 ザ・プレデター 

ボイド・ホルブルック、ジェイコブ・トレンブレイ、オリビア・マン、スターリング・K・ブラウン、
トーマス・ジェーン、トレバンテ・ローズ、キーガン・マイケル・キー

宇宙船とそれを追う宇宙船。
追われる方は空間をワープして地球近傍へ。
しかし、コントロールを失ってそのまま森林へ墜落していく。

場所はメキシコの山中。
そのころ、その山中で麻薬取引現場を監視していた狙撃手のクイン・マッケナ(ボイド・ホルブルック)は、
異音に気づきながらも狙撃、直後に脱出して宇宙船の墜落から逃れた。

墜落現場に戻って宇宙船に驚くクイン。中にあったヘルメットらしきものと腕輪らしきものを取り出し、証拠として持ち出す。
仲間が近寄ってくるが一人いない。暫くするといなくなった隊員が木からさかさまに吊るされている。
何やら影のようなものが見え、一斉に攻撃するが反撃を食らい、吹っ飛ばされる。

クインが持ってきた腕輪のようなものが反応し自動的に反撃、吊るされていた仲間が真っ二つになり、敵も墜落する。
クインは現場を離れて逃げる。
その直後、ヘリの一団が現場に到着、現場を捜索する。

クインはメキシコの雑貨屋に行き、宇宙船から取り出したものをここに送るようにと言って店主に依頼。
光学迷彩球(透明にする機能のボール)は、飲み込んで隠す。

送り先は自分の私書箱だったが、料金滞納で元の自宅(妻とは離婚)に送られる。

自宅には別れた妻エミリー(イボンヌ・ストラホフスキー)と息子のローリー(ジェイコブ・トレンブレイ)が住んでいて、
荷物はローリーが受け取る。

そのころ、進化生物学者のケイシー・プラケット博士(オリビア・マン)は軍から呼び出され、
トレーガー(スターリング・K・ブラウン)にプレデターの動画を見せられる。
その後、ヘリでダム近くの研究所に移動すると、そこにはプレデターのヘルメットや武器が飾られていた。
厳重な滅菌を受けて施設内に入ると、メキシコで捕獲されたプレデターが拘束されていた。

クインは軍の尋問を受けるが、プレデターの存在を知られたくない軍はクインを精神異常として施設に送ることに。
移送のバスにはいずれも問題を起こした5人が乗っていた。

ネブラスカ(トレバンテ・ローズ)、コイル(キーガン・マイケル・キー)、バクスリー(トーマス・ジェーン)、
リンチ(アルフィー・アレン)、ネトルズ(オーグスト・アギレラ)は、クインの「エイリアンを見た」に爆笑する。

自宅ではゲームに飽きたローリーがクインの荷物を開けてヘルメットと腕輪を取り出す。
腕輪をいじると立体ホログラフが現れ、ローリーが操作したことで、追っていた宇宙船に信号が行き、
腕輪などの場所がばれ、宇宙船はワープして地球に接近する。
さらに、研究施設内で拘束されていたプレデターが目を覚まし、拘束具を破壊、次々と所員を惨殺していく。
ケイシーは施設を出ようと滅菌室に入り裸でしゃがんでいるとプレデターはケイシーを見つけたもののやり過ごす。

ケイシーは急いで服を着替え、麻酔銃をもってプレデターを追う。
ちょうど、クインらを乗せたバスも研究所の近くに来ており、プレデターを目撃する。
クインらは、喧嘩する振りをして警護の兵を放り出し、バスを乗っ取ってプレデターを追う。

ケイシーは、プレデターを撃とうとして自分に麻酔を打ってしまい昏倒する。
兵がやってきてトレーガーの指示によりケイシーを射殺しようとした。
そこにバイクを奪ったクインらが突っ込んで兵を倒しケイシーを助ける。

そのころ、追ってきた宇宙船はクインの家の近くに着陸し、大プレデター(アルティメット・プレデター)が登場。
プレデター犬2匹にプレデターを捜索を開始する。

クインらはモーテルに退避、気が付いたケイシーは逃げようとするが軍がケイシーを殺そうとしていたと聞き思いとどまる。
ケイシーはクインらにプレデターの説明をし、異種交配のために「強い人間」のDNAを探しているらしいと語る。
クインはプレデターがヘルメットを探していることに気づいて自宅へ向かう。

エミリーに嫌がられながらも荷物が開けられていたことでクインはローリーを探しに行く。
おりしもハロウィン。
ローリーはプレデターのヘルメットをかぶってお菓子をもらいに行った家でなじられ、後ろから物を投げつけられる。
するとヘルメットが自動で反撃、言えば爆破され火災を起こす。
騒ぎに気付いたクインがローリーを連れて逃げるがプレデターにばれて追われ、小学校に逃げ込む。
しかし、追い付かれ、捕まってしまう。
その時、窓の外から大プレデターがプレデターをつかんでぶん回し、たたきつけて首をもぎ取ってしまう。
そしてどこかに連絡して去る。

大プレデターはクインの家に行き、そこにいた軍の兵を皆殺しにして、残された装置で宇宙船の位置を知るとともに、
マッケナの顔と名前を覚える。

一方のクインらの場所にトレーガーが現れ、ローリーをヘリで連れ去る。
宇宙船は施設近くに移送されており、クインらもそこに向かう。

クインらとトレーガーらが対峙、一触即発となったとき、大プレデターが攻撃してきて大混乱となる。
大プレデターは軍が開発したプレデター語の翻訳機を使い、「宇宙船を爆破する、マッケナ以外は逃げろ」と告げる。

しかし、反撃したため、多くが殺され、クインは自らを標的としていると思い前に出るが、弾き飛ばされローリーが連れ去られる。
大プレデターの狙いはローリーだったのだ。

大プレデターは自分の宇宙船にローリーを乗せ、発進する。
クイン、ネブラスカ、ネトルズが宇宙船に飛び乗り、飛行を阻止、ネトルズは死んだが、
ネブラスカが宇宙船のエンジンに突っ込んで故障させ、墜落させる。

怒り狂う大プレデター。クインはプレデターの武器も使ってついに大プレデターを倒す。

軍の施設。山田所長(ピーター・シンコダ)に歓迎されたクイン。
ローリーは才能を生かしてそこで働いていた(小学生なのに)

破壊された宇宙船に壊れずに残っていた箱。どうやらこれを人類に渡したかったらしい。
突然箱が開き中身が研究者にまとわりつくと、あっと言う間に全身バトルスーツに変形し、また元に戻った。
ローリーはプレデター語を解析し「プレデターキラー」だと言い、驚く山田所長に対し、
クインは自分にサイズが合うかな、と言ってのけるだった。

**

1987年のオリジナルは、やたら強い何を考えているのかわからない宇宙人だったのが、
時を経て飛来目的や、言語やその武器までもある程度分析し、使えるまでに理解が進んでいるという設定。

完全とは言わないまでもある程度考えていることや行動の意味をこちら(人間側)もわかっている。
プレデターはエイリアンの設定と同様に異種交配によって新しい特質や能力を獲得しつつある。
一方、発達障害と思われたローリーが実はニュータイプ、あるいはニュータイプへの過程にあるとされ、
人類も進化していることを思わせるなど、ものすごくわかりやすい。

ただ、初代が「SFホラー」に近かったのと比べるとずいぶんと普通の「SFバイオレンスアクション」になった。

今まではただ強いものを倒す、敵を殺すことが成人の儀式など、勝手な想像で意味づけしていたが、
地球移住を目論む目的があり、反対する勢力もある、などはわかりやすいし、受け入れやすいのは確か。

意味もなく「ただ殺すこと」そのものが目的と言うわけではないので、続編があるにしろ無いにしろ、
やりやすいのかもしれない。

つじつまが合わないというか、都合良すぎる点もなくはない。

そもそもヘリでダム近くの隠し研究所に行ったのに、すぐ近くにクインらを収容する施設があるのは違和感。

私書箱に送ったものが自宅に転送されていることを知るタイミングはなかったのに、すぐに自宅に向かったのはなぜ。

施設から自宅や学校にもすぐ着いたし、所要時間や距離感が適当すぎる。

プレデター犬の意味合いが良くわからん。

翻訳機も本当は理解しがたいが、それは突っ込まないでおく。

ジェイコブ・トレンブレイは「ルーム」「ワンダー」など。

オリビア・マンは芦名星に似ているな、と思いながら見ていた。
「X−MEN アポカリプス」では二刀流のサイロック。「アイアンマン2」にも出ていたらしい。

トーマス・ジェーンは見違えた。「パニッシャー」のころに比べるとずいぶん華奢に見えた。
「スパイダーマン3」でサンドマンを演じたトーマス・ヘイデン・チャーチかと思った。

他のキャストは既視感はあるものの、出演映画を見ても何の役だったか思い出せないレベル。

 

 

    

 アントマン & ワスプ  

ポール・ラッド、エバンジェリン・リリー、マイケル・ダグラス、ミシェル・ファイファー、ローレンス・フィッシュバーン、
ハナ・ジョン・カメン、マイケル・ペーニャ、アビー・ライダー・フォートソン。

**

前作のあらまし

スコット・ラング(ポール・ラッド)は、出所後、ピム博士(マイケル・ダグラス)と出会ってアントマンスーツをもらう。
ピム博士の娘、ホープ・バン・ダイン(エバンジェリン・リリー)は、母ジャネットの失踪で父とは不仲だったが、
核ミサイルの阻止で量子レベルまで縮んでしまい行方不明になったことを知り和解、ワスプスーツをもらう。

しかし、アントマン=スコット・ラングが量子世界から帰還したことで、母の捜索に意欲を燃やす。

スコットの出所時に助けてくれた友人、ルイス(マイケル・ペーニャ)
スコットの元妻、マギー(ジュディ・グリア)と現夫で警官のパクストン(ボビー・カナベイル)
スコットの娘で今は元妻と住んでいるキャシー(アビー・ライダー・フォートソン)などは続投。

スコット・ラングはアベンジャーズシリーズと言うか、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の
「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」で、キャプテン・アメリカに組して(多分)ベルリンの空港で大暴れした結果、
「ソコビア協定」違反で、2年間の自宅軟禁、3年間の保護観察の執行中。

娘のキャシーと遊んでいて足首につけた検知装置が敷地外に出たとたん、FBIが飛んできてお説教されてしまう。

自宅軟禁もあと3日と言う日、スコットは鬼ごっこでワードローブに隠れた少女を見つける夢を見て、ピム博士に連絡する。
一方、ジャネット捜索のため、量子世界へ通じるトンネルを開発していたピム博士とホープは巨大化アリを身代わりにして、
スコットを自宅から連れ出し、ジャネット捜索に協力させる。

量子トンネルの完成に必要な最後のパーツを買うため、研究所をキャリーバッグサイズにして移動、
闇ブローカーのソニー・パーチ(ウォルトン・ゴギンズ)に会うが、研究所を要求されて交渉は決裂、
ホープはワスプとなってパーツを奪うが、壁をすり抜ける不思議な白いスーツの人物=ゴーストに襲われて、研究所を奪われる。

ピム博士は研究所の場所を特定するヒントを得るため、SHIELDS時代に仲違いしたビル・フォスター(ローレンス・フィッシュバーン)の
務める大学に行く。

ピム博士とフォスターはまたも口げんかし、もめている間にFBIが大学にやってくる。
家の外にいることがばれるとまずいスコットに、3人は逃げる羽目に。
しかし、フォスターの話から初代アントマンス−ツに追跡装置があったことを思い出す。
初代アントマンスーツは、スコットが小型化してキャシーの持つトロフィーの底に隠しており、小学校に潜入して取りに行く。
中途半端に小型化したりトラブルに見舞われながらもスコットは初代アントマンスーツを手に入れ、研究所の場所を特定する。

3人で研究所に入り込んだものの研究所を取り戻す前にゴーストにばれ、捕まってしまう。

ゴーストはエイバ・スター(ハナ・ジョン・カメン)という女性で子供時代に量子トンネルの研究をしていた両親といて、
量子トンネルが爆発し、体中の分子がついたり離れたりする状態になってしまった。

ビル・フォスターは彼女を引き取り、体を元に戻す研究をしていた。

ジャネットが量子世界にいることを知り、ジャネットのエネルギーを量子トンネルを通じて引き出せば、
元に戻ると考え研究所を盗んだのだった。

ソニー・パーチも研究所を狙い、三つ巴の争奪戦となる。
結局はアントマンらが研究所を奪還し、量子トンネルを起動するが途中で停止してしまう。
するとジャネットの意識がアントマンに乗り移り、コントロールプログラムを書き換えて軌道に成功。
ピム博士が量子世界探査船に乗ってジャネットを探しに行く。

現世でも研究所の奪い合いとなり、巨大化したアントマンが暴れる中、アントマンらが研究所を確保する。

ピム博士は無事にジャネット(ミシェル・ファイファー)を探し当て、二人で戻ってくる。

そこにゴーストが現れて攻撃しようとするが、ジャネットがパワーを送ってゴーストのバラバラが治る。
コーストはフォスターと一緒に姿をくらます。

スコットは大急ぎで家に戻り、FBIが乗り込んできたときには、在宅を装う。
こうして自宅軟禁期間が無事終了、スコットの足かせが外され、晴れて自由の身となった。

その後量子トンネルの改良が進み、バンの後部荷物室に積める程度になり、スコットは量子エネルギー収集のため、
量子世界に入る。
戻ろうとしたとき、無線が切れ、量子トンネルを制御していたはずのピム博士とホープは、灰塵と化していた。

さらに、スコットの家では巨大化した蟻が、スコットの代役を務めていた。

全体に軽妙で、お気楽に見れる。

前作は見ていた方が良い。
少なくともあらすじは知っていないとつながりがわからない。
人物相関、特にサブキャラや家族との関連は、前作鑑賞済みが前提で説明がない。

また「シビル・ウォー」の話も知っておいた方が良いが、見ていなくてもアベンジャーズとの絡みが分からなくなり、
なぜ自宅軟禁されているのかわかりにくいだけで、ストーリーに直接のつながりはない。

笑うシーンが多いのも他のMCU作品とは一味違う。
スタン・リーも当然ながら出る。

マイケル・ペーニャと仲間が面白い。ウォルトン・ゴギンズの仲間との掛け合いが笑える。

娘代わったと思ったけど、勘違いで続投だった。

ラストの灰塵に帰すところは「インフィニティ・ウォー」のラストと直接つながるわけで、
やはりあれを前提に「アベンジャーズ4」が作られるのか、と思わせながら
「Antman and Wasp will return?」と気を持たせる。

 

 

   

  マンマ・ミーア! ヒア・ウィ・ゴー  

アマンダ・サイフリッド、ドミニク・クーバー、リリー・ジェームス、アンディ・ガルシア、
ピアーズ・ブロスナン、ステラン・ステルスガルド、コリン・ファース。

前作の続き。
すっかり忘れていたが、前作のラストでドナ(メリル・ストリープ)とサム(ピアーズ・ブロスナン)が結婚し、
サムは島に住むことになっていた。原因は不明だがドナは死んでしまった設定。

ソフィー(アマンダ・サイフリッド)は、死んでしまった母(ドナ)の遺志を継いで丘の上のホテルをリフォームし、
再開業へ向けて最後の追い込み中だった。
一方、旦那のスカイ(ドミニク・クーパー)は、NYでホテル経営の勉強中。
開業パーティが気になってしょうがない。

ホテルの支配人に雇われたのは、シエンフェゴス(アンディ・ガルシア)

この後、若き日のドナが島にたどり着いたいきさつと、今のソフィーらを取り巻く状況が交互に描かれるが、
説明の都合上、映画の展開の順序は無視して書く。

さて、若き日のドナ(リリー・ジェームス)。
卒業式に遅刻しつつも総代としての挨拶を指名される。

通り一遍の挨拶の跡、突然卒業式の制服を脱ぎ捨て、ターニャ(ジェシカ・キーナン・ウィン)とロージー (アレクサ・ディピイズ)
とともにステージで歌いまくり大暴る。

ワールド・ツアーで忙しく卒業式に来ない母に愛想をつかしたドナは世界漫遊の旅に出る。
フランスでハリー(ヒュー・スキナー)と出会い恋に落ちるが、ハリーは実家の銀行の仕事のためにイギリスに帰る。
ギリシャではカロカイリ島に行くフェリーに乗り遅れ、ヨットを持っていたビル(ジョシュ・ディラン)に頼み込んで島に向かう。
途中恋人を追う男と遭遇したりして島に着くが、丘の上の廃墟で突然の雷雨に驚く馬を助けようとして、丘を駆け下り、
偶然バイクに乗ったサム(ジェレミー・アーバイン)に遭遇、馬を助けて恋に落ちる。
しかし、サムは国に婚約者がいたことがばれ、ドナは激怒して別れる。

ドナは町の酒場で歌を披露し雇われる。
ドナは、ターニャとロージーを島に呼び、3人グループの「ダイナモズ」として評判をとる。
ターニャとロージーは一緒に帰ろうと誘うが、ドナは島に残ると言い出す。
たまたま酒場のオーナーが廃墟の持ち主でタダで貸してもらえることになり、改装することになった。

ドナは、みんなと別れて一人島で暮らすことになったが妊娠が発覚、父親が誰かもはっきりしないまま出産、
未婚の母としてソフィーを育てることになる。
(そして前作につながる)

一方、ドナを亡くしたソフィーはホテル再建に向けて最後のひと踏ん張り。
しかし、その前日に突然の嵐でパーティ会場は台無しとなり、歓迎の飾りつけも破壊されてしまう。
おまけに船も来ないので招待客もバンドもやってこないで途方に暮れてしまう。

ソフィーの3人の父のうち、サムは前作のラストでドナと結婚して島にいるが、
ハリー(コリン・ファース)は重要な商談で東京出張中、
ビル(ステラン・ステルスガルド)はスウェーデンでの作家としての授賞式に出席するため不在。

ターニャ(クリスティン・バランスキー)とロージー(ジュリー・ウォルターズ)はお祝いに駆けつけていた。

ところが、ハリーはもっと大事なことがあると気づき、商談は部下に任せて退出、ギリシャに向かう。
ビルは授賞式を双子の弟(ステラン・ステルスガルド、二役)に任せて、単身ギリシャに。

ビルは船に乗り遅れて、フェリー乗り場でブウ垂れていると、やってきたハリーと合流する。
ふてくされて酒でも飲んでいるとたまたま店にいた男性が、前述の恋人を追っていた男性だと分かり、
漁師仲間を大勢引き連れて大挙して島に向かうことになった。

こうして招待客の顔ぶれは変わったが、オープニングパーティのメンツはそろった。
スカイもNYから飛んで帰ってきて主要メンバー勢ぞろい。
ソフィーの妊娠も発覚してお祝いムードで一杯。

そうこうするうち、ヘリコプターでやってきたのはソフィーの祖母、ルビー(シェール)だった。
ルビーは支配人のシエンフェゴスを見るなり、フェルナンドと呼ぶ。二人は旧知だった。

破局していたビルとロージーのよりも戻り、こうしてオープニングパーティは大盛況となった。

ソフィーの子供が生まれ、洗礼式はソフィーらの結婚式が行われた崖の上の協会。
亡きドナ(メリル・ストリープ)の思い出に浸りながら、式は滞りなく行われた。

ラスト。
シェールにメリル・ストリープも加わって、インド映画のような歌うシーンで大団円。
(確か前作もそうだった、3人組ダイナモズ中心だったと思うけど)

1作目より続編が落ちる典型。
キャストはうまいし、ストーリー展開も面白いのに、なぜか不完全燃焼というか、いまいち物足りない。
前作での設定に後から辻褄合わせの展開をくっつけた感があるからか。

前作での謎めいたいきさつを全てすっきりさせようとしすぎて、かえってあっさりしてしまったってとこか。

最後にメリル・ストリープが出てきたのは想定外。
シェールをただ出すだけにとどまらず、本編の歌もそれだけの訳ないと思ったらその通りで、ラストシーンの歌は見事。
前作の主要メンバーはみんな年老いた。
特に気になったのはピアーズ・ブロスナンとジュリー・ウォルターズ。
ピアーズ・ブロスナンの歌は相変わらずだが、今回はアンディ・ガルシア同様あまり目立たないようにうまく処理されていた。

シェールは知らない人も多いかもしれないが、ソニーとシェールというデュオで1960年代から70年代にかけて一世を風靡した。
その後デュオは解散し、シェールはソロ活動、ソニーは後に政治家に転身したが事故死した。
ソニーは著作権を50年から作者の死後70年に延長する「改悪」に尽力した人物としても知られる。

印象的な崖の上の協会は、アギオス・イオアニス教会。
映画のおかげで有名な観光スポットになったらしい。

 

 

          

  

  検察側の罪人   

木村拓哉、二宮和也、吉高由里子、松重豊、平岳大、大倉孝二、酒匂芳、八嶋智人、山崎努。

ベテラン検察官、最上毅(木村拓哉)による新任研修を受ける中に沖野啓一郎(二宮和也)がいた。

4年後、沖野は最上のいる東京地検刑事部に配属になり、最上の配下で検察官として働くことになった。
同室の検察事務官は橘沙穂(吉高由里子)

最上は正義感に燃える辣腕検事で趣味はガベル(木槌)の収集。
バツイチ子持ちの女性と結婚し家では嫌がられるため、検事室に保管しているような人物。

鎌田で老夫婦殺人事件が発生。
被害者は包丁で滅多刺しにされ、折れた刃が夫人の背に突き刺さったままの状態だった。

捜査本部が立てられ、被害者から借金をしていた者のリストが作られる。
その中に「松倉重生」の名前を見た最上は色めき立つ。

時効廃止になる前に時効を迎えた殺人事件。被害者は最上がまだ学生だった頃の寮の娘だった。
最上を兄のように慕う久住由季をの暴行殺人。松倉はその重要参考人でありながら証拠不十分で起訴されなかった。

最上は松倉(酒向芳)に狙いを定め、捜査を誘導していく。

最上と同級生で親友であり、政治家になっていた丹野(平岳大)に収賄嫌疑がかかり特捜部の捜査の手が迫っていた。
最上は丹野とひそかに会い、助言を与えるようなことをしていた。

老夫婦殺しの参考人の一人に闇ブローカーの諏訪部(松重豊)がいた。
諏訪部は祖父が第2次大戦のインパール作戦の生き残りであり、同じインパール作戦の生き残りの最上の祖父に畏敬の念を抱いていた。

最上は諏訪部に松重の探りを入れるよう頼む。
松重はリサイクルショップでバイトしていたが、時々品物をごまかして横領していることが分かった。
最上はリサイクルショップのオーナーに被害届を出させ松倉を別件逮捕することにした。

そのころ、橘は出版社の担当と密会していた。
橘は以前キャバクラ潜入レポートを出版していた。
今回は冤罪をテーマに検察潜入レポートを出版するため、わざわざ国家公務員になったのだった。
出版社は最上と丹野の密会をつかんでいた。橘は最上の行動に疑問を持っており、調査を進めていた。

沖野の執拗な取り調べに松重はついに「久住由季」の殺人を自白する。
ただ、すでに時効となっている事案であり、自白で起訴できるわけではない。
最上は松倉を蒲田署に戻し、所轄の取り調べで自白したようにお膳立てする。

一方、借金リストの一人弓岡嗣郎(大倉孝二)が飲み屋で殺人を自慢するような発言をしていたとの情報が入る。
弓岡については、被害老夫婦の息子でやくざの千鳥(音尾琢真)も弓岡の情報をつかんでおり、検察に迫ってくる。

捜査本部内でも弓岡有力説が浮上、最上は焦る。
諏訪部は松倉を始末しようかと最上に持ち掛けるが最上は殺しは頼まないと断る。

そのころ、丹野にいよいよ取り調べの手が伸びようとしていた。
すべてに絶望した丹野はホテルから投身自殺してしまう。

最上はいよいよ正義感にかられ、諏訪部に拳銃と乗り捨て可能な車を要求し金を払うが、
金を下ろし、諏訪部に連絡しているところを橘に見られてしまう。

最上は諏訪部と合流し、謎の女性(芦名星)が待つ場所で車を乗り換え、弓岡が働いているラブホに向かう。
外では千鳥の部下が待ち伏せしていた。

橘は沖野に連絡を取り、最上を追う。
ラブホまでは追い付いたもののその後、最上を見失う。

最上は弓岡に連絡し、密かに弓岡が掃除をしている部屋に入り、逃がしてやる、という。
松倉を犯人に仕立てるため事件の詳細を聞き出し、証拠の包丁の存在を確認、弓岡のアパートへ行ってとんずらの用意をする。
最上は弓岡をしばらく別荘に匿い、金をやるという。

別荘に着き、荷物を持って歩く弓岡の背後から最上は銃を放つ。
何発か撃って弓岡は絶命。最上は穴を掘って弓岡を埋めてしまう。

帰路、最上は脱輪し動けなくなってしまうが、諏訪部が助けに来て服を用意、車も銃も処分するという。
翌朝、検察の会議で最上はしゃあしゃあと松倉が最重要だが弓岡も捜査しようと言ってのける。

しかし、警察の捜査では弓岡はアパートを引き払って高跳びしたことになっていた。
橘は最上が諏訪部に金を払って何かを頼んだと暴露する。
最上は諏訪部から橘の「キャバクラ潜入レポート」情報を入手した、今度は「検察潜入レポート」か、と反撃。
橘は席を蹴って立ち去り、その後辞職してしまう。

直後、事件に使われた包丁が松倉の指紋の付いた競馬新聞に包まれて、河川敷で見つかる。
包丁には指紋がないのに、書き込み、指紋満載の競馬新聞に包む不用意さや、匿名の通報による証拠の発見。
疑問を感じる沖野を最上はなじるが、沖野は結局辞職してしまう。
最上は松倉を犯人として起訴する。

官舎からの引っ越しで橘とねんごろになった沖野は松倉の国選弁護人、小田島誠司(八嶋智人)に冤罪だと告白。
自分か橘が証人になると言って橘に呆れられる。

そのころ、弓岡の犯行時に見張り役をしていた男が現れ、松倉の無罪が証明されてしまう。
控訴は取り下げられ、松倉は放免される。
その祝賀パーティが小田島の師匠で人権弁護士の白川(山崎努)の事務所で行われた。
沖野は頭を下げに行くが、松倉は、捜査時の暴言をなじり、いきり立って事務所を飛び出し、
外を歩いていると暴走車に跳ね飛ばされて死んでしまう。
車からはブレーキとアクセルを踏み間違えたとみられる老人が出てきた。

そばには諏訪部の配下とみられる謎の女性がどこかに連絡していた。

しばらく後、沖野は最上の別荘に呼ばれる。
弓岡を埋めたあの別荘は、最上の祖父の執筆の場所だった。
最上は丹野の残した資料を見せ政治の腐敗を暴こうと誘うが、沖野は断り別荘を後にする。

二人の熱演は認める。
物語の展開も面白く、サスペンスとして十分な見ごたえはあった。

しかし、「検察側の罪人」の最も根幹の部分で疑念があった。

元検察官の方が原作に取材協力しておられるそうだから、基本的な部分での間違いはないと思われるが、
気になった点はいくつかある。

そもそも、事件発生まもなく、検察官が事件現場に赴き、警察と一緒になって捜査をするものなのか。
捜査が難航していたり、未解決事案では特別刑事部(東京地検にはない)が捜査指揮することもあるらしいが。

特捜部の扱う事案においては警察を経ないで、検察が捜査することがあるのは知っている。
しかし、その場合も警察に捜査の協力を求めることはあっても、警察の捜査に検察が首を突っ込むのとは違う気がする。
それに通常の殺人事件を特捜部が捜査するとも思えない。

まずは警察が捜査して、被疑者を逮捕し、書類なり身柄なりを検察に送致(送検)してから検察の捜査なり
取り調べが行われると思っていたから、まだ被疑者が特定もされない段階で検察が動くのは奇異に感じた。
(被疑者不詳、または不明での送致はありそうだが)

検事が捜査会議に出ているのも不思議と言えば不思議。
調べている事件と関連する可能性のある事案の捜査に首を突っ込むのならありそうだが。

また、別件だろうが何だろうが、逮捕送検され、検察での取り調べの最中に所轄に戻して取り調べするなんてことがあるのか。

殺人事件であっても「捜査本部が立つような場合、初動時から検察が捜査に加わる」と書いてある記事もあった。
実務を知らないで言っているので実際はそうなのかもしれないが、初球は初期段階から捜査に加わることによって、
送検後に検察が予断をもって(検察の)捜査に当たるようなことがあればそれはそれで問題だ。

Wikiによれば、検察からの警察への指示/指揮については次のようなものがあるが、どれも該当するとは思えない。

・一般的指示(公訴の遂行を全うするため)個々の事件捜査を直接指示することがないよう国会で付帯決議がなされている。

・一般的指揮(捜査の協力を求めるため)複数の捜査機関が捜査する場合の調整

・具体的指揮(補助命令、検察官の独自捜査を補助)警察官でなければ実施が難しい捜査を補助

最上の言う「殺しは依頼しない」が信条だとしても、片岡は逮捕、起訴しつつ、松倉は制裁するという手立てはなかったのか。
結果としては松倉は制裁されているので、最上は無駄に凶悪犯罪を犯しただけ。

証拠をでっち上げるにしても沖野の言う様に不用意すぎるし、結局犯罪の自白までしてしまっている。
もう復讐は完遂したので後は自爆してもいい、ということか。

また、いくら、片岡が口が軽い、あるいは犯罪自慢だとしても、初対面の最上にそうそうべらべらと喋るものか。
検察官は嘘かもしれない(身分証は偽造)。「逃がしてやる」のも嘘かもしれない。
いくら「お前が犯人だと困るんだよ」と言われてもあっさり信用できるとは思えないし、犯罪の自白をしてしまった以上、
別荘に隠れていても安全とは思えないし、むしろ一カ所にいる危険のほうが大きい。

片岡は千鳥にも狙われていたのだから、千鳥に始末させてもよかった。
ラブホ前で待機している千鳥の部下に「自白したぞ」と言って渡せば済む話だ。

そこまでしなくても、弓岡を老夫婦殺人犯として起訴し、刑に服させても構わない。
最上の目的は松倉に対する制裁であって、弓岡は単にその障害でしかない。

この障害を排除する必要はなく、制裁に至る別のルートを見つければよい。

とはいえ、正義感あふれるまっとうな検事であったはずの人物が、私怨にかられここまでやるものなのか。
実は最上は今まで数多くの冤罪事件を演出し、あるいは過剰な刑を科す悪魔のような存在であり、
一部では問題視されていたため、橘がそれを暴こうとしていたのであればまだ辻褄が合う。

小説では結末が大きく違うらしい。

松倉の裁判中に弓岡の死体が発見され、最上の犯行はばれ、逮捕起訴され、有罪となって収監されるらしい。
一方で松倉は公訴棄却、裁判中止となって釈放され生き延びるがろくでなしであることには変わりない。
しかしながら、そもそも映画のようなモンスターではなく、「普通の」犯罪人みたいらしい。
沖野は最上の面会に行き、弁護を申し出るが、自分ではなく他の人を助けてほしいと言って別れるらしい。

沖野は最上は最後まで検事だったと感じ慟哭する、といった具合。

理不尽だ。

 

 

  

  銀魂2 掟は破るためにこそある   

小栗旬、菅田将暉、橋本環奈、長澤まさみ、岡田将生、中村勘九郎、柳楽優弥、吉沢亮、ムロツヨシ、
三浦春馬、勝地亮、堤真一、キムラ緑子、夏菜、佐藤二朗、窪田正孝、堂本剛、六角精児。

冒頭WBのオープニングテーマが流れ、「万事屋」の外観で、銀時(小栗旬)新八(菅田将暉)神楽(橋本環奈)の語り。
なかなか本編に入らんな、と思ったら、前作の話とか、日本アカデミー賞の話で盛り上がった。
そして、オープニングテーマ。
いよいよ本編か、と思ったら、岡田将生がビデオカメラの被り物で「NO MORE 映画泥棒」のパロ。
またもWBのオープニング。いよいよ本編。

舞台は突然宇宙人、天人(あまんと)の襲撃を受けた江戸。
武士との最終戦争の末、天人の傀儡政権と化した幕府とそれを守る真選組。
武士は廃刀令によって、武器を取り上げられた。

坂田銀時(小栗旬)は、志村新八(菅田将暉)と神楽(橋本環奈)とともに、万事屋(よろずや)を営んでいた。
しかし、依頼が少なく家賃を3ヶ月も滞納、家主のお登勢(キムラ緑子)から責められる毎日であった。

一計を案じた新八は、銀時を説得してバイトをやることにした。
それは姉の妙(長澤まさみ)が務めるキャバクラ「すまいる」に。
猿飛あやめ(夏菜)、桂小太郎(岡田将生)、エリザベスを入れるが、行きがかり上、銀時と新八も女装して入る。

そこに、警察庁長官、松平片栗虎(堤真一)が、将軍、徳川茂茂(勝地亮)を伴って現れる。
キャバクラの周辺を警護するのは真選組。

銀時らはばれないようにしつつ、将軍の庶民の暮らしの調査に付き合う。
王様ゲームならぬ将軍ゲームを始めるが、ことごとく将軍茂茂に不利益な展開に。
そのころ、周辺を巡回していた真選組副長の土方十四郎(柳楽優弥)は、首の後ろに何かが刺さり、突如ヘタレ化する。
襲ってきた討幕の志士に土下座して足蹴にされる始末。
そこに現れたのは、伊藤鴨太郎(三浦春馬)。討幕の志士を一気に蹴散らして去っていく。

伊藤鴨太郎は宴席で近藤勲(中村勘九郎)に先生と呼ばれるが、それを良しとしない土方十四郎は反発する。

翌日、銀時、新八、神楽の3人は、床屋の留守番。
目の前に大繁盛するヘアサロンができたため、どうせ客は来ないと高をくくってのバイトだったが、
実は片栗虎行きつけの床屋で、片栗虎は将軍茂茂を伴って来店。
銀時ら3人は変装して対応。誰が髷を結いなおすか揉め、結局、神楽が髷を解かずに月代を剃って、髷を落としてしまう。
銀時が焦って結おうとする一幕も。
土方十四郎と沖田総悟(吉沢亮)が茂茂を店外から見張るものの騒動には気づかず。

土方十四郎は、その後の真選組の会合に一人遅刻、伊藤鴨太郎は懲罰を要求、近藤勲がなだめる中、
土方十四郎はゲームとコミック本を買っていたと言って遅れてやってきて、ついに近藤に首を言い渡される。

翌日、TVではアイドルオタクと2次元オタクが語り合う番組。
新八はアイドルオタクの一人として登場、司会の振りを無視して語る。
一方2次元オタクの代表格にはヘタレ土方のトッシー。言い争いはついに乱闘に。

土方十四郎は万事屋に呼ばれ。銀時らに説教され、原因調査のため平賀源外(ムロツヨシ)の研究所に連れていかれる。
そこで首の後ろにヘタレマイクロチップが埋め込まれていることが判明。
神経に食い込んでいるため手術では取り出せない。2億円出せばブラックジャック(六角精児)が対応してくれるが金はない。
平賀源外のヘタレ対策VR治療もむなしく、トッシーのヘタレは直らない。

一方、真選組の掌握をもくろむ伊藤鴨太郎。
沖田総悟を味方につけて土方十四郎の排除に成功した次は近藤勲の暗殺を狙っていた。
そしてその裏では高杉晋助(堂本剛)率いる鬼兵隊と通じており、人斬り万斉こと河上万斉(窪田正孝)に将軍暗殺を依頼していた。
伊藤鴨太郎の陰謀に気づいた山崎退(戸塚純貴)は、河上万斉に挑むも殺されてしまう。

将軍茂茂が箱根に旅行に行く警護の名目で近藤勲を連れ出し、箱根に向かう列車に乗せる。
途中で伊藤鴨太郎と彼に賛同するメンバーは蜂起し、近藤勲を追い詰める。
沖田総悟は伊藤鴨太郎に協力する振りをしていたもののここでは近藤勲を助け逃がそうとする。

事態に気づいた土方十四郎は、銀時に頭を下げ真選組を守ってくれと頼む。

そのころ、茂茂は片栗虎とキャバクラ遊びに行こうとしていたが、鬼兵隊の待ち伏せに遭い、速攻逃げる。
銀時らは、鬼兵隊の前に立ちはだかって将軍を逃がし、その足で(車で)箱根に向かう列車を追う。

鬼兵隊との攻防。土方十四郎も復活して伊藤鴨太郎とその一味に立ち向かう。

河上万斉が将軍暗殺に向かったと聞き、銀時は平賀源外の用意したアライグマバスに乗って江戸城に向かう。
江戸城内部通路での河上万斉と銀時の死闘。
一歩も引かぬ攻防だったが、ついには銀時が万斉の乗るヘリを墜落させる。

一方の近藤らの乗った列車は、鉄橋が爆破され崖下に墜落の危機。
伊藤鴨太郎は左腕を失って瀕死状態。あわや墜落の寸前、近藤らに助けられて一命はとりとめる。

しかし、真選組は伊藤鴨太郎を処罰することに。
処罰することで絆を思い知らせるのだった。伊藤鴨太郎は絆を感じながらも死んでいった。

万斉は高杉晋助に彼らの歌をまだ聞きたいと思ったなどと語る。

そのころ真選組では山崎退の葬儀が行われていた。
実は万斉に殺されず生き延びていた山崎はみんなの前に出るに出られずやきもきしていたら、
復活した土方十四郎が戻ってきて、みんなは山崎のことは忘れて驚喜するのだった。

一方そのころ、結果として将軍を助けることになった銀時らは謝礼をもらうことを忘れていたため、
お登勢に追い立てられるのだった。

*

途中からちょっとハチャメチャ。
シリアスとコミカルがごちゃ混ぜで、終盤は少しだれるが、もともとそういう映画なので。

例によってパロディ満載。
分かるものも分からないものも。

ブラックジャックは「相棒の鑑識の人ですよね」で六角精児。
ネコ、いやアライグマバスは笑った。
エンディングのシーンは「踊る大捜査線」

佐藤二朗のシーンでは、菅田将暉と小栗旬も笑っていたが、長澤まさみも笑っていた。
橋本環奈は笑いを我慢しきれず、顔を背けていたが、明らかに笑っていた。
夏菜の変顔も変だったが、橋本環奈の白塗りもひどかった。

劇中でも触れられていたが、昨年度邦画興行収入の実写映画第1位は「銀魂」の38.4億円。
ちなみに1位はコナン、2位はドラえもん、3位が銀魂で4位はポケモン。
5位が「牛の肝臓が食べたい」ではなく「君の膵臓を食べたい」だった。

洋画では1位が美女と野獣、2位がファンタビで、3位が怪盗グルー3、4位、パイレーツ最後の海賊、5位モアナ。

まさか次はないよね。

 

 

          

 

  オーシャンズ8  

サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハザウェイ、ヘレナ・ボナム・カーター、サラ・ポールマン、
オークワフィナ、リアーナ、ミンディ・カリング、ジェームズ・ゴードン、リチャード・アーミテージ。

冒頭はとある刑務所。
ダニー・オーシャンの妹、デビー・オーシャン(サンドラ・ブロック)は担当官の面接を受け、二度と悪事には手を染めないと誓い、
かつての悪仲間とは接触しないことを条件に仮釈放が認められる。

派手な衣装(入所時の私有物)に着替えたデピーは、さっそく高級化粧品店で返品の振りをして化粧品をせしめ、
高級ホテルでチェックアウトしたばかりの客を装い、泊まりなおすと言って部屋に入り込む。

そして、服役中に練りに練った宝石強奪作戦を実行に移すべく、仲間を集め始める。
まずは、旧知で飲み屋をやっているルー(ケイト・ブランシェット)を誘う。

計画を聞いたルーは、20人と50万ドルかかるというが、デピーは7人と10万ドルでやってのけると言い放つ。

デピーとルーの口車に乗って仲間に入ったのは、
落ち目の服飾デザイナー、ローズ・ウェル(ヘレナ・ボナム・カーター)、
宝飾デザイナーのアミータ(ミンディ・カリング)、
ハッカーのナイン・ボール(リアーナ)、
凄腕のすり、コンスタンス(オークワフィナ)、
そして、旧知で結婚して子供もいるのに、いまだに盗品を捌いているタミー(サラ・ポールマン)
分け前は各自1600万ドル。

ターゲットは、カルティエの門外不出、伝説の超豪華ダイヤネックレス、およそ1億5千万ドルの値打ちのある「トゥーサン」
女優のダフネ・クルーガー(アン・ハザウェイ)に身につけさせて奪うのだ。

ダフネのライバルのペネロペ・スターン(ダコタ・ファニング)を接近させて、ダフネをそそのかし、ローズを衣装デザイナーとして雇わせる。
ローズを介し、ダフネにカルティエのトゥーサンがどうしても必要と言わせる。
カルティエはなかなかOKしなかったが、凄腕のボディガードを2人つけることで貸与を承諾する。

ローズは特殊メガネを装着してトゥーサンの3Dデータを取り、それを伝送して3Dプリンターでジルコンのレプリカを作る手はず。
しかし、地下金庫では電波が届かず、太陽光の下で観たいと言って上階の部屋で確認、データを取り込むことができた。

しかし、まずいことにトゥーサンは磁力でつながれる仕組みで特殊なカギでないと外せない。
ナイン・ボールは妹、ベロニカ(ナサニヤ・アレキサンダー)にカギの仕組みと対応する素材調達を頼み、手に入れる。

次に、タミーをメットガラのスタッフとして「ヴォーグ」の編集部に送り込む。
門外不出のはずの席次表を盗み見、ダフネの隣が空いている(ダフネのエスコート役で未定)のを確認すると、
デビーの元仲間詐欺師で、デビーをはめ、そのせいで5年のムショ暮らしを食らうことになった張本人で、
色男のクロード・ベッカー(リチャード・アーミテージ)。
ルーはデビーにクロードへの復讐だったら降りる、というがデビーは復讐が目的ではないと言ってなだめる。

デビーの策略通り、クロードはダフネに接近、ダフネはクロードをエスコートに選ぶ。

一方、タミーはケータリング業者に栄養士がいないと言ってルーを紹介し潜入させる。

コンスタンスは会場のフロア係、アミータは厨房のメンバーとして入り込む。

多くのセレブリティが入場し、メットガラが始まる。
デビーもタミーによって入場者リストに加えられている。

開場は監視カメラがめぐらされており、トイレの中以外の死角はない。
犯行予定場所はトイレだが、トイレから出た人物はすべてマークされるはずで出入りを見られるのはやばい。
ナインボールは、メットのセキュリティシステムをハッキング、防犯カメラを操作して、トイレ前に死角を作り、
出入りが映らないようにした。

ナイン・ボールは、モニターで全体を監視、状況を報告、指示する。

いよいよ、強奪作戦開始。
コンスタンスが女子トイレに入り、一つ以外の個室を内側から締めて待機する。

ルーの用意した嘔吐薬入りのスープがダフネに提供される。
何も知らずにスープを飲んだダフネはやがて吐き気を催し、トイレに駆け込む。
ガードマンもトイレに入ろうとするが、その前に陣取っていたデビーが「女子トイレだ」といって入るのを阻止する。
個室に入って吐き続けるダフネの後ろから近づいたコンスタンスがネックレスを外し、すきを見て外に出、
ウェイターの下げる盆の皿の間に忍ばせる。

ウェイターは盆を厨房に持ち帰る途中、通路で無駄話してしまう。
すかさずナインボールからの連絡でタミーが通路に行き、ウェイターを叱り飛ばす。
厨房に戻された盆はアミータが洗い場に持ってこさせ、素早くネックレスを抜いて従業員用トイレに向かう。
トイレの奥には隠し扉があって工具が入っており、アミータはさっそくトゥーサンをばらしにかかる。

やがて落ち着いたダフネがトイレを出ると、首には何もなく、カルティエのガードマンは会場封鎖を要求。
そして全招待客、従業員の追い出しを要請する。

ヴォーグのメンバーは総出でネックレスを探すが(当然ながら)見つからない。
ガードマンは厨房にも入り、アミータが作業しているトイレに近づく。
あと少しでトイレのノブに手が掛かろうという時、ナインボールの指示でタミーが太ももからレプリカのトゥーサンを取り出し、
ダフネが通った水路の水中に入れてから取り出し、あった、と叫んだので、アミータは見つからずに済んだ。

会場に客などが戻される中、コンスタンスはアミータからバラバラになったネックレスを受け取り、仲間のポケットに入れて回る。
ルーはケータリング会社のトラックに証拠を隠して脱出。
そして、ドレスに着かえた各人はそれぞれが、ブレスレットやイヤリングやペンダントに加工されたダイヤを身に着け、
まんまと会場を後にしたのだった。

カルティエの金庫に戻ってきたトゥーサン。
確認したカルティエの支配人は、偽物に気づき愕然とする。
直ちに調査員のフレージャー(ジエームズ・コーデン)は、さっそく調査を開始する。
ダフネやクルーガーはもちろん、監視カメラに写っていたデビーも調査対象だが、デビーにはダフネとの接触がなく
フレージャーは、ネックレスを返せば見逃す、と言ってのけるが、デビーは一部ならと言って別れる。

7人がアジトに集まって成功を喜んでいると、なんとダフネが現れる。
愕然とする5人らに、デビーが私が呼んだ、と答える。
実はかなり早い段階でダフネはローズの行動を怪しいとにらんでおり、コンスタンスの顔も覚えていた。
0を7人で分けるのと、総額を8人で分けるのとどっちが良い? デビーの言い分は聞かざるを得ない。
トゥーサン強奪成功後、デビーはダフネを仲間に引きずり込んでいたのだ。

ダフネはクルーガーと懇ろになって、部屋に入り込み、分割加工されたトゥーサンの一部を部屋において写真を撮り、
それをデビーに送っていた。
デビーはそれをフレージャーに送り、クルーガーのせいに見せかけたのだ。

しかも、別の宝飾品になったダイヤを4人の架空の老婦人によってオークションにかけ、その一部の代金をクルーガーに振り込んでいた。
フレージャーによってクルーガーは犯人として捕まったのだった。

でも、結局8500万ドルしか残らなかったんでしょ。(8人に増えてるし)それでも分け前は1600万ドルなの。
不思議そうに聞くダフネ。
ルーは、キャビネの奥に燦然と輝く多くの宝飾品を見せる。

水路と赤外線によって守られた今年のメットガラのテーマに合わせて展示されていた多くの宝飾品。
トゥーサン捜索で人が手薄になったすきに、ルーが「オーシャンズ8」で登場していたイェンを使って、
赤外線センサーを潜り抜け、多くの宝飾品を盗み出していた。

人が来たらどうするつもりだったとの問いに、実際に人が来たけどデビーが展示室の入り口で騒いで邪魔をしたとのこと。

結局分け前は3830万ドルになる予定だと告げるデビーに全員が歓喜する。

後日談。
分け前を使った各自の生活が紹介される。
ローズは新しい店を開店。
ダフネは監督業に転身。
コンスタンスは新しい部屋を買ってユーチューバーに。
ナイン・ボールはプールバーの経営。
タミーはさらに手広く商売を。

ルーは店をたたみ、バイクでロードトリップに。

そしてデビーは、一人静かにダニーオーシャンの墓の前でグラスを傾けていた。

別に知らなくても特に大きな支障はないが、知っておいて損はないのが「メットガラ」
メットガラとは、メット(MET、メトロポリタン美術館)のコスチューム・インスティチュート(衣装研究所)が主催し、
毎年5月に開催される資金調達のための晩さん会である。

入場料はなんと3万ドルと言われ、しかもチケットは厳選されたセレブリティしか購入することができない。
客の選定からパーティまでの全体を取り仕切るのは雑誌「ヴォーグ」の編集長。
出席者はその年の展示テーマに合わせた豪華衣装を競い合い、「ファッション界のアカデミー賞」とも呼ばれるらしい。

本作に出演しているアン・ハザウェイやリアーナも今年(2018年)のメットガラに参加している。

こういうお話の場合、序盤は状況説明と仲間集めになる展開はやむを得ない。
デビーとルーとタミーはともかく、他は初めて合う仲間が多いわけで、金だけが接着剤だときついかもしれない。
もう少しみんなを知っている設定でも(元の仲間かその親戚、子供などでも)よかったのでは。

とはいえ、全体としてはある程度の危機、想定外も織り交ぜながらの展開で面白かった。

ただ「8」を全面に押し出していて、チラシなどでも8人しかいないわけで、8人目は最初からネタバレしている。

最後に語られる「実は・・・」の部分は畳みかけるため、そこまで気にならないが、結構穴がある。

そのほか、ドレスをどうやって持ち込んだ、どこに隠してた、工具類はどうした、証拠は残さなかったのか。
また、証拠をすべて持ち出せていたとしたら、これもばれずに全部やるのはかなりきついのでは。
最初に資材を集めるところもやや派手に過ぎやしないかと、気にはなった。

サンドラ・ブロックなんでも似合う。
ケイト・ブランシェットもかっこいい。いつもながらカメレオン女優です。
サラ・ポールマンはエミリー・ブラントに激似に見える。
序盤のあの女性がダコタ・ファニングとは思わなかったので、どこに出てたかと悩んでしまった。
もっと小さい印象があったが、実際には166cmぐらいあるらしい。

イェンはセリフで確かに「Yen」と言っていたと思うが、クレジットに名前がない。

リチャード・アーミテージ、と言えば米共和党の重鎮でタカ派、肩幅の広い屈強な元軍人の政治家が有名。
本作のリチャード・アーミテージは同姓同名で全くの別人で「ホビット」のトーリン・オーケンシールド。
なお、かな表記では「アーミティッジ」と書かれることもあるが、英語のスペルもアーミテージと同じ。
生まれが違うので、発音(読み)が多少違うのかもしれない。

ナイン・ボールのリアーナの妹、ベロニカ役はほんのちょいしか出番がないが、結構インパクトがあって、
気になっていた人が大勢いるようだ。ナタニヤ・アレキサンダー。Nathanya Alexander。
誕生日は不明だが不思議な存在。身長は4ft11in=150cmしかない。
 

 

 

 

  ミッション:インポッシブル フォールアウト  

トム・クルーズ、サイモン・ペグ、ビン・ロームス、レベッカ・ファーガソン、アレック・ボールドウィン、
ヘンリー・カビル、アンジェラ・バセット、ショーン・ハリス

冒頭はイーサン・ハント(トム・クルーズ)とジュリア(ミシェル・モナハン)の結婚シーン。
誓いの言葉を語る神父はなんと前作「ローグ・ネイション」で悪の首謀者だったソロモン・レーン(ショーン・ハリス)。
途中からとんでもないことを言い出し、イーサン・ハントが焦る中、ジュリアの姿が消えていく。
イーサン・ハントが目を覚ますと新しい指令が届く。

そこにはロシアから核兵器に使えるプルトニウムコア3個が紛失、今度のミッションはそれを奪い返すこと。
ローグ・ネイションのシンジケートの残党、アポストルがそれを狙っていること、また正体不明のジョン・ラークというテロリストも
それを狙っているということだった。

イーサン・ハント、ベンジー・ダン、ルーサー・スティックルはさっそくロシアンマフィアと取引しようとしたが、
何者かに襲われ、反撃している間にプルトニウムを奪われてしまった。

TVニュースがバチカン、エルサレム、メッカで核爆発が起こり、多数の死傷者が出ていることを伝えている。
それを病室でにやつきながら見ていたアポストルのデブルーク博士(クリストファー・ジョナー)にイーサン・ハントが詰め寄る。
博士はプルトニウムを使った核爆弾を製造した張本人だ。
逮捕時に事故を起こし、もう2週間意識不明だった博士はアポストルの声明文をTVで生放送することを条件に
機密情報が入ったPCのパスワードを教えると言い、直ちにTVで声明文が読まれたため、博士はPCのパスワードを喋る。

しかし、時すでに遅し、というのは罠で、実際には事故から1時間しか経っておらず、プルトニウムを手に入れるため、
ジョン・ラークがパリのホワイト・ウィドウという女に会うということが分かった。

イーサン・ハントはIMF長官アラン・ハンリー(アレック・ボールドウィン)の命により、ホワイト・ウィドウと接触することになった。
しかし、IMFに反感を持つCIAの新長官エリカ・スローン(アンジェラ・バセット)は、
エージェントのオーガスト・ウォーカー(ヘンリー・カビル)を同行させることを条件に作戦を許可する。

二人は高高度からのスカイダイビング(HALO)でパリに潜入。
降下時にウォーカーはトラブルで失神するがハントに助けられたものの本人は気づかずに着地していた。

作戦はラークを確保し、コピーマスクでラークに成りすましてホワイト・ウィドウに会う。
ラーク(リャン・ヤン)の腕輪信号をキャッチし、トイレで襲うが、ラークはかなり強く二人掛かりでもてこずる。
その時、前作でMI6のエージェントでアンダーカバーだったイルサ・ファースト(レベッカ・ファーガソン)が乱入して、
ラークを射殺してしまう。
ウォーカーがノートPCでラークを殴ったため壊れてしまい、マスクのコビーに失敗、ハントは素顔でホワイト・ウィドウに会う。
多くの殺し屋がラークを狙っている中、ハントは狙われているのはホワイト・ウィドウだと言いくるめて二人で逃げる。

ホワイト・ウィドウはプルトニウムの仲介をしていると言い、売り手の希望は金ではなくレーンだという。
手付のプルトニウムコア一つを手に入れたハントは、ホワイト・ウィドウの部下とレーンの奪取作戦に参加する。

レーンの護送車を待ち伏せし、護送警官皆殺しの作戦をハントは護送車を川に突き落としてレーンをベンジーらに確保させる。
自分は襲撃の車を駆ってパトカーや白バイの追撃をかわして、ベンジー、ルーサーの待つモーターボートに逃れる。

車にレーンを移動して逃げようとしたところを婦人警官に見つかり、躊躇しているとホワイト・ウィドウの部下が婦人警官を撃つ。
ハントはホワイト・ウィドウの部下を射殺して婦人警官を残して逃げる。

しかし、途中でイルサが襲撃してきたため、ハントは他のメンバーを下ろして逃走、結局イルサを跳ね飛ばして逃げる。
ハントは再びホワイト・ウィドウに会い、レーンを確保しているというがホワイト・ウィドウはイルサが部下を射殺したと思いこみ、
レーンに加えてイルサの身柄も要求する。

ハントはイルサに会う。
イルサはハントがホワイト・ウィドウに会うと思い、ホワイト・ウィドウをつけていた。
ハントは手を引くよう言うが、イルサはMI6に疑われており、忠誠心を示すためレーンを殺す、という。
レーンはMI6の内情を知りすぎており、各国の諜報機関が狙っているというのだ。

一方でウォーカーはCIAのスローン長官と接触、ハント自身がラークであり、替え玉をイルサに射殺させた疑いが強いと進言する。

ハントはレーンのマスクをコピーしてベンジーを替え玉に仕立てホワイト・ウィドウに渡す作戦を立てる。
合流したIMFのハンリー長官は、CIAがハントがラークだと考えその証拠も持っているという。
一方でホワイト・ウィドウはCIAに通じており、IMFは作戦を中止すると宣言するが、
ハントは聞き入れず、ハンリー長官に麻酔を打って眠らせ、ベンジーの替え玉作戦を強行する。

ラークの監視のために残ったはずのウォーカーは、ラークと一緒に逃げる算段を話し始める。
そう、ウォーカーこそがラークだったのだ。
本物と思われたラークはベンジーの変装で、ハンリー長官も眠っておらず、すべてはCIAのスローン長官に筒抜けだった。

その時、CIAの部隊が乱入。混乱に乗じたウォーカーはハンリー長官を刺殺し、レーンを連れて逃げる。

レーンには発信装置が埋め込まれており、先に確保した際、ルーサーがIMFの発信装置とすり替えていた。
ベンジーがタブレットでウォーカーの逃げた方向を示し、追いかけるがすんでのところで逃がしてしまう。
ヘリでレーンとウォーカーの向かった先は、インド、パキスタン、中国の国境紛争地域カシミール地域だった。
その後、レーンの発信装置は外されてしまう。

カシミール地方は3か国の水源地帯になっており、核爆発による水源の放射能汚染をもくろんでいると思われた。
また、現地は天然痘が発生し国際医師団がいるところだった。
その天然痘自体もアポストルの生物兵器攻撃だった可能性が高い。

核爆弾の構造を詳しく調べた結果、2基の核爆弾は連動しており、どちらかを切ると片方が自動的に爆発する仕掛けだ。
爆発を防ぐには、タイマー起動後にリモコンのキーを抜き、その後、起爆装置を同時に切るしかないという。

現場に乗り込んだハント、ベンジー、ルーサー、イルサは核爆弾を探す。
そこでなんとハントはジュリアに遭遇する。
ジュリアは医師団の看護師として働いていた。
ジュリアの旦那のパトリック(ウェス・ベントレー)には、ハントをかつての同僚の医師だと紹介した。
パトリックは天然痘は終息しており医師としての手助けは不要だという。

核爆弾のひとつは電話基地局に偽装されていた。
既に起爆タイマーは作動しており、リモコンはウォーカーが持ってへりで逃げていた。
ハントはウォーカーを追い、2機のヘリのうちの1機に飛びついたが、ウォーカーのいない方だった。
ハントはアポストルの仲間を倒し、自分でヘリを操縦する。

一方、ルーサーが起爆装置を解除するために分解を始めるが手が足りない。
そこにジュリアが来て手助けを始めた。

ベンジーとイルサがもう一つの爆弾を探すがなかなか見つからず焦る。
結局はレーンが隠れていた小屋にあり、ベンジーとイルサがレーンを倒し、核爆弾を確保した。

そのころ、ハントの追跡に気づいたウォーカーからの銃撃を交わしながら、ついにはウォーカーの乗るヘリに
体当たりして2機とも雪原に墜落、崖から落ちそうになりながらもハントとウォーカーのタイマンとなる。

爆発まで残り僅か。ルーサーとベンジーは最後のワイヤーのカットを爆発1秒前に行うと爆発は起こらず、
ハントがリモコンのキーを抜くことに成功したのだった。

満身創痍のイーサン・ハント。
医師団のキャンプに運ばれて手当てを受ける。
パトリックが君の友人がインド軍とともにやってきた、という。それはCIAのスローン長官だった。

後日、レーンはホワイト・ウィドウを介してMI6に身柄を引き渡され、丸く収まった。
イルサの今後もMI6とは無関係となった。
スローン長官がIMFは外せない組織だと認識したところで物語は終わる。

細かいところでは不思議というかご都合主義というか、なぜそうなの、あれはどうなった、点もなくはないが、
次から次へと起こる危機、想定外を乗り越えて不可能と思われるミッションをやり遂げるハラハラドキドキ。

そうはうまくいかんだろ、偶然にしてはうまくいきすぎ、なのはシリーズ当初からだし、それも含めてのシリーズ。
過去作に比べてややウェットに振った感もなくはないが、MI3の時も結構ウェットだったし、葛藤も見られていい感じ。

過去作との大きな違いは、前作と直接つながっている点で、監督もそうだが、ヒロインの続演も異例。

ミシェル・モナハンの旦那役のウェス・ベントレー。
ひげだったせいもあるが、ダン・スチーブンスかと思った。

最強最悪の爆弾として核爆弾を登場させるのは理解するものの、どうもハリウッド映画は核爆弾を軽く見すぎていないか。
特にプルトニウム原爆の起爆は本来超精密高精度を必要としており、そうやすやすと作れないが、序盤の嘘ニュースで核爆発にしては
被害規模が小さかったので、厳密にはプルトニウム原爆としては失敗作なのかもしれない。
そもそも、原爆は核分裂による膨大なエネルギーを利用した大量破壊兵器ではあるが、そこまでの威力は期待せず、
中途半端な爆発と核物質をまき散らすことが目的であれば、あの爆弾で良いのかもしれない。

いずれにしても放射能汚染の被害は計り知れない。
核爆弾を単に「とてつもなくすごい爆弾」みたいに扱うのはいささか違和感がある。

今作の成功で続編の期待が高まる。
トム・クルーズ主演作は来年公開予定の「トップガン」の続編がある。
「ジャック・リーチャー」シリーズにも続編が期待されているし、いくつか話はあるようだが、
月を舞台にした「ルナ・パーク」以外の具体的な予定は見えていない。
トム・クルーズ自身は続編の製作に意欲があるらしいので、さてどうなるか。

 

 

  インクレディブル・ファミリー    

続編、というか、まるっきしの「続き」

前作では、娘のバイオレットがクラスメートのトニーと金曜に映画に行く約束をしたあと、
一家総出で息子のダッシュの運動会観戦に行き、なんだかんだで帰る途中、
アンダーマイナーというサンダーバードの「ジェットモグラ」のでかい版みたいな装置に乗ったビランが現れ、
一家全員がマスクを装備しようとするところで終わる。

本作はその続きで、アンダーマイナーが暴れまくり、銀行を襲う。
スーパーヒーロ・スーツに着替えた一家5人は、アンダーマイナーを阻止すべく奮闘する。
しかし、末っ子の赤ん坊、ジャック・ジャックの押し付け合いで頭に来たバイオレット(声:綾瀬はるか)は、
マスクを取ってしまい、素顔をトニーに見られてしまう。

一方、ボブことMr.インクレディブル(声:三浦友和)とヘレンことエラスティガール(声:黒木瞳)は
アンダーマイナーに立ちはだかるが、結局は小型のジェットモグラで逃げられてしまう。
さらに大型の前後両面ドリルのジェットモグラが暴走し、町を破壊し、市議会に迫る。

フロゾン(声:斎藤志郎)の助けも借り、何とか大型ジェットモグラを止めることに成功するが、町は大きく破壊され、
ボブとヘレンはスーパーヒーロー禁止法違反となり、逮捕される。

結局一家は「スーパーヒーロー保護プログラム」から外され、モーテル住まいを余儀なくされる。
一家をモーテルに送り届けてくれたのは、前作でも後始末をしてくれていたリック・ディッカー。
ボブは別れ際にバイオレットがトニーに素顔を見られたことを告げる。

ディッカーはトニーを呼び出し尋問したのち、バイオレットの記憶を消し去る。

先行きに不安を感じる一家にフロゾンが訪ねてくる。
曰く、スーパーヒーローの復活を目指し活動している実業家が協力を求めているという。
ボブとヘレンは昔のスーツに身を包み、フロゾンとともに、デブテック社のウィンストン・ディーバーに会いに行く。
社長のウィンストン・ディーバーと、妹で技術担当のイブリン・ディーバーは、スーパーヒーロー禁止法に反対していた。

二人の父はスーパーヒーローを支援していたが、禁止法が施行されて間もなく自宅に侵入した強盗に殺されてしまった。
自宅からスーパーヒーローへの直通電話に誰も出なかったからだ。

そして、母も数か月後になくなってしまった。
ウィンストンは、スーパーヒーローが禁止されていなければ両親は死ななくて済んだと考えている。
ウィンストンはヘレンに活動を依頼する。

ヘレンは主婦としての仕事や子供たち特にジャック・ジャックが心配でたまらないが、家をボブに任せて
デブテック社の依頼を受けることにした。

一家はウィンストンの用意した豪邸に移り住む。
ヘレンことエラスティガールは、スーパーバイクで悪事の阻止に向かう。

金曜の夜、意気揚々とトニーとのデートに出かけたバイオレットは意気消沈して帰ってきた。
翌週、学校でトニーにデートをすっぽかした理由を聞きに行くが、デートどころかバイオレットを知らないと言われる。

ボブがディッカーに話したせいでトニーの記憶が消されたと知ったバイオレットは怒りまくる。
ボブはバイオレットの機嫌を直そうと、トニーがバイトしているファミレスに一家で食事に行くが、
それを知らないバイオレットはトニーを見て水を吹いてしまい、ますますボブは嫌われる。

家事に追われるボブ。
中でもジャック・ジャックは傍若無人な上に、壁を通り抜けたり、分裂したり、炎のようになったり、鬼のようになったり、
どのパワーがいつ出るのかわからず、ボブは手を焼く。

一方、ヘレンことエラスティ・ガールは新鉄道の開通式を監視、新車両が発射まもなく逆走暴走し始め、
エラスティ・ガールはバイクで追走、列車に飛び乗って、何とかぎりぎりで列車停止に成功。
運転士はモニターの映像で心神喪失状態になっていた。

列車に乗車していたスーパーヒーローに理解のあるセリック大使に感謝される。
ヘレンはボブに電話し、活躍を自慢。ボブは喜びながらも嫉妬に近い感情を覚える。

エラスティ・ガールがTVのトーク番組にゲスト出演すると、突然司会者がスクリーンスレイバーを名乗り、
セリック大使の命が危ないという。

事実、大使の乗ったヘリの操縦士がモニター映像で心身を喪失、エラスティ・ガールはヘリに飛び乗って操作し、
無事にセリック大使を助け出し、ますますエラスティ・ガール、ひいてはスーパーヒーローが評価される。

デブテック社では多くの隠れていたスーパーヒーローが集められていた。
一方、スクリーンスレイバーについてイブリンに相談、探知装置を作ってもらうことになった。

そして、再びTV出演時にスクリーンスレイバーの電波ジャックが発生、エラスティ・ガールはイブリンの装置を使って
スクリーンスレイバーの居場所を探査し、ついには場所を特定、格闘の末、スクリーンスレイバーの確保に成功する。

そのころ、家事育児に疲れ果てたボブはジャック・ジャックをつれてコスチュームデザイナーのエドナ・モードを訪ね、
一晩預けることにし、帰宅してバイオレットに謝り、頑張ってダッシュの数学にも対応できるようになる。

エドナ・モードはジャック・ジャックの変身予測と所在検知ができる装置を開発し、ボブの子育てに大いに役立つ。

ウィンストンは、大型水中翼船に大使など100名の外交官を集め、スーパーヒーロー100名が集う中、
スーパーヒーローのの復権条約の署名式を行う。

同乗していたエラスティガールは、スクリーンスレイバーがあまりにも簡単につかまったことに不信を抱き、
船のPCで調べると、イブリンしか見られないはずの映像があったことに気づく。

つまり、イブリンがスクリーンスレイバーで他人の意識をコントロールしていた。
父が強盗に襲われた時すぐ逃げれば助かったのに、スーパーヒーローに頼りすぎて逃げず、結果的に殺されてしまったため、
スーパーヒーローに頼らない社会を作る。

そのためにスーパーヒーローを操って悪者にしようと考えたのだ。
イブリンは意識をコントロールできるゴーグルをスーパーヒーローたちにつけ、大使らを襲わせる。
エラスティガールにもゴーグルを着用させた。

イブリンはさらにボブ(Mr.インクレディブル)に電話し、エラスティガールが危機にあり、助けに来るよう依頼する。
ボブはすぐさま助けに向かうが、逆にゴーグルをはめられてしまう。

家に残されたバイオレット、ダッシュ、ジャック・ジャックにも操られたスーパーヒーローたちが襲ってくる。
ダッシュは、オークションで金持ちの手に入っていたかつてMr.インクレディブルが使っていた車をリモコンで操作して、
自宅まで呼び、車に乗って逃げる。
車は水陸両用でボブとヘレンの船に追いつく。
ダッシュとバイオレットが奮闘している中、ジャック・ジャックはかつてに歩き回り、ついにヘレンに遭遇し、ゴーグルを取る。
ヘレンがボブのゴーグルを取り、スーパーヒーローたちと対決、次々にゴーグルを外していく。

こうしてスーパーヒーローたちは正気に戻ったものの、操舵室は壊されており、船は街に突っ込むルートに。
一方のイブリンはジェット機で脱出するが、ヘレンが飛び乗って格闘となり、イブリンは落下、ヘレンが助け、逮捕される。

船は、Mr.インクレディブルやフロゾンの力で何とか街には突っ込まずに済み、全員助かる。

スーパーヒーローは復権し、一家にも平和が戻ってくる。

バイオレットはトニーと会ってデートの約束を取り付ける。
約束の日、バイオレットとトニーを車で送っていくインクレディブル・ファミリー。
映画館に着く直前で強盗とすれ違った一家は、映画館前でトニーを下す。
バイオレットは、予告が終わるまでには戻ると言って全員で強盗を追う。

PIXAR作品を見る場合、いつもターゲットはどの年齢層なのかを考えさせられる。
物語の設定は定番で、展開も大きなサプライズはない。
スーパーヒーローとしての活躍よりもファミリードラマに重きが置かれていると見たほうがいいかもしれない。

とはいえ、映像は見事で目まぐるしい展開も見やすく作られていた。

同時上映はbao。
中華まんを擬人化し、実の息子の成長と重ね合わせている。
最後は息子が金髪の嫁を連れて帰り、新しい家族とのつながりが生まれる。
人によっては身につまされる短編。

前作は2004年の公開。
さすがに「14年後」にできないのはわかるが、「前作から一月後」とか「半年後」とかなのかな、と思っていたから、
こんなに前作に続いた物語になっているとは思わなかった。

続けてみても違和感ないというか、Part1、Part2ぐらいの感じ。

ディーバー兄妹は登場当初から怪しい雰囲気だが、妹の単独犯行だとは思わなかった。
兄妹がMr.インクレディブル&エラスティガールに個人的な恨みを持っているのかと思っていた。

続編になるとビランがより強力、強大、極悪になっていくものだが、本作ではそこまでではなく、
前作の宮迫博之のほうが悪いやつだったし、Mr.インクレディブル個人への恨みが強かった。

映画の中での夫婦の役割分担みたいなのは、典型的なアメリカ人家庭の在り方なのか。
慣れない家事、育児で疲れるもは無理もないとは思うが、普段から家事を分担あるいは手伝っていれば、
あそこまで疲労困憊することもないだろうと思ったのは私だけか。

まあ「何がどこにあるかわからん」「生活家電の使い方がわからん」などのステレオタイプな表現はなかったので、
多少はやっていたのかもしれない。

 

 

   

 

  パンク侍、斬られて候   

綾野剛、北川景子、豊川悦司、染谷翔太、国村隼、東出昌大、浅野忠信。

黒和(くろあえ)藩国境の街道。

茶店近くに立つ巡礼物乞いの父娘に近づいた浪人者、掛十之進(=かけけじゅうのしん、綾野剛)は突如刀を抜いて男を伐り殺す。
茶店にいた黒和藩家臣、長岡主馬(=しゅめ、近藤公園)が掛十之進に斬った理由を聞くと、親子は新興宗教「腹振り党」の一味で
黒和藩に腹振り党を蔓延させ藩を危機に陥れようとしていたからだと答え、もし力を貸してほしければ自分を召し抱えるようにと申し出る。

長岡主馬は急ぎ藩に戻る。
掛十之進は念のため、斬った男の腹を確認するが「腹振り党」の証拠である入れ墨はなかった。
つまり、人違いであったが、嘆き悲しむ娘を放置してその場を去る。

黒和藩は、筆頭家老、内藤帯刀(豊川悦司)の内藤派、と次席家老、大浦主膳(国村隼)の大浦派が激しく対立していた。

翌日、御前会議において、「腹振り党」の危険を訴える内藤派に対し、笑い飛ばす大浦派。
長岡主馬の報告と掛十之進の挑発に怒る大浦主膳だが、藩主、黒和直仁(東出昌大)は内藤帯刀の意見を入れ、掛十之進を雇う。

実は、数日前、掛十之進は内藤帯刀に密かに呼ばれ、内藤がすでに密偵を出して「腹振り党」を調べた結果、
既に首謀者が磔に処されており、衰退していると言われていたのだった。
さらに、掛十之進が斬った男は入れ墨がなく、人違いであったことも知っていた。

そのため、内藤帯刀は大浦主膳を蹴落とそうとする策略に掛十之進を利用しようとしたのだ。
怒りが収まらない大浦主膳は配下の幕暮孫兵衛(染谷翔太)を使って、掛十之進の暗殺を企て、
真鍋五千郎(村上淳)に掛十之進殺害を依頼する。

掛十之進と真鍋五千郎の戦いは互いに一歩も譲らず互角、そうするうちに二人は幼馴染でお互いに「そこの穴」で
切磋琢磨していた仲であることがわかり、意気投合してしまう。

翌日の御前会議で、幕暮孫兵衛はそのことをべらべらと喋ってしまい、大浦主膳は黒和直仁に切腹を言い渡される。
しかし、内藤帯刀のとりなしで、村の伝統芸能である猿回しの猿使いが死んだ屁高村に「猿まわ奉行」として左遷される。
幕暮孫兵衛は内藤の配下となり、あおりを食らって長岡主馬が大浦とともに猿まわ奉行所に左遷される。

一方、いくら経っても「腹振り党」が現れない(そりゃ滅びてんだから)ことに業を煮やした内藤帯刀は、
騒動が全くないことを案じ、「腹振り党」を再興させ、やらせで騒動を起こさせることを画策、
密偵の江下レの魂次(=えげれのこんじ、渋川清彦)と掛十之進、それに幕暮孫兵衛に命令する。

腹振り党の残党である元幹部の茶山半郎(浅野忠信)は幕暮孫兵衛のそそのかしにまんまと乗っかり、
付き人や茶山の世話をする美女、ろん(北川景子)とともに、ネオ腹振り党として黒和藩のスラム街に入る。

そこで、腹振り党の布教活動を行った結果、人々はあっさり騙され腹振り党に心酔する。
この時、以前から孫兵衛の言うことしか聞かないアホで超能力者のオサム(若葉竜也)の超能力を利用する。

腹振り党の「腹振り」を見ていた幕暮孫兵衛はすっかり洗脳され、一緒になって腹振りを踊るようになってしまった。
人々のあまりの熱狂ぶりに危機感を抱いた掛十之進は内藤帯刀に報告に行くが屋敷は空だった。

その時、猿まわ奉行としての活動を見せたい大浦主膳が黒和直仁に進言した結果、黒和直仁以下全藩士が屁高村にいた。
腹振り党の人々は暴徒と化し、黒和城を焼き討ち、掛十之進は屁高村に報告に行く。
黒和直仁は反撃を命じるが、すでに暴徒は千名を超え、50名の藩士では太刀打ちできなくなっていた。
藩士は次々と内藤帯刀を非難するが、猿の長老である大臼延珍(=でうすのぶうす、永瀬正敏)が加勢を申し出、
猿の加勢を期待して腹振り党と対決することとなった。

鉄砲4丁、弓4丁、総勢50名、それに大臼の配下の猿約300匹。
鉄砲と弓矢の攻撃で戦いの火ぶたが切られた。

しかし、腹振り党の群衆は石つぶてで対抗し、多勢に無勢の様相。
黒和直仁の号令で一斉突撃、大臼も猿に一斉攻撃を命令、戦場はカオスとなる。

劣勢の黒和の軍勢。そこに全国の猿、数万匹が駆け付けて参戦、一転黒和軍優勢となるが、
茶山はオサムに超能力を解放させ、次々と猿の大軍(と一部腹振り党の人間)を空中に舞い上げは爆発させる。

オサムは弓の攻撃を受けて倒れたものの戦いに嫌気がさした大臼は戦闘を止めて空高く舞い上がり、猿たちを連れて去ってしまう。
再び劣勢になった黒和直仁は自ら群衆を説得しようとしてなぶり殺しに遭う。

騒動の中で掛十之進はろんを逃がす。

そうこうするうちに幕暮孫兵衛の腹が膨れ上がって舞い上がり、雲の合間に消え去る。
これが、腹振り党の教義に言うところの救い、あるいは解脱、あるいは昇天。
茶山が煽る中、人々は次々と空に消えていく。

戦いが終わり、混とんとした戦場で、掛十之進は大浦主膳を斬殺、喜ぶ内藤帯刀までも惨殺して戦場を去る。
ろんを迎えに行き抱き合った瞬間、ろんの手にした尖った木刀が掛十之進の腹を何度も突き刺した。

ろんは冒頭で掛十之進が斬り捨てた巡礼の親子の娘だったのだ。
敵討ちとばかり掛十之進を刺したろんは、振り返りもせずその場を後にし、掛十之進は息絶えるのだった。

未読だが、同名小説の映画化。
予想以上にハチャメチャだった。
途中からもうストーリーの継続性はともかく、その表現方法はとんでもない方向に。

なんといっても浅野忠信のメイクが秀逸。キャラも思い切り立っていて、よくこんな役受けたなと思わせるぐらいの振り切れよう。
染谷翔太のはっちゃけっぷりもなかなか。
各キャラの立ち方は「銀魂」よりすごい。

綾野剛の「超人的剣客」は、口だけのヘタレかと思っていたが、本当に「超人的剣客」だった。
結末は予想の範囲だが、冒頭のシーンはもう少し顔を見せて別人だと思わせるほうが良かった。
それとも「目」をリプレーして見せるなどやっぱりと思わせたほうが良かったかも。

 

 

          

  ジュラシックワールド 炎の王国  

クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、ジェームズ・クロムウェル、イザベラ・サーモン

前作「ジュラシックワールド」の舞台となった、プエルト・リコから100海里ほど離れたイスラ・ヌプラル島。
小型潜水艇が水中ゲートの中に入り、海底を探索、前作で死んだ「インドミナス・レックス」の骨の一部を回収し、
ブイで浮かばせると、ヘリが回収する。

潜水艇はゲートを出る前に大型の水棲恐竜(モササウルス)に捕食されてしまう。
地上ではゲートを操作していた技術者の背後にT−レックスが現れ、ヘリの梯子につかまって脱出するが、モササウルスにやられる。

ヌプラル島で火山爆発の予兆があり、生き残っていると思われる恐竜を救うべきかどうか、議会で議論されていた。
シリーズに何度も出ているマルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム)は、神の意志などには関係なく、自然に任せるべきと主張。
議会は放置することに決定した。

一方、島に残った恐竜を救う活動をしていたクレア(ブライス・ダラス・ハワード)は政府の決定に落胆したが、
ロックウッド財団の総帥、ベンジャミン・ロックウッド(ジェームズ・クロムウェル)の招待を受け、
責任者のイーライ・ミルズ(レイフ・スポール)と協議、ロックウッドが用意する島に恐竜を移送することとなった。

最初の移送候補の中には、前作でブルーと呼ばれたベロキラプトルもおり、クレアはブルー探査のため、
オーウェン・グレディ(クリス・プラット)に協力を依頼する。

一旦は断るオーウェンだが、ブルーを育てていた過去を思い出し、同行することになった。
一行には、クレアの恐竜保護グループの獣医師、ジア・ロドリゲス(ダニエラ・ピネダ)、
IT技術者のフランクリン・ウェブ(ジャスティス・スミス)も同行。

島に着いた一行を待ち受けていたのは、ケン・ウィートリー(テッド・レビン)率いる捕獲集団。
既に何頭かの草食恐竜は確保しており、フランクリンが島のシステムを起動して、恐竜に埋め込まれたチップを探査、
ブルーの所在を突き止める。

オーウェンは単独でブルーの近くまで行き、ブルーと再会するが、ウィートリーは即座に麻酔弾を撃ち込む。
しかし、すぐには効かずウィートリーの部下を襲ったため、撃たれてしまう。

激昂するオーウェンも麻酔を打たれ昏倒する。
ジアはブルーを治療すると申し出て、一行とその場を去る。

程なく、火山が爆発し溶岩を噴出し始める。
オーウェンはぎりぎりで溶岩流を交わし、その場を逃げる。

そのころ、クレアとフランクリンはシステム室内に閉じ込められ、いろいろと捜査しているうちにパーク内のゲートを開けてしまい、
バリオニクスがシステム室に入ってくる。
ぎりぎりで逃げたクレアとフランクリン。
しかし、火山が大爆発し、噴煙の中をオーウェンが「逃げろ」と叫びながら走ってきた。
木の陰に隠れ、2人はジャイロスフェアに乗り込むが、カルノタウルスに見つかる。
あわや、というところでT−レックスがカルノタウルスを倒したものの、ジャイロスフェアの扉が閉まり、
オーウェンを残したまま走り、崖から海中に落ちる。

ジャイロスフェアに水が入り、危機一髪のところでオーウェンが扉をこじ開けて助かる。

岸まで泳ぎ着いた3人だが、ウィートリーらが次々と恐竜を船に積み込んでいた。
程なく火山が大爆発。
火山弾が飛び交う中、3人は走り乗り捨てられたトラックに乗って離岸しつつある船にジャンプ一発、ぎりぎりで乗り込めた。

トラックを調べているうちにフランクリンはウィートリーの仲間と間違えられて仕事を言いつけられる。
オーウェンとクレアは、ブルーとジアを見つける。
ジアはブルーの弾丸摘出のため、輸血が必要だと言い、クレアとオーウェンは協力してTーレックスから血を抜いてジアに届ける。
ジアは見事にブルーから弾丸を取り出し、ブルーの命は助かる。

やがて船はアメリカに到着、恐竜たちはロックウッドの屋敷の地下に運び込まれる。
オーウェンとクレアも見つかって地下に監禁される。

イーライはグンナー・エバーソル(トビー・ジョーンズ)に罵倒されながらも恐竜の競売の準備を始める。
その様子を見ていたベンジャミンの孫娘、メイシー(イザベラ・サーモン)は、ベンジャミンに告げ口するが相手にされない。

メイシーは再度地下に行って証拠をつかもうとするが、イーライに見つかって軟禁される。

ベンジャミンはイーライを呼び、恐竜の競売を警察に自白するよう迫るが、イーライに殺されてしまう。

メイシーは窓から外に出てベンジャミンの部屋に向かうが死んでしまったのを見て愕然とする。
メイシーはベンジャミンの持っていた本に挟まれていた母の写真は自分にそっくりでびっくりする。

そのころ地下に監禁されていたオーウェンは隣の房にスティギモロクがいるのに気づき、煽って壁に突進させて壊させ、
さらに扉も壊させてしまう。

一方、イーライとエパーソルは恐竜オークションを始め、多くの恐竜が法外な価格で落札されていく。
競売の半ばにエパーソルは開発中として、インドミタス・レックスとベロキラプトルのハイブリッド「インドラビトル」を紹介する。
獰猛なうえにレーザー誘導で敵を認識し、攻撃する性質に、非売品であるにもかかわらず多くの国が入札し始める。

インドラビトルを開発したウー博士(BDウォン)が反対する中、イーライは価格高騰を喜ぶ。
そこに、オーウェンが離したスティギモロクが乱入、会場は大混乱となり、インドラビトルは房に戻される。

ウィートリーはインドラビトルを麻酔で眠らせ、戦利品として歯を抜き取ろうとするが、寝たふりのインドラビトルに襲われる。
インドラビトルは檻から出て暴れる。

そのころ、オーウェンとクレアはメイシーと遭遇し、ベンジャミンが死んだことを知る。

うー博士は卵や血液など必要なパーツを持ち出し、さらにブルーの血液を採ろうとするが、
フランクリンがすきを見てジアを助け、ブルーを放す。

恐竜が暴れ、対抗して銃撃があったため、シアン化水素ガスが漏れ、地下全体が危険になっていく。
イーライはメイシーと合流したクレア、オーウェンと遭遇し、メイシーは母のクローンだといい、
びっくりするメイシーの前でイーライの仲間はやられ、3人に逃げられる。

インドラビトルは檻を抜け暴れる。

オーウェンは屋敷の電源を落とすが、地下の換気システムを起動させようとしたフランクリンが再起動で電源オンし、
インドラビトルはメイシーを追う。

オーウェンやクレアが協力してメイシーを助けようとするが逃げきれない。
そこにブルーが参戦して、結局インドラビトルは屋根から落下してトリケラトプスの化石に刺さって死ぬ。

オーウェン、クレア、メイシーは地下の操作室に入り、恐竜の檻を解放するが、外へのゲートは開けられない。
このまま死なせる、と思った瞬間、メイシーがゲートを開け、恐竜は外に逃げてしまう。

ブルーが現れ、オーウェンが近寄るがブルーも逃げてしまう。

イーライは逃げ遅れ、Tーレックスにやられる。

こうして捕獲した恐竜が逃げ、ウォン博士は資料(&試料)をもって逃げ、危険な時代の幕開けとなった。
議会ではマルコム博士が恐竜と共存するしかないと証言して幕を閉じる。

プテラノドンと思しき翼竜がラスベガスのタワーの上に止まるところが映され、恐竜のいる時代の幕開けを示す。

前作にもまして大迫力。

次から次へとピンチが襲い、何とかクリアーしても次のピンチがすぐにやってくる。
まさにスピルバーグお得意の展開。

監督はスマトラ沖地震を題材にした「インポッシブル」のJA・バヨナ。

恐竜の中には「毛」が生えていたものもいたようで、少なくともぶつぶつの鳥肌でないことは確からしい。
「ジュラシック・パーク」(1993)当時、すでに「羽毛恐竜」の存在は知られていたらしいが、
そこまでの冒険はできなかったと思われるし、それを大きく逸脱するような恐竜像は難しいのだろう。

例えば、シリーズの中心でもあるベロキラプトルは、全長2m程度の恐竜だが、尾が長く体そのものは中型犬程度しかない。
映画での造形はディノニクス、名前だけが(かっこいいので)使われたようだ。
しかし、今更、あれはディノニクスでしたとも言えないだろうし、羽がありましたともいえないのではないか。

プテラノドンだけが翼竜ではないが、1作目ですでに海上を飛んでいたわけで、「ジュラシックワールド」でも
翼竜が散々暴れまくっていた。
今回の当初の11種に翼竜が入っていたかどうかはわからないが、いつ捕まえたのかは気になった。

また、翼竜は大型のプテラノドンで翼長は約9mに達するものの、体重は30kg程度と軽く、
とても人を持ち上げるだけの力はない。

恐竜を捕獲し、都市に移送する点では「ロストワールド」に近いものがある。
ちょっとマニアックな性格の隊長、優男の重役などの設定に「ロストワールド」を思い起こした人も多いのではないだろうか。
5作目ともなると新しい展開はなかなか難しいようで、2番煎じ感、既視感は否めない。

無傷のベロキラプトルが必要な理由はブルーにインドラビトルの教育係をやらせるためだが、説明は不十分に感じた。

もともと続編を予定していたとは思うが、あからさまに続編を意識した終わり方となっている。
実際3作目は、前作を監督したコリン・トレボロウ監督により、2021/6/11公開が予定されている。

クリス・プラットとブライス・ダラス・ハワードは続投の見込み。

 

 

   

 アメリカン・アサシン  

ディラン・オブライエン、マイケル・キートン、テイラー・キッシュ、サナー・レイサン、シバ・ネガー

スペイン、イビザ島の海岸。
自撮りしながら、恋人のカトリーナ(シャーロット・ベガ)に近づくミッチ・ラップ(ディラン・オブライエン)。
母の形見の指輪を取り出してプロポーズする。答えはもちろんイエス。
ミッチは飲み物を取りに行くと、突然無差別テロが発生、海岸に響く銃声。
ミッチも撃たれて負傷するが、倒れこむミッチの前でテロリストはカトリーナにとどめを刺して去る。

18か月後。
傷の癒えたミッチ・ラップはひげを生やし、格闘技、銃のトレーニングに励んでいたが、やりすぎで周りから疎まれる。
また、アラビア語を習得し、過激派とコンタクトをとり、海岸でのテロを指揮したモンスールに近づいていく。
そんなミッチの行動は逐一CIAに監視されていた。
ミッチはついに過激派からの誘いを受け、リビアに向かう。
過激派と落ち合ったミッチは拘束され、どうか厳しく調べられる。
一通り尋問が終わり、ついにモンスールが登場。ミッチは反撃の機会をうかがう。
その時、モンスールの額を銃弾が貫き、CIAの特殊部隊が一気に乱入、銃撃戦で敵を全滅させる。

ミッチはCIAに確保され、尋問を受ける。
CIA副長官のアイリーン・ケネディ(サナー・レイサン)は、ミッチにCIAへ勧誘し、訓練をさせるという。
山の中の訓練所の教官は、元ネイビーシールズのスタン・ハーリー(マイケル・キートン)
エージェントの訓練教官であるだけでなく、実働部隊、オリオン(Orion=オライオン)のリーダーでもある。

厳しい訓練が続く。
覚えた敵のみを倒すVRシューティング訓練では、設定上の敵ではないモンスールに対し何度も射撃を繰り返すミッチ。
個人的感情が強すぎるとしてハーリーは懸念するが、アイリーンは現場へ出動させようと考える。

おりしもロシアから15kgものプルトニウムが盗まれる事件が発生。
CIAはその行方を探す一方でイランにも核物質を入手しないようくぎを刺す。
表向きはアメリカに従順なイランだが、大臣と将軍は反感を持っている。

ロシア人からプルトニウムを買う男。
止めていたバンを怪しいとにらんだ警官もろともロシア人も殺害、プルトニウムを持って姿をくらます。
現場の防犯カメラの映像をチェックしたハーリーは犯人の男(テイラー・キッシュ)に心当たりがあった。

トルコで原爆の起爆装置の取引が行われることを察知したCIAはオリオンに出動命令を下す。
現地のエージェント、アニカ(シバ・ネガー)と合流したハーリー、ミッチらは、
起爆装置のバイヤーのシャリフの暗殺に動く。

しかし、仲間の一人の正体がばれ敵に刺殺される。
シャリフは逃げ、ハーリーは作戦中止を告げるが、ミッチは単独でシャリフを追う。
ホテルの5階にいるシャリフを追って潜入したミッチ。
シャリフの殺害には成功するが、起爆装置は謎の男の手に渡ってしまう。

核爆弾の完成にはもう一つ、物理学者が必要だ。
ローマの銀行に200万ドルが振り込まれたことを察知したCIAはローマに飛び、金を引き出した男を突き止める。
CIAの監視対象の一人だった。

物理学者の滞在するホテルの部屋の隣に部屋を確保し、ミッチとアニカは監視を始め、ハーリーは外で待機。
15分ごとに合図を送る手はずだ。

しばらくして、アニカのセットした監視カメラはばれ、外から男たちが侵入してくる。
銃撃戦の末、敵の一部には逃げられたが、物理学者は確保した。

ミッチはまたも先手を打たれたことを訝しがり、ハーリーに敵の正体を訪ねるが、回答は得られない。
ハーリーは物理学者を脅して核爆弾の製造場所を知る。

ミッチに問い詰められたハーリーは、敵の正体は「ゴースト」と呼ばれるテロリストだと話し、古参エージェントと会うと言って出かける。
ケガの治療を手伝っていたアニカが「ゴーストを追う」と言ったのを聞き逃さなかったミッチはアニカを敵のスパイだと決めつけ、拷問する。

そのころ、イランの古参エージェントと会っていたハーリーは、アニカが彼の銘であること、事件の黒幕にイランの大臣と将軍のいること、
などを聞くが、何者かに狙撃され、古参エージェントは死に、ハーリーも負傷する。

やがて、アイリーンが到着、ハーリーの行方不明を知り、ミッチに帰国を命令する。
ミッチは、移送されるアニカの後を追って、アニカを救出し、二人でハーリーを探す。
スマホの機能を使ってハーリーのいるらしい場所につき、内部に入っていくが、ミッチは狭い隙間にアニカを先に行かせ、
自分は車に戻ろうとして敵に遭遇するが隠れてやり過ごす。

そのころ、「ゴースト」こと元ハーリーの訓練生ロニーは、スパイ活動の最中に敵につかまり拷問を受けたことでハーリーを恨み、
核爆弾を使って復讐するつもりだと語り、ハーリーを拷問する。

そして、別の物理学者を使っての核爆弾は完成し、イランの大臣らが受け取りに来たが、ゴーストは彼らを全員射殺してしまう。
イランの大臣は重傷を負いながらも逃げ、アニカに遭遇する。
アニカは感情が抑えきれず、大臣を射殺してしまう。

ミッチは、車で内部に突入、敵を撥ね殺して銃を入手しゴーストを追う。
ミッチはハーリーの拘束を解き、ゴーストを追う。

ゴーストはアニカを盾にミッチに銃を捨てるよう迫るが、アニカはゴーストの銃で自決、ゴーストは逃げる。
核爆弾のタイマーは既にセットされており、ゴーストが持って逃げた。

ゴーストは核爆弾をモーターボートに積んで逃げる。
追うミッチはモーターボートに飛び乗ってゴーストと対決する。

ハーリーはヘリで追う。
ゴーストの狙いはローマの市街地ではなく、地中海に展開する米海軍の第6艦隊だった。
第6艦隊はボートに対し攻撃準備に入る。

揺れるボートの中で対決するゴーストとミッチ。
ついにミッチはゴーストを倒し、ハーリーの指示に従って核爆弾を海中に投棄する。
そしてハーリーの乗るヘリに救助され、猛スピードで逃げる。

しかし、核爆弾が爆発。
海上は大爆発によって爆風と津波が発生、艦隊の多くは損害を受けるが全滅は免れた。
ハーリーらのヘリも爆風に巻き込まれるが、何とか立て直して帰還することができた。

しばらくしてイランの将軍は爆発はアメリカCIAによる工作で、イラン企画開発を再開する予定だと公表する。
CIAはまずいことになった、と焦りを隠せない。

そのころ、イランの将軍が記者会見場を後にしてエレベーターで移動するが、
その箱の中にいたミッチがにやりと笑うところで映画は終わる。

ディラン・オブライエンは「メイズ・ランナー」とは違った面も見えた。
ひげ面だと、テイラー・キッシュと見分けがつかない。

どちらの性格も似たり寄ったりの設定だしね。

マイケル・キートンは久々に「良い側」の役の気がする。

核爆発を阻止できるのか、と思ったらだめでした。
艦戦の被ばく対策として、汚染物質(いわゆる死の灰)の洗浄は常套手段ではあるが、そもそも海水が汚染されているはず。
放射能レベルは軽微なんて言っていたけど、そんなわけないだろう、と突っ込みたくなってしまった。

海中での核爆発は事例はなくはないだろうが、実際に起これば本当にああなるのかはよくわからない。
少なくとも海面が落ち込むことはないのではないか。
核爆発による高温は数百万度に達すると言われ、海中で爆発した場合は、一瞬にして周りの海水を蒸気化するため、
いわゆる水蒸気爆発を起こすと思われるが、周辺に高波は発生するらしい。

発生する衝撃波と電磁パルスによって電子機器は壊滅するのではないだろうか。

そもそもプルトニウム型原爆は、いわゆる爆縮によって起爆するので起爆装置の設計製造がかなり難しいらしい。
長崎原爆のファットマンの時代と違い、現在では超小型超軽量の原爆が作れるようになっているらしく、
1発の原爆にプルトニウム239は15kgも要らないらしい。(猛毒だし)

現実の問題としてスーツケース原爆と言われるレベルの人力で運搬可能なものもあるが、核分裂による放射能汚染は免れまい。
いずれにしてもアメリカ映画は核爆弾を安易に捉えすぎている。

 

 

  

 

  ハン・ソロ スターウォーズ・ストーリー    

オールデン・エアレンライク、エミリア・クラーク、ドナルド・グローバー、ウディ・ハレルソン、タンディ・ニュートン、ポール・ベタニー。

帝国軍の支配下にある惑星コレリア。
底辺で働くハン(オールデン・エアレンライク)は、ハイパー燃料をかすめ取って、
組織に追われ、恋人のキーラ(エミリア・クラーク)と空港に逃げる。

ハイパー燃料を賄賂にしてゲートを抜けるがキーラが捕まってしまう。
ハンは帝国軍に志願して難を逃れる。
この時、ハンには名字がなかったが、入隊受付が勝手に「ソロ」と名付けた。

3年後、ハン・ソロは歩兵として最前線にいた。
大佐が戦死、中佐こと、ベケット(ウディ・ハレルソン)の指揮下に入るが、中佐が偽物だと気づく。
しかし、逆に逃亡兵だとチクられて逮捕され、獣の檻に投げ込まれる。

そこにいたのはなんとチューバッカ。
ウーキー語が話せるハン・ソロはチューバッカと結託して脱出に成功。

そのころ、ベケットは仲間とともに帝国軍の宇宙船を盗んで飛び立とうとしているところだった。

ハン・ソロはベケットにアピール、仲間のバル(タンディ・ニュートン)は反対するが、もう一人の仲間のリオが賛成して
宇宙船に拾ってもらい仲間に入る。

ベケットの狙いは帝国軍が輸送中のハイパー燃料のコアキシウム。

バルが橋の爆破を準備、ベケット、ハン・ソロ<、チューバッカが列車に飛び乗ってフックをかける。
すぐに帝国軍のガードにばれ、また、センサーにぶつかってドローンにも攻撃されるが、
バルが自爆して橋を壊し、列車の強奪に成功する。
しかし、銃撃を受けたリオが死んでしまい、ハン・ソロが操縦を代わる。

ぐずぐずしているうちに商売敵のエンフィス・ネストの一軍にも襲われ、列車を切り離してしまい、コアキシウムを失う。

ベケットは激怒し、強奪はドライデン・ヴォスという悪の親玉の依頼だったと言って、ハン・ソロを連れて詫びに行く。

詫びにに行ったパーティ会場でハン・ソロはとキーラと再会する。

ドライデン・ヴォス(ポール・ベタニー)は冷酷無慈悲だが、ハン・ソロが精製前のコアキシウムを強奪する作戦を提案。
コアキシウム鉱山のある惑星ケッセルに行くことでヴォスは承知したが、副官であるキーラが同行することとなった。

惑星ケッセルに行くには銀河一速いと言われる宇宙船が必要。
ランド・カルリジアン(ドナルド・グローバー)がミレニアム・ファルコンを持っていることを知っているハン・ソロは、
賭博の星でランドとカードゲームのサバックで対決。
ハン・ソロは抜群の力量で勝ち進むが、最後の大勝負で宇宙船を賭け、いかさまを仕掛けたランドに敗れる。

もともと宇宙船を持っていなかったハン・ソロだが、ベケットがうまく持ち掛けて実入りの20%の分け前で仲間に入れる。
女性型アンドロイドのL3を副操縦士としてランドは難所を切り抜けて惑星ケッセルにつく。

惑星ケッセルでは、キーラがハン・ソロとチューバッカを奴隷として売り渡す交渉をする設定で潜入。
ハン・ソロと、チューバッカが暴れてコントロール室を占拠、L3が奴隷を解放するとともに、
支配下にあったアンドロイドを解放する。キーラも司令官を倒し、ベケットともに暴れる。

精製前のコアキシウムを見つけたハン・ソロとチューバッカだったが、チューバッカは囚われているウーキー族を助けるため離脱。
ハン・ソロが一人でコアキシウムのボンベを積んで逃げる。
途中、敵に襲われるがチューバッカが戻ってきて助かり、コアキシウムをミレニアム・ファルコンに積み込む。

一方、L3はアンドロイド解放を叫んでいるところを撃たれて請われる。
助けようとしたランドも撃たれてけがをする。

チューバッカが助けて、ハン・ソロとチューバッカが操縦してぎりぎりで脱出に成功するが、
帝国軍のスター・デストロイヤーに遭遇、タイ・ファイターの攻撃を受ける。

追撃をかわしつつ、タイ・ファイターを撃破するも、タコの化け物宇宙生物に襲われる。
脱出ポットをおとりにしてタコを交わすが、ブラックホールっぽいものに引き込まれそうになり、
L3の頭脳チップを使って銀河一のナビデータをミレニアム・ファルコンに統合、
コアキシウムの一部を使って推進力を得て離脱に成功する。

精製前のコアキシウムは非常に不安定で温度がある範囲を逸脱すると爆発する。
一行は急いで古い精製施設のある惑星サバリーンに向かう。

かなりボロボロになったミレニアム・ファルコンだったが、サバリーンに到着。
精製している間にエンフィス・ネストが到着。

ハン・ソロははったりをかますが、ランドはミレニアム・ファルコンで逃げてしまう。
ここで、正体を明かしたエンフィス・ネスト(エリン・ケリーマン)。
実は盗賊ではなく、反乱軍の一派だった。
コアキシウムをドライデン・ヴォスに渡すと帝国軍に渡ってしまうとしてハンソロに翻意を促す。
ハン・ソロはエンフィス・ネストに協力することでベケットに作戦を言うがベケットは下りると言って去る。

やがて、ドライデン・ヴォスのスターシップが到着。
ハン・ソロはキーラ、チューバッカとともにドライデン・ヴォスに会う。

ドライデン・ヴォスはハン・ソロを褒めるが、コアキシウムを偽物だと見破る。
実はベケットが裏切ってドライデン・ヴォスにハン・ソロの作戦をばらしていた。

しかし、それはハン・ソロの作戦で、実はこれが本物。
そのころ、ドライデン・ヴォスの部下がエンフィス・ネストを襲い、コアキシウムを奪い取ろうとしたが
エンフィス・ネストの待ち伏せに遭い、捕まる。

ハン・ソロの思惑通り手薄になっていたスターシップ。
ベケットは、コアキシウムをチューバッカに持たせて逃げる。

ドライデン・ヴォスとハン・ソロの戦いとなったが、キーラがドライデン・ヴォスを裏切って刺殺。
後を追うと言ってハン・ソロを先に行かせる。

ハン・ソロはベケットに対峙し、躊躇なく撃ちベケットは死ぬ。
一方、キーラはドライデン・ヴォスが殺されたと上のボスに連絡する。
それはオビ・ワンに切られて死んだはずのダース・モール。
実は「クローンウォーズ」で復活していたらしい。

一方、ハン・ソロはランドを探し出し、再び、サバックで勝負。
今度はあらかじめいかさまの仕掛けを封じ込めておき、見事ミレニアム・ファルコンを手に入れる。
そして、ベケットの言っていたタトゥイーンへ向かうのだった。



うーん。
普通というか、期待していたものと微妙に違う。
CGは見事だし、迫力はあるし、笑いどころもあるし、意外な展開もあるし、面白いんだけど、
SWというより普通のSF。続編も期待薄か。
列車を襲うシーンなんかは面白いけど、ただのSF。

敵の大物感もあまりないし、キーラは文字通り小物っぽい。

スターウォーズ・ファンには、かなり寄り添っている気がする。
ラストのダースモール登場はその極みだし、セリフでもファンには懐かしい単語が多く出て来る。



オールデン・エアレンライクは「ヘイル・シーザー」で印象に残った。
ドナルド・グローバーは「オデッセイ」「スパイダーマン・ホームカミング」に出ていたらしいが記憶にない。

エミリア・クラークは「ターミネーター:ジェネシス」のサラ・コナー。
その時もそうだが、違和感満載。
「ゲーム・オブ・スローンズ」のデナーリスは似合っていたらしいが(未見ですが)、キーラは似合わん。

エンフィス・ネストのエリン・ケリーマンは初見。TVで活躍している人らしい。

 

 

          

 

 

 

inserted by FC2 system