帆船ビクトリア

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2005/5/20に停泊しているのを知った。
東京港での公開が5/25までなので、5/24に見に行くことにした。

5/20の時。船体が5/24の写真より沈んでいるように見えるのは、潮が引いているから。

先週はあんなにがらがらだったのに、大勢が見に来ていて少し待たされた。

聞けば、今朝の新聞にでかでかと載っていたらしい。
明日までの公開だって書いてあったから見に来たって人もいた。

この船は1992年のセビリア万博で復元された船で、元のビクトリアは初めて世界一周を達成した帆船。

愛・地球博のために実際にスペインから帆走してきた。

先週は、外から見ただけだったので順番待ちをして乗船する。

中央から船尾を見たところ。
一段高くなっているところの奥にアフトキャビン(船尾の船室)がある。

船室内部の様子。左手のカーテンはベッド。鎧、兜、盾なども見える。

なお、舵輪ではなく、舵だった。
これがヨットならティラー(舵棒)というところだが、ものすごく太い。
写真では見えにくいが、中央のシャツの男性のすぐ右の棒状のもの。

ここはメインデッキにつながっている空間で、明るいところは、船尾まで抜けている。
スクリーンを設置し、航海の様子を映写していた。

メインデッキから船首側を見たところ。
やや左側に立っているスペイン人スタッフはわかりますか。半袖の2人。

みんな臆せずどんどん聞いている。

おばさんが、「ワインはどこにあるの」と日本語で聞いていたが通じない。
"Where do you keep wine?"
と聞いたら、
「ボトルに入れている、樽はありません。」と返ってきた。
質問の仕方が悪かったかな。 

どういう経路で着たかと聞いている人もいた。
16世紀のビクトリア号と同じように西回りできたようだ。

「マゼラン海峡は通らなかったんですね。」
「ええ、パナマです。でも誰にも言わないでね。」(笑)

「太平洋が波が一番大きかったそうですね。」
「ええ、一番大きかったです。」
「大西洋は。」
「穏やかではありませんでしたが、太平洋よりはましでした。」

マストは鉄製だった。

「あのマストは昔のビクトリア号と同じですか。」
「いえ、昔は木でした。」 

マストはさすがに木では再現できなかったらしい。

船体は木製だ。

「何でできてますか。」
「木です。」
(そりゃ、見りゃわかるよ)

「木の種類は何ですか。」
「ピーノです。ええっと。」

ここで彼が、日本人スタッフに声をかける。

「田中(仮名)ピーノって日本語でなんていうの。」
「ビーノ?ワインだよ。ビーノだろ。ワイン。」
(この会話、スペイン語なので想像。)

そういうと、田中(仮名)は持ち場に戻ってしまった。

「ワイン???」

たまたま近くにいた日本人女性がわかったらしい。

「ピーノでしょ。松よ、松。」
「松か。ピーノってパインツリーだ。ヴィーノってワインだったらヴァンだね。」

PINO => Pine 、VINO => VIN 、Wine。頭の中でスペルが回る。
 

ここからはこっちが教える番です。

「マ、チ?」
「マ、ツ。」

「マ、ツ。」
「そうそう。」

「じゃ、これは?オーク。」
「樫だね。カ、シ。」

「カ、シ。 マ、ツ、 カ、シ。」

スペイン人スタッフが松の部分と樫の部分を指して言った。

「そうそう。」

外板の大半は松で、強度を持つところに硬い樫を使っている、ということらしい。
なお、オークは英語です。スペイン語ではロブレ(Roble)です。

東京港での公開の後は名古屋、大阪へ回り、マラッカ海峡、インド洋、スエズ運河経由で帰るらしい。

 

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