朝、6時過ぎに大阪の母から電話あり。
明日通夜、明後日告別式なのでゆっくりおいで、との連絡だった。
8時頃郵便で離職票が届いた。職安へ行かずに大阪へ行くかどうか迷う。
今日、職安に行かないと下手すると来週の火曜、
15日まで行けない可能性が高い。
どれくらい時間が掛かるかもわからず考えあぐねるが、
ネットで調べると、1.5時間くらいで午前中は比較的すいているとのことなので、
思い切って行くことにした。
離職票1、2に自分で承諾のサインをして、その他の必要事項を書き込み、
写真、印鑑、免許証、これは本人確認のため、
通帳、これは振込口座の確認のため、
銀行に確認印を押してもらっても良いが、通帳の方が簡単、
最後に失業保険の被保険者証を用意した。
以前江東区を所管する職安(ハローワーク)は亀戸駅の近くにあったが、
今は移転して木場にあるが、森下にも出張所がある。
「お近くの職安」はどっちか迷うが、出張所は不安なので木場に行く。
自転車で20分掛かり、途中小雨も降ってきて、またも不安な出だし。
9時17分にハローワークに着く。入り口は結構人がいっぱい。
ネットの案内によれば、1階の受付を通してから、2階24番へ行けとのことだが、
とりあえず、受付に並ぶ。男女の職員計2名が受け付けをしていた。
数分で順番が回ってきた。
私 「初めてなんですけど、どうすればいいんでしょう」
職員「求職の登録ですね、フルタイム希望ですか、パート希望ですか。
書類をお持ちですか」
フルタイム希望と告げ、離職票と写真を出すと、
係員が手際よく確認しクリップしてくれる。
職員「この書類とアンケートに記入して、またここへ持ってきてください、
窓口をご案内します
。」
申請書に希望する仕事の内容、資格、得意分野、時間帯、勤務場所、希望金額などを
書くようになっている。
果たして希望金額はいくらと書けば良いのか、
とりあえず空欄で、アンケートにも記入して窓口へ。
職員がざっと確認してくれて、
職員「(月収の)希望金額はいくらぐらいですか」
私 「現実的なところがわからなくて」
職員「そうですね。でも一応今までの金額と同じくらいにしておきましょう。」
と、今までの月収を切りのいい数字で書く。
またまた間手際よく書類を整理して、クリアファイルに入れ、
「これをあちらの12番のボックスに入れてお待ちください」
指示通り、12番窓口のボックスに入れて待つ。
ボックスの前には、大勢の人が座って待っている。
「こりゃあ、相当掛かるなあ。」と見ていると、
座って待っている人の大半は、仕事の検索端末の順番待ちだった。
程なく別の職員から名前を呼ばれ、
職員「これは、受付票です。これから来るときは必ず持ってきてください。
今日はもう使いませんので、しまって置いてください。
こちらのピンクのフォルダーを2階の24番へ持っていってください。」
2階へ行くと、職員がマイクで何かの説明をしていた。
大勢の失職者の人たちが熱心に聞いていたので、窓口に近づけない。
内容はまったくわからないが、とにかく話が終わるまで10分ほど待ってから、
24番窓口のボックスに入れる。
数人分が溜まっているがどのくらい掛かるのかまったく読めない。
担当は女性一人。
暫くすると男性職員がボックスから書類を取り出し始め、処理に参加。
女性の職員は突込みが厳しい
職員「住所、氏名、生年月日を確認できるものはありますか。」
「それはだめですね、顔写真がないから。
健康保険証なら良いですよ。後は運転免許証ね。
ああ、それはだめです。」
「この離職票は期間が短いからだめです。
一応手続きはしますけど前に勤めてたときの分を持ってきてください。
持ってこないといつまでも正式の手続きに入れませんから。」
突っ込まれるとやだな、出来れば男の方の職員に、
なんて思っているとその女性職員に呼ばれる。
職員「9月30日にお辞めになってますが、
今日までどこかで働いたりしてますか。」
私 「まったくありません」
職員「退職理由は自己都合ですが、間違いありませんか」
私 「間違いありません」
職員「住所氏名を確認できるものは」
私 「免許証があります」と言って出す。
職員「通帳はお持ちですか」
私 「はい、これです」
職員「番号確認のためにこのページのコピーをとって良いですか」
OKするとコピーのために席を離れた。
隣では、退職は自己都合に間違いありませんか、と聞かれた女性が、
「そうなんですけど、最後の3ヶ月は残業がすごくて体調を悪くしてしまって、
9月は休みがちになってしまったんです。それで辞めることにしたんです。」
なんて話をしていた。
職員が戻ってきて、通帳を返してくれ、7日間の待機期間の話と、
職員「10月22日に雇用保険の説明会を行いますので、直接3階の会議室に来てください。
その後、第1回の認定は11月5日になります。
所定の期日においでにならないと認定されなかったり、
保険適用がされないことがありますのでご注意ください。
今日はこれで終わりです」
と、にっこり微笑んでくれ、書類を渡してくれた。
自転車置き場に戻って時計を見ると、10時17分。
ちょうど1時間だった。
11時前には家に戻り、大阪へ行く準備をする。
金額的には、4人となれば車で行った方がはるかに安上がりだが、
時間が掛かるのと事故でも起こしてはかなわないので、電車で行くことにする。
11時過ぎに家を出て新幹線経由で、4時過ぎに東大阪の実家に着いた。
妹夫婦と甥、姪も来ていた。
葬儀屋が来ていて、紹介された。
簡単に打ち合わせに参加して、葬儀屋が帰ったところで、親父の死に顔を見る。
すっかり頬もこけ、病院に見舞いに行ったときとは様変わりしていた。
目が半開きで少し怖い。
お袋がなんだかんだうるさく言っているが、
いまさらいってもしょうがないようなことが多い。
在職時の関係で、新聞社から葬儀に関する問い合わせがあった。
毎日、朝日、読売、共同通信の4社。
おやじの元の勤務先である大学からの通報らしい。
明日に備えて早めに寝ることにした。
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