大江戸線飯田橋駅の出口に近いが、大江戸線だと若干遠回りになるので、東西線で行くことにした。
飯田橋について前方の出口を出るとすぐA3出口に近い。
APECのせいか、あちこちに警戒の警察官が立っているので、警視庁遺失物センターはどう行けばいいか聞く。
掲示してある地図版を使ってA3から出て歩道橋を渡るよう教えてくれる。
C2出口は大江戸線のホームからしか出られないそうだ。
指示通り、すぐそばのA3出口から出て、歩道橋を渡る。
歩道橋の壁面に幾つもの行き先表示版が貼ってあり、そのうちの一つが「警視庁遺失物センター」だった。
歩道橋の分岐ごとに「警視庁遺失物センター」の表示板があり、迷うことはなかったが、
肝心の「警視庁遺失物センター」は外壁の工事をしていて、ビル全体が足場と幕でおおわれていた。
外観は見えないのに、何となく警察関係の建物の雰囲気を漂わせているから不思議だ。
入ってみるしと結構大勢の人が書類を書き、提出し、待っていた。
「必要な書類を記入し提出してください」との掲示があるが
「遺失物届兼何とか」と「受領届」の2種の書類があり、どちらがいるのか、判らず、
とりあえず「遺失物届兼何とか」を書いて窓口に出す。
連絡のはがきを出すと、これは要らないと言って「遺失物届け兼何とか」は捨てられ、
変わりに受付の警察官の手元にあった「受領届」を取り出して何やら書き込む。
免許証(本人確認書類)を出そうとすると、「まだ何も出さないでください」と叱られる。
ついで「後ろの台で枠の中に住所氏名電話番号だけを書いてください」と言って
書類を渡され、書いて出すと「本人確認は」と言われ、免許証を見せる。
「座ってお待ちください」と言われ、しばらくすると別の窓口から名前を呼ばれて
落とし物を渡され「これで終わりです」と言われてほんとに終り。
ハンコもいらず、中身はなにかも聞かれず、
他に入ってませんでしたかとか全部ありますかとか何も聞かれなかった。
もしかしたら一言も発せずに済んだかもしれない。
待っている間に見聞きしたことをついでに。
一人は傘を見つけてもらったらしく、受け取るときに
警官に「名前がないので」みたいなことを言われて「ここに書いてあります」と指し示し、
「あー、なるほど」みたいなことを言われてました。
別の若い男性は、すぐそこのある公衆電話をかけていて、
「その電話番号は存在しないといわれて確認しろと言うことなので、確認してもらえますか。」
てな電話をしていた。
どういう事情か分かりませんが、なくした電話の番号をちゃんと覚えていなかったんだろうか。
もう一人、別の若い女性は、書類の不備を指摘されていた。
「番号が古いんだよね。その番号だったらもうずっと前になっちゃうから。」
いったい何を指摘されていたんでしょう、気になる。
帰りは時間がかかってもいいので、大江戸線を使って見ることにした。
C2の出口、今度は入るので、入り口ですが、確かにすぐ近く。しかしそこからが長い。
大江戸線はかなり深いところを走っているので、改札を抜けてもホームはまだまだ先。
階段を(エスカレーターは上りだった)どんどん下り、かなり歩いてやっとこさホームでした。
ところで、落とし物の保管期間が3か月になったのは平成19年かららしい。