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今年の累計:38(1)[10] 本 |
( )は試写会 [ ]は邦画 |
1−3月期:12(0)[3]本 、4−6月期:13(0)[5]本、7−9月期:13(1)[2]本、10−12月期:0(0)[0]本 | |
7月:3(0)[0]本、8月:4(0)[1]本、9月:6(1)[1]本 | |
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アントマン ポール・ラッド、マイケル・ダグラス、エバンジェリン・リリー、マイケル・ペーニャ。 * 1989年、ハンク・ピム博士(マイケル・ダグラス)は、自分の発明したピム粒子を * 時は経って、現在。 スコットは娘へのプレゼントを買い、誕生日パーティに行く。 ハンク・ピム博士は久しぶりに自身が設立したピム・テクノロジーの新製品発表会に赴く。 社内会議の席でもダレン社長に反対する者がいるが、トイレでピム粒子をかけられ肉片になってしまう。 スコットはB&R31アイスクリーム店に就職するが、前科者であることがばれ首になる。 屋敷に難なく忍び込み、電子ロックや古い金庫を突破したものの、中にあったのはライダースーツ。 アパートのバスタブでライダースーツに着替え、手の付近のスイッチを押していると、突然体が縮小。 スコットはライダースーツを元の家に戻そうと侵入を試みるが、通報を受けたパクストンに逮捕される。 飛行して逃亡中にめまいを起こしたスコットが気付いた時はピム博士の家のベッド。 そして、イエロージャケットを盗み出すとともに、データを全部消去するよう依頼する。 スコットはホープに訓練を受け、アントマンスーツの使用にも慣れていく。 その間、ダレンは研究を重ね、ついに失敗続きだった生きた物の縮小にも成功する。 スコットはピム博士の指示する場所にイエロージャケットを盗みに向かうが、 ファルコン(アンソニー・マッキー)が異変に気付いてアントマンを迎え撃つ。 この間、ピム博士は妻の行方不明について語る。 一方、ダレンはイエロージャケットをなんとヒドラに売ろうとしていた。 ヒドラメンバーの大半も撃破されるが、ダレンは自身がイエロージャケットを着こんでアントマンと対峙する。 縮小/復元を繰り返し、イエロージャケットとアントマンの戦いは続く。 アントマンはキャシーを救いだしてパクストンに預け、イエロージャケットと戦う。 原子の海を漂うアントマン。 スコットはキャシーと再会し、パクストンとも和解する。 また、ホープ用にアントマンスーツを作っており、それをホープに託した。 * スコットは逮捕を免れたものの無職。 * 一方のサム・ウィルソン(ファルコン)はスティーブ・ロジャーズ(キャプテン・アメリカ)、 * 思ったより面白かった。軽快。 アントマン誕生の物語としてだけでなく、アベンジャーズとの関連をそこここに示し、 アベンジャーズとの関連はある程度知っていたが、いきなりハワード・スタークが出たのには驚いた。 ホープのエバンジェリン・リリー、どこかで見たなと思ったらなんと「ホビット」のタウリエル。 ジュディ・グレアのマギーは悪い人ではないがなんとなく嫌味な人物に感じる。 |
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キングスマン コリン・ファース、サミュエル・L・ジャクソン、タロン・エガートン、マイケル・ケイン、マーク・ストロング * スパイの一団がテロリストを尋問していると、テロリストは隠し持った手榴弾を爆破させようとし、 コード名:ガラハットことハリー(コリン・ファース)は、幼い子を残して死んだ同僚のお悔やみに行くが 17年後(だったかな)。 ロンドンの高級テーラー「キングスマン」の奥の部屋では、代表アーサー(マイケル・ケイン)と かつて、ハリーがメダルを託したエグジー(タロン・エガートン)の母は荒くれ者のリーダーと再婚、 エグジーは万策尽きてメダルの番号に電話し、合言葉を言うと釈放される。 アパートに帰ったエグジーはまたも義父の手下に追われるが、バルクール宜しく逃げ、 エグジーはハリーの提案を受け、エージェント候補として選抜試験に臨む。 試験官マーリン(マーク・ストロング)は、生き残った一名のみがランスロットとなると告げる。 その頃、ハリーはアーノルド博士に接触し、ランスロット死亡のいきさつを聞こうとするが、 一方、エージェント候補のテストはさらに進み、各自犬を選び育て、訓練するテスト。 こうしてテストに落ちたものは帰され、エグジー、ロキシー、チャーリーの3人が残る。 チャーリーは秘密を喋って落第。エグジーとロキシーが残る。 しかし、ハリーはエグジーにテストの秘密を暴露。 さて、バレンタインはFFFF(Free Call, Free Internet, For Everyone,
Forever)と称し、 計画を察知したハリーは、人種差別主義者の集会で実験が行われることを察知し、現場に乗り込む。 教会を出て呆然とするハリーにバレンタインが近づき、射殺してしまう。 ハリーの死にショックを受けてアーサーの元を訪れたエグジー。 バレンタインの計画は衛星を通じてSIMカードに信号を送り、全世界で暴動を起こすこと。 ついにバレンタインの計画実行の時が迫る。 信号発射の時間は刻々と迫る。 ランスロットが何とか衛星をミサイルで破壊し、一旦は電波が止まるが、 バレンタインを倒そうとするエグジーの前にガゼルが立ちはだかり、激しい戦いとなる。 役目を終えたエグジーはバレンタインに反対して捕えられていた北欧の首相夫人の牢獄へと行くのだった。 ** 多分にイギリス的なジョークと言うかペーソスと言うか。 「キングスマン」の組織は不可思議。 傭兵のような位置づけにしたほうが良かったかも。 * クレジットに、マーク・ハミルの名前を見てびっくり。 主演のタロン・エガートンは初見。 |
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カリフォルニア・ダウン ドゥエイン・ジョンソン、カーラ・グギーノ、アレクサンドラ・ダダリオ、ポール・ジアマッティ。 * カリフォルニアの崖っぷちを走る車。 ロサンゼルス消防局の救難ヘリが接近。 一方、カリフォルニア工科大のヘイズ博士(ポール・ジアマッティ)は、 フーバーダムの地下通路で観測していたパク博士は、当初想定を上回る地磁気の上昇を観測し、 レイは大学に入る娘から荷物を送ってほしいとの連絡を受け、家に戻るが レイが荷物を届けた先はダニエル・リディック(ユアン・グリフィズ)の豪邸。 ダニエルはブレイクをサンフランシスコまで自家用機で送り、 ヘイズ博士はセレナのインタビューを受けて、地震予知について語っているとき、 その頃、ダニエルの姉と会っていたエマはレイから掛かってきた電話に出ているときに地震に遭遇。 ビル崩落まで余裕のない中、レイはエマの救出に成功し、ブレイクからの電話に出て救助に向かう。 その頃、ヘイズ博士のチームはより大きな地磁気の変動を検知していた。 ダニエルを待つ間、ブレイクはたまたま就職の面接に来ていたベンとその弟オーリーに会う。 しかし、ヘイズ博士の予知通りサンフランシスコを大地震が襲い、ダニエルの本社ビルも地震に見舞われる。 ダニエルは車を急いで出すよう指示するが、駐車場の床面が崩落し、車は壁に激突、運転手は死亡、 ダニエルは救助を呼びに上階へ行くが再び地震が起こり、恐怖に駆られて逃げてしまう。 ブレイク、ベン、オーリーはビルを脱出できたが、携帯ではレイと連絡がつかない。 救助/救難に関してはブレイクの知識の方が上。 レイのヘリはガス欠になるが、オート・ローテーションを利用して軟着陸を試み、 そこでは略奪が起こっており、レイとエマは盗難車を奪い取ってロサンゼルスに向かう。 飛行場が損壊しており着陸できないため、レイは飛行機を捨て、エマをタンデムでスカイダイビングし、 道路が使えないと見たレイは、モーターボートを使って目標のビルに向かうが、 レイとエマは目の前に大きく立ちはだかる水の壁をぎりぎり乗り越えて津波を回避するが、 一方、ブレイクら3人は当初目的としていたビルが火災で近づけないため、別のビルを探し、 なんとかリディックのビルまでたどり着いた3人だが、津波の影響で水位が上がるとともに、 3人の目の前をレイとエマのボートが行き過ぎる。 しかし、ビルはさらに崩壊して3人の居た階は水没、ブレイクは逃げ遅れて取り残される。 エマがボートでガラスを突き破ってベンとオーリーを助け、レイとブレイクも引き上げる。 やがて高台に軍をはじめとする救護隊が避難所を作り、逃げ延びた人々が集まっていた。 ** サンアンドレアス断層は複雑な構造をしているらしいが、ごく簡単に言うと 劇中何度も出てくる数字はマグニチュードのことだろう。 最初の大地震は8.1だったと思うが、最後の巨大地震9.6とは150倍以上の差となる。 また本作の地震はプレート境界型地震であり、横ずれではあるがTVなどでよく説明される 地震の発生メカニズムにはいろいろあり、2015年5月に日本全国を揺らし、 海洋を震源とする地震で津波が起こることはみんなよく知っているし、1波だけで終わらないこともよく知っている。 いずれにしても、荒唐無稽な原因と結果の「2012」よりははるかに科学的。
* 自動ホバリング・ボタンは現実にはないらしい。 |
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天空の蜂 本木雅弘、江口洋介、綾野剛、仲間由紀恵、柄本明。 * 物語は1995年。 妻、篤子(石橋けい)は何かにつけ湯原に反発する。 その頃、格納庫が見えるビルの一室で何者かがリモコンでビッグBを操作し、 高彦らはびっくりしてビッグBから逃れようとし、一彰も助けようとするが、 ビッグBは稼働中の高速増殖原型炉「新陽」の上空800mでホバリングする。 やがて、マスコミなどに声明文が届く。 関係者が新陽事務所に集結し、対策を練る。
一方で警察は犯人探しに注力する。
警察庁は幹部、芦田(竹中直人)を通じ、高彦の救出を犯人に要請。 自衛隊ヘリは決死の救出作戦を敢行。
しかし、天空の蜂は再び全原発の停止を要求し、政府はそれを飲む。
やがて、原発の清掃員が白血病で死んだ案件で、労災認定を求める運動に参加していた
高坂はビッグBに何らかの改造が加えられていることから、開発社である錦工業に協力者がいるとみて、
錦工業に侵入し、開発中のビッグBに改造を加えたのは雑賀ではなく、三島だった。
三島は原発政策に疑問を感じていた雑賀(佐竹)と協力して原発政策に注目を集めようと考えていた。
バラバラになったリモコンを復元しようとしていた湯原はリモコンが純な機能しか持たないことに
湯原は燃料枯渇の期限が迫り、所長の中塚は新陽緊急停止と撤収を宣言。
原発周辺の海水温をモニターしていたビッグBは新陽の停止を感知してエンジンを停止。
必至でリモコンを押し続ける湯原。
ただし、三島は本当に原発を破壊し日本を放射能汚染に晒そうとしたのではなく、 三島の思惑がどうだったかはともかく、事件は終結し、人々は安堵に包まれた。
20年後、成人した高彦(向井理)は自衛隊ヘリパイロットとして、 **
原発に対する個人的な考えはここでは述べない。
「穴」とまでは言わないが、そういうことでいいのか、と思う点はいくつかある。
プログラム改造と入れ替えはいいとして、ケーブルが露出した状態でばれなかったのか。
つまり、そもそもああいうやり方ではビッグBを乗っ取ることはできず、 *
最後にもうひとつ気になった点。
また、キックでトン・ツー(トン=短点、ツー=長点、モールスの意味でもある)が表わせるのが不思議。
仮にキックで表すなら、モールスではなく「252」のような数字符合が良いとも思ったが、 |
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草原の実験
ロシア映画。台詞がない。 * 場所はカザフスタンらしい。 トラックの荷台に羊を枕に眠る男。 一眠りすると親父はトラックを駆って、草原の中の一軒家に帰り、羊を柵に入れる。 電気もガスも水道もない草原の真っただ中。 太陽を遮るものはなく草は生えているが乾燥しており、昼間は暑く夜は寒い。 翌日、親父はトラックに乗って出かけていく。 途中、馬に乗った若者(以下「幼馴染み」とする)が、娘を乗せて一軒家に連れ帰る。 ある日、翼のもげた飛行機がやってくる。 親父はそのあたりを一周させてもらって上機嫌。 翌日も娘は親父を途中まで送り、幼馴染みの馬に乗せてもらって帰る。 ある日、オーバーヒートした車が近くで止まり、一人の「若者」が水を貰いに来る。 その夜、真っ暗の中、若者は手回し映写機の明かりで娘を呼び出し、 翌日、若者はトラックの荷台に隠れていて、親父を送るときに娘をびっくりさせる。 若者と幼馴染みが偶然鉢合わせする。 娘がいつものように外を双眼鏡で見ていると、軍関係のトラックがたくさん通過するのが見えた。 その夜、防護服を着た男たちが家に来て親父を呼び出す。 ある日、日没前に帰ってくるはずの親父が日が落ちてから帰ってくる。 翌日も調子が出ない親父。 一人ぼっちになった娘。 娘は親父を埋め、本当の独りぼっちになってしまう。 娘はカバンに最低限のものを詰め、親父のトラックで出発する。 幼馴染みは娘に求婚する。 勝負は若者の勝ち。 そんなある日、草原の向こうにとてつもない光が輝く。 * 原題は「Испытание」英字表記だと「Ispytanie」 実験は実験でも核実験。 カザフスタンのセミパラチンスク核実験場の悲劇に触発されて作った映画らしい。 とはいえ、実験開始後は住民がいることは分かっており、当然ながら健康被害も多発したようだが、 本作では敢えて台詞を無くすことで、当時に対する非難などの政治的発言を控えつつ、 |
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クーデター オーウェン・ウィルソン、ピアーズ・ブロスナン。 ** 東南アジアのある国。 その17時間前。 ビーズが大事なクマのぬいぐるみを落とし、後席のハモンド(ピアーズ・ブロスナン)と知り合う。 ジャックは自前の会社をつぶし、水事業会社に管理職として転職。 空港に迎えの車は来ておらず、先ほどのハモンドがインチキタクシーが多いから、と、 ホテルに会社からの伝言は届いておらず会社とは連絡がつかない。 シャックは翌朝、何もわからないままフロントで聞いた近くの新聞店に行くが、 古新聞を手にホテルに戻ろうとすると警官隊と武装した民衆の対峙に出くわす。 ジャックはとにかく逃げる。 部屋に戻ると妻と下の娘ビーズはいたが、ルーシーがホテルのプールに行ったと言う。 部屋ではアニーがソファなどでバリケードを作り、暴漢の侵入を防ぐ。 ルーシーと部屋に戻ったジャックは嫌がるアニーを説得し、屋上へ向かうが暴徒に発見される。 ホテルの前では暴徒が何かを叫んでいる。 やがてヘリの音が聞こえてきた。 機銃掃射により、多くの人が倒れる。 間もなく屋上のドアが破られ暴徒が乱入し、生き残った人を撃ち始める。 暴徒の一人はジャックの顔が印刷された水事業会社のポスターを持っており、ジャックを狙っている。 敵が去ったと思って瓦礫から出ると一人残っていて騒がれる。 部屋にあった地図を手掛かりにアメリカ大使館を目指そうと考える。 暗くなるのを待って4人で1台のバイクに乗り、アメリカ大使館に向かう。 アメリカ大使館はバリケードに囲まれていた。 途中民家に入ると家主が庭に匿ってくれるが、結局は入ってきた暴徒に見つかる。 ハモンドはエージェントだと言う。 深夜、物音で目が覚めたジャックは、ハモンドとロジャースに狙撃兵がいると知らされる。 川沿いに到着し、小舟を持ち主から腕時計と靴と交換で手に入れる。 暴徒の一群がジャックらの船を発見し、川沿いを追ってくる。 ベトナム軍は暴徒の一軍にこれ以降の攻撃は戦争行為とみなすと警告し、 何とか逃げ延びたジャックは病院の一室で家族が無事だったことに安堵するのだった。 * クーデター(政変)の理由やいきさつや、主義主張もわからず、ターゲットにされ、 どこの国と明示はされないが、ベトナムと川で国境を接していることの設定からカンボジア。 時々字幕は出ていたが、ジャック一家は現地語が全く分からない設定。 * 原題は「No Escape」だが、もともとのタイトルは「Coup」だったようだ。 不便なホテルでしくしく泣いていた妻は、夫の殺人にびっくりしつつも、最後は自分も敵を殴り殺す。 無頼漢に対しては武器を持たなければ攻撃されないなどと寝ぼけたことを言っている場合ではないのだ。 ビルの間を投げるのは無理。 ピアーズ・ブロスナンが責任を感じて助けてくれるのはいいが、後々を考えると 最後はチューリッヒ保険(参考:「インポッシブル」2013年公開)が頭によぎった。 |
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日本のいちばん長い日 * 役所広司、本木雅弘、山崎努、堤真一、松坂桃李、中村育二、キムラ緑子、松山ケンイチ、戸田恵梨香、他 * 昭和20年(1945年)8月14日から15日にかけて、陸軍の戦争継続派が * 物語は戦局の悪化した1945年4月に始まる。 時の重臣会議は鈴木貫太郎(山崎努)を首相に指名。 鈴木貫太郎は元々海軍軍令部長から侍従長となり、昭和天皇の信任は厚かったが この決定に対し、陸軍大将の東条英機(中嶋しゅう)は、海軍出身の首相では陸軍が反目すると述べて、顰蹙を買う。 鈴木貫太郎は陸軍大臣に阿南惟幾(役所広司)を指名する。 戦局はさらに悪化、誰もが敗戦を覚悟するようになっても、陸軍は本土決戦を主張していた。 そんな中、7月にポツダム宣言が出される。 さらに、8月6日、広島に原爆が投下される。 9日の閣議では、ポツダム宣言受諾条件として、陸軍が天皇の地位の保全(いわゆる国体護持)に加え、 鈴木貫太郎は昭和天皇の判断を仰ぐ(いわゆる「聖断」) 陸軍内部では徹底抗戦を主張する畑中健二少佐(松坂桃李)ら若手将校が本土決戦の作戦を立てており、 米国は日本の打診を受け、天皇は連合軍最高司令官に"subject to"すると回答。 8月12日、畑中健二らはクーデターを決意。 8月14日、最高戦争指導会議は戦争継続派と戦争終結派で折り合いがつかず、 畑中健二はクーデターの賛同を得るため田中静壹東部軍司令(木場勝己)に面会を求めるが、一喝され引き下がる。 閣議では詔書案の文言を議論したが、文言の違いを巡って紛糾。予定の録音時刻がどんどん遅れていく。 井田正孝中佐(大場泰正)らは森赳近衛師団長(高橋耕次郎)の説得に向かう。 皇居に侵入した一派はNHK職員らを拉致監禁する。 畑中らは放送会館へ向かうが、ここでも録音盤は見つからない。
そのころ、高島辰彦東部軍管区参謀長(奥田達士)が皇居警備の芳賀豊次郎近衛師団第二連隊長(安藤彰則)との連絡に成功、 鈴木貫太郎首相を襲撃するため官邸に向かった佐々木武雄横浜警備隊長(松山ケンイチ)は、 官舎に戻った阿南陸相は、反乱失敗を告げに来た井田中佐らと酒を酌み交わした後、早朝に自刃切腹して果てる。 この後、クーデターは急速に鎮圧され、椎崎二郎中佐(田島俊弥)、畑中少佐らは拳銃自殺して果てる。 その後、録音盤は無事に放送会館に届けられ、正午玉音放送が行われた。 * 1967年、阿南陸相に三船敏郎、鈴木首相を笠智衆、米内海相に山村聡の配役で一度映画化されている。 当時の原作は1965年、大宅壮一編として発表された「日本のいちばん長い日」。 その後、半藤一利による「決定版 日本のいちばん長い日」が1995年に出され、本作はそれが原作となっている。 登場人物は基本実在、展開はほぼ史実通りのさしづめ再現フィルムである。 劇中、何度も「精神論は言うな」的な発言があり、無根拠な日本勝利への楽観論がでてくる。 現場を知らないと言うか、現実を無視したと言うか、戦争の初期段階ならまだしも敗戦濃厚となっても、 現実を見ず戦争継続を唱える一派も一派だが、「勤皇には二種類ある」などの妄言で青年将校を煽る * 事実だからしょうがないとはいえ、役所広司はまた切腹か、と思ってしまった。 山崎努は見事な曲者ぶり。 |
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ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション トム・クルーズ、ジェレミー・レナー、サイモン・ペグ、レベッカ・ファーガソン * 冒頭はベラルーシ、ミンスクの飛行場。 IMF本部にいるウィリアム・ブラント(ジェレミー・レナー)が監視する中、 ルーサーが衛星をハッキングし、ベンジーが操作して後部ゲートとサイドドアを開け、イーサンは機内に入り込む。 イーサンはロンドンに移動。 薄れいく意識の中、店員の女性を射殺するメガネの男(ショーン・ハリス)が目に入るがイーサンは倒れる。 その頃、アメリカでは政府の聴聞会にCIA長官のハンリー(アレックス・ボールドウィン)は、 ブラントは長官の許可なく発言できない(長官(トム・ウィルキンソン)は前作で死亡しており空席)と述べ、
その頃、捕らわれの身となっていたイーサンにイルサ・ファウスト(レベッカ・ファーガソン)が尋問しようとしていた。 イルサの合図でイーサンはヤニクに蹴りを入れ、ヤニクは頭を打って失神。 銃弾の雨の中、逃げ延びたイーサンはブラントに救出要請をするが、IMFはCIAの傘下になっており、 半年後。 CIA本部。 正装して地下鉄を降りたベンジーに見知らぬ若者が封筒を渡して去る。 コンサート会場にはオーストリア首相も来ていた。 イーサンも会場を探っていた。 ベンジーも怪しい動きをする男を発見し、イーサンに連絡する。 怪しい男は楽団員に化けておりフルートに偽装した銃を持っていた。 警備員に化けた男も銃を用意、それぞれが銃の発射音がオペラに紛れる瞬間を待っていた。 狙撃のタイミングが迫る。 弾は肩をかすめて首相は倒れ、イルサの弾は外れる。 警察が会場を封鎖、イーサンはイルサを連れて屋根伝いに道路まで行き、降下する。 後ろからヤニクらの車が追う。 イーサンはベンジーにCIAに戻るよう説得するが、ベンジーは拒否、イーサンと行動を共にする。 その頃、ブラントはCIAへの参入を拒んで引退したルーサーと会い、協力を依頼する。 モロッコでイルサと会ったイーサンらはシンジケートの首謀者でロンドンで見た男は、 ただし、何重にも防御されたセキュリティを突破するにはID情報のカードを差し替える必要があり、 イーサンはレーンとともに空から侵入し、水中への冷却水の取り込み口近くまで来る。 一方ベンジーは、正面から突入、順調に金庫室に近づいていく。 IDカード差し替え直前まで来たイーサン。 その間にベンジーは、機密情報をコピーして持ち出すことに成功する。 イルサは仲間の所に行くが、突然バイクを蹴散らして逃げる。 イーサンとベンジーも後を追う。 イーサンのBMWがバイクに追いつくと、6台は二手に分かれ、車を3台、バイクを3台が追う。 イーサンのBMWはモロッコの狭い街並みをブッ飛ばし、2台を撃破。 ひっくり返ったイーサンとベンジーにバイクの男が迫る。 すぐ近くをイルサと3台のバイクが通る。 イーサンとベンジー、ブラント、ルーサーが合流する。 その頃、イルサはMI6長官のアトリー(サイモン・マクバーニー)にメモリーを渡し、 やむなく、イルサはメモリをレーンに渡すが、中身は空だった。 ルーサーがイルサの居場所を突き止め、4人で包囲する。 その時、どさくさに紛れてベンジーが拉致され、イーサンとブラントが後を追うが、 イーサンにレーンから電話が入り、12時までに暗号を解いたファイルを渡さないとベンジーは死ぬという。 その頃、イギリス首相はオークション会場に到着していた。 別室に呼ばれたイギリス首相(トム・ホランダー)にハンリーは事の次第を説明する。 突然アトリーが首相を撃つ。 そのころ、本物のアトリーが到着し、首相に呼ばれたと別室に入っていく。 朦朧とする首相の虹彩、掌紋を採取、そして秘密の言葉を喋らせ、ルーサーがファイルを開けた。 ルーサーはデータをレーンに渡せないと言うが、イーサンはメモリを壊してしまう。 レーンの指示場所に行くと、体に爆弾を巻いたベンジーとイルサがいた。 その内容は正しく、レーンの口座に5千万ドルが振り込まれる。
レーンはぎりぎりでベンジーの爆弾を解除して解放、その場にいる配下にイルサを殺し、イーサンを確保するよう指示する。 レーンはイーサンを追い、ついに追いつめる。 アメリカ本国。 ハンリーの進言通りIMFは再び組織され、ハンリーが長官に任命されて映画は終わる。 * 監督とヒロインが毎回変わる珍しいシリーズもの。 息もつかせぬアクションの連続。 そのうちホントに死ぬぞ、少なくともジャッキー・チェンのような大けがをするかも。 * 細かく見ていくと矛盾や粗は多い。 例えば、ベンジーは地下鉄でオペラ会場近くまで行き、事件の時も隠れていたのに セキュリティボックスの構造や仕掛けは(変だけど)あれでいいとして、 そもそもIMFは解体されたのではなく、CIAの配下に移っただけ。 それらを全部、あっち行ってしまえと思わせるほどめまぐるしい展開で矛盾を感じている暇はない。 もともと「スパイ大作戦」は緻密な計算の上に執行する作戦が、偶然に撹乱されるものの、 果たして続編はあるか。 |
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ジュラシック・ワールド クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、ニック・ロビンソン、タイ・シンプキンズ。 * まず人物相関について書いておく。 物語のキーとなるのは、ザック(兄:ニック・ロビンソン)とグレイ(弟:タイ・シンプキンズ)の兄弟。 カレンの妹で、ジュラシック・ワールドのディレクターはクレア(ブライス・ダラス・ハワード)。 ワールドの飼育係でベロキラプトルの訓練を試みているオーウェン(クリス・プラット)は ハモンドからパークを引き継いだオーナーのサイモン・マスラニ(イルファン・カーン)、 ハモンドの会社だったインジェン社のセキュリティ部門責任者のビック・ホスキンス(ビンセント・ドノフリオ)、 ウー博士(BD・ウォン)「ジュラシック・パーク」でも、DNA復元に寄与した人物。 * さて物語はザックとグレイの兄弟が両親に見送られてジュラシック・ワールドへ出かけるところから始まる。 兄弟を待っていたのは叔母のクレアではなく秘書のザラ(ケイティ・マクグラス) クレアは責任者として投資家に経営状況を説明、数年に1度新しい恐竜を作りだし、 クレアは忙しい業務の傍ら、一旦はザックとグレイに会うが食事の約束をしてまた仕事に戻る。 2頭誕生したインドミナス・レックスは生き残った一頭がもう一頭を食ってしまい今は一頭のみ。 マスラニはクレアに対し、トレーナーのオーウェンに壁を見せて補強についての意見を求めるよう指示する。 それを見ていたインジェン社のホスキンスはベロキラプトルを兵器として利用することを考えていた。 ザックとグレイの兄弟はザラの目を盗んで別れ、水棲恐竜モササウルスのショウを見たり、 クレアは嫌々オーウェンに会いに行く。 クレアはオーウェンに会い、インドミナス・レックスの檻に連れて行く。 コントロールセンターにインドミナス・レックスの体に埋めたGPS装置の位置を確認させると、 オーウェンらは急いで逃げるが、一人はその場で食われ、ゲート閉鎖はぎりぎり間に合わず壊され、 オーウェンは車の下の隠れ、パイプを切って油(ガソリン?)まみれとなり、臭いをごまかして難を逃れる。 マスラニは部隊の出動させ、インドミナス・レックスを麻酔銃などで捕獲するよう指示する。 部隊がインドミナス・レックスのGPSを発見、レックス自身が皮膚を裂いて取り出したと推察される。 インドミナス・レックスのDNAを設計したウー博士はすべてマスラニの指示通りの物を作っただけ。 コントロールセンターでは、急遽全アトラクションを中止とし、すべての観客をアトラクションから戻す。 このころようやく、兄弟がザラと一緒にいないことに気づいたクレアはオーウェンと一緒に探しに出る。 兄弟は隔離エリアに入り、アンキロサウルスなどを見て楽しんでいたが、インドミナス・レックスに遭遇。 オーウェンとクレアは兄弟の後を追い、壊れた球体を発見、焦るが、 途中オーウェンは瀕死のアパトサウルスを発見、何頭ものアパトサウルスが殺すためだけに殺されていた。 マスラニはインドミナス・レックスの殺害を決心し、ヘリに機関銃を乗せて出発する。 兄弟はかつてのジュラシック・パークのセンターに入り、ジープを発見、 オーウェンとクレアもジュラシック・パークのセンターに到着、兄弟が逃げたことを知ってホッとする。 兄弟はジープでエリアに戻ろうとするが翼竜が追ってくる。 パーク内の観客も次々と翼竜に襲われ、持ち上げられたり落とされたり噛まれたりと散々。 クレアとオーウェンはやっと兄弟に会うことができ、4人で逃げる。 ホスキンズは密かにインジェン社の武装部隊を島に呼び、インドミナス・レックスの捕獲を計画する。 ベロキラプトルはインドミナス・レックスを発見するが襲わず、会話し ホスキンスはウー博士に資料などを持たせて脱出させる。 ホスキンズはオーウェンのまねをしてラプトルをなだめようとするがあっさり食われ、 逃げ回っているうちにラプトルに囲まれ、インドミナス・レックスもやってくる。 オーウェンの指示で再びオーウェンに従うようになったラプトルはインドミナス・レックスに襲いかかる。 グレイはもっと歯がいる、とつぶやき、気付いたクレアは決死の覚悟でティラノサウルスを檻から出し、 両雄の戦いはインドミナス・レックス優勢だが、生き残ったラプトルも加勢して互角の戦い。 ティラノサウルスはそのままどこかへ去り、残ったベロキラプトルもどこかへ去っていく。 翌朝、救助の船が到着し、観客は救出される。 しかし、島では勝ち誇ったティラノサウルスの咆哮が響き渡るのだった。 ** 迫力満点。 第1作「ジュラシック・パーク」へのオマージュ満載の作品。 ティラノの登場や恐竜の造形もその一つで、ベロキラプトルを小さくしたり、 モササウルスは初登場。 ティラノサウルスやインドミナス・レックスは全長12〜3mかそれ以上とされるが、 * 劇中でウー博士が言っているように「ここに自然(=ナチュラル)なものは一つもない」のであって、 何度も言われているように実際にはベロキラプトルはもっと小さく、全長2m程度で、 小説の「ジュラシック・パーク」では全長3〜4mほどのディノニクスがモデルで、 また、翼竜は飛ぶためにさらに軽くなっているので、翼長7〜9mのプテラノドンでさえ、 小型のディモルフォドンに至っては全長は長い(尾が非常に長い)ものの翼長はトビ程度しかない。 また小型から中型の恐竜に羽毛があったことはよく知られており、ベロキラプトルはもとより、 * クリス・プラットは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のピーター・クイル。 ブライス・ダラス・ハワード(1981生)は久々にかわいい役。 続編が予定されており、2017/6/22全米公開とアナウンスされている。 |
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ミニオンズ 真田広之、天海祐希、設楽統、日村勇紀、笑福亭鶴瓶。 * 有史以前、生命誕生の頃から存在したミニオンの祖先。 しかし、見つけた「悪くて強いもの」はミニオンらの希望に応えることなく滅びていった。 一計を案じたケビンは有志を募り、スチュアート、ボブとともに「悪くて強いもの」を探す旅に出た。 そして3人は、ショッピングモールに入り、迷っているうちに閉店。 とはいえ、オーランドがどこかもわからないのでも見よう見まねでヒッチハイクすることに。 一見穏やかな一家だが、途中で銀行を襲うような大悪党。 一家に見直されて一緒にオーランドのビラン・フェスに行くことに。 大勢の見守る中、スカーレット・オーバーキルが登場。 こうして3人はスカーレットの助手となり、彼女のアジトに行く。 スカーレットはミニオンたちにエリザベス女王の王冠を盗むよう指示、 その頃、氷穴の残りのミニオンたちはイエティをボスとして暮らしていたが、 ミニオンたちはバッキンガム宮殿の宝物殿に入り込み衛視を混乱させ、 後を追うミニオンたちは女王の馬車に入り込み、警察に追われる。 しかし、スカーレットは激怒し、ハーブとともにミニオンらに仕返しに来る。 スカーレットは3人を地下牢に幽閉し、ハーブが拷問するが全く効かない。 戴冠式でハーブがいなくなった隙に3人は地下牢を脱出、地下道を通って戴冠式場に紛れ込む。 ケビンは2人を救うための新兵器を探りにハーブの研究所に入り、 ちょうどロンドンに到着して残りのミニオンたちも到着する。 スチュアートとボブは助かるが、ケビンはスカーレットと対決し、遂には爆発してしまう。 王位はエリザベス女王に戻り、ケビン、スチュアート、ボブは女王から栄誉を授かる。 追うケビンたち。 ** 全体に喋り多すぎ、くどい。 ミニオンズの言語は時々日本語ライクな言葉が混ざるスペイン語風でデタラメ語らしい。 天海祐希、台詞多い。 * イギリスが舞台、ということでキンクスやらビートルズやらドノバンやらの音楽もたくさん。 しかし、女王をああいう扱いでいいのかね。 「怪盗グルーの月泥棒」の感想では、ミニオンを「ネファリオ博士がバナナから作った」となっていた。 * ある粗筋サイトではミニオンズたちが南極の氷穴に住んでいたと書いているが、 |
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インサイド・ヘッド 吹替え 竹内結子、大竹しのぶ、伊集院茉衣、佐藤二朗 ** ライリーの誕生から、彼女の頭の中では、ヨロコビ(ジョイ)、カナシミ(サドネス)、 中心になるのはヨロコビ(声:竹内結子) 思い出がたくさん貯まり、家族、友達、ホッケー、おふざけなどの思い出の島もできる。 ライリーが11歳の時、パパの仕事の関係で住み慣れたミネソタから 新しい土地、新しい家、新しい友達、うきうきわくわくのライリー(声:伊集院茉衣)、 結局、ライリーは寝袋で床に寝る羽目になったが、まだへこたれていない。 新しい学校。 先生から自己紹介を促され、ヨロコビが楽しい思い出を次々と出していく。 裏庭ではもう遊べない、友達もいない、家も好きだった、大好きなアイスホッケーもできない。 ヨロコビはカナシミが大切な思い出を触らないようにしようとして、 感情のコントロールタワーからMCであるヨロコビを失った残りの感情。 一方、記憶の置き場に吸い込まれたヨロコビとカナシミ。 家に帰ってもライリーの機嫌は直らない。 ヨロコビは脳内マニュアルを読んでいたカナシミの案内で そうこうするうちに象のお化けみたいなビンボン(声:佐藤二朗)に出会う。 ビンボンはコントロールタワーに戻る列車があるといい、その駅まで送ると言う。 しかし、ライリーが眠ってしまうと列車も停止。 ヨロコビとカナシミはビンボンを助けに行ってピエロのお化けを起こし、 急いで列車に戻り、順調に行くかに見えたが、ライリーの記憶の島はさらに崩れ、 その間、ライリーは地元のアイスホッケーチームのテストでうまくいかず。 イカリは、大切な思い出が全部なくなってしまったことが原因だと言い、 一方、ヨロコビは思い出を取り出してコントロールタワーに戻すパイプを見つけ、 ビンボンと再会したものの、もうここからは出られないと言う。 ヨロコビが手に取った打ち捨てられた思い出の中に悲しい思い出が残っていた。 悲しい思い出があるからこそ喜びがあることに気づいたヨロコビ。 一方、荷物のトラックはまだ届かないどころかテキサスに送られたらしい。 ミネソタ行きの長距離バスに乗ろうとするライリー。 まずいと気づいたイカリ、ムカムカ、ビビリだが、家でのランプは取り外せない。 ヨロコビは急いでカナシミを探し、見つける。 ヨロコビはカナシミに制御を任せ、カナシミは家出ランプを外すことに成功。 ライリーは失意のまま、パパとママが心配している家に戻る。 1年後、アイスホッケーチームになじんだライリー。 思春期、という今までなかった感情も。 ** PIXAR、さすがです。 これから思春期に向かう少女に精神的に大きなストレスがかかり、不機嫌になり、反抗し、 そんなどこにでもあるような人生の一シーンの感情の乱れを 大人にとってもストレスになる引っ越し。 * 物語が素晴らしいのは言うまでもないが、いつも通り細かい気遣いがすごい。 ただ、この邦題には異論もある。 その他のキャストも声優で鳴らした人。 ライリー役の伊集院茉依もうまい。 * 同時上映の短編は「南の島のラブソング」(原題:LAVA) ハワイの近くの単独火山島ウク(声:風雅なおと)、島の周りには番(つがい)の鳥、鯨、イルカ、 そんなウクも長い年月とともに老化し、沈下していった。 ウクはレレの歌声に合わせようとするが、年老いて声が出ず、またレレの向いた方向がウクの反対側。 その時奇跡が起こり、ウクは再び力を得て隆起、レレと一体化して新たな火山として甦るのだった。 * 火山がプレートの移動と沈み込みによって徐々に沈降していくのは科学的事実です。 ただ、プレート境界でマグマが形成され火山が生まれる可能性もあり、沈む火山のすぐ近くに |
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ターミネーター/新起動(ジェネシス) アーノルド・シュワルツェネガー、ジェイソン・クラーク、エミリア・クラーク、ジェイ・コートニー ** 1997年8月29日、スカイネットによって無数の核ミサイルが発射され人類の大半が滅亡。 カイル・リースはその後生まれた人間の一人。 2029年、ジョン・コナー(ジェイソン・クラーク)率いる反乱軍は ジョン・コナーとカイル・リースは本部への攻撃ではなく、ロス基地の攻撃部隊の一員。 しかし、ロス基地の地下にはスカイネットの最終兵器である「時空転移装置」 1984年にターミネーターT−800を送り込み、サラ・コナーを殺害し、 ジョン・コナーはT−800からサラ・コナーを守る役割をカイル・リースに託し、 時空の流れの中でジョン・コナーは幼少期の自分を見る。 T−800は1984年に到着し、ヤンキー3人組に近づく。 一方、1984年に着いたカイル・リースはホームレスから服を奪う。 追われて衣料品店に逃げ込むと、本物の警官が来てカイル・リースは捕まる。 T−1000は復活させたヤングT−800とともにサラとカイルとオールドT−800を襲う。 戸惑うカイル・リースに対し、サラはT−800は1984年ではなく1973年に来て、 サラとT−800はタイムマシンを作っており、壊れたT−800のCPUを使って ジョン・コナーから聞いていた歴史が変わってしまっていることに気づいたカイル・リースは、 T−800はT−1000を倒した際に皮膚を失ってタイムマシンには入れない。 サラ・コナーのデータはなく、カイル・リースは12歳のカイル・リースと指紋が一致。 そこにジョン・コナーが現れる。 一旦は死んだように見えたジョン・コナーは甦り、スカイネットによって改造され、 サラとカイルは拒否し、ジョンはT−800と格闘になる。 サイバーダイン社の現社長、ダニー・ダイソン(デイオ・オケニイ)は、 ゴールデン・ゲート・ブリッジ近くのアジトでジェネシスのサーバー爆破を準備していた ジョンにばれて襲われスクールバスを奪って逃げる。 警察でチャン刑事(サンドリン・ホルト)に化けたジョン・コナーが暴れ、 追ってきたジョンとヘリでの追走劇となり、ジョンのヘリを落としてサイバーダイン社に乗り込む。 サラとカイルはギリギリで地下のシェルターに逃げ込んで助かり、 カイルは、ヤング・カイルに会い「ジェネシスがスカイネット」「2017年にジェネシスが起動」の しかし、完全に破壊されたはずのジェネシスのコア=スカイネットが生き残っていたシーンが写り映画は終わる。 ** リブート版ではあるが、前シリーズ3作の呪縛からは逃れられず、登場人物はもとより、大きな流れ、 ストリー的には「ターミネーター2」の続編の位置づけのようで、時間軸が変わってしまっていて 「3」で生き残り「4」につながったジョン・コナーのパートナー、ケイトは出てこないし、 「3」では、スカイネットは分散型システムであり破壊困難だったが、 「オール・ユー・ニード・イス・キル」でもそうだし、「トランセンデンス」でもそうだったが、 しかし、一局集中型、一か所で全体をコントロールするシステムは到底未来型のシステムではなく、 しかしながら、そもそもAIが人類の知能を凌駕するとしても、人類を完全にコントロールしたり 仮に人類が地球全体から見て負の存在であるとしても、その抹殺は全生態系の破壊を意味する。 * シュワちゃん以外のキャストは一新されており、主要登場人物の名前と相関は踏襲されている。 もともとがタイムトラベルによるタイムパラドックスを展開に応用した映画で、 過去と未来を行き来することで時間軸が変わってしまう、違う未来、違う過去が発生する点は 面白いことは面白いが、結局のところ、際立ったオリジナリティがなく凡庸なSFと言った様相で、 タイトルの「ジェネシス」はスカイネットの根本となるOSの名前であり、確かに「創世記」の意味はあるが、 * ジェイ・コートニーはパッと見、サム・ワーシントンに似ている。 ジェイソン・クラークは「ホワイトハウスダウン」では修理工に化けたテロリスト。 女性刑事(チャン刑事)のサンダリン・ホルトはイギリス生まれで中国人の父とフランス人の母のハーフ。 JKシモンズは無駄遣い。 |
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アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン ** ロバート・ダウニーJr、クリス・ヘムズワース、ジェレミー・レナー、 * どこか東欧の国の森の奥の高台にあるヒドラの研究所。 ヒドラ研究所は強力なシールドに覆われていてアベンジャーズは苦戦するが、 敵のボス、ストラッカー(トーマス・クレッチマン)は、ロキの杖のパワーを使って 二人は過去のいきさつからスターク社を恨んでおり、研究所を出てアベンジャーズに対抗する。 しかし、トニー・スターク(=アイアンマン、ロバート・ダウニーJr)にロキの杖を取らせ、 トニー・スタークはブルース・バナー(=ハルク、マーク・ラファロ)を説得して アベンジャーズの面々が祝勝パーティを開催した後、スクラップのアイアンマンボディを手に入れた トニー・スタークとブルース・バナー以外の面々は二人を責める。 ウルトロンはストラッカーを殺し、ピエトロとワンダを唆して、ワカンダに向かい、 そこにアベンジャーズが現れるが、ピエトロとワンダに翻弄され、次々と戦闘不能に陥る。 ワンダによって見た幻覚を確かめるため、ソー(リーアム・ヘムズワース)は、 一方、ウルトロンは韓国でチョー博士(クラウディア・キム)を脅して、 幻覚に翻弄されていたアベンジャーズだがニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)の ウルトロンは新しい肉体に意識を転移しようとするが、ワンダはウルトロンの意思を読んで アベンジャーズはウルトロンの新しい肉体の入ったクレードルを確保し持ち去る。 ウルトロンは、ビブラニウムで作った核爆弾を利用し、ソコビアの町を空中に舞い上げ落下させることで ウルトロンの策略に気づいたピエトロとワンダはアベンジャーズとともにウルトロンのアーマー軍団と戦い。 また、ニックフューリーもマリア・ヒル(コービー・スマルダース)に手伝わせて、ヘリキャリアで避難を手伝う。 しかし、その中でウルトロン軍に攻撃を受けたホークアイを助けようとしてクイックシルバーが死ぬ。 ローズ大佐(=ウォーマシン、ドン・チードル)やサム・ウィルソン(=ファルコン、アンソニー・マッキー)の ウルトロンは最後はビジョンによって抹殺される。 アベンジャーズ研究所は再築され、チョー博士やセルビグ博士も加わる。 一方で新ビランであるソノス(ジョシュ・ブローリン)が魔石を狙っているシーンで映画は終わる。 ** 複雑なのか単純なのか。 破壊と殺戮の中から平和は生まれるのか、破壊と殺戮がなければ平和は勝ち取ることができないのか。 続編は「インフィニティ・ウォーPART1」(2018/5/4)「同PART2」(2019/5/3) * ビジョンのポール・ベタニーは今までもジャービスの声として出演していた。 ペッパー・ボッツ(グウィネス・パルトロウ)、ジェーン(ナタリー・ポートマン)は |
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