|
|
|
|
9月:6本(6本)、10月:4本(4本)、11月:4本(1本)、12月:3本(0本)、計17本(11本) | カッコ内は試写会 |
硫黄島からの手紙
クリント・イーストウッド監督、渡辺謙、二宮和也、伊原剛志、中村獅童。 |
|
トゥモロー・ワールド クライブ・オーウェン、ジュリアン・ムーア、マイケル・ケイン。 *** 近未来のイギリス。 ニュースが世界でもっとも若い男性、18歳の死亡を告げている。 町は薄汚れ、ごみが散乱し、排ガスに包まれ、さながらメリーポピンズの世界(注参照) セオ(クライブ・オーウェン)の通勤途上で爆弾テロが起き、職場ではみんなが男性の死を嘆いている。 仕事が嫌になり、さぼって帰るセオ。
ある日、セオは何者かに拉致され、ジュリアン(ジュリアン・ムーア)のもとに連れて行かれる。
ジュリアンはある不法入国者の女性を安全に国外へ連れ出すのに「通行証」を手に入れるようセオに頼む。 そして、その女性、若い黒人女性を連れ、車で移動中、群衆に襲われ、あっと驚く事態が起こる。 (えっ、こんなところでこんな風になっていいの?) 活動家のアジトに戻ったセオはその女性の秘密と、襲撃の真実を知り、逃亡を決意する。 *** 近未来が舞台とはいえ、何時あってもおかしくない「今」を描いているようにも思える。 その意味では、「Vフォー・ヴェンデッタ」よりも真実味があるし、 不法入国者の逮捕、強制収用所送りは、ナチのホロコーストの模様を彷彿とさせる。 戦闘シーンは圧巻。まるで戦場の同行カメラマンの撮った映像のようだ。 爆破シーンなどはどうやって撮っているのか、人が死ぬシーンはあまりにも現実味があって空恐ろしい。 あの長髪のまるでジョン・レノンのような風体はマイケル・ケイン。 反政府活動家の中心人物の一人、ルークは「キンキー・ブーツ」のキウェテル・イジョホー。 (注) |
|
007/カジノ・ロワイヤル
前作、ピアーズ・ブロスナンの「ダイ・アナザー・デイ」から4年を経て、 *** 冒頭はモノクロで、 初仕事は爆弾テロリストを確保し、依頼者を探りだすというもの。 しかし、この爆弾テロリストに逃げられ、大使館の中まで追いかけて、 この時の写真(防犯カメラ)が報道され、M(ジュディ・デンチ)は激怒するが、 敵役は、ル・シッフル(マッツ・ミケルセン)数学的能力に優れ、
反政府勢力などから金を集め、有力な会社の株を空売りし、その後テロを仕掛けて株を暴落させる、 ボンドはバハマのギャングに目をつけその女に近づき、マイアミでの爆破テロを嗅ぎつけて、阻止する。 しかし、このために、ル・シッフルは、1億ドルの損をし、これを回収するため、 MI6は最もポーカーの強いボンドをこのカジノ・ロワイヤルに送り込む、 ポーカーに負けると、イギリス政府がテロリストに金を渡す羽目になる。 *** 意外とよかった、ダニエル・クレイグ。
今までの、華麗に仕事をこなす不死身のボンドではなく、相手に逃げられるわ、殴られるわ、 で、ボロボロになりながら都合よく助かるシーンでも、ちゃんと助かる理由があって、 新兵器に頼るのではなく、生身の強さがすごくよく表現されていて、 |
|
プラダを着た悪魔
メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ。 |
|
ライアンを探せ ディズニー・アニメ。
原題は「The Wild」
ストーリー展開はそうですが、「ライアンを探せ」がメインテーマではありませんので、 それはともかく、間違いなく安心して子供にも見せられる映画。 動物の毛の質感や、水、人工物、映像はすべてにおいて非常によくできている。 当たり前だが、キリンって毛が生えてんのね、とか、ワニには毛はないことがよくわかる。
***
動物園に住む雄ライオンのサムソンとその子ライアン。 閉園後は、いつものように動物天国だが、野生には程遠い自分に嫌気がさすライアン。 ちょっとした行き違いから、アフリカ行きのコンテナに紛れ込んでしまう。
息子をつれ戻すために追いかけるサムソン。 コンテナを追い、港へ、そして船に乗ってアフリカへ。
ところが着いた島は、とんでもないことになっていて、 *** セントラル・パークの動物園。
園から出てしまった友達を助けるために、仲間の動物たちが追いかけ、アフリカまで行くが、 そしてついに、野生=本来の力を取り戻す、と言う物語。 友情と親子愛の差はあれど、「マダガスカル」と同系統のアニメと言える。 こちらはセリフにも毒もなく、適当にはらはらする場面もあって、ご家族連れにはぴったりと言えるでしょう。
CGも素晴らしく、動物そのものも素晴らしいけど、「水」はもう完璧です。 サムソンの声はキーファー・サザーランド。吹き替えは忘れました。 オリエンタルラジオが出てることは宣伝されてますが、どの声かはすぐわかります。 |
|
ワールド・トレード・センター
ニコラス・ケイジ主演。 |
|
父親たちの星条旗
原題は「Flags of our Fathers」 |
|
ナチョ・リブレ 覆面の神様
主人公のイグナシオ(あだ名はナチョ、ジャック・ブラック)は孤児で、 |
|
ウエディング・クラッシャーズ
日本未公開のコメディ。 オーウェン・ウィルソン、ビンス・ボーン、クリストファー・ウォーケン、レイチェル・マクアダムスほか。
オーウェン・ウィルソンは、ベン・スティラーとの「スタスキー&ハッチ」(これも未公開)など。
クリストファー・ウォーケンは、大御所だが、コメディにもよく出てる。
ウェディング・クラッシャーとは、結婚式を壊すわけではなく、 * ジョン(オーウェン・ウィルソン)とジェレミー(ビンス・ボーン)は離婚調停が仕事。 そんな彼らに待望の結婚式シーズンがやってきた。 彼らは、ウェディング・クラッシャー。
まずは、ユダヤ人の結婚式。キッパ(頭に載せる小さな帽子)を被り、ユダヤ人ぽい名を名乗り潜入。 経歴も嘘、どの親戚のどういう血縁かも嘘(一応調べておいてつじつまは合わせる) こうしてシーズンの間、散々遊びまくった2人だった。
ひとしきり、「荒らし」が終わったあとの余韻の中、ジェレミーが大仕事を持ち込んでくる。 ジョンは、クリスティーナの妹、クレア(レイチェル・マクアダムス)
二人の作戦は順調に進行しているかに見えたが、クレアには恋人サック(ブラッドリー・クーパー)がいたし、 焦るジェレミーをよそに、グロリアは舞い上がり、ジョンとジェレミーを上院議員の家に誘うのだった。 何とかクレアをものにしたいジョンと、何とかグロリアから逃げたいジェレミー。 物語は思わぬ方向へ進んでいく。 *
コメディで、最終的には感動のハッピーエンドというわけで、筋書きはあまりひねりがない。 特にクリアリー長官の一家。 クリアリー長官の妻、キャサリン。 「007死ぬのはやつらだ」のボンド・ガールであり、 オーウェン・ウィルソンは180センチある。 長台詞を早口言葉のようにまくし立て、芝居もあんなにうまいとは思わなかった。
最後のほうで、ジェレミーの後釜に、チャズという役が出てくるが、これがなんとウィル・フェレル。 ちょっと台詞は下品だが、これだけ面白いのにどうして日本未公開だったんでしょう、不思議です。 |
|
アタゴオルは猫の森 ますむらひろし原作の漫画を3DCGアニメ化。 声:山寺宏一、平山あや、谷啓、石井竜也、佐野史郎、夏木マリ。 * アタゴオルの森は、年に一度のお祭り。 タツヤ(石井竜也、見たまんま、すぐわかる)のMCでステージが進んでいく。 ヒデヨシ(山寺宏一)がいつものように騒ぎを起こして、なにやら怪しげな石棺を開けてしまう。 中から現れた花の女王ピレア(夏木マリ)は、美しい歌声で人々をとりこにする。
一方、ヒデヨシは、木の実から生まれた「輝彦宮」(かがやきひこのみや)に父と慕われ、 アオタゴルでは、みんながピレアの魔力で花になり、その歌声に酔いしれている。 みんなを元に戻すため、ヒデヨシとヒデコ、不思議な猫ギルバルス(田辺誠一)、 *
うーん、筋は他愛もないし、時間を端折っているからどんどんストーリーが進んでしまうのだが、 残虐なシーンもないし、お下劣なものもない。 じゃあ、完全に子供向きかというと、絵がきれい音楽がいい、声優陣も良いから大人の鑑賞にも耐える。
大半はモーション・ピクチャーによる映像と思われるが、 なにより、口の動きが台詞とぴったり、喋るときにチラッと歯も見えてとても自然。 |
|
16ブロック ブルース・ウィルスがニューヨークのダメ刑事に扮して、証人の護送でトラブルに巻き込まれる。 チラシに「NY市警を敵に回した」とあるので、警察対警察の争い、 ブルース・ウィルス、モス・デフ、デヴィッド・モース。 モス・デフは「ミニミニ大作戦」(この邦題も何とかならんかね)「銀河ヒッチハイクガイド」 デヴィッド・モースは「12モンキーズ」「コンタクト」(ジョディ・フォスターの父役) * ブルース・ウィルスは、NYPD(ニューヨーク市警)のダメ刑事。 脚も悪く、腹も出ていて、いつも酔っ払っていてまともな仕事は期待できそうもない。 そんなブルース・ウィルスに証人(モス・デフ)を裁判所まで送る仕事が回ってきた。 裁判所までは1.6キロ。 渋滞の中、路駐して酒を買おうとするブルース・ウィルス。
一人は射殺したものの、モス・デフを連れて知り合いのバーに逃げ込むと、そこへ応援の刑事がやってくる。 モス・デフは悪徳警官の悪事の証人だった。 ブルース・ウィルスはモス・デフを連れて逃げ、刑事たちとの戦いが始まる。 果たして、所定の時間までに裁判所へ無事にたどり着けるだろうか。 * シチュエーションは「アサルト13 要塞警察」+「ザ・センチネル」といったところだろうか。 なかなか緊迫感のある展開。 限られた時間(今回は大陪審の終了時刻迄の2時間弱)の中で、 このピンチをどう逃れるか、それを逃れてもまた新たなピンチが襲い掛かる。 あっと驚く、というほどではないが、最後は思わぬ展開。 |
|
フレディ・マーキュリー 人生と歌を愛した男 クィーン(QUEEN)のボーカル、フレディ・マーキュリー。
1946年に生まれ、奇抜なコスチュームと突飛なパフォーマンス、そして抜群の歌唱力で、一世を風靡し、 その一生を綴るドキュメンタリー。
母や弟や妹やクィーンのメンバーや、同棲していた彼女や彼氏がフレディについて語る。 *
イギリス領(当時)タンザニアのザンジバルに生まれ、インドのボンベイ(現在のムンバイ)に移り、
本名はファルーク・バルサラ。 才能に恵まれ、絵にもデザインにも長けていた。
もともとミュージシャンを目指していたわけではないが、ファンだったグループに入って頭角を現し、 突然、俺はマーキュリー(水星、ローマ神話の守護神)の子供だと言い出し、以降フレディ・マーキュリーと名乗る。
若い頃はロン毛だったが、後年は短い髪型になり、王冠とマントで登場したり、上半身裸にジャケットなど、 しかし、歌唱力には優れたものがあり、オペラ歌手のカバリエとのジョイント・コンサートは有名。 1980年代後半にHIVに感染し発症。 1991年には急激に衰弱し、11月の死の直前にエイズであることを公表した。 * 実は、この映画、生誕60周年を記念して発売された「Lover
Of Life, Singer Of Songs」
実際に起こったことを(子供時代は子役で再現だが)実写とインタビューで展開していくが、 |
|
アダム−神の使い 悪魔の子− ロバート・デ・ニーロ、グレッグ・キニア、レベッカ・ローミン=ステイモス、キャメロン・ブライト。
キャメロン・ブライトをご存知か。
ニコール・キッドマンの「記憶の棘」にも出てるし、最近立て続けに公開されているが、 *
都会で暮らすポール(グレッグ・キニア)とジェシー(レベッカ・ローミン)のダンカン夫妻。 誕生日の翌日、ジェシーと買い物に出たアダムは、車にはねられて死んでしまう。 アダム埋葬の日、悲しみにくれる夫妻の前に、リチャード・ウェルズ(ロバート・デ・ニーロ)が現れる。 リチャードは、アダムのクローンを作ることを提案、 クローンは成功、新アダムが誕生する。 アダムは順調に育ち、また8歳の誕生日を迎えることができた。
しかし、アダムは悪夢を見るようになり、時々性格が変わったような態度をとることが多くなった。 アダムの夢に現れる少年は誰か。 事は驚愕の結末へと展開していく。 * ロバート・デ・ニーロもうまいけど、グレッグ・キニアもうまかった。 母親だけが必死でわめきたてる映画はなんか白々しいので。
なお、レベッカ・ローミン=ステイモスは、この後2005年にジョン・ステイモスと離婚し、
キャメロン・ブライトは、子供らしい笑顔と無表情で冷たい視線、それにどこか怪しいつくり笑顔。 おそらくこの映画での役作りの成功を受けて、
映画自体は興行的には失敗(制作費30億、アメリカ国内で16億、世界全体で35億の興収)で、 「ハイド・アンド・シーク」は、アメリカで60億、世界全体で145億の興収。 |
|
ザ・センチネル 陰謀の星条旗
何が「陰謀の星条旗」なのかさっぱりわからん。
*
マイケル・ダグラス扮する大統領警護官、ピート・ギャリソンはレーガン大統領銃撃事件で負傷し、 シークレット・サービスの大統領と大統領婦人の警護の様子が、ドキュメント風に紹介される。
かつての同僚で親友だったデビッド・ブリッケンリッジ(キーファー・サザーランド)は捜査官、
ピートはいつものように出勤するが、同僚のメリウェザーからあとで内緒の話があると言われる。 また、ピートは垂れ込み屋から「シークレット・サービスに内通者がいて大統領暗殺を企てている」ことを知る。 シークレット・サービスのチーフは、早速、デビッドをチーフとして内通者の捜査に入る。
ピートは大統領夫人と不倫関係にあり、それを暴露する手紙と接触場所を示すメモが届く。 そうこうするうち、大統領専用ヘリがミサイルで爆破される事件が起こる。 ピートは嘘発見器でも(不倫を隠しているため)不審の兆候が出て、内通者だと疑われる。
ピートは意を決して逃亡するが、何も持っていないピートがどうやって謎を解き真犯人に迫っていくか。 ピートは身の潔白を証明できるのか、内通者は誰か、そして、大統領暗殺計画は阻止できるのか。 物語は緊迫の展開を見せる。 * まずまずの緊迫感で進んでいくが、ところどころ穴あり。
まずは、不倫現場の写真が送られてきたときのメモ。
それから犯人一味の一人を射殺したのもまずい。
死体やパスポート、金、武器などを捜査員に発見させるためとはいえ、
また一味は、あんな短時間に死体を隠し、証拠品や指紋まで消すほど手早いし、 そのほかにもあったかな。
一番の問題は、残党とはいえKGBを辞めた人間が何で合衆国大統領の命を狙うのか、
字幕は戸田奈津子。 |
|
7セカンズ
珍しくあらかじめストーリー紹介を読んでいったのだが、完全に取り違えていた。
その前のあそこでタリバーに教えておかなきゃ、というかケリー気付けよ。 |
|
フラガール
映画は昭和40年代、
集まった女性は踊りといえば盆踊りのど素人たち。 *
常磐ハワイアンセンター、今のスパリゾートハワイアンズの誕生秘話、 まあ、それはそれでいいんじゃないの。
「男は文字通り泥にまみれて働き、女は家庭を守る」時代、
終ったあとの隣の席の二人の会話。 *
主なキャスト。
古い考えに固執し、へらずぐちを聞きながらも、
最初の4人の一人で家庭の事情でチームを抜ける早苗、徳永えり。 ハワイアンセンターの部長でダンスチームの責任者、岸部一徳。
そうそう、最初の4人を3人紹介したので4人目も紹介しておく。
3ヶ月の猛特訓、とはいえたった3ヶ月であそこまでできるか?と思えるほど
皆さん、いわき訛りがお見事で、ところどころ台詞の意味不明箇所あり。 |
|
デトネーター
映画はウィズリー・スナイプスが、元特殊部隊だったかで元CIAで、 役では、ロシア人だが、本当にロシア人なら、ナディア・コミンスキではなく、 彼女、ヴァン・ヘルシングに出ていたらしいが気がつかなかった。 |
|
|