(1月:1本、2月:3本、3月:5本、4月:3本、合計:12本) |
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ハイド・アンド・シーク(HIDE
AND SEEK)
ロバート・デ・ニーロ、ダコタ・ファニングの共演。 母親は、エイミー・アービング。
デ・ニーロの元教え子で、心理療養士にファムケ・ヤンセン。
途中で知り合うバツイチの女性に、エリザベス・シュー。 このほかに不動産屋と保安官と、最近子供を亡くした田舎の隣人夫妻。
ホラーではない。 私には、どこが超感動なのかという疑問にお答えする想像力はありません。
辞書によればホラー:恐怖、スリラー:どきどき、
なお時々、スリル、スピード、サスペンスを3Sと呼ぶアホなメディアがあるが、 ***
物語は、心理学者ロバート・デ・ニーロの妻が、浴室で手首を切って自殺するところから始まる。
デ・ニーロは、母親の思い出の多いニューヨークから郊外に引越し、 ダコタは、新しい友達、チャーリーと出合ったと言うが、デ・ニーロには空想の友達としか思えない。
しかし、チャーリーは人形を壊したり、落書きをしたり、
果たして、チャーリーは実在するのか。 *** 展開に多少無理があるが、それぞれの役者が怪しい雰囲気を醸し出しているのはさすが。 ダコタ・ファニングの不気味さ。周囲のすべてが怪訝なデ・ニーロ。などなど。
ネタばれになるので書けませんが、「あの映画と同じじゃん。」と思いました。
なお、すぐ筋が読めるからつまらんとの意見が多いが、推理ものじゃないんだから別に良いじゃん。 |
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コンスタンティン(CONSTANTINE)
キアヌ・リーブスの主演。
悪魔と人間の混血バルサザールのギャヴィン・ロズデイルは、イギリスのロックバンド「ブッシュ」のボーカル。 コンスタンティンを慕うチャズ役のシア・ラブーフは、「アイ、ロボット」に出ていた悪がき。 アメコミのダーティ・ヒーロー、キアヌ・リーブスの演じるジョン・コンスタンティンは、 "This is Constantine, John Constantine, Ass hole!" が決め台詞(こちらはコンスタンチン、ジョン・コンスタンチン、くそったれ。) まるで、"Bond, James Bond" みたいだ。 (ずっと品がないけど) *** メキシコの廃墟で、ナチの旗に包まれた槍の穂先(運命の槍=Spear of
Destiny)が見つかる。 一方、コンスタンティンはいつものように悪魔祓いに呼ばれたが、悪魔は地獄から抜け出してきたものだった。 刑事のアンジェラ・ドッドソンは、精神的におかしくなった双子の妹イザベルの投身自殺を感じる。 彼女は敬虔なカソリック信者であるのに自殺はおかしいと調べ始める。 コンスタンティンは最初相手にしないが、悪魔たちの異様な行動とアンジェラに関係があることに気づく。
コンスタンティンから調査を頼まれたヘネシー神父は、イザベルのことを調べに死体安置所へ行くが、
アンジェラはイザベルの死の原因を探り、コンスタンティンは悪魔たちの陰謀を阻止するため、 *** エンドロールの後に1シーンあり。途中で退出しないように。 まず、言っておかねばなるまい。「吸殻捨てんなよ。」 ヨルダン川の水や十字架を浸した水に特別な力が宿るとは思わないが、悪魔には効くらしい。
いずれにせよ、世の中はキリスト教的世界観で構成されている前提ですから、これに突っ込んではいけない。 地獄を見るときはマトリックスの様でもある。 オカルト・ファンタジーとかファンタジー・ホラーとかの区分けが付いている。 *** |
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ロング・エンゲージメント(A
Very Long Engagement) フランス映画です。一応英語の題も入れましたが、原題はフランス語です。 主演は「アメリ」のオドレイ・トトゥ(役名:マチルダ) 監督は「アメリ」でオドレイ・トトゥを抜擢したジャン=ピエール・ジュネ。 ***
さて、1917年ドイツ戦線。
その5人の中の一人がマネクだった。
5人は処刑されなかったが、恩赦も受けられなかった。 そこには悲惨な死が待っているだけであった。
マチルダは、戦場に大切な人を送り出した誰もがそうであるように、彼の死を受け入れることが出来ず、
遺品とされる写真、時計。
マネクの消息を知るためには、5人と彼らの身近にいた人物を探す必要があった。 ***
5人の一人バストーシュ、その親友のゴルドの妻として、ジョディ・フォスターが出ている。 全体にセピア色でまとめられ、雰囲気も暗い。鬱とした気分になる映画である。 どこがどうというわけではないがフランス映画の独特さと、戦争の悲惨さ、愛憎と執念を描いている。 良くも悪くもフランス映画だなあ(というか、ハリウッド的作りじゃないなあ)と思った。
なお、チラシなどのコピーにある「直感を信じる」とは、 |
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エターナル・サンシャイン(Eternal
Sunshine of the Spotless Mind)
直訳では、「無傷の心の永遠の日光」となりましたが、通じますか。 よく分かんなかったけど、キルスティン・ダンストの台詞にあったような気がする。
主演:ジム・キャリー、恋人役:ケイト・ウィンスレット。 切ないラブストーリーというコピーだが、そうかなあ。でも良い映画です。
第77回アカデミー脚本賞を取った作品です。 ***
さて、ジム・キャリーは真面目でネクラっぽい役柄。
雪のモントールの海岸でぶらぶらしていると、同じように一人ぼっちの女性を見かける。
ケイト・ウィンスレットは、軽薄でちゃらちゃらした感じで髪の色をしょっちゅう変えるような女。
シーンは変わって、ジム・キャリーはケイトとけんかの仲直りに行くが、まったく無視される。 ジムはラクーナ社を訪れ、自分もケイトの記憶を消してくれるように依頼してしまう。 ***
その後の物語は、半分以上ジムの頭の中で進行する。
沢山の伏線があるので前半の細かい部分を見逃さないで。 それらは、クライマックスですべてつながる。 *
イライジャ・ウッドはラクーナ社の社員で記憶を消しに来たケイト・ウィンスレットに一目ぼれし、
キルスティン・ダンストはラクーナ社で受付をしていて、同社のマーク・ラファロと恋人だが、
結局、記憶を消して新しい人生を始めようとしても、また同じ相手を好きになり、 それが人生、というか、人は変わらない、というか、なんというか。 |
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ナショナル・トレジャー(National Treasure)
国宝ですな。
ディズニー映画です。
主演:ニコラス・ケイジ、役名:ベン・ゲイツ、一瞬、ビル・ゲイツかと。 共演:ダイアン・クルーガー、役名:アビゲイル・チェイス、考古学者ですな。トロイのヘレナ役でした。
ニコラス・ケイジの父親:ジョン・ボイト、役名:パトリック・ゲイツ。 物語は謎解きで進むが、ゲームみたいで「トレジャー・クエスト」って感じ。
まずは、主人公がベンジャミン・フランクリン・ゲイツだというところに既に伏線がある。 ***
30年前。
シャーロットは北極海の氷に閉じ込められた船だった。
しかし、そこにあったのは、象牙のパイプとそれに刻まれた暗号文だった。
ホウはゲイツを置き去りにして去る。 財宝の在り処にたどり着いたと思っても、見つけたのはまたもあらたな暗号文。 一体宝はどこにあるのか。 ***
時計台の影の秘密はちょっと気象学的に無理があるし、 アメリカの名所旧跡めぐり的なところもあるが、残念ながらよく知らない場所が多かった。 |
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香港国際警察(新警察故事=New Police Story)
一体どこから香港国際警察なるネーミングが出てくるのかと思うが、
主演はジャッキー・チェン。その恋人役チャーリー・ヤン。(日本人女優の誰かに似ている) *** 映画の冒頭、飲んだくれ酔いつぶれるジャッキー・チェン。
物語はその一年前に遡る。
ジャッキー・チェンは、3時間以内に犯人を捕まえると豪語し、
1年経っても自分が許せないジャッキー。
何とか自信を取り戻させ、犯人逮捕に向かわせようとするが、 果たして、ジャッキーは自分を取り戻し、犯人一味を捕らえることが出来るのだろうか。 ***
単なる痛快娯楽活劇ではありません。 一方で、爆破シーン、激突シーンは随分と派手ですが、BB2Bよりも意味があったように思えます。
また、犯人たちのヤマカシぶりもたいしたものになっており、カンフーだけじゃないよ、と言いたげ。 |
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シャーク・テイル(SHARK
TALE) Shark Tailかと思ってた。考えたら、TailならShark's Tail だよね。 主役のベラ(ホンソメワケベラ)オスカーにウィル・スミス。 ホウジロザメの親分ドン・リノにロバート・デ・ニーロ。 オスカーの働く店のオーナーでハリセンボンのサイクスにマーチン・スコセッシ(アビエィターの監督) *** 鯨の洗い屋(Car Wash でなくWhale
Wash)のオスカーは、怠け者だがいつかは名を上げたいと思っている。
サイクスとドン・リノのトラブルから、多額の前借りを全部返すように言われたオスカーだったが、 捕まって、海の底で縛り上げられてしまう。 一方、殺生が出来ないホウジロザメのレニーは、父リノから兄のフランキーにサメらしさを習うよう言われる。
何とか殺す(食べる)相手を探していた2人はオスカーを発見し襲い掛かろうとするが、 *** 英語が比較的簡単で、ややゆっくりしゃべるので、勉強に良いかも。 |
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オペラ座の怪人(THE
PHANTOM OF THE OPERA)
ファントムにジェラルド・バトラー(「タイムライン」「トゥーム・レイダー2」) ラウルはパトリック・ウィルソン。 ジリー夫人(ミランダ・リチャードソン)とその娘のジェニファー・エリソンは、本当の親子みたいに似てる。 エミー・ロッサムは歌がうまい。 ジェラルド・バトラーの歌は残念ながら他の出演者に比べると落ちるが、格好良さでカバー。 ***
さて、物語は1919年、かつての栄光のオペラ座も廃墟同然、当時の品物がオークションにかけられる。 オペラ座の新しい劇場主とパトロンのラウル。 オペラのリハーサル中に幕が落ち、怒ったプリマドンナが降板。
観客の喝采を浴びたクリスティーナだが、自身が「音楽の天使」と思っていたファントムに地下室へ連れ込まれる。 次のオペラの配役をファントムに指定された劇場主は、それを無視する。 クリスティーナはファントムを恐れるが、ラウルとは愛を誓う。
仮面舞踏会の日、ファントムは新しいオペラ「ドンファン」の楽譜を持って現れ、配役を指定して立ち去る。 そのドンファンの開演初日。 *** 肝心な場面で一部不可解なせりふがあり、戸田奈津子誤訳説がネット上を飛び交った。 |
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ネバーランド(Finding Neverland)
作家ジェームズ・バリにジョニー・デップ。 ディヴィス夫人にタイタニックのヒロイン、ケイト・ウィンスレット。
その4人の子供にニック・ラウド(ジョージ)ショー・ブロスベロ(ジャック) 劇場のオーナー、ダスティン・ホフマン。 *** 新作の上演初日。芝居の出来は散々で寝てしまう客も出る始末。批評家は酷評。 そこで出あった少年たちと未亡人、デーヴィス夫人。 バリは、4人にのめりこんでいく。 子供たちと夫人を自分の別荘に住まわせ、遊びながら芝居の脚本を書く。 バリ自身によって語られるネバーランドの秘密とは。 *** ジョニー・デップの演技がとてもいい。 また、音楽が良いです。 |
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レイ(Ray) ちょっとマニアックでした。 レイ・チャールズに、ジェイミー・フォックス。 *** 幼い頃弟を亡くし、7歳で失明、盲学校にいる間に母が死ぬ。 バーのオーナーと、バンド仲間に良いようにピンハネされる。 アトランティックレコードからABCレコードに移り、大金を手に入れ、妻と子に恵まれても心は癒されない。 つらいことがあるたびに、レイ・チャールズの代表作が生み出されていく。 最後にはヘロインを絶ち、ジョージア州に名誉回復をされる。 *** ジェイミー・フォックスの動きがレイ・チャールズそっくり。 歌は実はほとんどが、本物。 中で、1曲はジェイミー・フォックスが演奏している。 ジェイミー・フォックスはピアノがうまいはずで、実際に弾いているところも多いようだ。 歌は下手なのか声の質がまったく違うのか、歌わせてもらえなかった、と言うところか。 映画の完成を見ずして、亡くなったレイ・チャールズ。 第77回アカデミー主演男優賞。 |
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ボーン
・スプレマシー(BOURNE
SUPREMACY)
前作に味をしめて、ではなく、もともと3部作らしい。 ジェイソン・ボーンにマット・デイモン。 *** 7年前にCIAの捜査費の紛失。 これにもCIAが絡んでいる?
インドでひっそり暮らしていたボーンとマリー(前作どおりフランカ・ポテンテ)は、 ボーンは怒りくるって追っ手への反撃に出る。 インドから、ナポリ、ベルリン、そしてモスクワへ。 ボーンを消そうとするもの、捕まえようとするもの。 ボーンは自分がなぜ狙われているのかも判っていない。 *** スマートさを全面に出した前回の演出と違い、かなりぼろぼろになるよ。 予告編はいつもだけど、よくまあ、あんなにでたらめに編集できるなって感じ。 ひとつだけ言っとくと。 予告編の最後で 実際の映画の中では、 そうそう、ラストシーン。 |
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オーシャンズ12(OCEAN'S TWELVE) 前作の成功に味をしめて、かどうかは知らんが、オーシャンズ11の続編。 *** カジノから大金をせしめて安穏と暮らしている彼らにアンディ・ガルシアが金を返せと言ってくる。 彼らはあっさりとこの条件を受け入れ、あらたな盗みに掛かる。 ***
オーシャンにジョージ・クルーニー、切れ者ラスティにブラッド・ピット、 じゃあ、12人目は、キャサリン・ゼタ=ジョーンズでしょうか。
このほか、怪盗ナイト・フォックスにヴァンサン・カッセル(クリムゾン・リバー)
この映画はストーリーを楽しむと言うより、 すべて計算だとは思うがものすごく自然だ。何度も笑ってしまった。 多分「13」はない と思っていたが、やるらしい。 |
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