出演 : チョウ・ユンファ(周潤發) 、 コン・リー(鞏俐)、
リウ・イエ(劉Y) 、 ジェイ・チョウ(周杰倫) 、 リー・マン(李曼)
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この期間に鑑賞した映画の本数 | |
1月:4(3)本、2月:5(4)本、3月:6(3)本、4月:4(2)本、計:19(12)本 、邦画2本。 | カッコ内は試写会 |
今年の累計 | |
1−4月期:19(12)本、5−8月期:29(24)本、9−12月期:( )本、年計:48(36)本 | |
大いなる陰謀 メリル・ストリープ、トム・クルーズ、ロバート・レッドフォード。 ロバート・レッドフォード監督作品である。 *** 時は現代のアメリカ。 ひとつは、上院議員ジャスパー・アービング(トム・クルーズ)と もう一つは、大学教授スチーブン・マーレー(ロバート・レッドフォード)と そして、新兵のアーネスト・ロドリゲス(マイケル・ペーニャ)と ここでまずこの三者の関係を書いておく。 アービング議員は、今まさに開始されたアフガニスタンでの新しい進攻作戦を立案し、 アーネストとアーリアンは親友同士で、ともに志願兵として陸軍に入り、 二人は、元々マーレー教授の教え子で教授の反対を押し切って陸軍にはいってしまった。 *** マーレー教授に朝早くから呼び出されたトッド。
一方、アービング議員は古くからの知り合いであるジャーナリストのジャニーン・ロスを彼のオフィスに呼び、 その作戦とは、雪が解ける前に、高台に少数精鋭の部隊を配置、敵を迎え撃つというもの。
そのため、現地では部隊をヘリで展開することになり、アーネストとアーリアンもその中にいた。
軍事衛星で現場の様子を確認する司令部では、2人が生存していること、敵軍勢が迫りつつあるとを知り、
高圧的で別の選択肢はないと言い切るアービングに対し、ベトナムでの失敗と同じだと言うロス。 議論がかみ合わないという点では、マーレー教授とトッドもおなじ。 実は教授はベトナム戦争に参戦、退役後は反戦運動にも参加していた。 このときの説得で、第1次大戦でのドイツ軍将校が前線のイギリス軍兵士を称賛し、
優秀で大学院への進学を期待されていたアーネストとアーリアンは、教授の反対を押し切り、志願兵となり、
そして、イラク戦争は間違いだったと認めながら、勝利のためには新しい作戦が必要だと言い張り、 野心的な政治家であるアービングが信用できず、視聴率とジャーナリストとしての正義感の狭間で揺れるロス。
作戦が失敗し生命の危険にさらされる前線の兵士と、後方で犠牲をものともせず作戦をひねり出す議員、 果たして、何のために戦うのか、そして何のために死ぬのか。 *** 社会派のドラマである。 現政権である民主党に対する辛辣な批判になっているのではないか。 マスコミに対しても批判的立場をとっているが、その内面は苦悩であり、 「何のために戦い、何のために死ぬのか?」はチラシのコピーであるが、 *** 原題は「Lions for Lambs」=羊のためのライオン。 引用されたドイツ軍の言葉は、古くから言われている言葉の揶揄。
1匹の羊に率いられた100匹のライオンは、1匹のライオンに率いられた100匹の羊に劣る。 別な言い方をすると「馬鹿な指揮官、敵より怖い」と言うそうです。
「大いなる陰謀」はちょっと合点がいきませんが、「羊とライオン」「獅子と羊」でもピンときません。 |
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バンディダス
プロデュース&脚本:リュック・ベッソン *** 1848年。 彼のフィアンセの父でニューヨークの銀行の頭取はアメリカ西部からメキシコへ通ずる鉄道敷設を計画していた。 銀行から用地買収を請け負ったタイラーは地元の小さい銀行を買収し、 そんな銀行の一つ、メキシコ、デュランゴ、サンタ・リタにあるドン・ディエゴ(イスマエルチ・カルロ)の銀行。
そこから金を借りて返済を迫られていた父の代わりに頭取の家に乗り込むマリア(ペネロペ・クルス)
一方、ドン・ディエゴの娘でヨーロッパ留学から一時帰国していたサラ(サルマ・ハエック)は、 父の死を不審に思いながらもタイラーに銀行や資産を乗っ取られたサラは、 (そこが元はサラの父の銀行だったので)難なく強盗には成功したものの、 お尋ね者となった2人は、バンディダス(Bandidas、スペイン語で強盗)として指名手配されることになった。 一方、ニューヨークの銀行から科学捜査のために送り込まれたクエンティンは、 果たして、3人は銀行強盗を続けて、みんなの土地を買い戻すことができるでしょうか。 *** 一言で言うと「非常に軽い映画」
美女二人の適度なお色気の台詞や仕草もあり、音楽もメキシカン風、昔の東映の時代活劇のように *** ペネロペ・クルスはスペイン人、サルマ・ハエックはメキシコ人、 映画はリュック・ベッソンということもあり、米仏メキシコ合作の扱い。 強盗指南のサム・シェパード、よく見る顔だと思ったら、 |
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スパイダーウィックの謎 フレディ・ハイモア、サラ・ボーガー、メアリー=ルイーズ・パーカー、デビッド・ストラザーン。 *** 妖精の研究をしていたスパイダーウィック(デビッド・ストラザーン)の書斎。 *** よく出来てはいます。 妖精が出て来るのはいいとして、ストーリーに致命的な破綻は見られないし、 CGもなかなか良いですし、デビッド・ストラザーンも でもなんか物足りないんだよな。 *** グリフィン(上半身は鷲(あるいは鷹)、下半身はライオン)が出てきます。 顔や能力からハリー・ポッターのヒッポグリフと同じものだと思ってましたが、 |
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クローバーフィールド
「謎」の映画としての宣伝が効果を発揮し、全米公開時はオープニング記録を作り、 ***
物語は、政府のライブラリにデジタル化されて納められた1本のビデオテープを解説なしで延々と流すと言うスタイル。
テープの冒頭は、4月下旬、ロブ(マイケル・ストール=デビッド)とベス(オデッテ・ヤストマン)とのラブラブシーン。 そのテープをそのまま使って上書きしてしまった設定。
実は彼らは、ロブの日本支社転勤のサプライズ・パーティを計画し、その様子をビデオに撮っていたのだ。 やがて、ロブが登場、遅れてベスが新しい恋人と現れる。 突然、地震のような響きで、あたりが停電になる。 あわてて逃げ、外へ出てみると、遠くにとてつもない大きなもの(らしいもの)が見え、 続いて、遠くのビルが崩落し、その爆風と塵埃が襲ってくる。 とにかく、逃げなくては。 戻ろうとするロブ、それを止めようとするジェイソンに怪物が襲う。 以降、ベスを探そうとするロブ、それにつきあう、リリー、マリーナ、ハドの4人。 はたして、ベスは見つかるのか、そして、4人の運命は。 ***
主人公とともに視線を移動し、カメラも移動する。 しかし、この映画は本当にハンディ・カメラです。 まるで乗り物酔い。
「バンテージ・ポイント」では、フォレスト・ウィテカーがハンディカメラを持って走りますが、 あの程度で気持ち悪くなる人でしたら、この映画は劇場では見れないでしょう。 心配だけど見たい人は、なるべく後ろのほうの座席を取ったほうがいいかもしれません。 *** 映画では怪物は写りますが、あえてその外観が何かに似ているとか形容はしません。 サブタイトルのHAKAISHAは、日本向けに、との監督の要望だそうです。 さて、続編はあるでしょうか。 |
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王妃の紋章 ワーナー映画「王妃の紋章」、4月12日(土)、東劇ほか全国ロードショー。
監督:チャン・イーモウ(張藝謀)、
出演 : チョウ・ユンファ(周潤發) 、 コン・リー(鞏俐)、 リウ・イエ(劉Y) 、 ジェイ・チョウ(周杰倫) 、 リー・マン(李曼)
原題は「満城盡帯黄金甲」英語のタイトルは「Curse of the Golden
Flower 」 *** 時は、10世紀初頭、重陽の節句(菊の節句、9月9日)の前日。 色々あって、城には、遠征に出ていた王(チョウ・ユンファ、)、 しかし、一家はそれぞれ複雑な人間関係を抱えていた。 ここで、人間関係の相関をおさらいしておこう。 王(チョウ・ユンファ)には先妻がいた。
長男の祥は先妻の子、現在の王妃との不倫経験があるが、今は嬋と恋仲で、王位には興味がない。
王妃(コン・リー)は、毒と知りつつ薬を飲み続け、黙って金糸で菊花の刺繍を折り続けているが、
二男の傑は、父に迎合しながらも母を助けたいと思い、板挟みになる。
これに漢方医の蒋(ニー・ダーホン)とその娘嬋(リー・マン)、さらには妻(チェン・ジン)が絡む。 王子祥は嬋との密会から、王妃の計画を知ってしまう。
しかし、思惑をそれぞれに知られながらもその計画を進めざるを得ない、抜き差しならぬ状況にあり、 ***
あれだけお付きの者に四六時中、補助され、監視されていれば、ちょっとそれは無理だろう面もないことはないが、 映画自体は、事前に思っていたより、ずっとすごかった。 途中までは淡々と進行するが(それでも豪華さ、荘重さは伝わる)途中から急展開、 とにかく、圧倒的物量。 クライマックスの物量はまさに圧巻。 舞台となった広場は故宮博物館、紫禁城の中庭に敷き詰められた菊花、絨毯、そして人また人、 まさに中国でなければできない、と思えた。 衣装、セット、内装は豪華絢爛、百花繚乱。 エンディングの歌もなかなか良かったな、と思っていると、 映画自体は史実ものではなく、「曹禺」という人の書いた「雷雨」を時代劇に置き換えたものらしい。 なお、今回掲載している劇中の写真は、シネトレ公認ブロガーとして、シネトレから提供されたものである。 |
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今夜、列車は走る アルゼンチン映画、全編スペイン語のため、字幕に頼らざるを得ない。 物語の肝に入る部分を最初に出し、時間をさかのぼって最初から語り出す手法で、 サン・ルイス(アルゼンチンの都市)の「脚本賞」を取って、 原題は「Proxima Salida」意味は「次の出口」 *** 鉄道会社の事務室。一人の男が何かを書き残して拳銃自殺をする。 雨の中、3人の子供が走る。今、僕たちが行動を起こすときだ、みたいなナレーション。 TVでうす禿の男が、キャスターの質問に答えている。 * 話は、何カ月か前に遡る。 鉄道一筋で、ほかに職を考えたこともない人々が突然、会社の都合で首。 突然収入がなくなり、退職金も借金返済で消えてしまった。 そんな状況に中産階級だった何人かに焦点を絞って話は展開していく。
一人はカルロス(ダリオ・グランディネティ)、娘とかみさん(メルセデス・モラン)がいる。 ゴメス(オスカル・アレグレ)、独り者で馴染みの女カルメン(ルシリア・カペロ)と寝る金もない。 ダニエル(パブロ・ラゴ)はかみさん(バレンチナ・バッシ)とぜんそくの子供がいる。 アティリオ(バンド・ビリャミル)自家用車を使って配送屋に就職するが、 そして、唯一、退職同意書にサインしないで修理工場に居座るブラウリオ(ウリセス・ドゥモント )。 それぞれのつらい日々が繰り返される。 最も怪しい道に進むかと思われたダニエルは、実はスーパーの警備員に就職できた。
ある日、アティリオはTVの配送で、アントニオの家に行き、古いTVをもらって喜々とする。 アティリオはガソリンを取りに修理工場に戻るが、プラウリオは心臓まひで息絶えていた。 やけくそで家の修理をしていたカルロスの目に飛び込んできたのは、 カルロスは、いてもたってもいられずTV局に乗り込んで鉄道会社の理不尽さを訴える。 スーパーで図らずも対峙することになったゴメスとダニエル。 そして、その時、全員が目を奪われたものは、、、、 彼らの運命はどうなってしまうのか、、、。 *** 社会派ドラマです。 しかし、監督の意図は、政府批判でも国鉄民営化反対でもありません。 アルゼンチンの国鉄民営化になぞらえてはいますが、 そんな人たちが必死に努力してあるものは堕ち、あるものは這いあがり、あるものは命を失う。 そしてそんな彼らに出口を見せることはできるのか。 いつの時代にもどの国にでも、ひょっとしたら自分にも起こりうることをテーマとしており、 |
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魔法にかけられて アニメと実写をミックスしたおとぎ話。ディズニー映画を超えたディズニー映画。
エイミー・アダムス、パトリック・デンプシー、ジェームズ・マーズデン、ティモシー・スポール、 *** まずは、ディズニーのおとぎ話アニメらしく、絵本を開くところから始まる。 ヒロインは、アンダレーシアの森に住むゼジル。 女王は、王子が森の美女と結婚して王位を奪われることを恐れて、 しかし、ハンティングの途中、ジゼルの歌声に気づいたエドワードは彼女と出会い、恋に落ちる。 エドワードは言う、「明日の朝、結婚しよう。」 翌朝、ウェディングドレスに身を包み、馬車でお城に着いたジゼル。 そして、底の見えない深い井戸にジゼルを突き落したのだ! 奈落の底へ落ちていくジゼル。 落ちて落ちて、ついに底につく。
ワイヤーの入ったフレアスカート、おとぎ話のドレス姿そのままのジゼル(エイミー・アダムス)
話は変わって、ニューヨークの法律事務所で離婚調停役をするロバート(パトリック・デンプシー)
娘を柔道の稽古から連れて帰るタクシーの中、カジノの看板をお城と勘違いしているジゼルを見つけ、 翌朝、目を覚ましたジゼルは「魔法の歌声」を使って、ロバートの家の部屋を掃除する。 厄介者と思いながらもジゼルを放っておくことのできないロバート。
そうこうするうち、おとぎの国からジゼルを殺そうとするネイサニエル(ティモシー・スポール)、 ネイサニエルのドジに業を煮やした女王(スーザン・サランドン)まで現れる。 果たして、ジゼルの運命は、ジゼルとエドワードの恋の行方は、、、、。 *** 文句なしに楽しい、大人が見れるおとぎ話。笑いどころ満載。セリフも面白い。 音楽がいいです。 ジェームズ・マーズデン、能天気な役柄が多い。 エイミー・アダムス、巻き髪のほうがかわいいぞ。 パトリック・デンプシーは「グレイス・アナトミー」のデレク医師。 |
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マイ・ブルーベリー・ナイツ ノラ・ジョーンズ、ジュード・ロウ、レイチェル・ワイズ、ナタリー・ポートマン。 *** ニューヨーク。 しかし、諦めきれないエリザベスは、何度も店に来る。 そして、エリザベスはついにあきらめて、町を去る。 2ヶ月後、メンフィス。 バーには、常連の酔いどれ、アーニー(デイヴッド・ストラザーン)がいた。 ある夜、アーニーは、スー・リンの愛人をボコボコにしてしまう。 8ヶ月後、ネバダ。 ギャンブラーの一人にレスリー(ナタリー・ポートマン)がいた。 ラスベガスまで乗せてってというレスリーとエリザベス。 どうせでまかせ、と本気にしないレスリーだったが、病院に着いた時にはすでに遅かった。 その金で、念願の車(中古車)を買ったエリザベスは、ニューヨークへ向かうのだった。 *** 甘酸っぱい、ラブストーリー。 監督は、ウォン・カーウァイ。 飲んだくれのアーニーが、ボーン・アルティメイタムの敵役ノア・ボーゼンとは思いもよりませんでした。 ノラ・ジョーンズは、映画初出演? |
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バンテージ・ポイント デニス・クエイド、シガニー・ウィーバー、フォレスト・ウィテカー、ウィリアム・ハート。 *** 毎回、予告やチラシのいい加減さには驚かれるというか騙される。 そして、明らかに大統領が替え玉であることも予告で示される。 そんな単純なものではなかった。 *** スペインのサラマンカ。 広場に集まる各国首脳。
大統領の警護で現場に現れたSSエージェント、トーマス・バーンズ(デニス・クエイド)を見たレックスは驚く。 バーンズはあたりに警戒をし、向かいのビルに怪しい動きを見る。 市長のあいさつの後、アシュトン米大統領(ウィリアム・ハート)が演説台に立った瞬間、 パニくる現場、混乱の中、広場の外から爆発音が聞こえる。 * 時刻は23分前に遡る。 広場について、大統領を先導し、ステージの両脇で様子をうかがう。 ステージに駆け上がってくる男を抑えるが、それはスペインの私服警官だった。 爆発の中から立ち上がったバーンズ、司令部に連絡をしようとするが通じない。 * 時刻は12時ちょうどにさかのぼる。 私服警官のエンリケは、市長警護のため広場に向かっていた。 ステージに駆け上がるが、バーンズに取り押さえられ、SSに連行されそうになる。 混乱の中逃げるエンリケ、追うSS。 そして、男が言っていた「ガード下」まで行ってみるのだった。 * 時刻は12時ちょうどにさかのぼる。
観光客のハワード・ルイス(フォレスト・ウィテカー)は、ソニーのビデオカメラで撮影をしていた。 * こうして、大統領狙撃を軸に12時からその時間までの動きを8人の目撃者の視点で描いていく。 その8人とは、 それぞれが、大統領狙撃の前後にどういう動きを取ってどういうものを見たのか、 また、大統領自身の視点でも描かれるし、TVディレクター(シガニー・ウィーバー)の視点も描かれる。 少しずつネタをばらしながら、陰謀の核心に迫っていく、というもの。 大統領への2発の銃弾。 それぞれに意味があり、それぞれが目的に沿って仕組まれていた。 *** 広場のレポーターのアンジー(ゾーイ・サルダナ)は、 爆発の起こったのは、12時25分ごろのはずだが、 |
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エリザベス ゴールデン・エイジ
ケイト・ブランシェット、クライブ・オーウェン、ジェフリー・ラッシュ、 *** 1998年の「エリザベス」の続編。 前作では16世紀後半、カソリックとプロテスタントの対立の続くイングランドで、 エリザベス(1世)はヘンリー8世の2番目の妻、アン・ブーリンの子として生まれるが、 エリザベスと、最初の妻の子メアリー・チューダーは、妾の子扱いされるが、 プロテスタントだったヘンリー8世の死後、短命のエドワード、ジェーン・グレイに続いて、 メアリー・チューダーの死後、エリザベスは復権し、王位継承権について、 そして、1559年エリザベスは即位し、イギリス国教(プロテスタント)を復権、 そして、いよいよ今作に続く。 *** メアリー・スチュアート(サマンサ・モートン)はスコットランドに幽閉されながら、 バージン・クィーンであることの孤独と自由への羨望。 メアリー・スチュワートとカソリック教徒たちの女王暗殺計画。 圧倒的勢力のスペイン無敵艦隊。 こうして1588年、イギリス海峡でのアルマダの海戦の火ぶたが切って落とされるのだった。 *** 前作も見ない、イギリスの歴史にも詳しくないと、へえーっで終わってしまいそうな映画。 ジェフリー・ラッシュは「パイレーツ・オブ・カリビアン」のバルボッサ。 ***
実際のアルマダの海戦では、スペイン軍は兵員艦船数ともイングランド軍の2倍程度だったらしい。 また、ドーバー海峡での戦いははじめからイングランド軍の優勢で、 この後、スペインの制海権は失われ、没落の道をたどる。
なお、エリザベス1世は、「バージン・クィーン」と言われるように一生独身を通し、子供はいなかった。 ジェームズ1世は、カソリックだった母とは違いプロテスタントで、カソリックを排除した。 反発したカソリックの過激派は1605年11月5日、火薬陰謀事件( Gunpowder
Plot)を起こす。(未遂) Remember, remember the fifth of November,
gunpowder, treason and plot, I see no |
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明日への遺言 藤田まこと、富司純子、蒼井優、田中好子、近衛はな。
目黒祐樹の娘が傍聴席の最前列にいるので、目黒なんだっけ?と思って調べても見つからない。 ***
第2次大戦で日本が受けた最大の被害を広島/長崎への原爆投下だと思うことは間違いではないだろう。 1945年、すなわち昭和20年、米軍の爆撃は軍事目標から市街地に展開される。
続いて3月12日には名古屋、3月13日14日には大阪、3月17日には神戸、そして3月19日には再び名古屋。 その後も、市街地への大規模な空襲が繰り返され、日本の主要都市市街地はほぼ壊滅、 米軍による無差別攻撃は、原爆によってその頂点を迎えたわけであるが、
物語はこのような名古屋における空襲で、墜落したB−29から脱出した搭乗員を斬首刑にした罪で、 *** この映画では、岡田中将が戦犯として裁かれた横浜の軍法会議の様子を中心に展開する。 岡田中将は、すべての責任は司令官である自分にあるとし、 結局、裁判では有罪判決を受けるが、一貫として信念を貫き、 また、検事や判士(軍法会議の裁判官)にもその真摯な態度が伝わり、 *** ハッキリ言って、よくわからない映画でした。 自らの命を賭してアメリカ軍の無差別爆撃を非難し、 岡田資という人物を描くのにこの「映画」の表現方法がそれにふさわしいかは疑問です。 |
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ジャンパー ヘイデン・クリステンセン、サミュエル・L・ジャクソン、ダイアン・レイン、アナソフィア・ロブ、マックス・テアリオ。 *** デビッド・ライス(マックス・テアリオ、Thieriotとつづるが、テアリオと発音する)はいじめられっ子だった。 人々には死んだと思われるデビッドは、自分にテレポート能力があると知り、 練習してある程度自由に行き来できるようになると、 8年後、デビッド(ヘイデン・クリステンセン)は、テレポート能力を使って自由気ままに暮らしていた。 しかし、そんな彼を追う者がいた。 デビッドは、ローランドの襲撃を受け、わけもわからないまま逃走、故郷にミリーの姿を見に行く。 人知れず去ろうとしたデビッドだったが、幼馴染に見つかり、ミリー(レイチェル・ビルソン)と再会する。 デビッドはミリーを憧れのローマへ連れていく。 パラディンは、ジャンパーを抹殺するためには、家族、友人も見境なく殺すという。 デビットの行動に不信感を募らせるミリー、戦いにパートナーは要らないというグリフィン。 否が応でもジャンパーとグリフィンの戦いに巻き込まれたデビットは、どうするのか。 *** 88分と短い映画の割には、長い感じだった。 何せ飛んでいくから、とにかく展開が激しく、目まぐるしい。 テレポートは、自分だけが瞬間移動するのではなく、 したがって、本人のすぐ近くのものも一緒に移動するし、 もちろんあり得ないことではあるが、それなりに筋が通っている。 ヘイゼン・クリステンセンは、表情がとてもよく表現できていた。 グリフィンのジェイミー・ベルは、「キングコング」で向こう見ずのヤングマン、ジミー、 ヤング・デビッドのマックス・シオリットは「キャプテン・ウルフ」のプラマー家の子供の一人。 なお、銀座と渋谷が出てきます。 |
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ライラの冒険 黄金の羅針盤 フィリップ・プルマンの3部作「His Dark Materials」の第1章「The Golden Compass」(黄金の羅針盤) 主役のライラにダコタ・ブルー・リチャーズ、コールター夫人にニコール・キッドマン、 このほか、サム・エリオット(ゴースト・ライダーの墓守)、 *** われわれの住む世界と似ているが少し違うパラレル・ワールド。 オックスフォードの寄宿舎に住むおてんばな少女ライラ(ダコタ・ブルー・リチャーズ)。 叔父のアスリエル卿(ダニエル・クレイグ)は、他のパラレル・ワールドとこの世界をつなぐ 一方、学園に顔を利かせるコールター夫人(ニコール・キッドマン)は、 ライラは出発を前に学園長から、真理を読み解くアレシオメーター(またの名を黄金の羅針盤)を預かる。
そうこうするうち、ライラは、コールター夫人が子供の行方不明に絡むゴブラーのボスであると知り、 ライラはコールター夫人から逃げ、ジブシャンの一味に保護される。 北極へ向かう途中、鎧熊(よろいぐま)のイオレクを仲間に入れ、冒険を繰り返しながら、 そこでライラが見たものは、、、、 *** クライマックスシーンの直前でフィルムが切れるハプニング。 すぐに次の映写機に移って「抜け」は数秒〜10秒分程度で済んだと思われる。 *** このあと「神秘の短剣(The Subtle Knife)」、「琥珀の望遠鏡(The
Amber Spyglass)と続く、 続編として「The Subtle Knife」の制作が予定されていて、本編も続きがある終わり方をしている。 ただ、3部作の第1幕という感じで、どうしても世界観や登場人物の紹介的な展開は否めず、 また、登場人物が、性格的にいわゆる「嫌なやつ」が多く、 ビック・ネームがチョイ役で次々と出てくるが、そのあとに続かない(出番がない)ので、 *** 英語のタイトルは、「The Golden Compass」 日本では、映画の話題が出る前から「ライラの冒険」として知られていたようである。 |
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ペネロピ クリスティーナ・リッチ、ジェームズ・マカボイ、キャサリーン・オハラ、リース・ウィザースプーン。 *** 先祖が下女に手を出して妊娠させたが、一族の反対で名家の娘と結婚。 しかし、5代にわたって男の子しか生まれず、ついに生まれた子が、豚鼻と豚耳を持ったペネロピ。
「一族の愛によって呪いが解ける」という言い伝えを信じて、名家の子息と次々に見合いをさせるが、
かつて、赤ん坊だったペネロピの写真を撮ろうとして片目をつぶされた記者のレモン(ピーター・ディクレイジ)は、 マックス(ジェームズ・マカボイ)と直接顔を合わせず、徐々に打ち解けていくペネロピ。 ペネロピは、ついに家を抜け出して、一人で外界に立ち向かっていく。 しかし、心配する両親に見つかり、ついにその正体がばれる時が来た。 はたして、ペネロピはどうなってしまうのか。 *** 結構よくまとまってましたし、面白かった。 彼女はどうしても「アダムス・ファミリー」のウェンズデーの印象が強いですが、 ジェームズ・マカボイはどこかで見たと思ったんですが、「ナルニア物語第1章」の半身獣フォーンでした。 母親のキャサリーン・オハラは、「ホーム・アローン」「同2」のお母さん。 泣くような場面はなかったんですが、、、、と思いきや、隣の席の女性がすすり泣き。 |
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テラビシアにかける橋 アンナソフィア・ロブ、ジョシュ・ハッチャーソン、ロバート・パトリック、ズーイ・デシャネル。 *** 田舎町に住む10歳のジェシー・アーロン(ジョシュ・ハッチャーソン)走ることと絵が好き。 夏休み明け、都会からレスリーが転校してくる。 両親は作家で、ジェシーの隣に越してきていた。 いじめられっ子で友達もいないジェシーだったが、レスリーだけは違った。
ジェシーはレスリーに誘われるまま、森の中を冒険し、2人だけの魔法の国「テラビシア」を見つける。 ジェシーはレスリーと仲良く遊ぶうちにだんだんと明るくなっていく。 楽しい時間を過ごして帰宅したジェシーに、悲劇が告げられる。 レスリーを誘わなかったことの後悔の念にさいなまれるジェシー。 *** 同名の児童文学の映画化。いわゆるファンタジー映画ではありません。 ドラマチックな展開でも、サスペンスな展開でもありませんが、
もう子供には戻れませんが、子どもたちの心根に触れることのできる物語で、 アンナソフィア・ロブ(「チャーリーとチョコレート工場」のバイオレット)がいいし、 |
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スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、アラン・リックマン、ティモシー・スポール。 *** ビクトリア朝末期、一隻の船に乗ってスウィーニー・トッド(ジョニー・デップ)がロンドンに戻ってきた。 元フリート街の理髪師ベンジャミン・バーカーは美しい妻と赤ん坊の娘と暮らしていたが、
15年後、バーカーは脱獄してスウィーニー・トッドと名前を変え、愛しい妻と子のいるロンドンに戻ってきた。 そこでスウィーニー・トッドはラベットから妻がターピンに凌辱されて服毒、 船でトッドと一緒だった若い船乗りアンソニー(ジェイミー・キャンベル・バウアー)は、
トッドは、ターピンを殺すために理髪師として名を上げようとしてイタリア人理髪師ビレリに挑戦して勝つ。 ターピンはジョアナを自分のものにするため、結婚すると言い出し、 トッドは、ラベットと共謀してビレリで人肉パイを作ることにする。 人肉パイのラベットの店は繁盛するが、物乞いの女はラベットの悪事を嗅ぎつけ、
そんななか、トッドはアンソニーにジョアナを救出させ、それを餌にターピンをおびき出すことにした。 はたまた、トッドに想いを寄せるラベットが隠していたこととは一体何か。 ***
スプラッタ、というほどではないにしても、オープニングタイトルからしておどろおどろしいし、 時間的経過がよくわからない。 なお、血しぶきのせいか、R−15指定になっており、 |
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犬と私の10の約束
福田麻由子、田中麗奈、加瀬亮、豊川悦司、高島礼子、布施明、池脇千鶴。 |
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アメリカン・ギャングスター デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウの対決。 そのほか、キエテル・イジョホー、キューバ・グッディングJr、 *** 1968年のニューヨーク、ハーレム。
当時、押収した麻薬を薄めて横流しする悪徳警官がごろごろいる中、フランクは新しい方法を思いつく。 純度が高く安いフランクの麻薬、ブルー・マジックは闇の「ブランド」としての地位を築き、 一方、ニュージャージーのしがない刑事、リッチー・ロバーツ(ラッセル・クロウ)は、
また、家庭を顧みず、妻ローリー(カーラ・グギーノ)からは親権と離婚の訴訟を起こされてしまう。 そんなある日、上司のルー・トバックは、リッチーに新たに設立される麻薬捜査班のチーフになるよう要請する。 リッチーはブルー・マジックの捜査を進め、ついにフランク・ルーカスまでたどり着く。 やがて、フランクにも転機が訪れる。それはアメリカ軍のベトナムからの撤退だ。
リッチーは、フランクの一味の一角を崩し、こちらもフランク逮捕に向けて賭けをすることに。 *** 157分と長い割には、飽きずに見られた。 映画としては面白いのだが、それまでの緊迫した進行とは異なり、 *** 実在の麻薬王フランク・ルーカスと、これも実在の刑事リッチー・ロバーツの物語で、基本的な顛末は事実。
結局、フランクは逮捕されて服役し(1981年出所、1984年に再逮捕され1991年出獄)77歳の今も存命。 リッチー・ロバーツは警官を止め、検察官になり、その後弁護士になっている。 |
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ウォーター・ホース 伝説の生物「ウォーター・ホース」と、はからずもそれを飼うこととなった少年の物語。 アレックス・エテル、プリヤンカ・クシー。 *** スコットランド、とある湖畔の町。 男女の旅行者が、あの有名な「ネッシーの写真」(通称、外科医の写真)
を観て「偽物だ」とつぶやく。 1942年、第2次大戦まっただ中のスコットランド。 彼は姉クリスティ(プリヤンカ・クシー)と母アンナ(エミリー・ワトソン)と、 アンガスは、水を怖がる子供だった、溺れることを恐れ、もっぱら岸辺で貝殻を拾うような。 ところがそれは、奇妙な生き物の卵だった。 ちょうどそのころ、ハミルトン大佐(デビッド・モリシー)率いる部隊が あっという間に成長するクルーソー。 反対するアンガスだが、クルーソーの成長の早さに置いておけず、湖に放すことに。 しかし、クルーソーを見た軍隊は大砲で攻撃する。逃げまどい、怒り狂うクルーソー。 はたしてクルーソーの運命は、そしてアンガスとクルーソーの関係はどうなるのか。 *** ディック・キング=スミスの原作で、邦訳(「お風呂の中からモンスター」)も出ています。 「外科医の写真」としても知られる、あの「ネッシーの写真」は偽物だが、 |
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